177 / 436
第四章
172:社長秘書の正体は?
しおりを挟む
セスがメイの正体について想像を巡らせている。
最初に思いついたのは次のようなことであった。
実は秘書ではなくて愛人なのだが、セス達に存在を気付かれてしまったので、面白おかしい話をして隠そうとしている。
この想像には少し無理があるようだ。
社長室に不自然に置かれたパーティションでセス達から秘書の存在を隠せると思うのなら、よっぽど低能な社長ということになる。
さすがにオイゲンがそこまで低能な者だとは思えない。おまけに職場以外で二人が一緒にいるのをセスは見たことがない。
次に考えたのは実はメイがOP社のスパイであり、社長を篭絡しようとしているということだった。
現にECN社はOP社の傘下に入っているから、可能性はあるか?
しかし、これにも無理がある。
メイの行動はオイゲンを篭絡しようとするのには不自然すぎる。
あんな不自然な行動を取ったら、外見がいくら良くても男性側が引いてしまうだろう。
オイゲンが特別な意図をもって工作員としてメイを育成している。
実はセス達も工作員として育成されている。
訓練を終えたらOP社などへ潜入して破壊工作を実施させられるのだ。
これは可能性が高そうだ、とセスは思った。
よく考えてみれば「タブーなきエンジニア集団」も元ECN社の社員の集まりである。
彼らはOP社の活動に対して異を唱える市民活動を展開している。
先日も彼らの名を語った偽物達が、OP社と衝突しているではないか。
更に職業学校にもECN社の元社員が教官として赴任している。
つい先日その学科は廃止されてしまったが、これは工作活動がバレそうになったので彼らを撤退させたのではないか。
自分やロビー、モリタも同じようにECN社の工作員としてどこかに送り込まれるかもしれない。
下手をすれば、先日起きた事件のようにOP社によって処刑されるかも……
海洋調査行きとかも嫌だな……
船酔いはものすごく辛いという話を聞いたことがある。
おまけに海の流れは厳しくて、船はジェットコースターなんて問題にならないほど激しく揺り動かされるのだっけ……
セスの想像は頭の中を巡るだけではなく、ついに言葉となって、口に出てきた。
「社長、愛人の一人や二人は企業のトップとしての甲斐性です! 秘密にしなくても僕達は社長を応援しますよ!」
セスの言葉にオイゲンは怪訝な表情をしながらも、律儀に答える。
「……そのときは応援をお願いします。ただ、僕は甲斐性なしって言われるのですよ。愛人の一人や二人でもいればいいのですが……」
セスの質問は更に続く。それに対してオイゲンもいちいち律儀に答えていく。
「あの秘書さんの身元はしっかり調査した方がいいです。世の中何があるかわかりません。特に最近入ったのならなおさらです。囲いをして社長室から出さないという判断は悪くないと思いますが」
「……? 彼女は入社五年目だよ?」
「OP社の回し者かも」
「新卒でうちの会社に来ているのだけど?」
「あの、何か目的があって僕らに情報を与えてくださっているのなら、その目的を話していただけませんか? 僕らは覚悟はできてます」
「はい?」
セス以上にオイゲンは困惑していた。彼は一体何を考えているのだろう?
見かねたロビーが割って入る。
「……社長さん、セスは普段落ち着いていていい奴なのですが、時々こうやって深読みというか妄想が顔を出すのですよ。すみませんね」
しかし、オイゲンは首をかしげて何かを考えている様子だ。
「社長さん、どうかしたか?」
「……わかりました。僕の思うところを話してみましょう。ここなら大丈夫でしょう」
オイゲンは何かを決意したかのように拳を握り締めた。
「……笑い話として聞いてください」
そう前置きしてから、オイゲンは語り始めた。
まず、秘書であるメイ・カワナとセスやロビーを接触させようと考えていることを伝えた。
メイは極度の対人恐怖症でオイゲン以外とは会話すらできない。
店で何かを買うときに注文を伝える程度のことはできるようなのだが、そのときですら、相手の顔を見て話すことはできない様子だ。また、一人で外食はできない。
情報収集などの面でかなり優れた能力を持っているのにも関わらず、他人とコミュニケーションを取れないのでは、仕事上では宝の持ち腐れである。
社員はメイがあまりに挙動不審なので気味悪がって接触しようとしない。
そこで、あまりメイに先入観が無いセス達にメイと接触してもらって、対人恐怖症を治療したいと考えている。
「君達はカワナさんの挙動を面白いと言ってくれたから、まだ受け入れられるんじゃないかと思ってね。気味悪がられたらあきらめようと思ったのだけど」
オイゲンはそう話を締めくくった。
「……別にそのくらいなら俺は構わないぜ。別にとって喰われるとかじゃあるまいし」
ロビーの言葉にオイゲンは思わず「ウォーリーみたいなことを言うなぁ」とつぶやいてしまった。セスがそれに気付き、「ウォーリーって誰?」と尋ねる。
「ああ、うちの元従業員です。今は『タブーなきエンジニア集団』のトップをやっていますよ」
オイゲンが淡々と答えた。
セスはオイゲンの言葉に落ち着きを取り戻していた。
(何だ、秘書の対人恐怖症の治療か。僕達をあてにするよりも、専門家のいる病院に行けばいいのに……)
セスはそう思ったが口には出さなかった。
(それにしても、社長さんが考えることって、このレベルなのかな? 会社のこととかもうちょっと考えた方がいいような気もするけど……)
セスはパフェをほおばりながらそう考えていた。先ほどまでの己の妄想は完全に棚に上げてしまっている。
最初に思いついたのは次のようなことであった。
実は秘書ではなくて愛人なのだが、セス達に存在を気付かれてしまったので、面白おかしい話をして隠そうとしている。
この想像には少し無理があるようだ。
社長室に不自然に置かれたパーティションでセス達から秘書の存在を隠せると思うのなら、よっぽど低能な社長ということになる。
さすがにオイゲンがそこまで低能な者だとは思えない。おまけに職場以外で二人が一緒にいるのをセスは見たことがない。
次に考えたのは実はメイがOP社のスパイであり、社長を篭絡しようとしているということだった。
現にECN社はOP社の傘下に入っているから、可能性はあるか?
しかし、これにも無理がある。
メイの行動はオイゲンを篭絡しようとするのには不自然すぎる。
あんな不自然な行動を取ったら、外見がいくら良くても男性側が引いてしまうだろう。
オイゲンが特別な意図をもって工作員としてメイを育成している。
実はセス達も工作員として育成されている。
訓練を終えたらOP社などへ潜入して破壊工作を実施させられるのだ。
これは可能性が高そうだ、とセスは思った。
よく考えてみれば「タブーなきエンジニア集団」も元ECN社の社員の集まりである。
彼らはOP社の活動に対して異を唱える市民活動を展開している。
先日も彼らの名を語った偽物達が、OP社と衝突しているではないか。
更に職業学校にもECN社の元社員が教官として赴任している。
つい先日その学科は廃止されてしまったが、これは工作活動がバレそうになったので彼らを撤退させたのではないか。
自分やロビー、モリタも同じようにECN社の工作員としてどこかに送り込まれるかもしれない。
下手をすれば、先日起きた事件のようにOP社によって処刑されるかも……
海洋調査行きとかも嫌だな……
船酔いはものすごく辛いという話を聞いたことがある。
おまけに海の流れは厳しくて、船はジェットコースターなんて問題にならないほど激しく揺り動かされるのだっけ……
セスの想像は頭の中を巡るだけではなく、ついに言葉となって、口に出てきた。
「社長、愛人の一人や二人は企業のトップとしての甲斐性です! 秘密にしなくても僕達は社長を応援しますよ!」
セスの言葉にオイゲンは怪訝な表情をしながらも、律儀に答える。
「……そのときは応援をお願いします。ただ、僕は甲斐性なしって言われるのですよ。愛人の一人や二人でもいればいいのですが……」
セスの質問は更に続く。それに対してオイゲンもいちいち律儀に答えていく。
「あの秘書さんの身元はしっかり調査した方がいいです。世の中何があるかわかりません。特に最近入ったのならなおさらです。囲いをして社長室から出さないという判断は悪くないと思いますが」
「……? 彼女は入社五年目だよ?」
「OP社の回し者かも」
「新卒でうちの会社に来ているのだけど?」
「あの、何か目的があって僕らに情報を与えてくださっているのなら、その目的を話していただけませんか? 僕らは覚悟はできてます」
「はい?」
セス以上にオイゲンは困惑していた。彼は一体何を考えているのだろう?
見かねたロビーが割って入る。
「……社長さん、セスは普段落ち着いていていい奴なのですが、時々こうやって深読みというか妄想が顔を出すのですよ。すみませんね」
しかし、オイゲンは首をかしげて何かを考えている様子だ。
「社長さん、どうかしたか?」
「……わかりました。僕の思うところを話してみましょう。ここなら大丈夫でしょう」
オイゲンは何かを決意したかのように拳を握り締めた。
「……笑い話として聞いてください」
そう前置きしてから、オイゲンは語り始めた。
まず、秘書であるメイ・カワナとセスやロビーを接触させようと考えていることを伝えた。
メイは極度の対人恐怖症でオイゲン以外とは会話すらできない。
店で何かを買うときに注文を伝える程度のことはできるようなのだが、そのときですら、相手の顔を見て話すことはできない様子だ。また、一人で外食はできない。
情報収集などの面でかなり優れた能力を持っているのにも関わらず、他人とコミュニケーションを取れないのでは、仕事上では宝の持ち腐れである。
社員はメイがあまりに挙動不審なので気味悪がって接触しようとしない。
そこで、あまりメイに先入観が無いセス達にメイと接触してもらって、対人恐怖症を治療したいと考えている。
「君達はカワナさんの挙動を面白いと言ってくれたから、まだ受け入れられるんじゃないかと思ってね。気味悪がられたらあきらめようと思ったのだけど」
オイゲンはそう話を締めくくった。
「……別にそのくらいなら俺は構わないぜ。別にとって喰われるとかじゃあるまいし」
ロビーの言葉にオイゲンは思わず「ウォーリーみたいなことを言うなぁ」とつぶやいてしまった。セスがそれに気付き、「ウォーリーって誰?」と尋ねる。
「ああ、うちの元従業員です。今は『タブーなきエンジニア集団』のトップをやっていますよ」
オイゲンが淡々と答えた。
セスはオイゲンの言葉に落ち着きを取り戻していた。
(何だ、秘書の対人恐怖症の治療か。僕達をあてにするよりも、専門家のいる病院に行けばいいのに……)
セスはそう思ったが口には出さなかった。
(それにしても、社長さんが考えることって、このレベルなのかな? 会社のこととかもうちょっと考えた方がいいような気もするけど……)
セスはパフェをほおばりながらそう考えていた。先ほどまでの己の妄想は完全に棚に上げてしまっている。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる