11 / 20
michelle
しおりを挟む
「あの・・・ルグランさん?」
ルグランは「はい?」
ミシェルは、聞いていいのかな、と思いながら「マリエルさんをお世話しているんですか?」
ルグランはにっこり「いや、あれはね・・・ここの店のバイトと、音楽学校への入学を
薦めただけさ。少し前にね。
僕が、仕事が空いた時に。
アルバイトをしていて。そこで、マリエルがバイト仲間だったんだ。それで。」
ミシェルは、なんとなく安堵した。「そうですか。」
ルグランはにこにこ「僕が、あしながおじさんだと思った?」
ミシェルは「いえ・・・。あ、そうかもしれません。」
セシルに近づけていい人か、どうかを気にしていたのも少しある(笑)。
ルグランは「マリエルが困っているようだったから、助けてあげたくて。」
その他、ちょっとした・・・マリエルに対する親しい感情の事は
ミシェルには話せなかった。
言葉にするのは難しかったから。
それと似た気持を、セシルにも感じている、なんて事も言えない。
若いミシェルが、それを理解できるとも思えないから。
マリエルが、アルミニウムのお盆に
お水と、レモン・ジュース、オレンジ・ジュースを持ってきて。
「どうぞ」。と、にこやかに。
「ありがとう」と、ルグランは、そのレモン水を受け取った。
「ありがとうございます」と、ミシェル。
「ミシェルくん、中学生?」と、マリエル。
ミシェルは「はい。」
マリエルはにっこり「いいわね、元気で。」
ミシェルもにっこり。
すこし、俯き加減になると、マリエルの髪が
頬のあたりで揺れて、かわいらしい。
斜めにあたる光が、すこし、大人っぽく見えたりもして。
ミシェルは、なんとなく魅力を感じた。
マリエルが、お盆を持ってキッチンの方へいったので
ミシェルは「ルグランさんって、モテるんですね」
ルグランは「そう?そうかなー。モテるって、ビートルズみたいなのを
言うんじゃない?」
ミシェルは「そう、なのかな」と、笑顔になって。「でも、セシルもマリエルさんも
ルグランさんを快く思ってます」
ルグランは「そう?キミだってそうだよ。ただ、私は、あの子たちのお父さんか
おじいさんくらいだから。見守ってあげたいと思うだけさ。」
ミシェルは、なんとなくわからない。「それで、世話をするの?」と、口調が砕けた。
ルグランは「はい。助け合うのさ。人は。それで親しくなれるし。いいものだよ。」
ミシェルには、ちょっと実感がないけれど・・・・。
ルグランは「キミだって、セシルちゃんの為に走り回っている。
それと似た気持だよ。たぶん。」
ミシェルは「そうかもしれないですね。」
そういわれると、なーんとなく・・・そうかもしれないと思えた。
「マリエルさんと、セシルと、どっちがかわいいですか?」と、ミシェル。
ルグランは笑って「ふたりともかわいいよ。とってもいい子だ。」
ミシェルは「どっちかを選ぶなら、どうします?」
ルグランは「ははは。どっちも選ぶことはないよ。若い男の子の
お嫁さん探しじゃないものね。」と。ミシェルのことも可愛いとも思った。
そして
「セシルちゃんも、なんとなく・・・・かわいい仕草をしてみたいだけ。なんだよ。
可愛がられたいんだね。クラスメートに可愛がられるってヘンでしょう。
それだけだよ。」
ミシェルは「そうかなぁ・・・・。」なんとなく、不思議。
ルグランは「キミだって、かわいい人がいれば。
その人を助けてあげたいって思うよ、きっと。」
ミシェルは「可愛くなかったら?」
ルグランは「助けないかもね」と、笑った。
ミシェルも笑って「不公平だー。」
「まあ、大抵の子は可愛いけどね。見た目がどうの、と言うんじゃなくて。
ありのままなら、大抵可愛いもの」と、ルグランは笑顔で。
「私も、かわいい子がにこにこしてくれれば嬉しいし。
セシルちゃんや、マリエルだって、にこにこしたいんだ。それでいいんじゃないかな。
なーんて思うけど」と、ルグラン。
「そうそう、ミシェルくんともお友達になれたし。そうやって友達が増えていく方が
楽しいよ、きっと。」
ミシェルは「あ!」
ルグランは「どうかした?」
「モペッドを返さないと」と、ミシェル。
「ああ、そうか、引きとめてごめんね」と、ルグラン。
ミシェルは「いえ、僕がのんびりしてたからです。ありがとうございます。」と。
席を立つ。
マリエルが、キッチンの方から「あら、お帰りになるの?」
その、穏やかな微笑みを見ていると、ミシェルは
ずっとここに居たくなるけれど。
「ごちそうさまでした。また、来ます」と言って。
深く礼をした。
そして、開いているカフェの入り口から、駆け出して。
ルグランは、にこにこ「優しい子だね、あの子も。」
誰もいなくなったカフェ。
ルグランはマリエルとの、2人きりの時間を思い出していた。
ほんの少し前の事なのだけれど。
ルグランが、仕事が切れた時に
知り合いに頼まれて、あるお店を手伝っていた。
早朝のカフェ。
あまり人の来ない店だった。
そこで、アルバイト仲間としてマリエルと知り合ったのだった。
少しづつ、親しくなって。
音楽が共通の話題だったこともあって。
それで・・・ちょっとだけ、友達と言う感じになった。
少し、友達よりも親密だったのかもしれない。
年齢が親子ほども離れているので
恋愛、と言う形にもならない。けれども
ふとした事で、マリエルと触れ合う事があり・・・。
その時、ルグランは少年の心に戻ってしまった。
そんな事もあった。
しかしルグランは、自制した。
優しいおじさんであろうとした。
しかし、そのマリエルを抱きとめた、その感触や
温もり、香りは
ルグランの記憶に残っている。
越えてはならないline。
そんなものを意識させた・・・・・・。
今のマリエルにそんな気持があるのかは
解らない。
おそらく、一過性の熱病のようなものだろうと思う。
ーーーーそれで、この店には近づく事も無かったが。
偶然、図書館でセシルに出会い
マリエルのことを連想した。
偶然が重なり、ミシェルと
この店のオーナー、ヴィッキーの車のそばで出会った。
運命のいたずら、なのだろうか。
そう、ルグランは微笑む。
美しい思い出だった。
ただ、マリエルも現実に、そこにいるのだが・・・・・・。
それは、あの時の彼女ではない。
マリエルも、なんとなく分かっているのか
その頃の思い出に接しようとはしない。
少女だった自身の、幼さ。
それを気恥ずかしく思っているのかもしれない。
殊更、ルグランに会おうともしないし
こうしてカフェに来ても、あまり、そばに来ようとはしない。
・・・・美しい記憶。
その中のマリエルは、ずっと変わらずに輝き続ける。
・・・・それはそれで、いい事なのかもしれない・・・・。と、ルグランは思う。
窓の外を、シトローエン・アミ8が、ぱたぱた・・・と走り去った。
「セシルちゃんとのことも、そうして思い出になるのかな。」
などと、ルグランは思う。
そうして、すこしづつ・・・・年を重ねていくのだろう。
人生は、ステキだな。
そんなふうに思う、きょうのルグランだった。
ミシェルは、カフェを出て。
図書館のおじさんに借りた、モペッドを返す為に
カフェの前に止めてあったモペッドの、ハンドル・ロックを外して。
後輪のクラッチをつないだ。
それから、左手のブレーキの下にある、デコンプ・レバーを引いて。
自転車のように走り出す。
勢いがついたところで、レバーを離す。
ぱらぱらぱら・・・と、エンジンが掛かる。楽しい。
右手のアクセルを回す。
風が駆け抜けていく。
アーチになっている橋を渡り、図書館の駐輪場へ。
元あったところに、モペッドを止めた。
「おじさん、ありがとう」と、守衛のおじさんに鍵を返した。
「やあ、ミシェル。上手くなったね。免許取れるね。」と、おじさんはにこにこ。
ワッフルを食べている。
「あ!忘れた。おじさん、ごめん。ワッフル買ってくるんだった。」と、ミシェル。
守衛さんは「いいよいいよ。」と、にこにこ。
何度も礼を行って、ミシェルは、今度はあの・・・花屋さんに行く。
「ルグランさんに会えたから」と、言ってこなくてはと思った。
駆け出して、歩道を走る。
「モペッド・・・いいなぁ」と、頬に当たる風を思い出しながら。
ルグランは「はい?」
ミシェルは、聞いていいのかな、と思いながら「マリエルさんをお世話しているんですか?」
ルグランはにっこり「いや、あれはね・・・ここの店のバイトと、音楽学校への入学を
薦めただけさ。少し前にね。
僕が、仕事が空いた時に。
アルバイトをしていて。そこで、マリエルがバイト仲間だったんだ。それで。」
ミシェルは、なんとなく安堵した。「そうですか。」
ルグランはにこにこ「僕が、あしながおじさんだと思った?」
ミシェルは「いえ・・・。あ、そうかもしれません。」
セシルに近づけていい人か、どうかを気にしていたのも少しある(笑)。
ルグランは「マリエルが困っているようだったから、助けてあげたくて。」
その他、ちょっとした・・・マリエルに対する親しい感情の事は
ミシェルには話せなかった。
言葉にするのは難しかったから。
それと似た気持を、セシルにも感じている、なんて事も言えない。
若いミシェルが、それを理解できるとも思えないから。
マリエルが、アルミニウムのお盆に
お水と、レモン・ジュース、オレンジ・ジュースを持ってきて。
「どうぞ」。と、にこやかに。
「ありがとう」と、ルグランは、そのレモン水を受け取った。
「ありがとうございます」と、ミシェル。
「ミシェルくん、中学生?」と、マリエル。
ミシェルは「はい。」
マリエルはにっこり「いいわね、元気で。」
ミシェルもにっこり。
すこし、俯き加減になると、マリエルの髪が
頬のあたりで揺れて、かわいらしい。
斜めにあたる光が、すこし、大人っぽく見えたりもして。
ミシェルは、なんとなく魅力を感じた。
マリエルが、お盆を持ってキッチンの方へいったので
ミシェルは「ルグランさんって、モテるんですね」
ルグランは「そう?そうかなー。モテるって、ビートルズみたいなのを
言うんじゃない?」
ミシェルは「そう、なのかな」と、笑顔になって。「でも、セシルもマリエルさんも
ルグランさんを快く思ってます」
ルグランは「そう?キミだってそうだよ。ただ、私は、あの子たちのお父さんか
おじいさんくらいだから。見守ってあげたいと思うだけさ。」
ミシェルは、なんとなくわからない。「それで、世話をするの?」と、口調が砕けた。
ルグランは「はい。助け合うのさ。人は。それで親しくなれるし。いいものだよ。」
ミシェルには、ちょっと実感がないけれど・・・・。
ルグランは「キミだって、セシルちゃんの為に走り回っている。
それと似た気持だよ。たぶん。」
ミシェルは「そうかもしれないですね。」
そういわれると、なーんとなく・・・そうかもしれないと思えた。
「マリエルさんと、セシルと、どっちがかわいいですか?」と、ミシェル。
ルグランは笑って「ふたりともかわいいよ。とってもいい子だ。」
ミシェルは「どっちかを選ぶなら、どうします?」
ルグランは「ははは。どっちも選ぶことはないよ。若い男の子の
お嫁さん探しじゃないものね。」と。ミシェルのことも可愛いとも思った。
そして
「セシルちゃんも、なんとなく・・・・かわいい仕草をしてみたいだけ。なんだよ。
可愛がられたいんだね。クラスメートに可愛がられるってヘンでしょう。
それだけだよ。」
ミシェルは「そうかなぁ・・・・。」なんとなく、不思議。
ルグランは「キミだって、かわいい人がいれば。
その人を助けてあげたいって思うよ、きっと。」
ミシェルは「可愛くなかったら?」
ルグランは「助けないかもね」と、笑った。
ミシェルも笑って「不公平だー。」
「まあ、大抵の子は可愛いけどね。見た目がどうの、と言うんじゃなくて。
ありのままなら、大抵可愛いもの」と、ルグランは笑顔で。
「私も、かわいい子がにこにこしてくれれば嬉しいし。
セシルちゃんや、マリエルだって、にこにこしたいんだ。それでいいんじゃないかな。
なーんて思うけど」と、ルグラン。
「そうそう、ミシェルくんともお友達になれたし。そうやって友達が増えていく方が
楽しいよ、きっと。」
ミシェルは「あ!」
ルグランは「どうかした?」
「モペッドを返さないと」と、ミシェル。
「ああ、そうか、引きとめてごめんね」と、ルグラン。
ミシェルは「いえ、僕がのんびりしてたからです。ありがとうございます。」と。
席を立つ。
マリエルが、キッチンの方から「あら、お帰りになるの?」
その、穏やかな微笑みを見ていると、ミシェルは
ずっとここに居たくなるけれど。
「ごちそうさまでした。また、来ます」と言って。
深く礼をした。
そして、開いているカフェの入り口から、駆け出して。
ルグランは、にこにこ「優しい子だね、あの子も。」
誰もいなくなったカフェ。
ルグランはマリエルとの、2人きりの時間を思い出していた。
ほんの少し前の事なのだけれど。
ルグランが、仕事が切れた時に
知り合いに頼まれて、あるお店を手伝っていた。
早朝のカフェ。
あまり人の来ない店だった。
そこで、アルバイト仲間としてマリエルと知り合ったのだった。
少しづつ、親しくなって。
音楽が共通の話題だったこともあって。
それで・・・ちょっとだけ、友達と言う感じになった。
少し、友達よりも親密だったのかもしれない。
年齢が親子ほども離れているので
恋愛、と言う形にもならない。けれども
ふとした事で、マリエルと触れ合う事があり・・・。
その時、ルグランは少年の心に戻ってしまった。
そんな事もあった。
しかしルグランは、自制した。
優しいおじさんであろうとした。
しかし、そのマリエルを抱きとめた、その感触や
温もり、香りは
ルグランの記憶に残っている。
越えてはならないline。
そんなものを意識させた・・・・・・。
今のマリエルにそんな気持があるのかは
解らない。
おそらく、一過性の熱病のようなものだろうと思う。
ーーーーそれで、この店には近づく事も無かったが。
偶然、図書館でセシルに出会い
マリエルのことを連想した。
偶然が重なり、ミシェルと
この店のオーナー、ヴィッキーの車のそばで出会った。
運命のいたずら、なのだろうか。
そう、ルグランは微笑む。
美しい思い出だった。
ただ、マリエルも現実に、そこにいるのだが・・・・・・。
それは、あの時の彼女ではない。
マリエルも、なんとなく分かっているのか
その頃の思い出に接しようとはしない。
少女だった自身の、幼さ。
それを気恥ずかしく思っているのかもしれない。
殊更、ルグランに会おうともしないし
こうしてカフェに来ても、あまり、そばに来ようとはしない。
・・・・美しい記憶。
その中のマリエルは、ずっと変わらずに輝き続ける。
・・・・それはそれで、いい事なのかもしれない・・・・。と、ルグランは思う。
窓の外を、シトローエン・アミ8が、ぱたぱた・・・と走り去った。
「セシルちゃんとのことも、そうして思い出になるのかな。」
などと、ルグランは思う。
そうして、すこしづつ・・・・年を重ねていくのだろう。
人生は、ステキだな。
そんなふうに思う、きょうのルグランだった。
ミシェルは、カフェを出て。
図書館のおじさんに借りた、モペッドを返す為に
カフェの前に止めてあったモペッドの、ハンドル・ロックを外して。
後輪のクラッチをつないだ。
それから、左手のブレーキの下にある、デコンプ・レバーを引いて。
自転車のように走り出す。
勢いがついたところで、レバーを離す。
ぱらぱらぱら・・・と、エンジンが掛かる。楽しい。
右手のアクセルを回す。
風が駆け抜けていく。
アーチになっている橋を渡り、図書館の駐輪場へ。
元あったところに、モペッドを止めた。
「おじさん、ありがとう」と、守衛のおじさんに鍵を返した。
「やあ、ミシェル。上手くなったね。免許取れるね。」と、おじさんはにこにこ。
ワッフルを食べている。
「あ!忘れた。おじさん、ごめん。ワッフル買ってくるんだった。」と、ミシェル。
守衛さんは「いいよいいよ。」と、にこにこ。
何度も礼を行って、ミシェルは、今度はあの・・・花屋さんに行く。
「ルグランさんに会えたから」と、言ってこなくてはと思った。
駆け出して、歩道を走る。
「モペッド・・・いいなぁ」と、頬に当たる風を思い出しながら。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説

戦車で行く、異世界奇譚
焼飯学生
ファンタジー
戦車の整備員、永山大翔は不慮の事故で命を落とした。目が覚めると彼の前に、とある世界を管理している女神が居た。女神は大翔に、世界の安定のために動いてくれるのであれば、特典付きで異世界転生させると提案し、そこで大翔は憧れだった10式戦車を転生特典で貰うことにした。
少し神の手が加わった10式戦車を手に入れた大翔は、神からの依頼を行いつつ、第二の人生を謳歌することした。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
素材採取家の異世界旅行記
木乃子増緒
ファンタジー
28歳会社員、ある日突然死にました。謎の青年にとある惑星へと転生させられ、溢れんばかりの能力を便利に使って地味に旅をするお話です。主人公最強だけど最強だと気づいていない。
可愛い女子がやたら出てくるお話ではありません。ハーレムしません。恋愛要素一切ありません。
個性的な仲間と共に素材採取をしながら旅を続ける青年の異世界暮らし。たまーに戦っています。
このお話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
裏話やネタバレはついったーにて。たまにぼやいております。
この度アルファポリスより書籍化致しました。
書籍化部分はレンタルしております。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
クズ聖王家から逃れて、自由に生きるぞ!
梨香
ファンタジー
貧しい修道女見習いのサーシャは、実は聖王(クズ)の王女だったみたい。私は、何故かサーシャの中で眠っていたんだけど、クズの兄王子に犯されそうになったサーシャは半分凍った湖に転落して、天に登っちゃった。
凍える湖で覚醒した私は、そこでこの世界の|女神様《クレマンティア》に頼み事をされる。
つまり、サーシャ《聖女》の子孫を残して欲しいそうだ。冗談じゃないよ! 腹が立つけど、このままでは隣国の色欲王に嫁がされてしまう。こうなったら、何かチートな能力を貰って、クズ聖王家から逃れて、自由に生きよう! 子どもは……後々考えたら良いよね?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる