幼馴染短編集

鳴海真央

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幼馴染のお嬢様と結ばれるカッコカリ

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 学園で何事もなく、お嬢様として対応している桜宮瑞葉さくらみやみずは
 だが、彼女の股間にはリモコンローターがつけられている。付属していたエッチな下着と一緒に。
 振動は強くしていないから、言うほど感じているようには見えない。ちなみに授業中は機能しないようにしている。

「あっ……あぁっ……」

 そして、昼休み。俺と瑞葉は、屋上で向かい合っていた。
 彼女の股間に取り付けられているローターが、膣前庭を刺激している。

「どうだ、瑞葉」
「すごく……いい……。おま×この穴も、クリトリスも、一緒にいじめてくれるから……」
「そうか。……今日、瑞葉の家に行ってもいいか?」
「セックスしてくれるんだよね」
「そのつもりで言ったんだが」
「いいよ。両親には言っておくから」

 そこでローターの電源を切る。
 瑞葉の下着は、刺激され充血した膣壁から染み出した愛液でぐっしょりと濡れていた。

 △▼△▼△▼

「あぁっ、いいっ! 翔太のおちん×ん、あたしのおま×こ、ゴリゴリしてくるぅっ!!」

 瑞葉をベッドに押し倒して、正常位でセックスを始めた。
 一日中、ローターをつけていたからか、瑞葉のおま×こは、愛液でぐっしょりと濡れていて、かなり滑りやすくなっている。
 奥の方まで入れていくつもりがなくとも、届いてしまっているらしい。

「ううっ……。いいよ……、瑞葉……」
「翔太も、気持ちいいの?」
「あぁ、気持ちいいよ」

 均整の取れた顔つきで、猫目と評される目尻が上向きで二重の大きい黒目をしている。
 大変発育の良いおっぱいが腰を動かす度に揺れる。
 俺は、瑞葉の両手を恋人握りのように掴み、唇を重ねた。

「んっ……んふっ……んんっ……♡」

 そして、舌を絡ませ合う。
 その時には、お互いにお互いの身体を抱きしめあっていた。

「好き……翔太……好きだよ……♡」
「瑞葉……」
「だって……愛しているもの……あなたのことを……」
「俺もだよ」
「…………♡♡♡」

 瑞葉にローターを仕込んでからのセックスは、散々イチャつきながら、最後までしていた。

 △▼△▼△▼

 学園が休みの日。俺は、瑞葉に呼び出されて、彼女の家の敷居をまたがっていた。

「……えっ!? 俺を事実上の婿入りにすると!?」
「最近、頻繁に瑞葉と逢瀬を繰り返している、と聞いているが?」
「それは、まあ、仰るとおりですが……」

 玄関先に瑞葉の両親が現れて、手洗いうがいをしたあと、リビングに座らされた俺は、瑞葉の父親と話をすることになってしまったのだ。

「それが影響しているのかわからないが、瑞葉が翔太君を手元に置いておきたいと言ってきたのだよ」
「マジですか」
「大マジで言ってたわよ、翔太君」
「……瑞華みずか……」

 瑞葉の母親である、瑞華さんの言葉に反応する瑞葉父。

「よっぽど、翔太君を気に入っているみたいで」
「……あの、もしかして、」
「私の家にひとりだけお手伝いさんがいて、その人が聞いちゃったみたいで」

 …………あー、そーゆーことね。

「それで、ですか?」
「まあ、そうなるな。運が悪かった、と思うしかないだろうね、翔太君」
「…………わかりました。このことは、俺の両親には」
「言ってあるよ。こちらで引き取らせてもらう、とね」

 こうして、俺は学園を卒業してから、瑞葉と籍を入れることを前提とした、事実上の婿入りを果たすことになってしまった。
 婿入りが決まった日の夜。俺は、瑞葉の部屋で彼女が使っているベッドの中にいた。

「瑞葉は、これでよかったんだよな」

 俺の言う『これ』とは、事実上の婿入りのことを指している。

「いいんだよ。私の両親が望んだことだし、私も望んでいることだから、翔太は気にする必要はないんだよ」
「そうか……」
「それに……」

 瑞葉は起き上がって、寝間着を脱ぎ始めた。
 夜の闇に溶け込みそうな黒色のベビードールがその姿を表す。

「翔太がセックスを望むなら、いつでもできるよ」
「瑞葉……」

 ふくよかな胸。くびれた腰。それらを支えるために臀部も大きい。そして、細くも太くもなく、ちょうどいい太さの太ももが見える。
 女性としての魅力は充分にある【 桜宮瑞葉 】このおんなが、俺の幼馴染でセフレで…………事実上の嫁である。
 恋人、というのをすっ飛ばしている気がするが、わざわざ恋人になってください、と、言わなくても、俺と瑞葉は自然とそういう関係になっていてもおかしくない。

「…………翔太はセックスしたくないの?」
「瑞葉がいい、っていうのなら、したいよ」
「それじゃあ、しよう」

 掛け布団を端においやり、彼女はベビードールも脱いだ。
 手では掴みきれない大きさのおっぱいが晒され、色素沈着している乳首も見えるようになった。下腹には髪の毛と同じ色合いの陰毛が整えられている。
 俺は彼女に寝間着のズボンと下着を剥ぎ取られ、勃起しているペニスを露出させられてしまった。
 瑞葉は、ためらうことなく、それを舌で味わい始める。

「み、瑞葉!?」
「んふっ。……いいでしょ、別に」

 ひとしきり味わったあと、寝転がっている俺の上にまたがって、上半身をバネのように動かし始めた。

「あぁ……やっぱり、いい……」

 俺の胸板に両手を置き、腰を打ちつけている瑞葉。

「翔太とするセックスが一番ストレス解消になる、ってわかるんだよね」
「どうしてまた?」
「生の感情をぶつけられるし、快感で我を忘れられるし、自分が『お嬢様』を気取ることもしなくて済むしで……。
 なによりも、セックスしている時は、お嬢様とかなんとか言ったって、関係なくなるもの」
「動物の雌に成り下がる、みたいな感じか」

 そうそう、と肯定する彼女。

「だから、いいの。それに、私の身体は、孕みたがってるんじゃないかって、感じる時があるの」
「…………目の前の雄を愛しているからか」
「その通り。じゃなきゃ、発情して自分から『交尾セックスしたい』だなんて言わないよ」

 瑞葉は、俺のことを逃さないつもりでいるらしい。……と言っても、俺は瑞葉から逃げるつもりもないけどね。
 そうこうしているうちに、結合部からは、ぐちゅぐちゅという音を立て始めている。

「はぁ……はぁ……はぁ……。いいっ……。おま×こ、気持ちいい……。おち×ぽ、いい……」
「気持ち良さそうだな、瑞葉」
「うん。気持ちいいよ。セックスは気持ちいいから、そう簡単にやめられない」
「……じゃあ、俺を自分の所有物・・・・・・にしたくなるか?」
「なるよ。だって、ンッ、こんなに……っ、セックス、気持ちいいんだもん。……それに、私は、翔太との間に生まれる、子ども、も、欲しい」
「そんな考えに至ってしまうのか」
「そう、だよ。だから、いつか、絶対、このお腹の中に、入れさせてね……?」

 彼女は、右手で自分のお腹をさすりながら言う。

「あぁ。瑞葉が望むならな……」

 俺の言葉に頷いた幼馴染は、自分の腰で俺の下腹を強く叩きつけてきた。

「あぁっ……い、イクッ……」

 許容量を越えたのか、瑞葉は腰を動かすのをやめて、身体を震わせ始めた。
 膣の収縮に押し出されるかのように、俺の肉棒は白濁液を吐き出していくのだった……。

 △▼△▼△▼

 ――それから。
 瑞葉は朝と昼休み、放課後。そして、家に帰ってからも、俺を求めるようになった。
 最初は身体が持たないんじゃないか、って思ってたけど、次第に身体が順応してきたのか、瑞葉を満足させられるようになってきた。
 彼女を満足させることに特化してきた生殖器の変化は、俺自身も満足の行く性生活となり、瑞葉との交接をどこか待ち望んでいるかのような気分になる。

「お腹の中に、翔太の精液がいっぱい入っていると、なんか安心するんだ」
「おま×この飢えと乾きが満たされるからか?」
「うん。教室の中でお嬢様として上品に振る舞っているけど、膣の中には愛する翔太の精液でいっぱいなんだぞ、ってね」
「はははっ」

 俺は苦笑いするしかできなかった。

「ピルは飲み続けているんだろう?」
「もちろん。学生の間は、妊娠しちゃダメって言われてるから」
「でも、セックスはする、と」
「当然。……精液がなくなったら、のどが渇いて水を欲するように、翔太の精液で満たして欲しい、って思っちゃうもの」

 そう言いながら、瑞葉は制服のスカートの中にあるパンティーを脱いで、下腹から糸のように垂らす愛液と精液の混じった粘液を見せてきた。

「私のおま×こは常に準備できてるよ。……こんなにもエッチなおま×こ……。翔太は好きだよね……?」
「あぁ」
「授業サボって、セックス……しちゃう?」

 品行方正なお嬢様らしからぬ発言をする瑞葉の顔は、どろどろに蕩けきった雌の顔をしていた――。
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