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第八章
332:ターゲットは「サウスセンター」
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エリックと別れたウォーリーは、執務室からOP社グループ労働者組合の事務室へと移動した。
エリックの苦悩など露ほども知らないといった軽い足取りである。エリックに秘密を打ち明けたことで、気分が軽くなったのだろう。エリックの苦悩を知ればそれはそれで頭を抱えたかもしれないが。
事務室の中には労働者組合委員長のサン・アカシが数名の組合員となにやら相談をしていた。
「おう、何の話をしているんだ?」
ウォーリーはいつもと変らぬ調子でアカシに声をかけた。今は体調がよいのだ。
その表情に先ほどエリックと会話していたときの深刻さはない。
「お疲れ様です。我々組合員の配置の話ですよ」
アカシがやや緊張した面持ちで答えた。
やはりこの場面では経験の差がものをいうようだ。
ウォーリーは少なくとも表面上は緊張を見せていない。
これから起きるであろう衝突ほどの大規模な衝突を経験していないとはいえ、作業場を建物ごと爆破された経験なら一度ある。生命の危機といえるレベルの出来事だったので、多少のことならば慣れっこだ。
「俺たち『タブーなきエンジニア集団』のメンバーは前に出るぜ。ハドリの奴が一般市民に手を出したらそれに対抗しなければならないからな。ただ、先に攻撃を仕掛ける意思はない。そこのところは組合も徹底してくれ」
ウォーリーは念押しした。
こちらから先に手を出すのはご法度だ。
ウォーリーは「タブーなきエンジニア集団」にもそのことを徹底させていた。
「タブーなきエンジニア集団」は困ったお客を助けるエンジニアの集まりであって、暴力装置ではないからだ。OP社とは違うのである。
ウォーリーは短気であるが、手を挙げることをしないよう自らにきつく言い聞かせている。
もっとも無抵抗主義者ではないし、売られた喧嘩は積極的に買う方だが。
「そのつもりです。組合の役員を中心に前へ出て行くつもりです。当然私は先頭に立ちます。目的はあくまで会社幹部、社長との直接交渉にある訳ですから、組合の役員にも手出しはさせません」
アカシが神妙な面持ちでうなずいた。血の気の多い鉱山関係者を率いる立場であることから、組合員たちが暴走しないよう手綱を引く覚悟は決めている。
「気をつけろよ。ハドリの奴、何かあると全部まとめて爆破、ということをやりかねんからな。実例ならいくらでもある」
「今回は関係会社の従業員と市民ですからね……身内とはいわないまでも子分みたいなものでしょう。
それに我々もトワ代表のところも人を傷つけてはいないです。そこまで強硬手段に出られるとは思えないですね」
アカシが楽観的な見通しを示した。
「そうだな……」
ウォーリーはうなずいたが、その言葉は歯切れが悪い。
彼も基本的にはアカシの意見に賛成である。
しかし、引っかかる点がある。やはり一度作業場ごと爆破されかかった経験が彼に警告するのである。あのとき、ウォーリーや他のメンバーが先に手を出したという事実はなかったはずだ。
また、かつてハドリはテロリストの類を始末するためとはいえ、罪もない自社の新入社員をビルごと吹き飛ばしたこともあるのだ。関係会社の従業員と市民だからといって安心などできるはずがない。その気になれば一切の躊躇なくハドリは相手の生命を奪う選択をするであろう。
「……油断するなよ。奴には前科があるからな」
「気に留めておきます。犬死には御免ですので」
ウォーリーの真剣な忠告にアカシは胸を叩いて応じた。
今回、ウォーリーやアカシはあくまでもデモ行進、という形でOP社の部隊とやりあうつもりである。つまり、武力を使った攻撃の意思はない。
ただ、この構想もOP社が武器を使って攻撃してくるのであれば、前提が崩れてしまう。
OP社の部隊ともみ合いになるくらいで、怪我人が出るような状況でなければウォーリーもどうにか看過できる。
ただし、OP社が武器を使ってきたら話は別だ。
一般市民に犠牲を強いることはできない。そのときは、「タブーなきエンジニア集団」の戦闘チームが市民を守るしかない。
アカシ率いる組合も幹部が戦闘協力を申し出ているが、こちらは専門に訓練を積んだメンバーではない。せいぜい壁になるのが精一杯だろう。組合の幹部自体二〇名程度の小集団である。戦力として大きな期待はしにくい。
ウォーリーの率いる戦闘チームも二五〇人程度だ。OP社の部隊が力ずくで潰しにかかれば、一瞬で消し飛ぶほどの心もとない戦力である。相手側は最大二万に達する戦力だからだ。
正面からぶつかれば勝機は薄い。
ウォーリーは少数の戦闘チームで効率的にデモに参加する市民を守るため、デモを行う場所を絞り込んだ。
インデストには治安改革センター以外のOP社関連の施設が全部で四つある。
最大のものは鉄鉱石の採掘場である。
次に大きいのは加工場で採掘場と加工場は隣接している。
三番目に大きいのはOP社インデスト支店といくつもの関連会社の入った建物、通称「サウスセンター」である。
ちなみにこの通称は建物の設計者の姓から取られたものであり、南を示す英語とは何の関係もない。
「サウスセンター」は、加工場から徒歩数分の場所にある。
そして、もっとも小さいのが変電所である。
ウォーリーはこのうち、「サウスセンター」のみにデモを仕掛けるつもりだ。
エリックの苦悩など露ほども知らないといった軽い足取りである。エリックに秘密を打ち明けたことで、気分が軽くなったのだろう。エリックの苦悩を知ればそれはそれで頭を抱えたかもしれないが。
事務室の中には労働者組合委員長のサン・アカシが数名の組合員となにやら相談をしていた。
「おう、何の話をしているんだ?」
ウォーリーはいつもと変らぬ調子でアカシに声をかけた。今は体調がよいのだ。
その表情に先ほどエリックと会話していたときの深刻さはない。
「お疲れ様です。我々組合員の配置の話ですよ」
アカシがやや緊張した面持ちで答えた。
やはりこの場面では経験の差がものをいうようだ。
ウォーリーは少なくとも表面上は緊張を見せていない。
これから起きるであろう衝突ほどの大規模な衝突を経験していないとはいえ、作業場を建物ごと爆破された経験なら一度ある。生命の危機といえるレベルの出来事だったので、多少のことならば慣れっこだ。
「俺たち『タブーなきエンジニア集団』のメンバーは前に出るぜ。ハドリの奴が一般市民に手を出したらそれに対抗しなければならないからな。ただ、先に攻撃を仕掛ける意思はない。そこのところは組合も徹底してくれ」
ウォーリーは念押しした。
こちらから先に手を出すのはご法度だ。
ウォーリーは「タブーなきエンジニア集団」にもそのことを徹底させていた。
「タブーなきエンジニア集団」は困ったお客を助けるエンジニアの集まりであって、暴力装置ではないからだ。OP社とは違うのである。
ウォーリーは短気であるが、手を挙げることをしないよう自らにきつく言い聞かせている。
もっとも無抵抗主義者ではないし、売られた喧嘩は積極的に買う方だが。
「そのつもりです。組合の役員を中心に前へ出て行くつもりです。当然私は先頭に立ちます。目的はあくまで会社幹部、社長との直接交渉にある訳ですから、組合の役員にも手出しはさせません」
アカシが神妙な面持ちでうなずいた。血の気の多い鉱山関係者を率いる立場であることから、組合員たちが暴走しないよう手綱を引く覚悟は決めている。
「気をつけろよ。ハドリの奴、何かあると全部まとめて爆破、ということをやりかねんからな。実例ならいくらでもある」
「今回は関係会社の従業員と市民ですからね……身内とはいわないまでも子分みたいなものでしょう。
それに我々もトワ代表のところも人を傷つけてはいないです。そこまで強硬手段に出られるとは思えないですね」
アカシが楽観的な見通しを示した。
「そうだな……」
ウォーリーはうなずいたが、その言葉は歯切れが悪い。
彼も基本的にはアカシの意見に賛成である。
しかし、引っかかる点がある。やはり一度作業場ごと爆破されかかった経験が彼に警告するのである。あのとき、ウォーリーや他のメンバーが先に手を出したという事実はなかったはずだ。
また、かつてハドリはテロリストの類を始末するためとはいえ、罪もない自社の新入社員をビルごと吹き飛ばしたこともあるのだ。関係会社の従業員と市民だからといって安心などできるはずがない。その気になれば一切の躊躇なくハドリは相手の生命を奪う選択をするであろう。
「……油断するなよ。奴には前科があるからな」
「気に留めておきます。犬死には御免ですので」
ウォーリーの真剣な忠告にアカシは胸を叩いて応じた。
今回、ウォーリーやアカシはあくまでもデモ行進、という形でOP社の部隊とやりあうつもりである。つまり、武力を使った攻撃の意思はない。
ただ、この構想もOP社が武器を使って攻撃してくるのであれば、前提が崩れてしまう。
OP社の部隊ともみ合いになるくらいで、怪我人が出るような状況でなければウォーリーもどうにか看過できる。
ただし、OP社が武器を使ってきたら話は別だ。
一般市民に犠牲を強いることはできない。そのときは、「タブーなきエンジニア集団」の戦闘チームが市民を守るしかない。
アカシ率いる組合も幹部が戦闘協力を申し出ているが、こちらは専門に訓練を積んだメンバーではない。せいぜい壁になるのが精一杯だろう。組合の幹部自体二〇名程度の小集団である。戦力として大きな期待はしにくい。
ウォーリーの率いる戦闘チームも二五〇人程度だ。OP社の部隊が力ずくで潰しにかかれば、一瞬で消し飛ぶほどの心もとない戦力である。相手側は最大二万に達する戦力だからだ。
正面からぶつかれば勝機は薄い。
ウォーリーは少数の戦闘チームで効率的にデモに参加する市民を守るため、デモを行う場所を絞り込んだ。
インデストには治安改革センター以外のOP社関連の施設が全部で四つある。
最大のものは鉄鉱石の採掘場である。
次に大きいのは加工場で採掘場と加工場は隣接している。
三番目に大きいのはOP社インデスト支店といくつもの関連会社の入った建物、通称「サウスセンター」である。
ちなみにこの通称は建物の設計者の姓から取られたものであり、南を示す英語とは何の関係もない。
「サウスセンター」は、加工場から徒歩数分の場所にある。
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ウォーリーはこのうち、「サウスセンター」のみにデモを仕掛けるつもりだ。
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