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ふんにゃ
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お店を出て、5人は・・・「折角だから、熊本城見ようか」と、菜由。
そだね、と由香。お城の石垣を見ながら、並木沿いの舗道を歩いている。
友里絵が「あ、毛虫!」と、指差して。
由香が「え、毛虫、どこどこ・・・と、上見て」
友里絵は「う・そ」(^^;
由香は「テメー、このやろ」と、小石を拾って。友里絵に投げる。
友里絵、避ける「へっへー、アテテミロ」
菜由は「ふつー逃げないか?」
由香は「だって、毛虫くらいじゃね」
真由美ちゃんは「居ますね、結構。大きいの」田舎の子は、平気(^^)。
両手で、20cmくらいの大きさを示す。
愛紗も「いるわね。そういうの。南の方は。」
菜由は「そういえばさ、お兄ちゃん明け公休の後は、夜勤じゃないの?」
真由美ちゃんは「今日の夕方で
勤務解放だったら、明日の夕方+8時間が休日になります。
つまり、明後日の朝からでないと勤務できないです。
夜勤をするなら、その後ですね」
友里絵「いいなぁ。やっぱ国鉄にしようよ、愛紗」
愛紗は「そうね、それ聞くと、そう思う」
バスも昔はそうだったのだが、人手不足で
A勤務+日勤、またはB勤務+日勤なんてのが当たり前になっていた。
(現在は、13時間勤務努力義務だが、路線のみである。)。
5人は、並木道と道路を渡って、玉砂利が敷いてある熊本城の中庭に入った。
入り口は、門がついている。
大きなお城の割りに、狭い。
井戸、のようなものがあり、蓋がしてある。
友里絵はその蓋を持って、中を見て「暗いねー」
由香は「そりゃそうだよ」
菜由は、看板を見て「なになに・・・・。これが、秘密のトンネルなんだって」
「大脱走!」と、友里絵は、トンネルを掘る仕草。
クワイ川マーチを口ずさむ。けど。
由香が「あ、それ!族がつけてたじゃん。バイクに。パラパラパラって」
友里絵が「オマエの発想は低俗だなー」
由香は「オマエに言われたくないわ」
菜由は「新しいパターンだな。これ」
愛紗は「大脱走って、マックイーンでしょ?」
友里絵「さすが。お嬢様組。違うねー言う事が。
かたや、暴走族のミュージックホーンだろ。
発想がなー。貧民」
由香「オマエもな」
友里絵「ははは」
真由美ちゃんは「・・・??」なんだかわからない。
どっちも知らないの。
菜由が「あ、映画にあったのね。ふるーい。大脱走って言う。
戦争の時の、捕虜が、トンネル掘って逃げるわけ。スティーブ・マックイーンって言う
スターが。」
真由美ちゃんは「あ!思い出しました。」
菜由は「それでね、由香が連想したのは・・・そのテーマ曲のメロディが出る
車のクラクションをね。付けるのが流行ったわけ。湘南の暴走族とかに」
由香「箱スカとかね、430とか」
真由美ちゃん「また、わからない単語」(^^;
友里絵「おにーちゃんに聞けば?」
真由美ちゃん「そうですね。おにーちゃんならよく知ってます!」
菜由は「明日はお兄ちゃんと一緒だもんね」
真由美ちゃんは、嬉しそうに「はい!」と、にこにこ。
愛紗は「お兄ちゃんのお話するとき、嬉しそうね」
真由美ちゃんは「そうですか?」と、ちょっと恥ずかしげに。
由香が「友里絵はお兄ちゃん代わりか」
友里絵は「あたし女だよ」
菜由は「言わなくてもわかるわい」
由香は「オマエなんか女じゃない!男だ!トミ子ー!」
友里絵は、ミミ動かす。
菜由「噂の刑事か」
愛紗「懐かしいなぁ。再放送してたね。夕方」
5人は、熊本城の入り口まで来たけれど、お金かかるので
止めて(^^)。
見てないのは友里絵と由香だけだったから。
また、玉砂利の中庭を、じゃくじゃく、歩く。
友里絵「死刑!」と、お尻突き出して。
こまわり君の顔マネ。
真由美ちゃんは「似てる似てるー」と。
菜由「がきデカか。いちおー・・・・刑事もの、なのか?」(^^;
真由美ちゃんは「そういえば・・友里絵さんって、こまわり君タイプかも」
由香は「はははは!確かに。ハチャメチャだし」
愛紗も「おそらく」
友里絵は「ははは」
菜由は「笑ってていいのか?」
友里絵は、おでこに手をあてて。「うちのカミさんがねぇ・・・」
由香「コロンボか」
友里絵は、足もとの凹みに引っかかるふりで、転ぶ。
由香「コロンダ」
真由美ちゃんは、楽しそうにくすくす。
電停のところまで来て。
愛紗は「じゃ、水前寺公園でも見ていこうか」
友里絵は「チーターぁ・・・!!」と、左手を伸ばして。
髪の毛を分けて。
「♪ぼろんわきーててーもーぉー・・・・ふんにゃ♪」
由香は「あ、水前寺か。でもいないよ」
菜由は「なはは」
真由美ちゃんは、まだ笑っている。
丁度、路面電車が来たので、乗る事にした。
坂道を登って・・・・少し行って、右に曲がって。
ビル街から少し離れて。
さっきの、FM放送局のスタジオが見える。
なにか、楽しそうにお話をしている。
午後2時半。
そろそろ、子供たちが学校から帰る時間で
黄色い帽子の小学生たちが、はしゃいで帰る姿が
路面電車の車窓からも見えたりもする。
結構な都会なのだけど、割と長閑な感じ。
友里絵は「真由美ちゃんは中学のころ、セーラー服だったの?」
真由美ちゃんは「はい。夏は白いのです。」
由香は「かわいかったろね」
真由美ちゃんは「いえ、そんな・・・に。髪をふたつに纏めてて」
菜由は「その頃から茶色っぽかったの?」
真由美ちゃんは「はい。割と・・細くて。そういう感じで。」
友里絵は「くるくるパーマにして。長いスカートで」
真由美ちゃん「いえいえ・・・そういうまんがみたいな人は
人吉にはいなかったです」
由香「マンガなんだ。へー。大岡山にはいたけど。」
由香「高校に入ってからじゃない?」
友里絵は「こんな風にしゃがんで」と、路面電車で
暴走族ふうにしゃがんだら。
電車が揺れて。ころりん。
「あー、いてぇ」
由香は「ははは」
真由美ちゃんは「大丈夫ですか?」でも、楽しそう。
菜由は「アホじゃのー。」と、呆れた顔。
水前寺の電停は、公園の前なので・・・。ただ、またもや道路の真ん中だから
渡るのが怖い。ちょっと。
そだね、と由香。お城の石垣を見ながら、並木沿いの舗道を歩いている。
友里絵が「あ、毛虫!」と、指差して。
由香が「え、毛虫、どこどこ・・・と、上見て」
友里絵は「う・そ」(^^;
由香は「テメー、このやろ」と、小石を拾って。友里絵に投げる。
友里絵、避ける「へっへー、アテテミロ」
菜由は「ふつー逃げないか?」
由香は「だって、毛虫くらいじゃね」
真由美ちゃんは「居ますね、結構。大きいの」田舎の子は、平気(^^)。
両手で、20cmくらいの大きさを示す。
愛紗も「いるわね。そういうの。南の方は。」
菜由は「そういえばさ、お兄ちゃん明け公休の後は、夜勤じゃないの?」
真由美ちゃんは「今日の夕方で
勤務解放だったら、明日の夕方+8時間が休日になります。
つまり、明後日の朝からでないと勤務できないです。
夜勤をするなら、その後ですね」
友里絵「いいなぁ。やっぱ国鉄にしようよ、愛紗」
愛紗は「そうね、それ聞くと、そう思う」
バスも昔はそうだったのだが、人手不足で
A勤務+日勤、またはB勤務+日勤なんてのが当たり前になっていた。
(現在は、13時間勤務努力義務だが、路線のみである。)。
5人は、並木道と道路を渡って、玉砂利が敷いてある熊本城の中庭に入った。
入り口は、門がついている。
大きなお城の割りに、狭い。
井戸、のようなものがあり、蓋がしてある。
友里絵はその蓋を持って、中を見て「暗いねー」
由香は「そりゃそうだよ」
菜由は、看板を見て「なになに・・・・。これが、秘密のトンネルなんだって」
「大脱走!」と、友里絵は、トンネルを掘る仕草。
クワイ川マーチを口ずさむ。けど。
由香が「あ、それ!族がつけてたじゃん。バイクに。パラパラパラって」
友里絵が「オマエの発想は低俗だなー」
由香は「オマエに言われたくないわ」
菜由は「新しいパターンだな。これ」
愛紗は「大脱走って、マックイーンでしょ?」
友里絵「さすが。お嬢様組。違うねー言う事が。
かたや、暴走族のミュージックホーンだろ。
発想がなー。貧民」
由香「オマエもな」
友里絵「ははは」
真由美ちゃんは「・・・??」なんだかわからない。
どっちも知らないの。
菜由が「あ、映画にあったのね。ふるーい。大脱走って言う。
戦争の時の、捕虜が、トンネル掘って逃げるわけ。スティーブ・マックイーンって言う
スターが。」
真由美ちゃんは「あ!思い出しました。」
菜由は「それでね、由香が連想したのは・・・そのテーマ曲のメロディが出る
車のクラクションをね。付けるのが流行ったわけ。湘南の暴走族とかに」
由香「箱スカとかね、430とか」
真由美ちゃん「また、わからない単語」(^^;
友里絵「おにーちゃんに聞けば?」
真由美ちゃん「そうですね。おにーちゃんならよく知ってます!」
菜由は「明日はお兄ちゃんと一緒だもんね」
真由美ちゃんは、嬉しそうに「はい!」と、にこにこ。
愛紗は「お兄ちゃんのお話するとき、嬉しそうね」
真由美ちゃんは「そうですか?」と、ちょっと恥ずかしげに。
由香が「友里絵はお兄ちゃん代わりか」
友里絵は「あたし女だよ」
菜由は「言わなくてもわかるわい」
由香は「オマエなんか女じゃない!男だ!トミ子ー!」
友里絵は、ミミ動かす。
菜由「噂の刑事か」
愛紗「懐かしいなぁ。再放送してたね。夕方」
5人は、熊本城の入り口まで来たけれど、お金かかるので
止めて(^^)。
見てないのは友里絵と由香だけだったから。
また、玉砂利の中庭を、じゃくじゃく、歩く。
友里絵「死刑!」と、お尻突き出して。
こまわり君の顔マネ。
真由美ちゃんは「似てる似てるー」と。
菜由「がきデカか。いちおー・・・・刑事もの、なのか?」(^^;
真由美ちゃんは「そういえば・・友里絵さんって、こまわり君タイプかも」
由香は「はははは!確かに。ハチャメチャだし」
愛紗も「おそらく」
友里絵は「ははは」
菜由は「笑ってていいのか?」
友里絵は、おでこに手をあてて。「うちのカミさんがねぇ・・・」
由香「コロンボか」
友里絵は、足もとの凹みに引っかかるふりで、転ぶ。
由香「コロンダ」
真由美ちゃんは、楽しそうにくすくす。
電停のところまで来て。
愛紗は「じゃ、水前寺公園でも見ていこうか」
友里絵は「チーターぁ・・・!!」と、左手を伸ばして。
髪の毛を分けて。
「♪ぼろんわきーててーもーぉー・・・・ふんにゃ♪」
由香は「あ、水前寺か。でもいないよ」
菜由は「なはは」
真由美ちゃんは、まだ笑っている。
丁度、路面電車が来たので、乗る事にした。
坂道を登って・・・・少し行って、右に曲がって。
ビル街から少し離れて。
さっきの、FM放送局のスタジオが見える。
なにか、楽しそうにお話をしている。
午後2時半。
そろそろ、子供たちが学校から帰る時間で
黄色い帽子の小学生たちが、はしゃいで帰る姿が
路面電車の車窓からも見えたりもする。
結構な都会なのだけど、割と長閑な感じ。
友里絵は「真由美ちゃんは中学のころ、セーラー服だったの?」
真由美ちゃんは「はい。夏は白いのです。」
由香は「かわいかったろね」
真由美ちゃんは「いえ、そんな・・・に。髪をふたつに纏めてて」
菜由は「その頃から茶色っぽかったの?」
真由美ちゃんは「はい。割と・・細くて。そういう感じで。」
友里絵は「くるくるパーマにして。長いスカートで」
真由美ちゃん「いえいえ・・・そういうまんがみたいな人は
人吉にはいなかったです」
由香「マンガなんだ。へー。大岡山にはいたけど。」
由香「高校に入ってからじゃない?」
友里絵は「こんな風にしゃがんで」と、路面電車で
暴走族ふうにしゃがんだら。
電車が揺れて。ころりん。
「あー、いてぇ」
由香は「ははは」
真由美ちゃんは「大丈夫ですか?」でも、楽しそう。
菜由は「アホじゃのー。」と、呆れた顔。
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