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人吉神社
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「ま、いっか、それよっか、食べよ」と、友里絵。
シュークリームの皮が、半分に切られていて
生クリームホイップがデコレートしてある、それを
上の皮だけつまんで。
さくさく。
「んー、おいひー。」
由香は「手で食うなよ」
友里絵「足で食えるかよ」
真由美ちゃん、ころころ笑って「面白いです」
菜由「教育上よろしくないのぉ。」
真由美ちゃんは「あ、大丈夫ですよー。真似したりしませんから」
愛紗は、にこにこ。
ティラミスを、ちょこっとすくって。
パウダーの感触を楽しんで。
「ケーキも、パンも。中国とフランスって似てるね」
菜由は「そう?」
愛紗は「パンだと、クロワッサンは生地とバターでしょ?中国だと
生地とごま油でローピンになるし。
ラビオリ・・・は、イタリアか。中国の餃子みたいだし。」
友里絵「さーすが、高学歴芸人!」
由香「芸人じゃないって」
真由美ちゃん「はい。面白いですね。シルクロードを通って伝ったとか・・聞きますね。
スパゲティと中華麺とか」
友里絵「なーんか、あたしたちはさ・・・。」
由香「低学歴芸人」
菜由「一緒じゃん。学歴」
友里絵「そっか、低脳芸人」
由香「尚悪い」
ははは、と、みんな笑う。
真由美ちゃん「お菓子って美味しいですねー。しあわせ」
友里絵「いっぱい食べてね」
真由美ちゃんにこにこ。
由香「いっぱい食べて、太るのよ」
友里絵「そんなこと言ってないって」
みんな、笑顔。ははは、と、笑う。
たっぷり食べて、笑って。
お勘定は友里絵が払った。
「おーカネモチ」と、由香。
「まあ、かわいい子にはね」と、友里絵。
菜由「可愛くなくなると払うのよ」
友里絵「そんなこと言ってないってばさ」
喫茶店のお姉さんも楽しそう。「またいらしてくださいね」
友里絵は「はーい」と、にこにこ。
愛紗は、胸のつかえが取れたような感じ。
制服を着てみたいから、車掌になった。
そんな理由でもいいし。
かわいい子に食べさせたいから、払う。
その為に仕事する。
そんな理由でいいんだな、なんて。
愛紗自身には、可愛がる対象がないから
別に、無理に仕事する理由を見つける事は、ないんだ。
そんな風に思った。
駅前のからくり時計のところまで、出てきて。
「さて、宿のほうへ行くかな」と、友里絵。
真由美ちゃんは「わたしは、おばあちゃんに会って行きます」
菜由は「ごめんね、つき合わせちゃって。」
真由美ちゃんは「いえ、わたし、お話したかったし。楽しいもの」
5人は、それで・・・一緒に駅前の通りをまっすぐ。
行くと、右側に神社があって。
「人吉神社です」と、真由美ちゃん。
「こけこっこー、さんが、かわいいんですよ」と。
境内の方へ回ってみると・・・・。
鶏が6羽ほど、離されていて。
こっこっこ、こけこっこ・・・。
友里絵も、静かに近づいて「とーとーとー・・・。」
と、しゃがんで。
雄鶏、一羽、
雌鳥、数羽。
「たまーに、ひよこちゃんが居て。かわいいですよ」と、真由美ちゃんは
にわとりのそばにしゃがんで。
にこにこ。
細かい玉砂利の間を、鶏たちはつついている。
愛紗も、しゃがんで見ている。
石で出来た太鼓橋の下に、小川。
ホテイアオイがいっぱい自生している。
菜由は「こんな街の中なのにね」鶏が話し飼いになっているのは
のどかでいいな、と思う。
真由美ちゃんは「農家の方では、だいたい小屋ですね。」
かえって、街中の方が動物が少ないので安全なのだそう。
「でも、コケこっこー、って、朝にぎやかでしょう」と、菜由。
真由美ちゃんは「もっと早起きですから」と、にこにこ。
なるほど、と、愛紗も納得。
「でもさ、アレって伸び上がって鳴くから、鳥小屋にダンボール入れて
伸びられなくすると鳴かないって」と、友里絵。
由香「かわいそうなことすんなよ!」と、チョップ。
友里絵「あたしはかわいそーじゃないのか」
由香「鳥じゃないじゃん」
友里絵「トリだよ」
友里絵「月給トリ」
由香「ほうほう」
友里絵「ふとったトリはスモートリ。来て欲しくないシャッキントリ。
えらいニンジャはハットリはんぞー。素っ裸なら、すトリっぷ。」
由香「下品なネタは止めろって!乙女が居るんだから」と、チョップ。
友里絵「めんごめんご」
菜由「真由美ちゃん、アホが伝染るから帰った方がいいかも」
真由美ちゃんはにこにこ「大丈夫ですよー。」
ニワトリちゃんも、こけこけ・・・と、眺めているようだ(^^)。
シュークリームの皮が、半分に切られていて
生クリームホイップがデコレートしてある、それを
上の皮だけつまんで。
さくさく。
「んー、おいひー。」
由香は「手で食うなよ」
友里絵「足で食えるかよ」
真由美ちゃん、ころころ笑って「面白いです」
菜由「教育上よろしくないのぉ。」
真由美ちゃんは「あ、大丈夫ですよー。真似したりしませんから」
愛紗は、にこにこ。
ティラミスを、ちょこっとすくって。
パウダーの感触を楽しんで。
「ケーキも、パンも。中国とフランスって似てるね」
菜由は「そう?」
愛紗は「パンだと、クロワッサンは生地とバターでしょ?中国だと
生地とごま油でローピンになるし。
ラビオリ・・・は、イタリアか。中国の餃子みたいだし。」
友里絵「さーすが、高学歴芸人!」
由香「芸人じゃないって」
真由美ちゃん「はい。面白いですね。シルクロードを通って伝ったとか・・聞きますね。
スパゲティと中華麺とか」
友里絵「なーんか、あたしたちはさ・・・。」
由香「低学歴芸人」
菜由「一緒じゃん。学歴」
友里絵「そっか、低脳芸人」
由香「尚悪い」
ははは、と、みんな笑う。
真由美ちゃん「お菓子って美味しいですねー。しあわせ」
友里絵「いっぱい食べてね」
真由美ちゃんにこにこ。
由香「いっぱい食べて、太るのよ」
友里絵「そんなこと言ってないって」
みんな、笑顔。ははは、と、笑う。
たっぷり食べて、笑って。
お勘定は友里絵が払った。
「おーカネモチ」と、由香。
「まあ、かわいい子にはね」と、友里絵。
菜由「可愛くなくなると払うのよ」
友里絵「そんなこと言ってないってばさ」
喫茶店のお姉さんも楽しそう。「またいらしてくださいね」
友里絵は「はーい」と、にこにこ。
愛紗は、胸のつかえが取れたような感じ。
制服を着てみたいから、車掌になった。
そんな理由でもいいし。
かわいい子に食べさせたいから、払う。
その為に仕事する。
そんな理由でいいんだな、なんて。
愛紗自身には、可愛がる対象がないから
別に、無理に仕事する理由を見つける事は、ないんだ。
そんな風に思った。
駅前のからくり時計のところまで、出てきて。
「さて、宿のほうへ行くかな」と、友里絵。
真由美ちゃんは「わたしは、おばあちゃんに会って行きます」
菜由は「ごめんね、つき合わせちゃって。」
真由美ちゃんは「いえ、わたし、お話したかったし。楽しいもの」
5人は、それで・・・一緒に駅前の通りをまっすぐ。
行くと、右側に神社があって。
「人吉神社です」と、真由美ちゃん。
「こけこっこー、さんが、かわいいんですよ」と。
境内の方へ回ってみると・・・・。
鶏が6羽ほど、離されていて。
こっこっこ、こけこっこ・・・。
友里絵も、静かに近づいて「とーとーとー・・・。」
と、しゃがんで。
雄鶏、一羽、
雌鳥、数羽。
「たまーに、ひよこちゃんが居て。かわいいですよ」と、真由美ちゃんは
にわとりのそばにしゃがんで。
にこにこ。
細かい玉砂利の間を、鶏たちはつついている。
愛紗も、しゃがんで見ている。
石で出来た太鼓橋の下に、小川。
ホテイアオイがいっぱい自生している。
菜由は「こんな街の中なのにね」鶏が話し飼いになっているのは
のどかでいいな、と思う。
真由美ちゃんは「農家の方では、だいたい小屋ですね。」
かえって、街中の方が動物が少ないので安全なのだそう。
「でも、コケこっこー、って、朝にぎやかでしょう」と、菜由。
真由美ちゃんは「もっと早起きですから」と、にこにこ。
なるほど、と、愛紗も納得。
「でもさ、アレって伸び上がって鳴くから、鳥小屋にダンボール入れて
伸びられなくすると鳴かないって」と、友里絵。
由香「かわいそうなことすんなよ!」と、チョップ。
友里絵「あたしはかわいそーじゃないのか」
由香「鳥じゃないじゃん」
友里絵「トリだよ」
友里絵「月給トリ」
由香「ほうほう」
友里絵「ふとったトリはスモートリ。来て欲しくないシャッキントリ。
えらいニンジャはハットリはんぞー。素っ裸なら、すトリっぷ。」
由香「下品なネタは止めろって!乙女が居るんだから」と、チョップ。
友里絵「めんごめんご」
菜由「真由美ちゃん、アホが伝染るから帰った方がいいかも」
真由美ちゃんはにこにこ「大丈夫ですよー。」
ニワトリちゃんも、こけこけ・・・と、眺めているようだ(^^)。
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