汽車旅つれづれはなし

深町珠

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<その13> 12列車"はくつる"

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<その13> 12列車"はくつる"



このまま乗車して、次の停車駅で折りかえすとしても...
ちら、と時刻表を見たが、浅虫で降車、としても待ちあわせが悪い。
青森到着が8時半ごろ、と、9時の「はくつる」に乗車するには少々危ない。
E751系に乗るのは次の機会にしよう、と、少々残念だがそう決めて
発車3分前の車両から、降車した。

見送るつもりで、ヴィデオに録画した。
軽快に「スーパーはつかり」は盛岡に向けて走り出した。


まだ宵の口だというのに、青森駅のホームはもう閑散としている。
長いホームの向こうには、寝台列車が留置されていて
やはり、ターミナルの駅なのだ、と思わせる。が、駅前、連絡船の広場では
スケートボードで遊ぶ若者たちの楽しそうな笑い声が響き、
その都会的なムードとの対比に少々違和感を感じつつ、僕は階段を昇り、連絡通路を
渡る。
橋上のムードは昔とほぼ同じ感じで、過ぎし日にこの窓から蒸機の写真を撮ったり
した事、などを回想したり..
と、改札をまた抜けて、駅舎にあるコンビニエントで夜行の旅支度の続きをする。

...たしか、この辺りは小荷物預かり所だったかな...

などと、あやふやな記憶をたどりつつ、飲み物とつまむ物、を少々。
夏の盛りだが、もう八時近くの青森駅はすこし涼しくて、もう氷水、という雰囲気
でも無くなってきたが、とりあえず氷を仕入れる。

国鉄時代には小荷物扱いがあったので、大荷物の旅、でも結構便利だった。
混雑緩和という意味もあったのだろが、現在では赤帽さんも廃止になってしまって
お年を召された方とか、子供連れで長旅、だとちょっと気後れしてしまう事も多い、などとも聞く。
それで、自動車で盆帰り、などという話しもよく聞く。
合理化、採算ベースでの考えでは正しいのだろうが潜在的な顧客を切り捨てている
ような感もある。
夜行列車もそんなイメージも無きにしもあらず、で、
夜行だからと言って、オール寝台車、ではなく座席車を...という意見もあるが
、これも合理化、と考えると困難なのだろう、と思う。
寝台車と座席車を併結すれば、今の時代ではやや保安上問題があるだろうし、
そのために乗務員を増やすのも好ましくない。
また、夜行列車の運営には乗務員の人件費、健康管理の問題なども生じるだろう。
運転士はまだしも、車掌などは終夜勤務である。
そのために健康にもあまりよい影響があるはずもなく、「好きでなければ勤まらない」
という言葉をよく耳にする。
僕の祖父なども、定年後直ぐに逝ってしまったし、
長時間勤務、ろくに眠ることもできない、という勤務体系では
今の時代、それなりの報酬を必要とするだろう。
そんな風に考えると、夜行列車、というものはやがて
忘却の彼方に消え行くもの、であるのかもしれない..
もともと、列車が遅かった時代の必然だったのだから。
現在では一部、付加価値を設定して夜行列車は残るが、
いずれ、そのような形態か、安価な移動手段か、に変化するのだろう...

などと回想しつつ、始発駅のホームで列車を見送りながら、夜行列車の入線を待つ。
すこし、寂しい方に思考が傾くのはやはり帰路、旅が終わりに近くなったから、かもしれない。

最終夜、夜行の旅というのは特にそんな雰囲気がある。
そのムードにまた青森の駅、というのは似合いの舞台、のようにも感じられ
僕は旅愁、という言葉を実感している。
振り返ると津軽海峡、閑散とした構内のムード、寝台車が留置され、あたりにひと気も少ない...


写真はここです

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想像が困難ではないほど、この駅は変わっていない。
物思いに耽る待ち合い客の前を、いくつもの列車が到着し、発車してゆく。


写真はここです

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飽きない、退屈な時間は過ぎ、場内放送は今夜の宿、
「はくつる」号の入線を告げた。




出発とは違い、帰路の列車、というのは嬉しいようで寂しい。
また、寝台列車に乗れる、のだが、これで終ってしまう、という気持ちが相反して
心をふたつに分けて行くようだ。


ディーゼル機関車のヘッド・ライトが遠く、二条の光をレールに映し
ゆっくりと、僕の列車は近づいてきた。

レンガ色のボディ、淡い黄色の電灯、凸型の車体...
見慣れたDEが、ブルーの車体をゆっくり、ゆっくりとホームに運んでくる。
ディーゼルエンジンの轟音と共に、レール・ジョイントの響きは規則的に。
上野と同じように、後尾から入線するが、こちらではDEが後尾について牽引。

紺色のボディは、静かに、堂堂と定位置に停車した。
専務車掌は白い制服。車両後端でドア扱いを待っている。
大きな黒い鞄、合図灯..赤い腕章。と、雰囲気は国鉄時代を髣髴とさせる。
ひと呼吸あって、空気の開放される音がして、ドアがバタン、とばね仕掛けのように
弾みをもって開く。
折戸構造になっているので、そんな風に見えるのだろう。
車両の内側ではステップが一段、そこが折戸の畳まれる空間になり、ステップを昇ると
フロアの高さ、だ。
この列車はB寝台は開放のみで、A寝台は個室。
青森方最後尾は"レディースカー"といい、女性専用車両として
男子立ち入り禁止になっている。
よいアイデアである。

写真はここです

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まだ、発車まで時間があるので、ホーム沿いに先頭車両まで歩いてみよう、と思う。
車両は24系25形で、比較的きれい。
東海道筋のブルートレイン余剰の車両が回ってきたのかもしれない。
長いこと583系だったこの列車、「あさかぜ」用の余剰車両の転用で客車化されたのは
ついこの間の事、のように思えるが、平成になってからではないかな、などと考えながら
ホームを歩く。
まだ、この時間になっても駅弁が売られているのは旅客にはありがたい事だ
と思うが、コンビニスタイルの売店で売るのではなく、屋台?の
移動店舗で昔ながらのスタイルで営業しているのも青森らしい。
都会のターミナルなら、乗降数が多くてこの形態は難しいだろうし。
A個室寝台はオロネ25、これも「あさかぜ」用のグレードアップ車のようだ。
青森県知事さんがこの列車を愛用されていて、A個室がお気に入りだ、と聞いたが
官庁御用列車でもよいから、東北新幹線青森延伸時でも残してほしい列車である。
青森21時->上野7時、というのは用務客にとっても便利なダイアだろうから
アコモ改善、料金の割引、など、サービスを向上すれば利用率も向上するのでは?とも思う。
いかに新幹線が早い、といっても昼間の時間を3時間余も消費するのなら
夜行で朝から仕事をし、上野を夜半に帰投する「はくつる」で青森に朝着く、というような
移動の方が効率的だ、と考える方も多いのでは、などとも思えるが
まあ、今の低成長経済の時代、そんなに用事も無い、のかな..

と、歩いてゆくと先頭車両まで来た。
既に牽引機、EF81は連結されており、運転士が機器の確認、点検をしている。
夜闇に、シグナル・ライトの輝き、黄色い前照灯を運転士は上目、下目、と切り替える。
送風機の轟音がひと気の少ないホームに響いている。


写真はここです

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出発信号機は赤を示している。
機関車の前には、青いヘッドマーク、銀色の浮き文字、鶴の意匠...
はくつる、HAKUTSURU....


写真はここです

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発車アナウンス。


本日は、JR東日本の御利用ありがとうございます...
この列車は、寝台特急はくつる号、上野行きです....
まもなく発車いたします、お見送りの方はホーム..

と、いつもの案内放送があり...

オハネ25の折り戸は
空気を解放し、ばたん、と閉じた。


ガクン、とEF81は引き出す。
強いトルクで、「はくつる」は上野に向けて。


ゆっくりとホームが後ろへ流れて行く。
レール・ジョイントの音が、次第に早くなってゆくのを聞きながら
僕は、もうちょっとゆっくりすればよかったかな、などと
旅の終わりが近づいて、すこし寂しくなってきた。


「これ、掛けふとんですか?」


廊下側の車窓を眺めていたぼんやいしていた僕に
8番下の彼女はそう尋ねるので、見ると
毛布と、シーツを指しているので
片方はシーツだ、と教えた。

「ありがとうございます。」と、ゆっくりと微笑む表情にも、時間に追われていない子供の頃、
のようなゆとりが感じられる。

おせっかいついでにレディースカーの存在を知らせると、次からはそちらに乗りたりい、との由。
やはり、気丈に見えても解放寝台は不安なようだ。
そのあたり、広告をすれば潜在需要はあるのかもしれない、などと僕は思う。
もとより、若い女の子が隣、ではこちらも少々気を使う。深夜にカメラ持って車両撮影、
というのも少々やりにくい。(笑)


さて、「はくつる」号はそんな中年の悩み?をよそに快調に飛ばす。
特に発車時刻に遅れがあった訳ではないが、かなりの加速度でEF81は牽引を続ける。
時折聞こえる警笛の音がなんとも物悲しく響くが、寂しいハーモニーのような音がするあの笛を
設計された方はきっと、音楽が好きな方なのではないかな、と思えるし、鉄道を愛する心、が
そのような細やかな配慮で車両のある情景までを考えて音、を設計したのだろう、などと
夜行列車、旅のムードにひたりつつ、僕はオハネ25の下段寝台のカーテンを引き
着衣を緩めた。こんな時も向かい側が男性ならそれほど気遣うこともないが...
などと、解放寝台の構造が中央通路式
でない事をやや不便に思い、浴衣に着替えた。
583系のような中央通路式ならば、ベッドの間は開放的な空間だが
側廊下式だとこの空間に
やや閉鎖的なムードがあり、どうしても対面の目、が意識される。
人間の感覚の面白いところだが、クロスシートで対面の視線を気にするのと同じようなもので
雑踏の中の一人、というような個体識別をしなくても済む解放空間と、結果的に識別せざるを
得ない半閉鎖空間とではひとり、の重みが違っても不思議はない。
もともと、ビジネスユースが主体であった頃の車両設計だが、偶然とはいえ583系
のあのレイアウトは優れたパッケージングなのだろう、と再認する。
そして、開放B寝台があまり人気の無い理由も、どことなくうかがわれるような気もする。


「個」重視の現代人の生活習慣、見ず知らずの人とコミュニケーションを取らねばならぬ
こんな状況に不慣れな方が多いであろうし、そんなケースでは、一夜、気まずい雰囲気で
押し黙って夜行列車の旅をする、というのはどう考えても楽しくはないだろう。
個室寝台であれば、乗車率が低いと言われる列車(東海道筋の「富士」など)でもとりあえず寝台は
売れるというあたりから考えると、オール個室化、あるいは夜行バスのような安価サービス化、の
二極分化が必要なのだろう...夜間の輸送密度はそれほど高くはないだろうから、寝台列車の
将来にそれほど悲観的になることもないようにも思える..
ただ、それをビジネスとして考えるか、公共サービス、として考えるかによっても違うだろうから
JR本州各社の完全民営化がどのような影響を東北筋ブルートレインに与えるか
は微妙なセンだろう。とりあえず、盛岡ー八戸間、12月以降も寝台列車が通過する
という事は明らかであるが
カシオペア、北斗星はともかく、「はくつる」はどうなるのだろう....


列車は快調に高速で進んでいる。
583のように重厚な乗り心地とは違って、軽快なレール・ジョイントを響かせて。
陸奥湾沿いの鉄路を、海を左手に疾走している....
はずだが、すでに夜半すぎとあって、海は暗くてなにも見えない。
583の下段とは違い、窓のカーテンを開けるのも少々はばかられるから
横の隙間からそっと、確認をした。

すでに車内は就寝時刻過ぎとあって、静かである。
もとより東北特急は大抵静かなのだけど、今日の列車はさらに静かだ。
盆休みの期間なので、乗車率は結構高いようだが...
帰還、旅の思い出を振り返っている方が多いのかな?などと思っていると
EF81の空気笛がまた、寂しげな音色で旅愁を醸す。

忘れていたが、さっき買ってきた弁当を食べよう、と思いつく。
青森駅前の売店で買った、帆立釜飯。
周りが静かなので、音を立てないように、と、コンビニ袋を開くのがかなりしんどい(笑)。



写真はここです

http://users.hoops.ne.jp/c62_/view/labelhota.jpg

http://www.geocities.co.jp/Hollywood/5733/view/hotatekama.jpg


それでもなるべく静かに袋を開いて、赤い容器、プラスチックなのが少しだけ残念な釜飯を出す。
紙のラベルを輪ゴムで止めて、みたいな包装が、少量生産っぽい。
ふたは透明のプラスチック、中がよく見える。
ほのかに醤油の香り。
ふたを取ると、帆立の煮物、錦糸卵、漬物...と、素朴な飾り気のない雰囲気が
東北らしい素朴さで良い雰囲気だ。

また、来年も来よう、583に乗って。

こんな風に、また、次の旅の予定が出来てゆく(笑)


-------|以下、次回に続きます..|-------
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