カプセル

ショッピング

ジョンコナー・ペテルギウスはその朝、地下シェルターから久しく、地上に登り太陽の光を浴びた。

そして、カフェ・バーに赴き、キリマンジャロとカツサンドを食した。

直ぐにお腹に吸収され、キリマンジャロをオカワリして、新聞紙を取り、記事には街の穏やかな風景とは、うってかわって凶悪事件などが取り沙汰されていた。

そして、シェルター生活で必要なバーボンウイスキーや米に缶詰などを購入してしばらく歩き、路地裏に入り、突如として銃声がした。

どうやら流れ弾がペテルギウスの左胸をとらえたようだ。
ペテルギウスはとっさに全力疾走してマンホールをこじ開け中に入りようやくシェルターへと帰還した。

左胸は痛んだがペテルギウスはシェルターのルームのセキュリティコードを打ち込み照合を済ませルームに入った。
荷物を降ろし、彼は防弾チョッキを脱ぎ防弾チョッキに突き刺さった弾丸を引っこ抜き弾丸をスキャナーでスキャンしてみると位置情報が読み取られていたのだ。
この時彼は冷静になり少し考え転移盤のマイクロチップを旧式のマイクロチップと取り替えパソコン操作で弾丸の行き先を牢獄に固定した。そして次に自分の行き先を手元のファイルに保存されたペテルギウスのもう一つの居場所にして決定づけた。
そしてソファに横になり、ようやく深い眠りについた。


天井裏では闇の司祭と鉄仮面の男が激しく言い争っていた。


ペテルギウスは薄っすら笑みさえ浮かべてみせた。