タビスルムスメ

深町珠

文字の大きさ
上 下
159 / 361

さにーさいど

しおりを挟む
「どしたの?」と、菜由が来て。

愛紗は「ううん、なんでもない。ごはんたべよ!」と。にこにこ。

菜由は、なーんとなく不自然な愛紗が気になったけど。
まあ、いいか。と(^^)。


友里絵と由香も、一緒に。ごはん。

今朝は、テーブルに目玉焼き、と言うか
ベーコンの上に生卵が乗っていて・・・ちいさなフライパン。
キャンプ用みたいな固形燃料で燃えている。

ボーイさんは「お好みの焼き加減でお召し上がり下さい。」


友里絵は「面白いね。」

由香は「半熟とか、しっかり焼くとか。」


焼き物用に、金属の菜箸が置いてあり・・・
友里絵はそれで、フライパンを叩く。

♪~ちーん~♪

いい音(^^)。


友里絵は手を合わせて。拝む。


由香が笑って「ばか」


友里絵「お手々のしわとしわをあわせて、しあわせ」


由香「まだやっとる」


友里絵「なーむ~♪」


愛紗「TVでCM流れてたね」

菜由「田舎だなぁ」


由香「大分駅の前の商店街にあったね、お店」


友里絵「しあわせ少女、ゆりえちゃん」


由香「一生やっとれ」


菜由「ははは。おもしろい子」


今朝も、バイキングで食べられる。
高菜ごはんもいいかなー、なんて愛紗は思う。

その他、お粥もあったりする。


「お粥って、お米から炊くとおいしーんだよ」と、友里絵。


由香「そうなんだ。友里絵、料理得意だもんね」
今朝は、トースト。

菜由「そういう感じだね。」
しっかり、ごはん。

友里絵「意外じゃない?」
ロールぱん。「指宿おくらパン」「紫芋パン」 よく食べる。

菜由「なんとなく」


お味噌汁は、今朝は白。
大根と若布。

漬物数種。つぼ漬け。

「甘くていいね」と、友里絵。


「鹿児島特産」と、菜由。


「そーなんだ」と、友里絵。




サラダバー。面白いのはこんにゃくがあったりする。

友里絵は「いっぱい食べなきゃ。」


由香「そだな。」

友里絵「よく出るように」

由香「きたねーなぁ、まったく。まあ、誰もいないからいいけど・・・。」


菜由「ははは」


愛紗も、いっぱい食べようかな、と・・・。



ドリンクバー。
地場の牛乳、オレンジジュース。
ふつうの水。これが、おいしい。

トマトジュース。野菜ジュース。

コーヒー。冷たいの、温かいの。
エスプレッソ、カフェ・ラ・テ。

「ラテってなんだろね」友里絵は、ミルクを硝子のコップにつぎながら。

「さあ」と、由香。

「テラならこっちだけど」と、友里絵は掌を合わせて(笑)

「癖になったか」と、由香。

「なーむー♪」友里絵。


「牛乳飲みすぎるなよ」と、由香。

「あーい。出るもんね、すぐ」と、友里絵。



「きたねーなぁ、ほんと、アホ!」と、由香が張り扇、は、なかったので平手(^^)


「あ、クロワッサンもあるー。焼いてたーべよ」と、友里絵。


「パン好きね、友里絵ちゃん」と、愛紗。

友里絵は「うん。なんかね。サンドイッチよく作ってあげたっけ。タマちゃんに。」


由香「そうそう。店でね。あのコンビニってFFもやってるから。キッチンがあるの。」

菜由「いいなぁ、そういうの」


食べてもらえるのが嬉しい。そういう感覚は・・・・なんとなくわかるな、と
愛紗は思う。



「食べきれるだけもってけよ」と、由香。


「あーい。ママ」と、友里絵。にこにこ。


「友里絵ちゃんのお母さんって、お世話好き?」と、菜由。


友里絵は「ううん、ほったらかしタイプ。おばあちゃんかな。可愛がってくれて」


菜由「そっか」と、にこにこ。



いいなあ、そういうおばあちゃん。って
愛紗は思った。




ご飯食べて。

「あーいっぱい食べた!」と、友里絵。

「太るな」と、由香。


「タマちゃんがね、「女の子はいいんだよ、太ってたって。元気な方が」って」と、友里絵。


由香は「それでか」笑う。「あんた、元気だけはあるもんね」



友里絵はにこにこ「うん!」



菜由は「いいねぇ、いつも元気で」


愛紗は「ほんと」



由香「バカでも元気が一番」


友里絵「ははは」


「笑ってていいのかいな」と、由香。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

イラスト部(仮)の雨宮さんはペンが持てない!~スキンシップ多めの美少女幽霊と部活を立ち上げる話~

川上とむ
青春
内川護は高校の空き教室で、元気な幽霊の少女と出会う。 その幽霊少女は雨宮と名乗り、自分の代わりにイラスト部を復活させてほしいと頼み込んでくる。 彼女の押しに負けた護は部員の勧誘をはじめるが、入部してくるのは霊感持ちのクラス委員長や、ゆるふわな先輩といった一風変わった女生徒たち。 その一方で、雨宮はことあるごとに護と行動をともにするようになり、二人の距離は自然と近づいていく。 ――スキンシップ過多の幽霊さんとスクールライフ、ここに開幕!

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

不器用に着飾って

雨宮 苺香
青春
シーンごと、視点ごとに1話分を構成した読みやすさに特化した短編作品。 すれ違う感情は熱で溶かして、言えない感情も混ぜて、固めれば、ほら。 やっと形になる2人の恋愛。それはまるでチョコレート🤎 バレンタインに合わせて制作する甘い恋愛作品をぜひお楽しみください! この作品は雨宮苺香から読んでくれるあなたへの本命チョコです🥰

天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生

西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。 彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。 精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。 晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。 死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。 「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」 晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。

坊主頭の絆:学校を変えた一歩【シリーズ】

S.H.L
青春
高校生のあかりとユイは、学校を襲う謎の病に立ち向かうため、伝説に基づく古い儀式に従い、坊主頭になる決断をします。この一見小さな行動は、学校全体に大きな影響を与え、生徒や教職員の間で新しい絆と理解を生み出します。 物語は、あかりとユイが学校の秘密を解き明かし、新しい伝統を築く過程を追いながら、彼女たちの内面の成長と変革の旅を描きます。彼女たちの行動は、生徒たちにインスピレーションを与え、更には教師にも影響を及ぼし、伝統的な教育コミュニティに新たな風を吹き込みます。

【一話完結】3分で読める背筋の凍る怖い話

冬一こもる
ホラー
本当に怖いのはありそうな恐怖。日常に潜むあり得る恐怖。 読者の日常に不安の種を植え付けます。 きっといつか不安の花は開く。

処理中です...