関東電力殺人事件

厚生省所管

「じゃ、帰ろうか」と、輝彦は。

理沙に「お茶、ごちそうさま」と。


理沙はにっこり「由香ちゃん、友里恵ちゃん、ウチのキャンパスに来てね」。


由香は「あそびにはこれまーす」
友里恵「〃」


由香「省略するな」


理沙は笑って「もし、大学行く気になったら、教えてね。文系コースもあるから。
八王子に。そっちなら、大岡山から近いでしょ」



友里恵「そうですねー。希望が見えたかも」

由香「夢だよ、夢」


輝彦は「じゃ、帰ろ」


友里恵は「なんか買ってくれるんでしょ？」


輝彦は「高いのはダメね」


理沙は「なんか、お父さんみたいね」


由香は「そう。ワタシタチノパパ」と、腕を絡ませて。


理沙「なんか危ない響きね」と、笑った。



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キャンパスのパーキングに置いてある
シトローエンＤＳ２１に３人で乗り込む。



ドアを開いて、友里恵と由香はリア・シートに。


「ふかふかでいいね」と、友里恵は右のリア。

由香は「うん。デザインがきれい」



輝彦は、エンジンを掛ける。

ハイドローリック・シフトのレバー左上に。

ニュートラルにして。

そこから、ちょっと左に上げると
セルモータが、きゅるきゅる。


２１００ｃｃ、ＯＨＶエンジンが
からからと回る。


車体が、すぅ、と・・・・上がる。


友里恵は「にゃんこが起きたみたい」


由香「鳴くとかわいいね」


友里恵は「ふなーご・・・」


由香「そうそう」


友里恵「猫飼いたいな」


由香「飼えば？」



友里恵「お兄ちゃんがイヌ派だから。ネコ飼うとかわいそーだもん」


ＤＳ２１は、ふんわりと
芝浦運河通りに出た。





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民主主義と人権は、小学校で習う単元である。
みんな、なかよく、は、幼稚園で習う。

「そんなことが判って居ない人間が居るとは・・・」と、輝彦は呆れる。


仕事の為にもなっていない。仕事の為だとしても・・・人権侵害は違法である。



この、勝又の後の部長は
青木崇弘と言う人物で
同様に、パワハラを繰り返していたようだ、と
労働組合に、相談事例が残っていた。

その青木は、三浦同様
帰化人の末裔であった。

大東亜戦争の頃・・・・かつて、大陸を追い出された連中（弥生の渡来人。
日本の「王」と同類）が
大陸に対し、復讐の戦争を仕掛・・・大陸の人たちを

日本に連行、強制労働をさせたり。

そういう貧しき人たちの末裔である。


「これは、尋常ではないな」と。輝彦は一計を案じた。


精神病の定義ーーー


その精神が、当人及び周辺に対し著しい不都合を生じている状態ーーー。



そのような場合、日本の法律では
その人を入院・加療させる事が出来る（措置入院制度）。

この青木・三浦の行為は明らかに異常であるから・・・・。


保健所に連絡をしておいた。

保健所から、警察に連絡が行けば
警視庁だけで隠蔽は出来なくなる（厚生省とは管轄が異なるため）。


そうなれば・・・取調べを行わざるを得なくなり、その内容を保健所に
公開しなくてはならなくなる。


事実は不明でも、そのふたりの付近で人が数人、変死している。