科学は、如何にしてヒトを幸せにするか~ななの例~

深町珠

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神様の目蒲線

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神様は、その、少し先の未来を覗いて見る。


変わりないような世界で、ひとびとは
楽しく暮らしている。

家族を持たなければならない事もなく

望めば、子供も産めるけれど

女といえども、出産から解放されたい人は
そうする。



ジョナサンのように、科学的に生まれてくる
親のいない子供も増えた。

そういう子供達は、子供達同士で
コミュニティーを作って育つし

国の共同保育園で、豊かに暮らすから

かえって、妙な親のエゴイズムを知らずに
育つ分健康的で

魅力的な人間になる。


変な自己顕示とかは、ほとんど
親の強要による切迫観念のせいなので


そういう、おかしな闘争心もない。


平和で穏やかな子供達は、それでも

愛に目覚めて

恋したりする事もある。



父親が不在がちの家庭の男の子みたいに

変な母親に強要されて


男性としての自立が遅くなる、なんて事もない。


反対に、女の子が

父親のような男性を好む、なんて事も
少ない。



それでも、やっぱり
メンデルスゾーンと、アンデルセンみたいな

三角関係が起こったりするけれども


不幸に思い込む事もない。

過剰に思い込むのは、それも
育児の失敗による強迫観念である。



自然のままの類人猿のように、社会に
過度に抑制されなければ、親とて

子供達に強要する事もない。


それら強要は、大抵
仕事か何かで時間や金銭の余裕がないために
子供を大人の都合で支配しようとして起こす
ものだ。


なので、会社も金銭もない世界なら

大人もむやみに強要する事もない。



人類有史以来あった、農耕と牧畜より
生じる貯蓄の概念、転じて
貨幣の存在が


めぐりめぐって信用貨幣となってから
起きた異常な不公平は、全て
加藤の破壊行為で消え去ったのだった。
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