240 / 328
IronMan
しおりを挟む
由香は「友里絵さ、さっき「退職するまでにディズニーランドへ行く」って言ってたけど
辞めるつもり?」
と、ちょっとまじめに。
友里絵は「なんだよ、人をどついといて・・・つもりって言うか、いつかはそうなるじゃん。
女だし。いつまではできないもん。それにさーぁ・・・・。
九州に引っ越すんなら、辞めるじゃん」
真由美ちゃんも「そうですね、結婚したら退職・・・するのでしょうね。わたしも。」
菜由は「わたしもそうだったけど(^^)。」
愛紗「ひとりだけ」
友里絵「使用済み」
菜由「使用済」
真由美ちゃんは「使用済みなんて」と、きまり悪そうに笑う。
とっても可愛い。
かたかたん、かたかたん・・・と、下りのディーゼル・カーは
軽快に走る。
クラッチを切ってしまえば、転がるだけだ。
電車よりも軽快。
そして、駅が近づくとクラッチをつないでエンジン・ブレーキから
排気ブレーキ。
ディーゼル・エンジンなので、排気ブレーキを使わないと
ピストンが軽く動いてしまうので。
だんだん、里が近づいてくると
人が増えてきたので・・・・
女子会はここまで(^^)。
♪ぴんぽん♪
ーー次は、終点、人吉ですーーー。
と、優しい女声でアナウンス。
「下りは早いね」と、友里絵。
「ホントだ」と、由香。
「いい路線だったね」と、菜由。
愛紗は「ひと駅づつ、降りてみたいね」
真由美ちゃんは「のんびりできますね。家に居ると、どうしても働いちゃうし」
友里絵「そーだよねぇ。なんか、お母さんがばたばたしてるし。落ち着かない。
愛紗はいいなぁ、ひとり暮らしで」
愛紗は「うん。気楽」
真由美ちゃんは「いいですね、憧れちゃうな」
菜由は「真由美ちゃんは可愛いから、すぐ売れちゃうよ」
友里絵「あたしは可愛くないもーん」
菜由「そんなこと言ってないよ」
みんな、笑う。
すーっ、と。人吉駅の構内に近づいて。
クラッチをつないで。
エンジンの音が、がらがらがら・・・・から、ごーん、と。
すこし減速して、排気ブレーキが掛かると
ぐっ、と減速。
停止直前に、キーっ、と機械ブレーキの音がして。
きゅっ、と停まる。
ドアが、がらり、と開く。
空気が、なんとなく清々しく。
「着いたっと。」と、友里絵。
「お茶しよっか」と、由香。
菜由は「宿は?」
愛紗は「3時からだから、ぶらぶら見物しながら歩いていけば」
まだ2時すぎだ。
友里絵「そだね。ちょっとお茶とか」
改札で、愛紗が4人の周遊券を渡して
それぞれ、改札掛に見せて。
真由美ちゃんは、顔パス(^^)
友里絵は「おー。VIP」
真由美ちゃんは「いえいえ、そんな。小さい駅ですし」
友里絵は「そうそう。新人のうちだと、タダでバスに乗ろうとすると
『あんたダレ』
って言われたりして。」
由香「ははは、ありそう。バスって、一杯居るからねー。私服だとわかんないね。」
真由美ちゃん「何人くらいですか?」
菜由「たしか・・・150人くらい」
愛紗「そんなに?!」
真由美ちゃんはびっくり「あ、交番ですものね」
由香「観光とか、嘱託とか、一杯いるんだって。ダイヤが空かないように。
朝寝坊したりするし。」
真由美ちゃん「あー、ありますね。鉄道でも」
愛紗「あるの?」
真由美ちゃんは、こっくり、こっくり。
「列車は、不寝番が居ますから起こしに行きますね。
乗務員宿泊所に寝ていますし。」
友里絵「なーるほど。ガイドと一緒だ」
真由美ちゃんは「でも、私達は自宅ですから、寝過ごすと終わりですね(^^)。
わたしは無いですけれど・・・。」
友里絵は「そうそう!タマちゃんは寝過ごしゼロだって。鉄人だって言ってたね。
野田さんが」
真由美「鉄人」と、くすくす笑う。
友里絵「28号~♪」
由香は、ははは、と笑って「あまりにも古い」
友里絵「わたーしのぉ~記憶がーたしかならー」
由香「料理の鉄人か」
友里絵は、バットで空振りの仕草。おでこなでて
由香「鉄人、衣笠、彼は、アートネーチャーだ」
友里絵は、駆け出す。「ダッシュ!」
由香「それは鉄腕」
真由美ちゃん「面白いですね」と、ころころ笑う。
辞めるつもり?」
と、ちょっとまじめに。
友里絵は「なんだよ、人をどついといて・・・つもりって言うか、いつかはそうなるじゃん。
女だし。いつまではできないもん。それにさーぁ・・・・。
九州に引っ越すんなら、辞めるじゃん」
真由美ちゃんも「そうですね、結婚したら退職・・・するのでしょうね。わたしも。」
菜由は「わたしもそうだったけど(^^)。」
愛紗「ひとりだけ」
友里絵「使用済み」
菜由「使用済」
真由美ちゃんは「使用済みなんて」と、きまり悪そうに笑う。
とっても可愛い。
かたかたん、かたかたん・・・と、下りのディーゼル・カーは
軽快に走る。
クラッチを切ってしまえば、転がるだけだ。
電車よりも軽快。
そして、駅が近づくとクラッチをつないでエンジン・ブレーキから
排気ブレーキ。
ディーゼル・エンジンなので、排気ブレーキを使わないと
ピストンが軽く動いてしまうので。
だんだん、里が近づいてくると
人が増えてきたので・・・・
女子会はここまで(^^)。
♪ぴんぽん♪
ーー次は、終点、人吉ですーーー。
と、優しい女声でアナウンス。
「下りは早いね」と、友里絵。
「ホントだ」と、由香。
「いい路線だったね」と、菜由。
愛紗は「ひと駅づつ、降りてみたいね」
真由美ちゃんは「のんびりできますね。家に居ると、どうしても働いちゃうし」
友里絵「そーだよねぇ。なんか、お母さんがばたばたしてるし。落ち着かない。
愛紗はいいなぁ、ひとり暮らしで」
愛紗は「うん。気楽」
真由美ちゃんは「いいですね、憧れちゃうな」
菜由は「真由美ちゃんは可愛いから、すぐ売れちゃうよ」
友里絵「あたしは可愛くないもーん」
菜由「そんなこと言ってないよ」
みんな、笑う。
すーっ、と。人吉駅の構内に近づいて。
クラッチをつないで。
エンジンの音が、がらがらがら・・・・から、ごーん、と。
すこし減速して、排気ブレーキが掛かると
ぐっ、と減速。
停止直前に、キーっ、と機械ブレーキの音がして。
きゅっ、と停まる。
ドアが、がらり、と開く。
空気が、なんとなく清々しく。
「着いたっと。」と、友里絵。
「お茶しよっか」と、由香。
菜由は「宿は?」
愛紗は「3時からだから、ぶらぶら見物しながら歩いていけば」
まだ2時すぎだ。
友里絵「そだね。ちょっとお茶とか」
改札で、愛紗が4人の周遊券を渡して
それぞれ、改札掛に見せて。
真由美ちゃんは、顔パス(^^)
友里絵は「おー。VIP」
真由美ちゃんは「いえいえ、そんな。小さい駅ですし」
友里絵は「そうそう。新人のうちだと、タダでバスに乗ろうとすると
『あんたダレ』
って言われたりして。」
由香「ははは、ありそう。バスって、一杯居るからねー。私服だとわかんないね。」
真由美ちゃん「何人くらいですか?」
菜由「たしか・・・150人くらい」
愛紗「そんなに?!」
真由美ちゃんはびっくり「あ、交番ですものね」
由香「観光とか、嘱託とか、一杯いるんだって。ダイヤが空かないように。
朝寝坊したりするし。」
真由美ちゃん「あー、ありますね。鉄道でも」
愛紗「あるの?」
真由美ちゃんは、こっくり、こっくり。
「列車は、不寝番が居ますから起こしに行きますね。
乗務員宿泊所に寝ていますし。」
友里絵「なーるほど。ガイドと一緒だ」
真由美ちゃんは「でも、私達は自宅ですから、寝過ごすと終わりですね(^^)。
わたしは無いですけれど・・・。」
友里絵は「そうそう!タマちゃんは寝過ごしゼロだって。鉄人だって言ってたね。
野田さんが」
真由美「鉄人」と、くすくす笑う。
友里絵「28号~♪」
由香は、ははは、と笑って「あまりにも古い」
友里絵「わたーしのぉ~記憶がーたしかならー」
由香「料理の鉄人か」
友里絵は、バットで空振りの仕草。おでこなでて
由香「鉄人、衣笠、彼は、アートネーチャーだ」
友里絵は、駆け出す。「ダッシュ!」
由香「それは鉄腕」
真由美ちゃん「面白いですね」と、ころころ笑う。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
「南風の頃に」~ノダケンとその仲間達~
kitamitio
青春
合格するはずのなかった札幌の超難関高に入学してしまった野球少年の野田賢治は、野球部員たちの執拗な勧誘を逃れ陸上部に入部する。北海道の海沿いの田舎町で育った彼は仲間たちの優秀さに引け目を感じる生活を送っていたが、長年続けて来た野球との違いに戸惑いながらも陸上競技にのめりこんでいく。「自主自律」を校訓とする私服の学校に敢えて詰襟の学生服を着ていくことで自分自身の存在を主張しようとしていた野田賢治。それでも新しい仲間が広がっていく中で少しずつ変わっていくものがあった。そして、隠していた野田賢治自身の過去について少しずつ知らされていく……。

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

切り札の男
古野ジョン
青春
野球への未練から、毎日のようにバッティングセンターに通う高校一年生の久保雄大。
ある日、野球部のマネージャーだという滝川まなに野球部に入るよう頼まれる。
理由を聞くと、「三年の兄をプロ野球選手にするため、少しでも大会で勝ち上がりたい」のだという。
そんな簡単にプロ野球に入れるわけがない。そう思った久保は、つい彼女と口論してしまう。
その結果、「兄の球を打ってみろ」とけしかけられてしまった。
彼はその挑発に乗ってしまうが……
小説家になろう・カクヨム・ハーメルンにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる