科学は、如何にしてヒトを幸せにするか～ななの例～

見た目

友梨絵も、いつかの青年を
中身が解らないっていっていたけど

そんな感覚は、加藤にもよく解る。


今は、あれこれを人の心を傷つける人がいるので

防御しているから
人から言われないように、変わった事が
ないように、

そんなふうにしてるから、心が見えないって
そう思えるのだろう。


友梨絵や、由香がそうでないのは、
いい友達といる時だけ。



思い出すと、加藤が１７才の頃は
そんなに人を傷つける人は少なかった。


その代わり、殴り合いとかはよくあったから
その方がよかったような気もしている。



暴力はいけないって大人が言うから
陰険な事で心を傷つける、その方が
良くないと加藤は思っている。


だから、大人になっても
悪い奴は殴っていた（笑）。



サラリーマンだった頃、陰険だった
天下り課長の横っ面を張った事はあったりしたが


それで、暴力事件になった事はない（笑）。


その程度では警察も相手にしないのだ。






だけど、争うのは嫌いだ。




そういうところ、友梨絵と似ている。


歳を取って、友梨絵の容姿が変わっても
そういうところが変わらなければいいな、と
加藤は思う。



不満ばかり言うように、だいたいなるからなぁ（笑）と
経験上加藤はそう思う（笑）。


生理的に、人間は大抵そうで
若いうちはそんなに社会と関わりがないから
好きにできるので楽しいけれど

家族が出来たり、恋人ができたりして
社会に関わりが興ると、面倒になって


つまらなくなる（笑）。



恋は楽しいかもしれないけれど、恋人の
家族との付き合いとか

恋敵との争い、なんて事になると
途端、面倒になってしまう（笑）。



そういう事にならないうちに逃げた方が楽（笑）


と、加藤は思ったり。


既に母、と言う家族があるんで面倒でうんざり（笑）しているのもあって。