君の手の温もりが…

海花

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ゆっくりと…

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バスローブを羽織り寝室に行く。
葵は何だか…着慣れないバスローブも恥ずかしく感じた……。
藤井がバスローブを脱ぎベットへ入り
「…おいで」
と、葵の場所を空ける。
葵はバスローブを脱ぐとベットへ潜り込み藤井に抱きついた。
シャワーを浴びる姿もバスローブ姿も、サマになっている藤井に、裸を見られるのが恥ずかしく思えた…。
自分がすごく……幼稚に思える……。
「葵くん…?」
何も言わず抱きついてくる葵を抱きしめると、緊張しているのが伝わってくる。
「……葵……」
藤井が名前を呼ぶと、ようやく顔をあげる。
瞳が微かに怯えているように見え、藤井の胸が締め付けられる。
「……俺が…怖い……?」
葵が目を見開き慌てて首を振る。
「そんなことない!」
藤井が困ったように微笑む。
「無理しなくていい…。俺は…葵の嫌がることはしたくない……」
そう言うと優しく髪を撫でる。
「イヤなんかじゃない…」
葵が藤井の首に抱きつき
「…俺が…藤井さんしか……見えなくなるくらい……俺を………」
どう言っていいのか分からず言葉を切った。
藤井が葵をベットへ……倒し
キスをする……。
葵も藤井を求めるように舌を絡ませる。
今までない程激しく、舌を絡め葵の口内全てを舐め尽くした……。
藤井がそっと唇を離すと葵の舌が寂しげについてくる…。
藤井は、にこっと笑い葵の首筋にキスをしていく。
そしてゆっくりと鎖骨から胸へとキスを重ねる。
「…………あっ……」
葵の身体がビクッと反応し、微かに声が漏れる…。
壁の天井へ向けられたライトが薄らと葵の肌を白く浮き上がらせている。
藤井は葵のピンク色の小さな乳首に舌を這わせると
「──くすぐったい……」
葵が身体を軽くくねらせる。
それでも葵の様子を見ながら舐め軽く吸う。
「ホントに……くすぐったい……」
藤井はぷっくりと色を増した葵の乳首に軽く歯を立てる…。
「───!?ン……!」
葵の身体が仰け反る。
藤井が容赦なく膨らんだ乳首を舌で弄ぶと
「あ……んっ───」
葵の声色が顕著に変わる。
右手で葵の柔らかい内腿に指をはわせ
「……んぁっ!……くすぐ……たい……」
「それだけ……?」
藤井が葵の顔を見つめる。
赤く染まった葵の顔を見ながら指を徐々に上へと滑らせ……
葵の反応しきったそれへとたどり着く。
まだ慣れない葵の身体が無意識に逃げようとする。
藤井は耳元で「─葵……」囁き、優しくキスをしながら葵のそれを手で愛撫する。
「────ンんっっ……」
葵が腕を背中に回し藤井にしがみつく。
唇を離し、耳に舌を這わせる。
「あ…ん……」
「───気持ちいい?」
藤井が耳元で囁く。
「……いい……すごく……」
葵の白い肌が少しづつピンク色に染まる…。
藤井が身体をずらし、葵の熱り立ったそれに舌を這わせゆっくりと口に含む。
「────んっあァっ!……」
葵の身体が大きく仰け反る。
口の中で舌を這わせ吸い上げると
「……ダメ!──俺……」
葵の声が微かに震える。
「……ホントに…………イきそう……」
藤井は口の中から葵を解放すると
「まだ、我慢して……」
再び囁く。
藤井がサイドテーブルから何か取り、液状の何かを手に出しているのを葵は横目で見ている。
「……それ……なんですか……」
葵が少し不安そうに声にすると
「これは…秘密兵器」
藤井がイタズラっぽく笑った。
──秘密兵器……?
不安そうな葵を抱きしめ優しくキスを重ねる。
藤井の右手が葵のつぼみを見つけ指でそっとなぞる…。
昨日と違う感触に葵の身体がビクッと震えた。
「大丈夫だよ……」
その言葉と共に藤井の長い指が葵の中に忍び込んだ…。
「────あっ……!ンんっ……」
葵の身体が波打つ…。
「…葵……キレイだよ……」
耳元で囁くのと同時に2本目の指が入るのが分かる……。
「……ああっ!!……ダメ……」
自分の中で藤井の指が蠢くのが分かり、頭がおかしくなりそうになる……。
「───…いた…ぃ…けど……すご…く……」
藤井の指が容赦なく葵を掻き回す。
「……藤井さん……俺…もう……」
「まだ…ダメだよ……」
藤井の優しい声が余計頭の中をかき混ぜる。
「すごくキレイだ──愛してる……」
藤井の言葉に身体が余計反応する……。
葵の中から指が抜かれると
「…葵」
名前を呼ばれ体勢を後ろ向きに変えられる。
手を付き、まるで犬かなにかのような体勢を取らされ、顔がカッと熱くなる。
足も力が入らず藤井が支える。
背後で『カサッ』と小さな音がしてしばらくすると、さっきの「何か」をつけた藤井の指が再び葵のつぼみをなぞる……。
「──あ…」
声が上がり身体がビクッと反応する。
2本の指が葵のつぼみをゆっくりと広げる…。
昨日の記憶が蘇り、思わず力が入り藤井の指を締め付ける……。
「葵……大丈夫だよ」
藤井の言葉にゆっくり力が抜け…
それと同時に指が抜かれ藤井の熱くなったそれがゆっくりと葵の中に入ってくる。
「ああっっ!!……」
指とは比べ物にならないそれに、葵が叫びにも似た声をあげると、つぼみも閉じて侵入者を排除しようとする。
しかし奥まで入り込んだそれが痛みを伴った快感へと変わっていく……。
「………葵……」
藤井が名前を呼びながら何度となく奥まで
突き上げる。
「……ンんっ!……ぃた…いょ……でも……いい…」
あられもない自分の声が部屋中に響いている。
「…ホン…ト…に……もぅ……」
葵の肘が折れベットへ上半身が落ちる。
「──ダメ…もう…俺…藤井…さん……イッちゃう……」
藤井が余計強く奥まで突く……。
「───!!……ぁあんっ!……もぅイク……!!」
葵が放たれるのと同時に、自分の中の藤井のそれが波打つのが分かった……。




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