関東電力殺人事件

深町珠

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枯れる心

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致し方ない面もある。
既に述べた通り、人間は脳が発達したので
他の動物と比べ、早産であるから
主に、母親が献身的に世話をしないとならない訳、だが
糞尿の世話までするのであるし、一日中
付き添っていなければならない。

他に、刺激的な遊びの多い時代であれば
母親が、子の世話を疎ましく思うかもしれない。

そういう近年に生まれた子供に、心が弱い子が多いのは
道理である。




そういう子には、心の愛と言うものが
感覚的に理解できない。だから
性には関心があるが、愛を理解しない。


元来、生き物は生殖が本能であるので
より良い条件の相手、つまり
人間なら損得で相手を決める、そういう卑しい傾向が
増えたのは、1980年代半ばである。

若い女性向けの週刊誌に、男を騙す方法が
堂々と列記されたり(笑)
その反対もある。

昆虫などは、交尾すると雄を食ってしまう雌とか(笑)
餌で釣って交尾すると逃げる雄とか。


そのあたりは生死に関わるので、致し方ないだろう(笑)
人間でも類似である。

変な相手を選ぶと殺されかねない(笑)。



しかし、生物は生殖が目的である。
その後は死ぬのが合理的だ。

人間は、生殖を遊びにしているので
いつまでも生き続ける。


あの、勝俣や清水は
その点合理的だったのだろうか。




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昭和の終わり頃だろうか、損得だけで生きる大人が
増えた頃、いじめ問題が勃発した。

それ以前なら、弱い子を助けるガキ大将が必ず居たのだが

それ以降は、ガキ大将は居なくなって
一見よい子が、集団でいじめる仲間になった。

そうすると、弱い子は逃げ場を現実逃避に求めるので

内在する怒りが、妙な方向に捌け口を求める。

オウム真理教事件や、宮崎勤事件。
秋葉原無差別殺人、そして、小林薫事件。

パソコン遠隔操作事件。

共通するのは、母性を彼らが求めているかのようで
父性的な秩序に欠ける、と言う事である。


言うなれば、日本社会が
そのあたりからおかしくなっていった、と言う事で


正義が無くなって、損得だけになっていったので

子供社会でも、損得、つまり
自分がイジメにあいたくないから、イジメられっこを
助けない。

つまり、その場の力関係だけで態度を変える。

要するに、先述で言うとピグミー・チンパンジーの群と同じで

ボスの交代があれば、我が子を殺されても
発情してボスの気を惹くような特性、と言う事で

そこには愛などは存在しない。


つまり、人間よりもチンパンジーに近い行動であり

それゆえ、人間らしい家族行動とは違い
乱交であったりもする。


社会が無秩序化すると、人間はそこまで堕ちるのだ。



利益を求める為に、労働賃金のピンハネを法律で認めたり。


要らない原発を作っても壊しても、爆発させても
電気料金に上乗せしたり。

原発事故の賠償金を国民に払わせたり。

そんなバカな事、と思うが
知らないうちに払わされているのだ。


そういう身勝手な理屈は、無秩序そのもので
自分さえ良けりゃいい、と言う
イジメの構造と同じである。





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