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ともとも
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友里絵は「ともちゃん、いくつ?」
とも「19です」
友里絵「あー、みんな一緒なんだ。いいな。」
菜由「CAだもんね、やっぱ」
由香「・・・・。」
菜由「何がいいたい」
由香「別に」と、そっぽむいて、にっこり。
さかまゆちゃんは「ハイ。だいたい・・・車掌になって、CAは卒業しますから」
愛紗「ああ、恵さんみたいに」
とも「荻さんですか?」
菜由「そう。まゆまゆちゃんと一緒だった」
さかまゆちゃん「恵さん、凛々しいですね。運転士になるんでしょうね」と、にこにこ。
列車は、ゆっくり、ゆっくり・・・・長閑な田んぼ道に沿った駅に、停まる。
さっきのお馬さんと騎馬兵も一緒に。
駅の北側は、広場。
友里絵「お馬さん、見て来よ」と。
ホームは駅舎側、お馬さんのいる広場の反対なので・・・。
降りても、お馬さんの方に行くには
線路を渡らないと。
でも・・・踏み切りが、ない。
とも「お馬さんでしたら、草千里に行けば乗れますね」と、にこにこ。
友里絵「ホント!いこいこ!」
由香「遠いんだっけ」
さかまゆちゃん「バスで30分くらいですね」
愛紗「それだと、由布院に着くのが夜になっちゃうから・・・明日、来よう?」
友里絵「そだね」と、物分りがいい。
さかまゆちゃん「由布院にお泊まりですか、今日?」
菜由「ハイ」
さかまゆちゃん「いいですねー。リゾート。温泉地だし。そうそう、お馬さん、いますね。
馬車も走ってるし」
友里絵「ホント!じゃ、行ってみよー!」
由香「ハハハ。すぐ気が変わる」
列車は、ゆっくり、ゆっくり・・・。
阿蘇駅に停まる。
20分停車。
「降りてみよ」と、菜由が言う前に・・・
友里絵は降りて、駆け出して。
お馬さんのとこへ行こうと思ったら・・・・道が離れてて。
お馬さんは、ぱかぱか。
どこかへ。
「シェーン、カムバーック!」と、友里絵。
由香「おお、高学歴芸人!」と、囃す。
友里絵、振り返ってにんまり、歯を出して笑う「いちおー、専門卒ダヨン、ヘヘ」
菜由「ナハハ」
ホームは、ふつうの駅。
島式のホームが2つ、駅舎の前に1つ。
もうひとつ、駅舎の反対側にあるけれど
昔の貨物ホームみたいな感じで、使われていない感じ。
草が生えている。
友里絵は、とことこ・・・。ホームに下りて。
駅に向かう。
くろちゃんの小屋がある「ああ、わんこのクロちゃん」
と、友里絵。
結構大きい。
友里絵「いないねー。」と、中を見てみて。「入れるよ」
友里絵は小さいから、入れる。
由香は「帰ってきたら怒るぞ、クロちゃん」
菜由「噛み付かれたりして」
友里絵「わんこはお友達」と、にこにこ。
愛紗は「友里絵ちゃんは誰とでもお友達になれるね」
改札の外は、ごく普通の温泉駅だけど・・・
駅舎の隣に、綺麗なレストランがある。
友里絵は「なんか、豪華ー」
菜由は「なになに・・・ああ、「ななつ星」のお店か」
友里絵「食べられるのかな」
由香「列車に乗らないとダメじゃない?}
友里絵「そっか、じゃ、乗ろうよ」
愛紗「人気あるし・・・抽選で当たらないと乗れないって。」
友里絵「くじ運はいいぞー」
由香「でも30万だってよ、たしか。」
友里絵「ひえー・・・まあ、そのくらいあるけど」
バスガイドって、暇が無いけどお金はある。
使う時間がないのだ。
由香「じゃ、クジ引けば。でも、ペアだってさ、最低」
友里絵「じゃー、由香いこ!」
由香「まあ、いいけどさ。じゃ、クジ引いてみな、こんど」
友里絵「うん、そうするー」
クロちゃんの小屋から出てきて。
改札の外にバスターミナル。
白と青の国鉄バス。
つばめのマーク。
昔と変わらない。
その姿に、なんとなく郷愁を感じる愛紗だった。
「こういうところなら、乗れるかな」なんて思ったり。
菜由は「阿蘇って温泉もあるんだよね」
愛紗は「うん、硫黄泉だとか・・・いろいろあるね。
ゆうべの南阿蘇はふつうのお水っぽいかんじ」
と、景色を眺める。
南阿蘇のKKRから見た、山の風景の裏側みたいな感じ。
鋸みたいなぎざぎざの山があって。
友里絵が「あーの山。雨で丸くなんないんだねー。尖がったままだ。」
由香「年取ると丸くなるってさ」
菜由が、おなかをさすって。
友里絵「どしたの?ニンシン?」
菜由は「んにゃ、出が悪い」
由香「運動不足だよ」
菜由「そっかな」
友里絵「呼吸で直る!」
と、真面目な顔。指さして。
友里絵「さ!ごいっしょにー、呼吸!
ひっ、ひっ、ふー。
吸って、吸って、吐いてー!」
由香「それは赤ちゃん産むとき」
友里絵「出すに変わりないじゃん」
菜由「ま、そうだが・・・・。」
愛紗「他人のふり、他人のふり・・・。」
20分停車もあっと言う間で・・・。
駅のアナウンスが入る。
「快速宮地ゆき、あそBOY、間もなく発車です」と、簡単。
途中下車の人は居なかった。
ここから阿蘇山観光に行く人は少ないみたい。
とも「19です」
友里絵「あー、みんな一緒なんだ。いいな。」
菜由「CAだもんね、やっぱ」
由香「・・・・。」
菜由「何がいいたい」
由香「別に」と、そっぽむいて、にっこり。
さかまゆちゃんは「ハイ。だいたい・・・車掌になって、CAは卒業しますから」
愛紗「ああ、恵さんみたいに」
とも「荻さんですか?」
菜由「そう。まゆまゆちゃんと一緒だった」
さかまゆちゃん「恵さん、凛々しいですね。運転士になるんでしょうね」と、にこにこ。
列車は、ゆっくり、ゆっくり・・・・長閑な田んぼ道に沿った駅に、停まる。
さっきのお馬さんと騎馬兵も一緒に。
駅の北側は、広場。
友里絵「お馬さん、見て来よ」と。
ホームは駅舎側、お馬さんのいる広場の反対なので・・・。
降りても、お馬さんの方に行くには
線路を渡らないと。
でも・・・踏み切りが、ない。
とも「お馬さんでしたら、草千里に行けば乗れますね」と、にこにこ。
友里絵「ホント!いこいこ!」
由香「遠いんだっけ」
さかまゆちゃん「バスで30分くらいですね」
愛紗「それだと、由布院に着くのが夜になっちゃうから・・・明日、来よう?」
友里絵「そだね」と、物分りがいい。
さかまゆちゃん「由布院にお泊まりですか、今日?」
菜由「ハイ」
さかまゆちゃん「いいですねー。リゾート。温泉地だし。そうそう、お馬さん、いますね。
馬車も走ってるし」
友里絵「ホント!じゃ、行ってみよー!」
由香「ハハハ。すぐ気が変わる」
列車は、ゆっくり、ゆっくり・・・。
阿蘇駅に停まる。
20分停車。
「降りてみよ」と、菜由が言う前に・・・
友里絵は降りて、駆け出して。
お馬さんのとこへ行こうと思ったら・・・・道が離れてて。
お馬さんは、ぱかぱか。
どこかへ。
「シェーン、カムバーック!」と、友里絵。
由香「おお、高学歴芸人!」と、囃す。
友里絵、振り返ってにんまり、歯を出して笑う「いちおー、専門卒ダヨン、ヘヘ」
菜由「ナハハ」
ホームは、ふつうの駅。
島式のホームが2つ、駅舎の前に1つ。
もうひとつ、駅舎の反対側にあるけれど
昔の貨物ホームみたいな感じで、使われていない感じ。
草が生えている。
友里絵は、とことこ・・・。ホームに下りて。
駅に向かう。
くろちゃんの小屋がある「ああ、わんこのクロちゃん」
と、友里絵。
結構大きい。
友里絵「いないねー。」と、中を見てみて。「入れるよ」
友里絵は小さいから、入れる。
由香は「帰ってきたら怒るぞ、クロちゃん」
菜由「噛み付かれたりして」
友里絵「わんこはお友達」と、にこにこ。
愛紗は「友里絵ちゃんは誰とでもお友達になれるね」
改札の外は、ごく普通の温泉駅だけど・・・
駅舎の隣に、綺麗なレストランがある。
友里絵は「なんか、豪華ー」
菜由は「なになに・・・ああ、「ななつ星」のお店か」
友里絵「食べられるのかな」
由香「列車に乗らないとダメじゃない?}
友里絵「そっか、じゃ、乗ろうよ」
愛紗「人気あるし・・・抽選で当たらないと乗れないって。」
友里絵「くじ運はいいぞー」
由香「でも30万だってよ、たしか。」
友里絵「ひえー・・・まあ、そのくらいあるけど」
バスガイドって、暇が無いけどお金はある。
使う時間がないのだ。
由香「じゃ、クジ引けば。でも、ペアだってさ、最低」
友里絵「じゃー、由香いこ!」
由香「まあ、いいけどさ。じゃ、クジ引いてみな、こんど」
友里絵「うん、そうするー」
クロちゃんの小屋から出てきて。
改札の外にバスターミナル。
白と青の国鉄バス。
つばめのマーク。
昔と変わらない。
その姿に、なんとなく郷愁を感じる愛紗だった。
「こういうところなら、乗れるかな」なんて思ったり。
菜由は「阿蘇って温泉もあるんだよね」
愛紗は「うん、硫黄泉だとか・・・いろいろあるね。
ゆうべの南阿蘇はふつうのお水っぽいかんじ」
と、景色を眺める。
南阿蘇のKKRから見た、山の風景の裏側みたいな感じ。
鋸みたいなぎざぎざの山があって。
友里絵が「あーの山。雨で丸くなんないんだねー。尖がったままだ。」
由香「年取ると丸くなるってさ」
菜由が、おなかをさすって。
友里絵「どしたの?ニンシン?」
菜由は「んにゃ、出が悪い」
由香「運動不足だよ」
菜由「そっかな」
友里絵「呼吸で直る!」
と、真面目な顔。指さして。
友里絵「さ!ごいっしょにー、呼吸!
ひっ、ひっ、ふー。
吸って、吸って、吐いてー!」
由香「それは赤ちゃん産むとき」
友里絵「出すに変わりないじゃん」
菜由「ま、そうだが・・・・。」
愛紗「他人のふり、他人のふり・・・。」
20分停車もあっと言う間で・・・。
駅のアナウンスが入る。
「快速宮地ゆき、あそBOY、間もなく発車です」と、簡単。
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