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第四章
自信のない相談客と私
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ある日、相談所での仕事を終えて、私は家へと向かっていた。
気持ちがざわついている。
理由は自分でも理解している。
先ほど相談を受けた相談客は移住者の義務のことを知らない様子であった。
義務とは勿論「精霊をパートナーとして未来永劫幸せに過ごす」ことだ。
それを聞いた相談客が、
「それは無理! 私をパートナーとして受け入れる相手がいるわけない!」
と言い切った。
アイリスが「精霊は山ほどいるし、人間は精霊が好む存在に造られているから問題ない」と説明したのだが、最後まで相談客は懐疑的であった。
実は私も相談客として相談所に来ていたときに同じような質問をしたことがある。
回答もその時と同じであったが、私はそういうものかと何の疑問も持たずに受け入れてしまった。
だが、今回の相談客は私と違う考えをしていた。
ざわついているのはそれが理由なのだが、よく考えてみれば私よりも今回の相談客の方が思慮深いのだと思う。
前にも話したかもしれないが、私は人間だった間、生涯独身であった。
異性の友人はいたことはいたが、利用している店などを通じてのものであったから、店を通じない付き合いはほとんどなかった。
人と接するのが億劫な性質も多少は影響したと思うが、人としての魅力に乏しかったのだと思う。実際に他人から何度かそのような指摘をされたこともある。
今の四体のパートナーたちが契約に縛られているだけでないと良いのだが……
すっきりしない気分で家に戻ると、リビングにはリーゼとメラニーの姿があった。
「ただいま」
「アーベル、お帰りぃ!」「アーベルさま、おかえりなさい」
いつもならメラニーは飛んできて私の左腕に抱きつくのだが、私の様子がいつもと違うのを察したようだ。
メラニーはこういうのに鋭い。
「アーベル、相談所で何かあった?」
「ちょっと気になる相談があってね……」
私は思っていることを正直に話した。メラニーは鋭いから隠していたらそのことがバレる。
「私はカーリンやリーゼをずっと見ていたから、アーベルと契約したいってアイリスに話したのだけど……」
メラニーはそうだった。もともとカーリンとリーゼの泉の近く、すなわち今のこの家の近所の木に住んでいた。
だから、カーリン、リーゼと契約を結んだ直後からメラニーのことは知っているのだよな。
そのためかメラニーと契約することに対して何の疑問も持っていなかったのだが。
「……契約を結んでからもアーベルのことは大好きだよ。契約には精霊に相手を好きにさせる力があるけど、契約の力なしでも私はアーベルが大好きだけどね」
そういい終えるとメラニーがいつものように私の左腕に抱きついてきた。そしてリーゼに目配せする。
「私はお姉ちゃんと一緒にアーベルさまと最初に会ったときの印象がよかったからです。それにゲームや本とかはアーベルさまと一緒に楽しみたいです」
そう言うとリーゼは、そうでした、と立ち上がってどこかへと行ってしまった。
これはちょっとリーゼに悪いことをしたかもしれない。
「大丈夫よ。多分カーリンを呼びに行っただけだから」
私が立ち上がろうとしたところ、メラニーに止められた。
「お姉ちゃん、アーベルさまに契約の話をしてください」
作業場の方からリーゼの声が聞こえてきた。どうやらメラニーの予想が正しかったようだ。
すぐにリーゼに手を引かれてカーリンがやってきた。
「アーベルさん、契約の話、ですか? 事情がよく飲み込めていないのですが、私たち精霊にとって契約があることは存在する上での最大の支えですけど……」
カーリンは困惑した様子だ。
「あ、カーリン。アーベルが厄介な相談を受けたみたいなのよ。答えるのに精霊にとっての契約がどんなものであるか理解する必要があるみたいだから、そこのところを上手く説明してほしいのだけど」
メラニーが私の意図を汲んで上手に説明してくれた。これは助かる。
「そういうことでしたか。アーベルさん、もう少し相談の内容を詳しく教えていただけますか?」
カーリンの要求に私が相談のことを説明すると
「……なるほど。最初にアーベルさんと私たちの契約について言うと、ものすごくよくして頂いています。不満なんてありません。あったらアイリスから警告されるはずです」
と断言した。
「?? アイリスから?」
「はい。契約相手に不満があれば、精霊は『揺らぎ』ますから。そんなことがあれば相談所の所長がすぐに契約相手に警告します。アーベルさんにアイリスが警告したなんて話は聞いていませんし、『揺らいだ』ら私たちもすぐにわかりますよ」
カーリンがそう言って片目をつぶってみせた。
「そうよねぇ。むしろアイリスがアーベルに警告した、なんてことになったらニーナが黙っていないわよ。ウフフ……」
メラニーが笑った。
「確かに。ニーナはウンディーネだし、アーベルさまに何かあったらすごく動揺すると思う。お姉ちゃんといい勝負かも」
「リーゼも私のことは言えないんじゃないの?」
ウンディーネであるニーナには契約相手の私のことを悪く言われると激高する。これは彼女の個性というより、ウンディーネという精霊の特徴だ。
「コホン。それと人間は精霊にとって魅力的に造られている存在ですし、アイリスの見立てで相性が良いとされたら、間違えることはないです。人間や精霊はそういう存在ですから。人間同士よりもよっぽど相性いいんですよ、人間と精霊は」
「なるほどね。確かに今まで皆に不満に思うようなところは一つも感じなかったな」
不思議なもので、人間同士だと仲の良い相手でもたまには腹の立つことや嫌なことも生じる。
しかし、四体のパートナーたちに対しては契約を結んで以降、一度も嫌に感じたり、腹が立つようなことがなかった。
「そうなのよね。精霊ってそのレベルで争いごとが嫌いだし、相性の合う相手だと嫌なことなんてなくなっちゃうのよ。契約があると相性の合う相手との関係が未来永劫続くって心の支えになるの。だから精霊は契約したくなるのよね」
私のパートナーたちが一般的な精霊なのかどうかはわからない。
だが、メラニーの答えから彼女たちは契約についてものすごくポジティブな印象を持っていることはよくわかった。
「そうなのです。だからその相談者の方には、実際に『ケルークス』で精霊に会ってもらうのが良いのではないかと私は思います」
カーリンがそう提案してくれた。
次に彼が来るときは二度目の相談になるから「ケルークス」にも案内できる。
初めての相談客は応接室で対応しなければならないが、二度目ならその制限がなくなるからだ。
「最近は契約していない精霊も人間を見るために『ケルークス』に行くみたいです。そういう精霊の中に合う方がいるかもしれません」
リーゼが興味深いことを言った。
私は知らなかったが、そのような目的で「ケルークス」に来店する精霊もいるのか。
「私、お茶にしたい。ニーナを呼んでくる」
不意にメラニーが立ち上がって階段を上がっていった。
「なら、マナを焼こうか」
「この前の残りがあるので、それを片付けちゃいましょう」
カーリンがキッチンに行って、マナの入った籠を持ってきた。
「アーベル様、お帰りになられていたのですね。遅くなってすみません」
メラニーに連れてこられたニーナが申し訳なさそうに頭を下げた。
「皆でお茶にしようとしたところなんだ、ニーナも付き合って欲しい」
「畏まりました」
お茶にしたいというのは、メラニーが気を遣った結果だと思う。
皆に気を遣わせて申し訳ないが、ここは素直に甘えておいた方が良さそうだ。
対精霊についてはよくわからないが、私は人の気持ちには気がつかない性質だ。
人間をやっていた頃にはそういう指摘を何度も受けている。
だが、パートナーの四体に対してはある程度気がつけているのだと思った方が良さそうだ。
そうでないとかえって彼女たちに気を遣わせてしまいそうだから。
「ニーナはアーベルとの契約をどう思うのよ?」
メラニーが鋭くニーナに突っ込んだ。
「わたくし、ですか? 精霊に生まれてよかった、と思います。アーベル様との契約はわたくしが生きる原動力ですから」
ニーナはそう答えて力強くうなずいた。
以前と比較して遠慮する部分は減ってきたが、堂々とこう言われるとさすがに照れくさい。まだ私の感覚には人間の部分が残されているらしい。
二時間ほどお茶と会話を楽しんでそろそろお開きかな、と思ったところでカーリンがすっくと立ち上がった。
「「「「??」」」」
「コホン。今日アーベルさんの寝室に行くのは私の番なのですが、昨日に続いて今日も『みんな』の日にしたいです! ローテーションは明日からやり直し、ということで」
カーリンの突然の提案に他のパートナーたちが顔を見合わせた。
しかし、それも長い時間のことではなく、三体のパートナーがうなずき合った。
「いいわよ」「そうしましょう」「わたくしも賛成です」
他の三体のパートナーの同意が得られたところでカーリンが私に目を向けてきた。彼女が時折見せる妖艶な顔だ。
「アーベルさん、ということなので今日は皆を可愛がってくださいね。皆でお風呂に入るところから始めましょう!」
「「「はい!」」」
カーリンの号令で皆で一緒に風呂に入ることになった。
どうやら皆には結構な心配をかけてしまったようだ。
お詫びというより、感謝の意味で今日は皆を全力で可愛がることにしよう。
本当に精霊界に移住して良かった。
気持ちがざわついている。
理由は自分でも理解している。
先ほど相談を受けた相談客は移住者の義務のことを知らない様子であった。
義務とは勿論「精霊をパートナーとして未来永劫幸せに過ごす」ことだ。
それを聞いた相談客が、
「それは無理! 私をパートナーとして受け入れる相手がいるわけない!」
と言い切った。
アイリスが「精霊は山ほどいるし、人間は精霊が好む存在に造られているから問題ない」と説明したのだが、最後まで相談客は懐疑的であった。
実は私も相談客として相談所に来ていたときに同じような質問をしたことがある。
回答もその時と同じであったが、私はそういうものかと何の疑問も持たずに受け入れてしまった。
だが、今回の相談客は私と違う考えをしていた。
ざわついているのはそれが理由なのだが、よく考えてみれば私よりも今回の相談客の方が思慮深いのだと思う。
前にも話したかもしれないが、私は人間だった間、生涯独身であった。
異性の友人はいたことはいたが、利用している店などを通じてのものであったから、店を通じない付き合いはほとんどなかった。
人と接するのが億劫な性質も多少は影響したと思うが、人としての魅力に乏しかったのだと思う。実際に他人から何度かそのような指摘をされたこともある。
今の四体のパートナーたちが契約に縛られているだけでないと良いのだが……
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「ただいま」
「アーベル、お帰りぃ!」「アーベルさま、おかえりなさい」
いつもならメラニーは飛んできて私の左腕に抱きつくのだが、私の様子がいつもと違うのを察したようだ。
メラニーはこういうのに鋭い。
「アーベル、相談所で何かあった?」
「ちょっと気になる相談があってね……」
私は思っていることを正直に話した。メラニーは鋭いから隠していたらそのことがバレる。
「私はカーリンやリーゼをずっと見ていたから、アーベルと契約したいってアイリスに話したのだけど……」
メラニーはそうだった。もともとカーリンとリーゼの泉の近く、すなわち今のこの家の近所の木に住んでいた。
だから、カーリン、リーゼと契約を結んだ直後からメラニーのことは知っているのだよな。
そのためかメラニーと契約することに対して何の疑問も持っていなかったのだが。
「……契約を結んでからもアーベルのことは大好きだよ。契約には精霊に相手を好きにさせる力があるけど、契約の力なしでも私はアーベルが大好きだけどね」
そういい終えるとメラニーがいつものように私の左腕に抱きついてきた。そしてリーゼに目配せする。
「私はお姉ちゃんと一緒にアーベルさまと最初に会ったときの印象がよかったからです。それにゲームや本とかはアーベルさまと一緒に楽しみたいです」
そう言うとリーゼは、そうでした、と立ち上がってどこかへと行ってしまった。
これはちょっとリーゼに悪いことをしたかもしれない。
「大丈夫よ。多分カーリンを呼びに行っただけだから」
私が立ち上がろうとしたところ、メラニーに止められた。
「お姉ちゃん、アーベルさまに契約の話をしてください」
作業場の方からリーゼの声が聞こえてきた。どうやらメラニーの予想が正しかったようだ。
すぐにリーゼに手を引かれてカーリンがやってきた。
「アーベルさん、契約の話、ですか? 事情がよく飲み込めていないのですが、私たち精霊にとって契約があることは存在する上での最大の支えですけど……」
カーリンは困惑した様子だ。
「あ、カーリン。アーベルが厄介な相談を受けたみたいなのよ。答えるのに精霊にとっての契約がどんなものであるか理解する必要があるみたいだから、そこのところを上手く説明してほしいのだけど」
メラニーが私の意図を汲んで上手に説明してくれた。これは助かる。
「そういうことでしたか。アーベルさん、もう少し相談の内容を詳しく教えていただけますか?」
カーリンの要求に私が相談のことを説明すると
「……なるほど。最初にアーベルさんと私たちの契約について言うと、ものすごくよくして頂いています。不満なんてありません。あったらアイリスから警告されるはずです」
と断言した。
「?? アイリスから?」
「はい。契約相手に不満があれば、精霊は『揺らぎ』ますから。そんなことがあれば相談所の所長がすぐに契約相手に警告します。アーベルさんにアイリスが警告したなんて話は聞いていませんし、『揺らいだ』ら私たちもすぐにわかりますよ」
カーリンがそう言って片目をつぶってみせた。
「そうよねぇ。むしろアイリスがアーベルに警告した、なんてことになったらニーナが黙っていないわよ。ウフフ……」
メラニーが笑った。
「確かに。ニーナはウンディーネだし、アーベルさまに何かあったらすごく動揺すると思う。お姉ちゃんといい勝負かも」
「リーゼも私のことは言えないんじゃないの?」
ウンディーネであるニーナには契約相手の私のことを悪く言われると激高する。これは彼女の個性というより、ウンディーネという精霊の特徴だ。
「コホン。それと人間は精霊にとって魅力的に造られている存在ですし、アイリスの見立てで相性が良いとされたら、間違えることはないです。人間や精霊はそういう存在ですから。人間同士よりもよっぽど相性いいんですよ、人間と精霊は」
「なるほどね。確かに今まで皆に不満に思うようなところは一つも感じなかったな」
不思議なもので、人間同士だと仲の良い相手でもたまには腹の立つことや嫌なことも生じる。
しかし、四体のパートナーたちに対しては契約を結んで以降、一度も嫌に感じたり、腹が立つようなことがなかった。
「そうなのよね。精霊ってそのレベルで争いごとが嫌いだし、相性の合う相手だと嫌なことなんてなくなっちゃうのよ。契約があると相性の合う相手との関係が未来永劫続くって心の支えになるの。だから精霊は契約したくなるのよね」
私のパートナーたちが一般的な精霊なのかどうかはわからない。
だが、メラニーの答えから彼女たちは契約についてものすごくポジティブな印象を持っていることはよくわかった。
「そうなのです。だからその相談者の方には、実際に『ケルークス』で精霊に会ってもらうのが良いのではないかと私は思います」
カーリンがそう提案してくれた。
次に彼が来るときは二度目の相談になるから「ケルークス」にも案内できる。
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「最近は契約していない精霊も人間を見るために『ケルークス』に行くみたいです。そういう精霊の中に合う方がいるかもしれません」
リーゼが興味深いことを言った。
私は知らなかったが、そのような目的で「ケルークス」に来店する精霊もいるのか。
「私、お茶にしたい。ニーナを呼んでくる」
不意にメラニーが立ち上がって階段を上がっていった。
「なら、マナを焼こうか」
「この前の残りがあるので、それを片付けちゃいましょう」
カーリンがキッチンに行って、マナの入った籠を持ってきた。
「アーベル様、お帰りになられていたのですね。遅くなってすみません」
メラニーに連れてこられたニーナが申し訳なさそうに頭を下げた。
「皆でお茶にしようとしたところなんだ、ニーナも付き合って欲しい」
「畏まりました」
お茶にしたいというのは、メラニーが気を遣った結果だと思う。
皆に気を遣わせて申し訳ないが、ここは素直に甘えておいた方が良さそうだ。
対精霊についてはよくわからないが、私は人の気持ちには気がつかない性質だ。
人間をやっていた頃にはそういう指摘を何度も受けている。
だが、パートナーの四体に対してはある程度気がつけているのだと思った方が良さそうだ。
そうでないとかえって彼女たちに気を遣わせてしまいそうだから。
「ニーナはアーベルとの契約をどう思うのよ?」
メラニーが鋭くニーナに突っ込んだ。
「わたくし、ですか? 精霊に生まれてよかった、と思います。アーベル様との契約はわたくしが生きる原動力ですから」
ニーナはそう答えて力強くうなずいた。
以前と比較して遠慮する部分は減ってきたが、堂々とこう言われるとさすがに照れくさい。まだ私の感覚には人間の部分が残されているらしい。
二時間ほどお茶と会話を楽しんでそろそろお開きかな、と思ったところでカーリンがすっくと立ち上がった。
「「「「??」」」」
「コホン。今日アーベルさんの寝室に行くのは私の番なのですが、昨日に続いて今日も『みんな』の日にしたいです! ローテーションは明日からやり直し、ということで」
カーリンの突然の提案に他のパートナーたちが顔を見合わせた。
しかし、それも長い時間のことではなく、三体のパートナーがうなずき合った。
「いいわよ」「そうしましょう」「わたくしも賛成です」
他の三体のパートナーの同意が得られたところでカーリンが私に目を向けてきた。彼女が時折見せる妖艶な顔だ。
「アーベルさん、ということなので今日は皆を可愛がってくださいね。皆でお風呂に入るところから始めましょう!」
「「「はい!」」」
カーリンの号令で皆で一緒に風呂に入ることになった。
どうやら皆には結構な心配をかけてしまったようだ。
お詫びというより、感謝の意味で今日は皆を全力で可愛がることにしよう。
本当に精霊界に移住して良かった。
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