1 / 3
「HIRO(1)」
しおりを挟む――――
ボクは、ヒーロー。
セカイのヘイワをまもるため、ワルいテキをタオしているんだ。
ヒーローのシメイは、テキをタオすこと。
ワルい、ワルいテキをタオして、タオして、タオして……、セカイをマモるんだ。
ナゼならボクはヒーローだから、ヒーローがテキにまけるコトなんてないんだ。
ヒーローは、いつもテキにかつんだ。なぜならヒーローはただしいから、セイギのミカタなんだから。
ボクは、タオすテキをさがしている。
サガして、サガしていると……
――メのまえに、テキがあらわれた――
ヒーローのボクは、テキにたちむかう。
テキはナにかを、ボクにウってキた。
でも、セイギのミカタにはそんなの、きくもんか。
ボクはすぐに、テキとおなじコウゲキをやりかえす。
するとテキは、コナゴナになった。
どんなもんだ! これがヒーローのチカラだ!
けどテキはまだ、うごいている。
テキのくせに……なまいきだ。
ボクは、テキのアタマをつぶして、トドメをさす。
もうテキは、うごかなくなった。
でもユダンはできない。テキはまだまだいるからだ。
まわりのテキも、ボクにコウゲキしてくる。
コウゲキはカラダのあちこちにアタって、すこしイタイ。
おこったボクは、テキににむかっていって、つぎつぎとタオしていった。
テキのカラダはもろい。ちょっとコウゲキしただけで、カンタンにバラバラになる。
ボクはテキとたたかって、すぐにゼンブたおした。
これでまわりのテキは、ぜんぶいなくなった。
ゼンブ? ホントウに…………これでスベテ?
いや……タリナイ。ヒーローならもっとテキをタオさないと。
なんだってイイ、とにかくボクがタオせるなら。
そうオモイながらマワリをみると、まだなにかがいる。
おおきいモノにちいさなモノ、いろんなスガタのナにかがタクサン。
でもみんな、ボクがタオすテキのすがたに、よくニテイル。
ニテイルなら、あれもゼンブ、ボクのテキにキマッテいる。
ダトスルト、やるコトはヒトツだ。
ケド、そのテキたちは、ボクをミルとにげていった。
ナサケなんてイラナイ。だってアイツラは……テキだから。
あのテキたちはウゴきがおそい、カンタンにおいつけつける。
ボクはちょっとホンキをだして、はしった。そして、あっというまにテキたちにおいつく。
おいつくとすぐに、テキにコウゲキする。
ナンのタメライも、ジヒもナク。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜
月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。
だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。
「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。
私は心を捨てたのに。
あなたはいきなり許しを乞うてきた。
そして優しくしてくるようになった。
ーー私が想いを捨てた後で。
どうして今更なのですかーー。
*この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。

いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。

なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。

夫が寵姫に夢中ですので、私は離宮で気ままに暮らします
希猫 ゆうみ
恋愛
王妃フランチェスカは見切りをつけた。
国王である夫ゴドウィンは踊り子上がりの寵姫マルベルに夢中で、先に男児を産ませて寵姫の子を王太子にするとまで嘯いている。
隣国王女であったフランチェスカの莫大な持参金と、結婚による同盟が国を支えてるというのに、恩知らずも甚だしい。
「勝手にやってください。私は離宮で気ままに暮らしますので」

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。

王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる