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第十章 Grand Galaxy Grand prix [Action!〕
トゥインクルスター・シスターズ
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――――
フィナ・アルトリッジとティナ・アルトリッジ、二人はスカイライト星系第二惑星、ハイクラウド出身のレーサーだった。
そこは大気と自然を持つ惑星であり、大きな特徴は通常の十倍以上の大気の厚さを持ち、その地質の一部は、高い浮力を保持している特殊な地面を持っていた。
その浮力は地面そのものを天高く浮かび上がらせる程に強く、ハイクラウドでは、雲海広がる天空に浮かぶ大地……『空の島』が多く存在していた。島の大小は様々、中には『大陸』と呼ばれるほどにまで、巨大なものがある。
二人は暮らしていたのは、そんな惑星だ。
島にも多くの人々が暮らし、空すら身近な生活の場となっていた。
また、濃厚な大気は、航空機の独自の発展を促した。
惑星エアケルトゥングではウィンドボートのように、風に乗って動く帆船の仕組みを用いたが、ここでは無数の羽がついたフィンを回転させる事で動力を得るプロペラと呼ばれる物を用いた、プロペラ機が主流となっていた。広大な空を飛び回るには、ある程度の動力を持っていた方が、都合が良かったのだろう。
……そして、ここでも小型プロペラ機による、レースが流行していた。
伸びた機体に、両側には一対の翼と言った、大昔の航空機らしいフォルム。そして後部には、ブースターの代わりにプロペラが備わっていた。
それこそウィンドボート以上に制御を必要とし、より機体らしい機体を駆るこの惑星のレース、フィナとティナは元々は、そのレースで活躍していた訳だ。
当時から高い操縦技術とレースの素質、そして、双子は生まれつき言葉を使わずとも離れた場所で心を通わす事の出来る……所謂『テレパシー』のような物を持っていた。
レースでその力は強く発揮され、二人の息の合った連携に敵うものは、当時だれもおらず、ハイクラウドの航空機レースではまさに、無敵を誇った。
だが……叶う相手がいない中、二人は退屈していた。
レースが大好きであることには、もちろん変わりはないが、これでは続ける意欲もなくなりかけた時……、当時海賊の身分を隠していた、サイクロプスにスカウトされた。
それから後は、知っての通り。
二人は宇宙レースにおいてもその才能を発揮、多くの活躍の末にG3レースの出場権を獲得し――今に至る。
――――
フィナの機体『アトリ』と、ティナの『ヒバリ』、二機は小惑星を飛行する第二陣のレーサーを相手にする。
……が、どれも相手にならず、次々とリードを重ねて行く。
――ははっ! どいつもこいつも、全然相手にならないじゃないか! なぁフィナ!――
ティナの考えに、フィナも同調する。
――ええ、意外に簡単だね、お姉ちゃん。フウマさんにも、負けなかったもの――
――そうだな! それに、リッキーにさえ負けなかったしな! ……まぁ、ジョンの奴には逃げられたのが、残念だけど――
そう、二人はフウマと会う前に、リッキーとジョンを、惑星サファイアで相手にしていた。
結果、リッキーのリードは防げたものの、ジョンに対しては先を越されてしまった。
――まさかあいつ、あそこまでやるなんてな……。さすがに二対二は、ちょっと厳しかったか――
――リッキーさんは、猪突猛進が主な取り柄みたいでしたし、私たちには簡単な相手でしたね――
――ああ、いくらスピードが高くとも、私たちのコンビネーションで防げばいいだけだからな――
二人一組でレースを行う強みは、先ほどテイルウィンドを相手に見せたように、同時に相手を攻めることはもちろん、守る側においても発揮する。
二機のディフェンスを破るには……おそらく、並外れた性能が必要を要するだろう。
そして、再び一機、二人の目の前に現れた。
――ふふっ、また一機、私達の前に出てきたわね――
ティナは頷く。
――ああ! しかも今度は、第二陣のヤワな連中じゃないぜ――
その機体は、槍のような流線型の、深紅色の美しい機体…………マリン・フローライトのクリムゾンフレイムだ。
――親善試合での活躍、見させてもらったぜ! だが……この地形は苦手と見えるな。ふっ、私たち『トゥインクルスター・シスターズ』の実力も、伊達ではないことを見せてやるぜ――
――私とお姉ちゃんだって、一流のレーサーですもの。頑張ります!――
自信満々なのは、二人とも変わらない。
さすが……双子と言うべきだろうか。
――――
――こんなに障害物が多いんじゃ、厳しいわね。あちこちに小惑星とは……邪魔ね――
コックピットで僅かにいら立っている、マリン。
彼女の機体、クリムゾンフレイムは加速こそ強いが、機動性はあまり良いとは言えない。
サファイアでは気流こそはあったが、物理的に邪魔となる存在はなかった。
だが……ここでは違う。
回避運動は何とかこなせるものの、無駄な動きが多い、それがスピードを殺し、自慢の加速を活かせないでいた。
――遅れっぱなしね、サファイアでも距離を取られたっていうのに、もう――
現状に、不満を持ちつつもマリンは、何とかここまで上手くやって来た。
……が、ここで後方から迫る、二機の機体が見えた。
クリムゾンフレイムよりも遥かに上手く、小惑星を切り抜けて迫る。
――早速新手ね、しかも二人か……。機体はアトリと、ヒバリって言うんだ、パイロットもフィナ、そしてティナ……ふふっ、可愛らしい名前じゃない――
とは言ったものの……その相手は、相当な実力者だろう。
ここまで追って来たのが、その証拠だ。
まるで鳥のように、翼を羽ばたく二機、アトリとヒバリは小惑星を挟み左右から回り込む。
そんな中、どうにか逃れようとするのは、クリムゾンフレイム。
――二対一なんて卑怯よ! 正々堂々勝負しなさい!――
苦戦するマリンは、息つく暇もなく操縦に集中する。
最低限の回避で済ませるためにギリギリを攻め、無理をしすぎたために
、何度か岩肌に機体が当たりそうになるが、それでも善戦している。
クリムゾンフレイムと、アトリ、ヒバリ……、三機はほぼ平行に並び、宇宙空間を飛翔する。
――――
フィナ、ティナは上手く、マリンのクリムゾンフレイムを追い込んでいた。
しかし……それでも向こうは善戦し、中々追い越せずにいた。
――なかなか、やるね。……お姉ちゃんも、そう思うよね――
――ああ! だけどそれも、時間の問題だぜ。何しろ、向こうの機体は元々ここでは、不向きだしな――
ティナは頷く。
――ここで私たちが追い抜いたら、もうこっちの物です。スピード重視の機体みたいですが……私たち二人なら、先へは行かせませんしね――
――まぁすぐに、追い抜いてみせるさ。……そうだ、ここでちょっと挨拶でもしゃれこもう、きっと……面白いぜ。最も、向こうに通信をする余裕があればの話だけどな!――
そうティナが大笑いしているイメージが、フィナにも伝わった。
――もう……お姉ちゃんってば。……でも、少しなら試してもいいかもね――
二人は通信を、クリムゾンフレイムに送った。
もしかすると通信を入れる余裕もないとも考えたが、それでも、向こうは通信を受諾したらしい。
〈……へぇ、あなた達があの二機のレーサーね。なかなか、やるじゃないの〉
現在進行形で苦戦しているため、余裕がなさそうな様子ながらも、それでもモニター越しのマリンは、表情に笑みを見せていた。
「そっちもな、マリン! アンタだってなかなかに実力者だと、俺は思うぜ」
「……お姉ちゃんが乱暴な言い方で、ごめんなさいね。それに……忙しいのに通信をつないでくれてありがとう、マリンさん」
〈ふふっ、来るものは拒まずって言うのも、私の信条だから〉
そんな会話をしている中でも、レースは続いている。相変わらず、三機は拮抗した状態のままである。
「レーサーとして先輩の、マリンさんには、私たちの憧れです。……正直、こうして一緒にレースが出来るなんて、光栄に思います」
〈あら? 嬉しいことを言ってくれるじゃない〉
しかしフィナは、こうも続けた。
「でも今、地の利を得ているのは、私たちです。さすがのマリンさんでも……一体、どこまで持ちこたえられますか?」
「こう見えても、レーサーに関してはフィナは俺より、負けず嫌いだぜ! 幾ら私たちが宇宙レースでルーキーでも、腕には負けないくらい、自身はあるんだからな!」
恐らく、プロレーサーの中では特に若い、フィナとティナ。しかし……その実力そして気迫は、誰にだって、引けを取りはしない。
フィナ・アルトリッジとティナ・アルトリッジ、二人はスカイライト星系第二惑星、ハイクラウド出身のレーサーだった。
そこは大気と自然を持つ惑星であり、大きな特徴は通常の十倍以上の大気の厚さを持ち、その地質の一部は、高い浮力を保持している特殊な地面を持っていた。
その浮力は地面そのものを天高く浮かび上がらせる程に強く、ハイクラウドでは、雲海広がる天空に浮かぶ大地……『空の島』が多く存在していた。島の大小は様々、中には『大陸』と呼ばれるほどにまで、巨大なものがある。
二人は暮らしていたのは、そんな惑星だ。
島にも多くの人々が暮らし、空すら身近な生活の場となっていた。
また、濃厚な大気は、航空機の独自の発展を促した。
惑星エアケルトゥングではウィンドボートのように、風に乗って動く帆船の仕組みを用いたが、ここでは無数の羽がついたフィンを回転させる事で動力を得るプロペラと呼ばれる物を用いた、プロペラ機が主流となっていた。広大な空を飛び回るには、ある程度の動力を持っていた方が、都合が良かったのだろう。
……そして、ここでも小型プロペラ機による、レースが流行していた。
伸びた機体に、両側には一対の翼と言った、大昔の航空機らしいフォルム。そして後部には、ブースターの代わりにプロペラが備わっていた。
それこそウィンドボート以上に制御を必要とし、より機体らしい機体を駆るこの惑星のレース、フィナとティナは元々は、そのレースで活躍していた訳だ。
当時から高い操縦技術とレースの素質、そして、双子は生まれつき言葉を使わずとも離れた場所で心を通わす事の出来る……所謂『テレパシー』のような物を持っていた。
レースでその力は強く発揮され、二人の息の合った連携に敵うものは、当時だれもおらず、ハイクラウドの航空機レースではまさに、無敵を誇った。
だが……叶う相手がいない中、二人は退屈していた。
レースが大好きであることには、もちろん変わりはないが、これでは続ける意欲もなくなりかけた時……、当時海賊の身分を隠していた、サイクロプスにスカウトされた。
それから後は、知っての通り。
二人は宇宙レースにおいてもその才能を発揮、多くの活躍の末にG3レースの出場権を獲得し――今に至る。
――――
フィナの機体『アトリ』と、ティナの『ヒバリ』、二機は小惑星を飛行する第二陣のレーサーを相手にする。
……が、どれも相手にならず、次々とリードを重ねて行く。
――ははっ! どいつもこいつも、全然相手にならないじゃないか! なぁフィナ!――
ティナの考えに、フィナも同調する。
――ええ、意外に簡単だね、お姉ちゃん。フウマさんにも、負けなかったもの――
――そうだな! それに、リッキーにさえ負けなかったしな! ……まぁ、ジョンの奴には逃げられたのが、残念だけど――
そう、二人はフウマと会う前に、リッキーとジョンを、惑星サファイアで相手にしていた。
結果、リッキーのリードは防げたものの、ジョンに対しては先を越されてしまった。
――まさかあいつ、あそこまでやるなんてな……。さすがに二対二は、ちょっと厳しかったか――
――リッキーさんは、猪突猛進が主な取り柄みたいでしたし、私たちには簡単な相手でしたね――
――ああ、いくらスピードが高くとも、私たちのコンビネーションで防げばいいだけだからな――
二人一組でレースを行う強みは、先ほどテイルウィンドを相手に見せたように、同時に相手を攻めることはもちろん、守る側においても発揮する。
二機のディフェンスを破るには……おそらく、並外れた性能が必要を要するだろう。
そして、再び一機、二人の目の前に現れた。
――ふふっ、また一機、私達の前に出てきたわね――
ティナは頷く。
――ああ! しかも今度は、第二陣のヤワな連中じゃないぜ――
その機体は、槍のような流線型の、深紅色の美しい機体…………マリン・フローライトのクリムゾンフレイムだ。
――親善試合での活躍、見させてもらったぜ! だが……この地形は苦手と見えるな。ふっ、私たち『トゥインクルスター・シスターズ』の実力も、伊達ではないことを見せてやるぜ――
――私とお姉ちゃんだって、一流のレーサーですもの。頑張ります!――
自信満々なのは、二人とも変わらない。
さすが……双子と言うべきだろうか。
――――
――こんなに障害物が多いんじゃ、厳しいわね。あちこちに小惑星とは……邪魔ね――
コックピットで僅かにいら立っている、マリン。
彼女の機体、クリムゾンフレイムは加速こそ強いが、機動性はあまり良いとは言えない。
サファイアでは気流こそはあったが、物理的に邪魔となる存在はなかった。
だが……ここでは違う。
回避運動は何とかこなせるものの、無駄な動きが多い、それがスピードを殺し、自慢の加速を活かせないでいた。
――遅れっぱなしね、サファイアでも距離を取られたっていうのに、もう――
現状に、不満を持ちつつもマリンは、何とかここまで上手くやって来た。
……が、ここで後方から迫る、二機の機体が見えた。
クリムゾンフレイムよりも遥かに上手く、小惑星を切り抜けて迫る。
――早速新手ね、しかも二人か……。機体はアトリと、ヒバリって言うんだ、パイロットもフィナ、そしてティナ……ふふっ、可愛らしい名前じゃない――
とは言ったものの……その相手は、相当な実力者だろう。
ここまで追って来たのが、その証拠だ。
まるで鳥のように、翼を羽ばたく二機、アトリとヒバリは小惑星を挟み左右から回り込む。
そんな中、どうにか逃れようとするのは、クリムゾンフレイム。
――二対一なんて卑怯よ! 正々堂々勝負しなさい!――
苦戦するマリンは、息つく暇もなく操縦に集中する。
最低限の回避で済ませるためにギリギリを攻め、無理をしすぎたために
、何度か岩肌に機体が当たりそうになるが、それでも善戦している。
クリムゾンフレイムと、アトリ、ヒバリ……、三機はほぼ平行に並び、宇宙空間を飛翔する。
――――
フィナ、ティナは上手く、マリンのクリムゾンフレイムを追い込んでいた。
しかし……それでも向こうは善戦し、中々追い越せずにいた。
――なかなか、やるね。……お姉ちゃんも、そう思うよね――
――ああ! だけどそれも、時間の問題だぜ。何しろ、向こうの機体は元々ここでは、不向きだしな――
ティナは頷く。
――ここで私たちが追い抜いたら、もうこっちの物です。スピード重視の機体みたいですが……私たち二人なら、先へは行かせませんしね――
――まぁすぐに、追い抜いてみせるさ。……そうだ、ここでちょっと挨拶でもしゃれこもう、きっと……面白いぜ。最も、向こうに通信をする余裕があればの話だけどな!――
そうティナが大笑いしているイメージが、フィナにも伝わった。
――もう……お姉ちゃんってば。……でも、少しなら試してもいいかもね――
二人は通信を、クリムゾンフレイムに送った。
もしかすると通信を入れる余裕もないとも考えたが、それでも、向こうは通信を受諾したらしい。
〈……へぇ、あなた達があの二機のレーサーね。なかなか、やるじゃないの〉
現在進行形で苦戦しているため、余裕がなさそうな様子ながらも、それでもモニター越しのマリンは、表情に笑みを見せていた。
「そっちもな、マリン! アンタだってなかなかに実力者だと、俺は思うぜ」
「……お姉ちゃんが乱暴な言い方で、ごめんなさいね。それに……忙しいのに通信をつないでくれてありがとう、マリンさん」
〈ふふっ、来るものは拒まずって言うのも、私の信条だから〉
そんな会話をしている中でも、レースは続いている。相変わらず、三機は拮抗した状態のままである。
「レーサーとして先輩の、マリンさんには、私たちの憧れです。……正直、こうして一緒にレースが出来るなんて、光栄に思います」
〈あら? 嬉しいことを言ってくれるじゃない〉
しかしフィナは、こうも続けた。
「でも今、地の利を得ているのは、私たちです。さすがのマリンさんでも……一体、どこまで持ちこたえられますか?」
「こう見えても、レーサーに関してはフィナは俺より、負けず嫌いだぜ! 幾ら私たちが宇宙レースでルーキーでも、腕には負けないくらい、自身はあるんだからな!」
恐らく、プロレーサーの中では特に若い、フィナとティナ。しかし……その実力そして気迫は、誰にだって、引けを取りはしない。
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