ストランディング・ワールド(Stranding World) ~不時着した宇宙ステーションが拓いた地にて兄を探す~

空乃参三

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第三章

登場キャラクター・組織

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【人物】
セス・クルス
 本作の主人公。
 職業学校で発電技術を学んでおり、卒業と同時にECN社に就職する予定だったが、ECN社からの内定を取り消されてしまう。
 先天的に循環器系に障害を抱えており、車椅子での生活を余儀なくされている。
 生き別れの兄がいる。

ロビー・タカミ
 セスの親友にして職業学校の同級生。セスと同じくECN社の内定を取り消されてしまう。
 背の高い青年で面倒見の良い性格。
 社会人経験があるため、セスより二つ年上。

タカシ・モリタ
 セスの親友にして職業学校の同級生。セスと同じくECN社の内定を取り消されてしまう。
 こちらも長身だが、横幅も広い体型。
 やや気弱で、難事からは距離を置きたがる傾向がある。

●タブーなきエンジニア集団
ウォーリ・トワ
 もとECN社上級チームマネージャーで、現在は「タブーなきエンジニア集団」代表。
 血気盛んな性格だが、人情に篤い。

ノリオ・ミヤハラ
 「タブーなきエンジニア集団」のナンバーツー。
 ECN社時代からウォーリーの直属の部下であり、番頭的存在で腰の重さに定評がある。
 オイゲンとは職業学校時代の同級生で、親友でもある。

アツシ・サクライ
 「タブーなきエンジニア集団」の幹部で、財務戦略を担う。
 小柄だが柔道の有段者。

エリック・モトムラ
 「タブーなきエンジニア集団」の若きエース的技術者。

●OP社
エイチ・ハドリ
 OP社社長。
 小柄だが闘犬を思わせる風貌で、相手をひれ伏させる何かがある。
 しかし、その外見は一般にはあまり知られていない。

ミツハル・オオカワ
 OP社セキュリティ・センター長。

ヒロ・ホンゴウ
 OP社パトロール・チームリーダー。

●ECN社
オイゲン・イナ
 ECN社社長。LH四六年に亡くなった父から社を引き継いだ。
 眼鏡をかけていること以外特徴らしい特徴のない青年。

テツヤ・ヘンミ
 会社を飛び出したウォーリー・トワの後任として、彼が率いていたタスクユニットを率いることになった青年。
 ECN社代表代行を務めることになった。
 
メイ・カワナ
 ECN社社長秘書。
 極度の人見知りで、社長のオイゲン以外とはほとんど会話ができない。


●職業学校
トニー・シヴァ
 リスク管理学科主任教官。
 他人を下げることで自分を高く見せようとする傾向が目立つが、教官としての実績は優れている。
 レイカを目の敵にしており、衝突することが少なくない。

レイカ・メルツ
 マーケティング学科教官。
 美貌で知られているが、マーケターとしての実力も本物。
 職業学校の生徒からは非常に人気がある。


【組織】
タブーなきエンジニア集団
 ECN社を飛び出したウォーリー・トワが立ち上げたエンジニアの集団。
 製造元に関係なく、ありとあらゆる機械や装置の修理・メンテナンスに対応するのがモットーである。

OPオーシャン・パワースOP社
 エクザローム最大の企業。
 海流を用いた発電と送電を主力事業としており、強引なM&Aで急速に規模を拡大してきている。

ECNアース・コミュニケーション・ネットワーク
 エクザローム第二の規模を持つ企業。
 通信とコンピュータ機器の製造をメインとしているが、その事業分野は多岐に渡る。
 現在は事実上OP社の傘下にある。

リスク管理研究所
 企業や組織が抱えるリスクの研究・分析を行うとともに、これらに対するコンサルティングを行う。
 ECN社経営企画室のもとメンバーが中心となって設立された。

職業学校
 企業で活躍する企業人を育成するためにエクザロームの企業が資金を出し合って設立した教育機関。
 中等学校を出た十五歳で入学するのが一般的だが、一度社会に出た者が学びなおすケースもある。
 三年制のコースと五年制のコースが存在し、多くの学生は三年制のコースを選択している。

メディット
 エクザローム最大の医療機関であり、医療従事者育成施設。
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