359 / 436
第八章
350:OP社本社前の攻防
しおりを挟む
ポータル・シティにあるOP社本社ビルでは、OP社の治安改革センターの職員とミヤハラ率いる「タブーなきエンジニア集団」のメンバーおよび支持者たちがもみ合っていた。
ポータル・シティはOP社の本拠地であり、「タブーなきエンジニア集団」の形勢は不利である。
数の上では「タブーなきエンジニア集団」側が支持者を加えて三千、OP社とその支持者がそれを上回る四千程度である。
ミヤハラたちはOP社だけではなく、OP社を支持する市民たちをも敵に回して戦わなければならなかった。
こうした市民たちは治安改革センターの職員よりも血気盛んであった。
「回復した秩序を破壊する犯罪者どもめ、思い知れ!」
「今こそ、ハドリ社長の恩に報いるとき!」
OP社を支持する市民たちは、こうした声をあげて制止を振り切り、敵対する市民たちに石や工具などを投げつけたり、つかみかかったりしていたのである。
むしろOP社治安改革センターの職員はそれを止めるのに必死だったともいえる。
「投石をやめろ! デモ隊はOP社のルールに基づいて拘束する! 下がれ!」
しかし、こうした制止もむなしく、OP社本社ビル周辺は人々が入り乱れて大混乱となってしまった。
「いやぁ、これはやるしかないですね」
サクライが薄気味悪い笑みを浮かべながらミヤハラにそう持ち掛けてきた。
断られることなど考えてもいないようにミヤハラには思われた。
ミヤハラが周囲を見回すと、OP社を支持する市民たちの投石や暴行によって傷ついている味方がいる。これはさすがに看過できない。
「仕方ない。やられたからにはやり返せ」
ミヤハラも重い腰を上げて人々の入り乱れた方へと向かった。
サクライは鼻歌を歌いながら、落ち着いた足取りで乱闘の渦へと突っ込んでいく。
その直後、二人の人間がミヤハラの方に向けて降ってきた。
一人は地面に頭をしたたかに打ちつけて血を流している。
もう一人は頭こそ打たなかったものの意識を失っているようで、だらしなく口が開いている。
「おい! やりすぎるんじゃないぞ!」
ミヤハラはサクライに向けて怒鳴ったが、その声も届いたのかどうか怪しい。
「参ったな……OP社の社員ならともかく、一般市民を巻き込むことはないだろうに」
ミヤハラの呟きが終わるか終わらないかのタイミングで、一人の男がミヤハラ目指して走ってきた。男はOP社治安改革センターの制服を着ている。
(こいつは完全な敵だな……ならば!)
ミヤハラは身体を沈めて相手の下にもぐり込むと、そのまま身体を伸ばし、後ろへと跳ね飛ばした。
そして、男が落ちてきたところを、手にしていたハンマーを顎に向けて振り抜く。
顎を砕かれた男は悶絶し、気を失った。
ミヤハラは地面に這いつくばった男の身体をハンマーで脇によけた。
彼にとって、足元にだらしなく横たわっている男の姿は滑稽でしかなかった。
(自業自得って奴だな。相手の力量を見抜けない奴は倒れて当然だな)
ミヤハラには男に同情する理由などない。己の力量を知らず、相手の力量も見抜けなかった愚か者が無様にも地にひれ伏しているだけなのである。これを滑稽と言わずして、何を滑稽と言うべきだろうか。
普段は泰然自若を通り越して根が張ったかのように動かないこの男だが、あるときは闘士としての本能が目覚めるようであった。そして、今こそ闘士の本能が覚醒した瞬間でもあった。
しかしそれも長くは続かず、意識が平静の方に振れた。
「やれやれ、油断している暇はないってことか」
奴のようにはなりたくないからな、という言葉を内に秘めながら、彼はけだるそうにそうつぶやいた。
彼のいる場所はデモ隊のやや後方ということもあり、騒動の中心からはかなり離れている。それでも、騒動の物音や悲鳴が徐々に大きくなっていくのがわかる。
OP社治安改革センターの職員たちもOP社を支持する市民の制止をあきらめ、「タブーなきエンジニア集団」のメンバーやその支持者の鎮圧や拘束に回ったようだ。
(長くは持たないな……)
ミヤハラは密かにそう思った。
ミヤハラやサクライといった腕に覚えのあるメンバーはともかく、デモ隊のほとんどが一般市民である。
数で劣っている「タブーなきエンジニア集団」側は、落ち着きを取り戻したOP社の職員の組織行動にも翻弄され、その数を徐々に減らしていった。
伝えられる情報からは、相手の数はこちらの倍以上に達しており、その差は開くばかりのようだ。
相手のうち、二五〇〇名程度はOP社治安改革センターの職員であると思われた。そして、残りはOP社の一般従業員と彼等を支持する市民が半々、といった様子だ。
ミヤハラたちの行動は、もともとウォーリーのために時間を稼ぎ、ハドリの注意を分散させるためのものである。十分な人員や物資が確保できる状況ではなかった。
それでも当初のミヤハラの見積よりデモ隊は健闘しているといえた。
メンバーの大部分が戦闘訓練を受けていない者である。それに対し、相手側にはこちらの全人員数とほぼ同人数の訓練を受けた職員がいるのである。
ミヤハラが腕時計に目をやる。
午後五時を回ったところだ。現在の位置に到達してから既に五時間以上が経過している。
騒動の音はミヤハラのすぐ近くまで近づいてきた。
デモ隊の参加者の多くが拘束、掃討されて人数が減ったためだ。
OP社の魔手はミヤハラに届くまでには至っていなかったが、それも時間の問題であるように思われた。
ポータル・シティはOP社の本拠地であり、「タブーなきエンジニア集団」の形勢は不利である。
数の上では「タブーなきエンジニア集団」側が支持者を加えて三千、OP社とその支持者がそれを上回る四千程度である。
ミヤハラたちはOP社だけではなく、OP社を支持する市民たちをも敵に回して戦わなければならなかった。
こうした市民たちは治安改革センターの職員よりも血気盛んであった。
「回復した秩序を破壊する犯罪者どもめ、思い知れ!」
「今こそ、ハドリ社長の恩に報いるとき!」
OP社を支持する市民たちは、こうした声をあげて制止を振り切り、敵対する市民たちに石や工具などを投げつけたり、つかみかかったりしていたのである。
むしろOP社治安改革センターの職員はそれを止めるのに必死だったともいえる。
「投石をやめろ! デモ隊はOP社のルールに基づいて拘束する! 下がれ!」
しかし、こうした制止もむなしく、OP社本社ビル周辺は人々が入り乱れて大混乱となってしまった。
「いやぁ、これはやるしかないですね」
サクライが薄気味悪い笑みを浮かべながらミヤハラにそう持ち掛けてきた。
断られることなど考えてもいないようにミヤハラには思われた。
ミヤハラが周囲を見回すと、OP社を支持する市民たちの投石や暴行によって傷ついている味方がいる。これはさすがに看過できない。
「仕方ない。やられたからにはやり返せ」
ミヤハラも重い腰を上げて人々の入り乱れた方へと向かった。
サクライは鼻歌を歌いながら、落ち着いた足取りで乱闘の渦へと突っ込んでいく。
その直後、二人の人間がミヤハラの方に向けて降ってきた。
一人は地面に頭をしたたかに打ちつけて血を流している。
もう一人は頭こそ打たなかったものの意識を失っているようで、だらしなく口が開いている。
「おい! やりすぎるんじゃないぞ!」
ミヤハラはサクライに向けて怒鳴ったが、その声も届いたのかどうか怪しい。
「参ったな……OP社の社員ならともかく、一般市民を巻き込むことはないだろうに」
ミヤハラの呟きが終わるか終わらないかのタイミングで、一人の男がミヤハラ目指して走ってきた。男はOP社治安改革センターの制服を着ている。
(こいつは完全な敵だな……ならば!)
ミヤハラは身体を沈めて相手の下にもぐり込むと、そのまま身体を伸ばし、後ろへと跳ね飛ばした。
そして、男が落ちてきたところを、手にしていたハンマーを顎に向けて振り抜く。
顎を砕かれた男は悶絶し、気を失った。
ミヤハラは地面に這いつくばった男の身体をハンマーで脇によけた。
彼にとって、足元にだらしなく横たわっている男の姿は滑稽でしかなかった。
(自業自得って奴だな。相手の力量を見抜けない奴は倒れて当然だな)
ミヤハラには男に同情する理由などない。己の力量を知らず、相手の力量も見抜けなかった愚か者が無様にも地にひれ伏しているだけなのである。これを滑稽と言わずして、何を滑稽と言うべきだろうか。
普段は泰然自若を通り越して根が張ったかのように動かないこの男だが、あるときは闘士としての本能が目覚めるようであった。そして、今こそ闘士の本能が覚醒した瞬間でもあった。
しかしそれも長くは続かず、意識が平静の方に振れた。
「やれやれ、油断している暇はないってことか」
奴のようにはなりたくないからな、という言葉を内に秘めながら、彼はけだるそうにそうつぶやいた。
彼のいる場所はデモ隊のやや後方ということもあり、騒動の中心からはかなり離れている。それでも、騒動の物音や悲鳴が徐々に大きくなっていくのがわかる。
OP社治安改革センターの職員たちもOP社を支持する市民の制止をあきらめ、「タブーなきエンジニア集団」のメンバーやその支持者の鎮圧や拘束に回ったようだ。
(長くは持たないな……)
ミヤハラは密かにそう思った。
ミヤハラやサクライといった腕に覚えのあるメンバーはともかく、デモ隊のほとんどが一般市民である。
数で劣っている「タブーなきエンジニア集団」側は、落ち着きを取り戻したOP社の職員の組織行動にも翻弄され、その数を徐々に減らしていった。
伝えられる情報からは、相手の数はこちらの倍以上に達しており、その差は開くばかりのようだ。
相手のうち、二五〇〇名程度はOP社治安改革センターの職員であると思われた。そして、残りはOP社の一般従業員と彼等を支持する市民が半々、といった様子だ。
ミヤハラたちの行動は、もともとウォーリーのために時間を稼ぎ、ハドリの注意を分散させるためのものである。十分な人員や物資が確保できる状況ではなかった。
それでも当初のミヤハラの見積よりデモ隊は健闘しているといえた。
メンバーの大部分が戦闘訓練を受けていない者である。それに対し、相手側にはこちらの全人員数とほぼ同人数の訓練を受けた職員がいるのである。
ミヤハラが腕時計に目をやる。
午後五時を回ったところだ。現在の位置に到達してから既に五時間以上が経過している。
騒動の音はミヤハラのすぐ近くまで近づいてきた。
デモ隊の参加者の多くが拘束、掃討されて人数が減ったためだ。
OP社の魔手はミヤハラに届くまでには至っていなかったが、それも時間の問題であるように思われた。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる