307 / 328
霧の阿蘇山
しおりを挟む
友里絵が起きた時は・・・既に7時を回っていて。
お風呂に入っている時間はなく・・・。
のーんびり、温泉で温まってきた愛紗たちは
友里絵たちを起こさないように、と。
2Fのロビーで、のんびりしてから。
マッサージ椅子にもたれたりして
雨の阿蘇山を眺めて。
「のんびりできていいなぁ」と、愛紗。
「ほんと」と、菜由。
「何してるんだろ、あたし」と、愛紗。
菜由は「・・・なんだっけ?」と。笑った。
愛紗も笑った。
それから・・・・
そーっと。206号室に戻った。
友里絵は起きていて、半分寝ている。
爆発アタマ(^^)。
窓際のスツール、籐のそれに座って。
足を組んでいて「マダーム、芋煮えーる」と。
浴衣の前がはだけて。おちちがゆらゆら。
かわいいんだけど、ちょっとエロティック。
菜由は「芋、煮えたか?」と、おちちに触って。
友里絵は「いやっ!乙女の大切なところに」と、ふざける。
由香は後ろから「大切ならしまっとけ!オトメちゃん」と、頭をなでなで。
友里絵は「あ、起きたの?おはよー」
由香は窓の外を見て「雨だな」
友里絵は「うん」
愛紗は「長い旅だと一日くらいはあるね。」
菜由「落ち着いていいね。なんとなく」
「雨って、情緒があるね」と、友里絵。
由香「情緒なんて言葉が出るとは・・・」と、ちょいおどろき。
友里絵「そんなに驚かなくてもさ」と、笑う。
ハハハと、みんな笑う。
それから・・・。
「ごはん♪ごはん♪」と、友里絵。
歯ブラシ、しゃごしゃご。
斜めに咥えて。髪を1:9に「だーいたいやねーぇ」
顔真似。
菜由は「なんだっけそれ?竹本孝之?」と、笑顔。
友里絵「ノンノン」
由香「ノンノンはムーミン」
友里絵「ユーミンは布団屋さん」
愛紗「あれ?そうだっけ」
菜由「ノンノンも、ほんとはフラーレンって名前だとか」
由香「おー、アッタマイーい」と、茶化す(^^)。
友里絵「なおきしょー。」
由香「象印賞ー。」
愛紗「懐かしいな。それ」
友里絵「一週間のご無沙汰でした。タマオキです」と、股間に手を置いて
由香「アホ」と笑う。
菜由「なんかそっちがスキだな」
友里絵「欲求不マンだ」
由香「マンが不満な」
菜由「ははは、じゃ、男はさー」
友里絵「不チンか。あ”-あ”-、日本は不チン空母です」
由香「それはさすがに古すぎるだろ、誰もわからんな」
菜由「さ、メシメシ。ふざけてるとバスに乗り遅れる」
友里絵「バス何時だっけ」
愛紗「10時8分」
友里絵「あ、じゃー結構あるね。まだ8時前だよ」
由香「でもさーぁ、友里絵ががつがつ食うから。1時間は掛かる。」
友里絵「ハハハ」
菜由「まあ、食えるうちはいいさ。」
由香「おおきくなれよー」
友里絵「はいりはいりうえはいりおー」
由香「それは流石に誰も・・・。」
友里絵「わんぱくでもいい、たくましくそだってほしい」
由香「どこが?」
友里絵「マルダイウィンナー」
菜由「ウィンナーはちっちゃいなぁ」
友里絵「石川さんのは馬さらみ」
菜由「ははは!そんな」
友里絵「写真見せて」
菜由「撮ってないよ、そんなの」
友里絵「ひっひっひー、おじょーさん、写真撮って」と、危ない顔。
由香「メシメシ」
菜由「そだね」
206から出て行く。
友里絵「置いてかないデー」
愛紗「だいじょうぶだよ」
友里絵「愛紗はやさしいなぁ」
とてとて・・と、部屋から出て行った。
エレベータの前の2Fロビー。木曜とあって人はいない。
大きなガラス窓に、阿蘇山が霧に煙って。
「綺麗ね」と、愛紗。
「うん」と、友里絵。「ねぇ、ホントに九州に帰るつもり?」
愛紗は「・・・だって、大岡山に居てもドライバーは続けられないし。
ガイドに戻るのも・・・なんかね」
友里絵「そっか。」
それだけだった。
とことこ・・・と、友里絵はスリッパで降りていく。
・
・
・
人吉の真由美ちゃん。今日の仕事は、観光列車で吉松まで。
折り返しで人吉。そこから、特急乗務で熊本まで。
ワゴンの荷物は熊本で積み込むので、人吉では交替だけ。
熊本に着いた時に補充する。
観光ガイドもするので、CA、と言う職名に一番近い。
制服の上着は、新幹線に乗務する人と同じ。
黒が基調で、スマートに見える。
そのあたりが気に入っている。
スカートでなく、スラックスをはいてもいいので
普段は専ら、スラックスだった。
動き易いし、機能的だ。
乗務する列車を、ホームで待った。
編成最後尾から、きょうは乗り込む。
グリーン車があったり、食堂車がある場合は
そのあたりにワゴンの基地があったりする。
車掌室の近くに、ワゴンを収納する場所と、倉庫が付いていて。
新しいデザイナーズ・トレインは、そういうところもよく考えられていた。
「今日、熊本でお兄ちゃんに会えないかなー。」
なんて、思う真由美ちゃんだった。
縁談ゲーム(?)を、お母さんが考えてるなら。
お兄ちゃんの気持を聞いておきたいなぁ、なんて・・・
お風呂に入っている時間はなく・・・。
のーんびり、温泉で温まってきた愛紗たちは
友里絵たちを起こさないように、と。
2Fのロビーで、のんびりしてから。
マッサージ椅子にもたれたりして
雨の阿蘇山を眺めて。
「のんびりできていいなぁ」と、愛紗。
「ほんと」と、菜由。
「何してるんだろ、あたし」と、愛紗。
菜由は「・・・なんだっけ?」と。笑った。
愛紗も笑った。
それから・・・・
そーっと。206号室に戻った。
友里絵は起きていて、半分寝ている。
爆発アタマ(^^)。
窓際のスツール、籐のそれに座って。
足を組んでいて「マダーム、芋煮えーる」と。
浴衣の前がはだけて。おちちがゆらゆら。
かわいいんだけど、ちょっとエロティック。
菜由は「芋、煮えたか?」と、おちちに触って。
友里絵は「いやっ!乙女の大切なところに」と、ふざける。
由香は後ろから「大切ならしまっとけ!オトメちゃん」と、頭をなでなで。
友里絵は「あ、起きたの?おはよー」
由香は窓の外を見て「雨だな」
友里絵は「うん」
愛紗は「長い旅だと一日くらいはあるね。」
菜由「落ち着いていいね。なんとなく」
「雨って、情緒があるね」と、友里絵。
由香「情緒なんて言葉が出るとは・・・」と、ちょいおどろき。
友里絵「そんなに驚かなくてもさ」と、笑う。
ハハハと、みんな笑う。
それから・・・。
「ごはん♪ごはん♪」と、友里絵。
歯ブラシ、しゃごしゃご。
斜めに咥えて。髪を1:9に「だーいたいやねーぇ」
顔真似。
菜由は「なんだっけそれ?竹本孝之?」と、笑顔。
友里絵「ノンノン」
由香「ノンノンはムーミン」
友里絵「ユーミンは布団屋さん」
愛紗「あれ?そうだっけ」
菜由「ノンノンも、ほんとはフラーレンって名前だとか」
由香「おー、アッタマイーい」と、茶化す(^^)。
友里絵「なおきしょー。」
由香「象印賞ー。」
愛紗「懐かしいな。それ」
友里絵「一週間のご無沙汰でした。タマオキです」と、股間に手を置いて
由香「アホ」と笑う。
菜由「なんかそっちがスキだな」
友里絵「欲求不マンだ」
由香「マンが不満な」
菜由「ははは、じゃ、男はさー」
友里絵「不チンか。あ”-あ”-、日本は不チン空母です」
由香「それはさすがに古すぎるだろ、誰もわからんな」
菜由「さ、メシメシ。ふざけてるとバスに乗り遅れる」
友里絵「バス何時だっけ」
愛紗「10時8分」
友里絵「あ、じゃー結構あるね。まだ8時前だよ」
由香「でもさーぁ、友里絵ががつがつ食うから。1時間は掛かる。」
友里絵「ハハハ」
菜由「まあ、食えるうちはいいさ。」
由香「おおきくなれよー」
友里絵「はいりはいりうえはいりおー」
由香「それは流石に誰も・・・。」
友里絵「わんぱくでもいい、たくましくそだってほしい」
由香「どこが?」
友里絵「マルダイウィンナー」
菜由「ウィンナーはちっちゃいなぁ」
友里絵「石川さんのは馬さらみ」
菜由「ははは!そんな」
友里絵「写真見せて」
菜由「撮ってないよ、そんなの」
友里絵「ひっひっひー、おじょーさん、写真撮って」と、危ない顔。
由香「メシメシ」
菜由「そだね」
206から出て行く。
友里絵「置いてかないデー」
愛紗「だいじょうぶだよ」
友里絵「愛紗はやさしいなぁ」
とてとて・・と、部屋から出て行った。
エレベータの前の2Fロビー。木曜とあって人はいない。
大きなガラス窓に、阿蘇山が霧に煙って。
「綺麗ね」と、愛紗。
「うん」と、友里絵。「ねぇ、ホントに九州に帰るつもり?」
愛紗は「・・・だって、大岡山に居てもドライバーは続けられないし。
ガイドに戻るのも・・・なんかね」
友里絵「そっか。」
それだけだった。
とことこ・・・と、友里絵はスリッパで降りていく。
・
・
・
人吉の真由美ちゃん。今日の仕事は、観光列車で吉松まで。
折り返しで人吉。そこから、特急乗務で熊本まで。
ワゴンの荷物は熊本で積み込むので、人吉では交替だけ。
熊本に着いた時に補充する。
観光ガイドもするので、CA、と言う職名に一番近い。
制服の上着は、新幹線に乗務する人と同じ。
黒が基調で、スマートに見える。
そのあたりが気に入っている。
スカートでなく、スラックスをはいてもいいので
普段は専ら、スラックスだった。
動き易いし、機能的だ。
乗務する列車を、ホームで待った。
編成最後尾から、きょうは乗り込む。
グリーン車があったり、食堂車がある場合は
そのあたりにワゴンの基地があったりする。
車掌室の近くに、ワゴンを収納する場所と、倉庫が付いていて。
新しいデザイナーズ・トレインは、そういうところもよく考えられていた。
「今日、熊本でお兄ちゃんに会えないかなー。」
なんて、思う真由美ちゃんだった。
縁談ゲーム(?)を、お母さんが考えてるなら。
お兄ちゃんの気持を聞いておきたいなぁ、なんて・・・
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
【第1章完】お嬢様はゴールキーパー!
阿弥陀乃トンマージ
青春
川崎市で活動する女子フットサルチーム、『川崎ステラ』。しかし、とある事情で活動休止を迫られていた。
そんなところに現れたのが、優雅で華麗で気品あふれるお嬢様、溝ノ口最愛。
たまたま飛んできたシュートをキャッチしたことがきっかけで、お嬢様はゴールキーパーに!?
個性豊かな女の子たちが織り成す、青春フットサルストーリー!ここにキックオフ!
【短編】怖い話のけいじばん【体験談】
松本うみ(意味怖ちゃん)
ホラー
1分で読める、様々な怖い体験談が書き込まれていく掲示板です。全て1話で完結するように書き込むので、どこから読み始めても大丈夫。
スキマ時間にも読める、シンプルなプチホラーとしてどうぞ。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉

愛されない皇子妃、あっさり離宮に引きこもる ~皇都が絶望的だけど、今さら泣きついてきても知りません~
ネコ
恋愛
帝国の第二皇子アシュレイに嫁いだ侯爵令嬢クリスティナ。だがアシュレイは他国の姫と密会を繰り返し、クリスティナを悪女と糾弾して冷遇する。ある日、「彼女を皇妃にするため離縁してくれ」と言われたクリスティナは、あっさりと離宮へ引きこもる道を選ぶ。ところが皇都では不可解な問題が多発し、次第に名ばかり呼ばれるのはクリスティナ。彼女を手放したアシュレイや周囲は、ようやくその存在の大きさに気づくが、今さら彼女は戻ってくれそうもなく……。


彼女は終着駅の向こう側から
シュウ
青春
ぼっちの中学生トヨジ。
彼の唯一の趣味は、ひそかに演劇の台本を書くことだった。
そんなトヨジの前に突如現れた美少女ライト。
ライトをみたトヨジは絶句する。
「ライトはぼくの演劇のキャラクターのはず!」
本来で会うことのないはずの二人の出会いから、物語ははじまる。
一度きりの青春を駆け抜ける二人の話です。
光のもとで1
葉野りるは
青春
一年間の療養期間を経て、新たに高校へ通いだした翠葉。
小さいころから学校を休みがちだった翠葉は人と話すことが苦手。
自分の身体にコンプレックスを抱え、人に迷惑をかけることを恐れ、人の中に踏み込んでいくことができない。
そんな翠葉が、一歩一歩ゆっくりと歩きだす。
初めて心から信頼できる友達に出逢い、初めての恋をする――
(全15章の長編小説(挿絵あり)。恋愛風味は第三章から出てきます)
10万文字を1冊として、文庫本40冊ほどの長さです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる