科学は、如何にしてヒトを幸せにするか～ななの例～

純

なな自身、人を支配したいなんて
思うのは浅ましいと思っていたから

あの、重役の奥さんみたいな人たちは

きっと、可哀相に虐められて育ったのだろうと
思ったりした。


引き攣った顔を見ていてそう思うのだけれども


そういう人達は、そうしないと
生きていけないのだろう、なんて



哀れんだりもした。



ななが、幼い頃に見ていた
大人のドラマで


若い女の子が、お金持ちと恋愛をして。



でも、お金持ちと別れる事になって。


お金持ちの執事が、お金を持ってきた。




女の子の父親は、そのお金を執事に叩き付けるのだ。





世の中、そういうものだと
ななはドラマから感じたし


それが正しいと思っていた。





後で分かったのは、そのドラマは日本人が
作っていて



重役の奥さんは大陸からの渡来人なので


生まれつき生き方が違うと言う事らしい（笑）。




愛や環境も、大陸と島国では違うらしいけれど


それも、エネルギー革命で破棄されてしまった。