汽車旅つれづれはなし

2006/4/2

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[鉄道マンへの夢]

さて、岳南鉄道を受験した彼は

「履歴書を持って面接に来てください」と言われ、指定日に会社に行きました。


東海道本線を吉原駅で降り、ホーム西側の階段で岳南鉄道へ。
木造の古い感じの跨線橋はペイントが剥げており、その古さを好ましいと
鉄道ファンの彼は思ったそうです。

単線行き止まりのホームは島式２面で
硬券乗車券を年配のご婦人駅員より購入、レールバスと思えるような
単行電車（京王井の頭線で使われていたもののようだ、と彼は言っていました）に乗り
会社へ。


会社は、岳南鉄道本吉原駅前の小さな２階建てでした。

昭和５０年代を思わせる懐かしい建物で、２階の事務所には書類やら列車ダイアやらが散乱しており
好ましい雰囲気と彼は思ったそうです。


なにより、書類選考が先、ではなく
人物を重視していると思われる

面接時に書類持参、とするこの社の姿勢が好ましく思われ
この社で働きたい、とも思ったそうです。