科学は、如何にしてヒトを幸せにするか~ななの例~

深町珠

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加速

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加藤は、すぐにスウェーデンに飛んで
加速機で、反物質の確認実験をした。

予想通り、物質の側にあるヒッグス
粒子配列は規則的だった。



「つまり、隣接時空間ではそれらが真逆のはず」と、計算して

粒子をぶつけてみると、物質は光子に戻る。


反対に、反物質から物質を作る事も可能だ。


「ただ、人間の科学ではいまのところ
巨大加速機が必要だ、が。」


スウェーデン王立研究所ではそこまでにしておいて、加藤はすぐにイギリスに戻り、ルーフィたちに礼を述べた。



「いろいろありがとう。これで、人類は救われる」




ルーフィは「あの式を、どう使うんですか?」




「とりあえず、常温超電導を実用にします。それから、重力加速エンジン、光子エンジンを作ります。」と、加藤。



超電導は、陽電子が陰電子を連れて金属の中を通るので電子同士が譲り合って、電気抵抗=0になる現象。


ふつうは冷やさないと起こらないが
金属中の電子の軌道を変える事など、反物質を使えば容易い。


その金属を、常温超電導物質として作れば良い。



重力加速機は、その隣接時空間を操作して
(めぐたちが空を飛ぶように)エンジンの
釣り合い錘の質量を一時的に
を増減すると、エンジンは回転しつづける。
焼玉エンジンのような、簡単なものでいい。



光子エンジンは、超電導状態を加減することで
光子を引き寄せたり、離したりする事で
推進力を得たりすることができる、いわは
原始的機関だ。


どれも、クリーンエネルギー。

無尽蔵に得られる。




「すごい。18世紀には思い付かなかった」と
ルーフィ。





「それは、イギリスふうジョーク?」と、加藤は笑った。




皆も笑った。
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