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第五章
227:眠れる活動家候補
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時は少し遡って、「タブーなきエンジニア集団」がジンで六ケ所のOP社治安改革センターを占拠した一時間ほど後のことである。
「ついにやったか!」
ゴジョウの住宅街にあるネット喫茶の個室で、若い男が小さくガッツポーズを取った。
ゴジョウはポータル・シティとチクハ・タウンを結ぶグレーベルトと呼ばれるエリアのほぼ中央部にあるベッドタウンである。
男の前にある端末の画面には、「タブーなきエンジニア集団」によるジンでのOP社治安改革センター追放のニュースが映し出されている。
男は半年ほどの間、こうした喫茶店を転々としていた。
男の名はジン・ヌマタ。OP社の元従業員である。
本社のあるポータル・シティではなく、鉄鉱石の採掘場などがあるインデストに勤務していた。
ハドリと対立した結果、昨年の七月にOP社を退職し、インデストを去った。
その時はチクハ・タウンの実家に戻ることも考えた。
しかし、ある誓いを胸に、実家へ戻ることを止めた。
彼には一つ年下の弟がいた。彼同様OP社の元従業員だった。
弟は一昨年の末にOP社を退職してから、音信不通となっていた。
昨年、実家から弟が事故で亡くなったと知らされた。
彼は弟の死因に疑問を持った。
亡くなったと知らされた日が、ハモネスの球技場でOP社に反逆した元従業員達が殺害された日と同じだったからだ。
この予感は当たった。やはり弟はOP社に反逆したとして殺害されたのだった。
弟に代わり、ハドリを討つ
この日から彼は、このことを生きる証とした。
OP社を去ってから、ハドリの活動に反対を唱える者の集団を知った。
「タブーなきエンジニア集団」
ヌマタがこの名前を知ったとき、主だった幹部は流浪のエンジニアとしてサブマリン島を彷徨っていた。
彼らは訪れる町々でOP社による治安改革活動に反対する運動を展開し、徐々に支持者を増やしている段階であった。
ハドリが本気で彼らを弾圧すれば、吹き飛んでしまうような小さい存在だった。
それから半年、彼らはOP社の影響下にあった医療都市ジンからOP社を追放したのだ。
ヌマタは「タブーなきエンジニア集団」を率いるウォーリー・トワという人物に興味を持った。
町で「タブーなきエンジニア集団」の情報を集めまくった。
身元がわかる端末から彼らの情報を収集すれば足がつく。
だから、彼はこの半年間、居場所を転々としながら情報を収集していたのだ。
ほとんどゼロから「タブーなきエンジニア集団」を立ち上げ、一度はOP社に追われる身となり、作り上げたチームも散り散りになってしまった。
しかし、そこから再起を果たしOP社に一矢を報い、更にこの先があるのではないかと期待が膨らむ。
「ウォーリー・トワに会ってみたい。そして、その活動を手伝いたい」
ヌマタはいつしかそう考えるようになった。
ウォーリーを見ていると、ハドリの暗殺しか考えていなかった自分が卑小な存在に思えてくる。
ウォーリーは常に正々堂々OP社と渡りあってきたのだ。
ただ、一方で複雑な思いもある。
ハドリさえいなくなれば、すべては解決するのだ。
正々堂々渡りあうことで生ずる犠牲もある。
犠牲を最小限に抑えるためには、ハドリの暗殺こそが最適な方法ではないか、ということである。
ヌマタは考えた結果、ウォーリー・トワという人物に会ってその人となりを確かめてから彼らに協力するか、自らハドリを葬り去るかを決めることにした。
現在、OP社治安改革部隊の大部分はフジミ・タウンの賊の掃討を終え、戦後処理に入っているらしい。
今のうちであればジン周辺のOP社による監視もそれほど厳しくないはずだ。
ヌマタは即断してジンへと向かった。
鉄道は通常通り運転されており、ジンでの下車時も特に取り調べなどを受けることなく潜入できた。あまりにも何もなかったので、拍子抜けしたほどである。
ここで彼は、「タブーなきエンジニア集団」を指揮していた人物がミヤハラという姓であることを知る。
(ミヤハラ……副代表か。副代表では駄目だ。代表に直接会わねば)
落胆しながらヌマタは近くにいた「タブーなきエンジニア集団」の支持者などにウォーリーの居場所を尋ねた。
ほとんどの者がウォーリーの居場所を知らなかったが、噂話で南部に向かったらしい、という情報が入った。
サブマリン島で南部と呼ばれるのはポータル・シティ、ニジョウの二都市の南部エリアか、フジミ・タウン、インデストの両都市くらいだ。
ヌマタは考えた。
ポータル・シティの南部エリアならばわざわざ南部に向かった、とは言わないだろう。この可能性は低そうだ。
ニジョウには「リスク管理研究所」なる、職業学校を辞した教官が作った研究所がある。
この集団と「タブーなきエンジニア集団」が結べば面白いかもしれない。
研究所を設立した教官の人となりは知らなかったが、相当な人気教官であったことはヌマタも知っている。
この都市はフジミ・タウンやインデストなどの南部の都市に向かう街道が通っているが、南部に行く、というニュアンスで訪問する場所ではない。あくまでもポータル・シティの近くにある都市である。
ただし、「リスク管理研究所」の者とウォーリー・トワが接触した可能性は十分に考えられる。
フジミ・タウンはハドリに制圧されたばかりだ。ここへ突入するのは捕まりにいくようなものだが、ハドリを暗殺するならばここへ行くのも手である。
インデストはOP社の影響力が大きい都市であるが、規模が大きい。
OP社の正規従業員より関連会社の従業員が多いこともあり、OP社に対する忠誠度はあまり高くない者が多いことをヌマタは肌で感じていた。
「タブーなきエンジニア集団」が活動拠点に選ぶとしたら悪くない選択かもしれない。
そこで、ヌマタは街道沿いにジンから近い順にニジョウ、インデストの順で回ることにした。
ジンからニジョウは鉄道でわずか数分の距離であり、今から移動しても町に入ることは可能である。
時刻は既に午後七時を回っていたから、「リスク管理研究所」が開いている保証はないが、OP社の監視体制が整う前にニジョウ入りし、翌日に研究所を訪れた方がよいだろう。
決断すれば彼の行動は早い。
鉄道でニジョウへと移動し、「リスク管理研究所」の場所を確認した。
予想通り研究所は閉まっていたが、場所がわかれば翌日以降に訪問することができる。
そこで、彼は夜を過ごすための場所を探すこととした。
ニジョウにはOP社の治安改革センターは少ないとはいえ、外で夜を明かせば怪しまれる恐れがある。
この町は住宅街であったから、繁華街と異なり、夜中に外を出歩く者が少ないのだ。
どうにか駅近くに二四時間営業のレストランを見つけたので、そこで夜を明かすこととした。
こうして一人の眠れる活動家候補は、覚醒の時を迎えようとしていた。
「ついにやったか!」
ゴジョウの住宅街にあるネット喫茶の個室で、若い男が小さくガッツポーズを取った。
ゴジョウはポータル・シティとチクハ・タウンを結ぶグレーベルトと呼ばれるエリアのほぼ中央部にあるベッドタウンである。
男の前にある端末の画面には、「タブーなきエンジニア集団」によるジンでのOP社治安改革センター追放のニュースが映し出されている。
男は半年ほどの間、こうした喫茶店を転々としていた。
男の名はジン・ヌマタ。OP社の元従業員である。
本社のあるポータル・シティではなく、鉄鉱石の採掘場などがあるインデストに勤務していた。
ハドリと対立した結果、昨年の七月にOP社を退職し、インデストを去った。
その時はチクハ・タウンの実家に戻ることも考えた。
しかし、ある誓いを胸に、実家へ戻ることを止めた。
彼には一つ年下の弟がいた。彼同様OP社の元従業員だった。
弟は一昨年の末にOP社を退職してから、音信不通となっていた。
昨年、実家から弟が事故で亡くなったと知らされた。
彼は弟の死因に疑問を持った。
亡くなったと知らされた日が、ハモネスの球技場でOP社に反逆した元従業員達が殺害された日と同じだったからだ。
この予感は当たった。やはり弟はOP社に反逆したとして殺害されたのだった。
弟に代わり、ハドリを討つ
この日から彼は、このことを生きる証とした。
OP社を去ってから、ハドリの活動に反対を唱える者の集団を知った。
「タブーなきエンジニア集団」
ヌマタがこの名前を知ったとき、主だった幹部は流浪のエンジニアとしてサブマリン島を彷徨っていた。
彼らは訪れる町々でOP社による治安改革活動に反対する運動を展開し、徐々に支持者を増やしている段階であった。
ハドリが本気で彼らを弾圧すれば、吹き飛んでしまうような小さい存在だった。
それから半年、彼らはOP社の影響下にあった医療都市ジンからOP社を追放したのだ。
ヌマタは「タブーなきエンジニア集団」を率いるウォーリー・トワという人物に興味を持った。
町で「タブーなきエンジニア集団」の情報を集めまくった。
身元がわかる端末から彼らの情報を収集すれば足がつく。
だから、彼はこの半年間、居場所を転々としながら情報を収集していたのだ。
ほとんどゼロから「タブーなきエンジニア集団」を立ち上げ、一度はOP社に追われる身となり、作り上げたチームも散り散りになってしまった。
しかし、そこから再起を果たしOP社に一矢を報い、更にこの先があるのではないかと期待が膨らむ。
「ウォーリー・トワに会ってみたい。そして、その活動を手伝いたい」
ヌマタはいつしかそう考えるようになった。
ウォーリーを見ていると、ハドリの暗殺しか考えていなかった自分が卑小な存在に思えてくる。
ウォーリーは常に正々堂々OP社と渡りあってきたのだ。
ただ、一方で複雑な思いもある。
ハドリさえいなくなれば、すべては解決するのだ。
正々堂々渡りあうことで生ずる犠牲もある。
犠牲を最小限に抑えるためには、ハドリの暗殺こそが最適な方法ではないか、ということである。
ヌマタは考えた結果、ウォーリー・トワという人物に会ってその人となりを確かめてから彼らに協力するか、自らハドリを葬り去るかを決めることにした。
現在、OP社治安改革部隊の大部分はフジミ・タウンの賊の掃討を終え、戦後処理に入っているらしい。
今のうちであればジン周辺のOP社による監視もそれほど厳しくないはずだ。
ヌマタは即断してジンへと向かった。
鉄道は通常通り運転されており、ジンでの下車時も特に取り調べなどを受けることなく潜入できた。あまりにも何もなかったので、拍子抜けしたほどである。
ここで彼は、「タブーなきエンジニア集団」を指揮していた人物がミヤハラという姓であることを知る。
(ミヤハラ……副代表か。副代表では駄目だ。代表に直接会わねば)
落胆しながらヌマタは近くにいた「タブーなきエンジニア集団」の支持者などにウォーリーの居場所を尋ねた。
ほとんどの者がウォーリーの居場所を知らなかったが、噂話で南部に向かったらしい、という情報が入った。
サブマリン島で南部と呼ばれるのはポータル・シティ、ニジョウの二都市の南部エリアか、フジミ・タウン、インデストの両都市くらいだ。
ヌマタは考えた。
ポータル・シティの南部エリアならばわざわざ南部に向かった、とは言わないだろう。この可能性は低そうだ。
ニジョウには「リスク管理研究所」なる、職業学校を辞した教官が作った研究所がある。
この集団と「タブーなきエンジニア集団」が結べば面白いかもしれない。
研究所を設立した教官の人となりは知らなかったが、相当な人気教官であったことはヌマタも知っている。
この都市はフジミ・タウンやインデストなどの南部の都市に向かう街道が通っているが、南部に行く、というニュアンスで訪問する場所ではない。あくまでもポータル・シティの近くにある都市である。
ただし、「リスク管理研究所」の者とウォーリー・トワが接触した可能性は十分に考えられる。
フジミ・タウンはハドリに制圧されたばかりだ。ここへ突入するのは捕まりにいくようなものだが、ハドリを暗殺するならばここへ行くのも手である。
インデストはOP社の影響力が大きい都市であるが、規模が大きい。
OP社の正規従業員より関連会社の従業員が多いこともあり、OP社に対する忠誠度はあまり高くない者が多いことをヌマタは肌で感じていた。
「タブーなきエンジニア集団」が活動拠点に選ぶとしたら悪くない選択かもしれない。
そこで、ヌマタは街道沿いにジンから近い順にニジョウ、インデストの順で回ることにした。
ジンからニジョウは鉄道でわずか数分の距離であり、今から移動しても町に入ることは可能である。
時刻は既に午後七時を回っていたから、「リスク管理研究所」が開いている保証はないが、OP社の監視体制が整う前にニジョウ入りし、翌日に研究所を訪れた方がよいだろう。
決断すれば彼の行動は早い。
鉄道でニジョウへと移動し、「リスク管理研究所」の場所を確認した。
予想通り研究所は閉まっていたが、場所がわかれば翌日以降に訪問することができる。
そこで、彼は夜を過ごすための場所を探すこととした。
ニジョウにはOP社の治安改革センターは少ないとはいえ、外で夜を明かせば怪しまれる恐れがある。
この町は住宅街であったから、繁華街と異なり、夜中に外を出歩く者が少ないのだ。
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