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第一章
25:威圧
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経営企画室のメンバーが気炎を揚げている頃、OP社の応接室に通されたオイゲンは、自分の責任を問う声があがっていることなどつゆ知らず、相手を待っていた。
応接室は天井の高い豪華な造りになっている。華やかな調度品が飾られているとともに、大きくゆったりしたソファが置かれている。
やや背の低いオイゲンなどは、ソファに腰をかけるとその中に埋まってしまう錯覚にとらわれるほどだ。
(これは圧倒されるな……)
一〇分ほど待って応接室に現れたのは初老の男だった。
少し動作がギクシャクしているようにオイゲンには思える。
(あれ? OP社の社長は自分と同期のはずだが……)
オイゲンとハドリは職業学校での同期であった。そして、同じ経営学科であった。
しかし、お互いに面識は無い。
同じ経営学科といってもオイゲンは三年制一般コース出身であり、五年制特別コース出身のハドリとは机を並べて学ぶ機会が無かった。
また、職業学校の学生数が四万人を超えるということも、お互いが知り合う機会がない原因だった。
初老の男はノブヤ・ヤマガタと名乗った。OP社古参の社員のようだ。
社長は事件の対応に追われているだろうから仕方ないか、と思いながらオイゲンは、今回の事件について見舞いの言葉を一通り述べた後、援助を申し出た。
ヤマガタは少し考えた後、「社長の判断を仰ぎます」とだけ言って、応接室を出た。
応接室にはオイゲン一人が残された。
(せめてカワナさんに相談しておくんだったなぁ……)
オイゲンは慌てて社を飛び出したことを少し後悔していた。
OP社の「社まで来て欲しい」との言葉に急いで応じた結果、他の者に相談するということを忘れてしまったのである。
彼は先代社長の唯一の子であり、ウォーリーを除く幹部の中ではかなり若い。
また、社長になるまでは他の従業員との接点が少ない部署で仕事をしていたため、補佐役となる者がいなかった。
敢えて言えば秘書のメイ・カワナであるが、彼女も経営に通じているわけではないし、彼女自身の性質にも問題があった。
しかし、彼は従業員に業務上の相談をすることを嫌うどころか、むしろ好んでいた。
そのことによって良い相談相手を持つ、という結果を得られていないだけだ。
オイゲンは経営企画室や関係各部署の幹部社員に相談するだけではなく、最後には常にメイに相談を持ちかけていた。
彼は秘書の能力を高く評価していたのである。
このようにオイゲンが自ら相談に赴けば回答が得られることもあるのだが、それは彼が動かない限り諫言する者がいないことをも意味していた。その点で彼は補佐役には恵まれていないといえるだろう。
ヤマガタが部屋を出てからの待ち時間は長かった。
三〇分近く経っただろうか。
ようやくヤマガタが応接室に戻って来た。もう少ししたら社長が来るので、待っていて欲しいとのことであった。
「素晴らしい応接室ですね」
オイゲンが何気なしに言うと、ヤマガタは
「ええ、社長の方針でわが社はどんなことでも競合他社に絶対に負けないようにしておりますので。応接室も例外ではありません」
と答えた。
それから数分後、応接室に一人の男が入ってきた。OP社社長のエイチ・ハドリである。
「この度はこのような事件に……」
とオイゲンが言いかけたところで、ハドリがそれを制した。
会社が大きなダメージを受けたばかりだというのに、その表情には笑みすら浮かんでいる。
「余計な挨拶は時間の無駄だ。ところで、貴社では何ができる?」
「……御社の要望にもよりますが、人の派遣か物資・資金の援助であれば。ニュースで発電設備がダメージを受けたと聞いておりますので、発電設備の修繕に必要な資材を至急輸送しましょうか?」
(……やはり援助の話か。どうもタイミングが良すぎる。それに社長が単身で乗り込んでくるのも怪しい)
ハドリはそう考えていた。ただし、表情には出さず、うっすらと笑みを浮かべながらも鋭い眼光でオイゲンを見据えた。
「うむ。確か貴社は発電関係の部署を縮小したのではなかったか?」
「仰る通りですが、そのために設備用の資材に多少余裕があります」
「……貴社に置いてあっても在庫となるだけだな。だったらこちらで有効活用させてもらう。グループ会社に余計な資材があるのは見逃せん」
(……うわさには聞いていたけど、キッツい人だなぁ。もう少し表現の仕方があるだろうに)
オイゲンは、かいてもいない汗を拭いながらそう思っていた。
「……ところで、イナ君」
「何か?」
「今回の事件だが、貴社の関係者が関わっているということはないか?」
「……無いと確信しておりますが」
「事件を知ってから来たとはいえ、タイミングが早すぎる。貴社が無関係だという証拠を示せるか?」
「……私が援助を申し出ていることが証拠になりませんか?」
「……まあいい。貴社もグループ会社となったことだ。グループ会社としてOP社の監査を受けてもらおう。それで解明されるだろう。他のグループ会社も同じ監査を受けてもらっている。貴社だけ例外扱いという訳にもいかないのでな」
「監査、ですか?」
意外な展開にオイゲンの声が少し上ずった。
(厄介な人だなぁ。これを機会にうちの社の中を全部チェックするってことか。ただ、このタイプの相手は逆らったら、徹底的に潰されるだろうな)
「……受けたくないのか? 貴社の潔白を証明するチャンスだぞ」
「監査を受けることは問題ありません。ただ、御社の状況から今の時期に実施するのはどうかと?」
「では、近いうちに監査チームを回すので監査を受けてもらおう。先程も指摘したが、貴社の経営には改善すべき要素があるようなのでな。
わが社のグループとなった以上、競争を勝ち抜くための経営をしてもらわなければならん。援助の話はその後だ。援助をするだけの余力があるかを見てからでも遅くないだろう」
(……こりゃ交渉の余地無し、だな)
オイゲンは直感的にそう悟っていた。毅然とした態度を取って正面きって戦えば多少は交渉の余地があったのかもしれないが、オイゲンは自分自身にそのような能力や適性があるとは考えていなかった。
ウォーリーがいれば彼がこの交渉の適任者かもしれないとも思ったが、ウォーリーでも持て余すような気がする。
(ハドリ氏は相手をまず疑ってかかるということに長けているな。どのような危険があるかを具体的に想像するのも得意そうだ。自分に不利な話を別の話題に摩り替えるのも上手だ。
その点、ウォーリーはお人好しのところがあるから、ウォーリーに相手をさせたら彼が苦労するだけか)
ハドリ相手に緊張を強いられながらも、オイゲンは冷静にそう考えていた。
一方、ハドリはというと
(つかみどころの無い奴だな……親から会社を引き継いだボンボンだからこんなものか。
とにかく監査で中を見極める必要がある。明日の朝一番に監査チームを派遣することにするか)
と考えていたのであった。
「イナ君、来週に監査チームを派遣する。日程は後日連絡させよう」
「わかりました」
ハドリとオイゲンの会談が終わり、オイゲンがOP社を後にする。
オイゲンが去った後、ハドリは社長室に戻った。窓の外を見ながらハドリは考える。
(こうしておけば、来週に向けて社内の準備を始めるだろう。準備中が一番しっぽを掴みやすい)
応接室は天井の高い豪華な造りになっている。華やかな調度品が飾られているとともに、大きくゆったりしたソファが置かれている。
やや背の低いオイゲンなどは、ソファに腰をかけるとその中に埋まってしまう錯覚にとらわれるほどだ。
(これは圧倒されるな……)
一〇分ほど待って応接室に現れたのは初老の男だった。
少し動作がギクシャクしているようにオイゲンには思える。
(あれ? OP社の社長は自分と同期のはずだが……)
オイゲンとハドリは職業学校での同期であった。そして、同じ経営学科であった。
しかし、お互いに面識は無い。
同じ経営学科といってもオイゲンは三年制一般コース出身であり、五年制特別コース出身のハドリとは机を並べて学ぶ機会が無かった。
また、職業学校の学生数が四万人を超えるということも、お互いが知り合う機会がない原因だった。
初老の男はノブヤ・ヤマガタと名乗った。OP社古参の社員のようだ。
社長は事件の対応に追われているだろうから仕方ないか、と思いながらオイゲンは、今回の事件について見舞いの言葉を一通り述べた後、援助を申し出た。
ヤマガタは少し考えた後、「社長の判断を仰ぎます」とだけ言って、応接室を出た。
応接室にはオイゲン一人が残された。
(せめてカワナさんに相談しておくんだったなぁ……)
オイゲンは慌てて社を飛び出したことを少し後悔していた。
OP社の「社まで来て欲しい」との言葉に急いで応じた結果、他の者に相談するということを忘れてしまったのである。
彼は先代社長の唯一の子であり、ウォーリーを除く幹部の中ではかなり若い。
また、社長になるまでは他の従業員との接点が少ない部署で仕事をしていたため、補佐役となる者がいなかった。
敢えて言えば秘書のメイ・カワナであるが、彼女も経営に通じているわけではないし、彼女自身の性質にも問題があった。
しかし、彼は従業員に業務上の相談をすることを嫌うどころか、むしろ好んでいた。
そのことによって良い相談相手を持つ、という結果を得られていないだけだ。
オイゲンは経営企画室や関係各部署の幹部社員に相談するだけではなく、最後には常にメイに相談を持ちかけていた。
彼は秘書の能力を高く評価していたのである。
このようにオイゲンが自ら相談に赴けば回答が得られることもあるのだが、それは彼が動かない限り諫言する者がいないことをも意味していた。その点で彼は補佐役には恵まれていないといえるだろう。
ヤマガタが部屋を出てからの待ち時間は長かった。
三〇分近く経っただろうか。
ようやくヤマガタが応接室に戻って来た。もう少ししたら社長が来るので、待っていて欲しいとのことであった。
「素晴らしい応接室ですね」
オイゲンが何気なしに言うと、ヤマガタは
「ええ、社長の方針でわが社はどんなことでも競合他社に絶対に負けないようにしておりますので。応接室も例外ではありません」
と答えた。
それから数分後、応接室に一人の男が入ってきた。OP社社長のエイチ・ハドリである。
「この度はこのような事件に……」
とオイゲンが言いかけたところで、ハドリがそれを制した。
会社が大きなダメージを受けたばかりだというのに、その表情には笑みすら浮かんでいる。
「余計な挨拶は時間の無駄だ。ところで、貴社では何ができる?」
「……御社の要望にもよりますが、人の派遣か物資・資金の援助であれば。ニュースで発電設備がダメージを受けたと聞いておりますので、発電設備の修繕に必要な資材を至急輸送しましょうか?」
(……やはり援助の話か。どうもタイミングが良すぎる。それに社長が単身で乗り込んでくるのも怪しい)
ハドリはそう考えていた。ただし、表情には出さず、うっすらと笑みを浮かべながらも鋭い眼光でオイゲンを見据えた。
「うむ。確か貴社は発電関係の部署を縮小したのではなかったか?」
「仰る通りですが、そのために設備用の資材に多少余裕があります」
「……貴社に置いてあっても在庫となるだけだな。だったらこちらで有効活用させてもらう。グループ会社に余計な資材があるのは見逃せん」
(……うわさには聞いていたけど、キッツい人だなぁ。もう少し表現の仕方があるだろうに)
オイゲンは、かいてもいない汗を拭いながらそう思っていた。
「……ところで、イナ君」
「何か?」
「今回の事件だが、貴社の関係者が関わっているということはないか?」
「……無いと確信しておりますが」
「事件を知ってから来たとはいえ、タイミングが早すぎる。貴社が無関係だという証拠を示せるか?」
「……私が援助を申し出ていることが証拠になりませんか?」
「……まあいい。貴社もグループ会社となったことだ。グループ会社としてOP社の監査を受けてもらおう。それで解明されるだろう。他のグループ会社も同じ監査を受けてもらっている。貴社だけ例外扱いという訳にもいかないのでな」
「監査、ですか?」
意外な展開にオイゲンの声が少し上ずった。
(厄介な人だなぁ。これを機会にうちの社の中を全部チェックするってことか。ただ、このタイプの相手は逆らったら、徹底的に潰されるだろうな)
「……受けたくないのか? 貴社の潔白を証明するチャンスだぞ」
「監査を受けることは問題ありません。ただ、御社の状況から今の時期に実施するのはどうかと?」
「では、近いうちに監査チームを回すので監査を受けてもらおう。先程も指摘したが、貴社の経営には改善すべき要素があるようなのでな。
わが社のグループとなった以上、競争を勝ち抜くための経営をしてもらわなければならん。援助の話はその後だ。援助をするだけの余力があるかを見てからでも遅くないだろう」
(……こりゃ交渉の余地無し、だな)
オイゲンは直感的にそう悟っていた。毅然とした態度を取って正面きって戦えば多少は交渉の余地があったのかもしれないが、オイゲンは自分自身にそのような能力や適性があるとは考えていなかった。
ウォーリーがいれば彼がこの交渉の適任者かもしれないとも思ったが、ウォーリーでも持て余すような気がする。
(ハドリ氏は相手をまず疑ってかかるということに長けているな。どのような危険があるかを具体的に想像するのも得意そうだ。自分に不利な話を別の話題に摩り替えるのも上手だ。
その点、ウォーリーはお人好しのところがあるから、ウォーリーに相手をさせたら彼が苦労するだけか)
ハドリ相手に緊張を強いられながらも、オイゲンは冷静にそう考えていた。
一方、ハドリはというと
(つかみどころの無い奴だな……親から会社を引き継いだボンボンだからこんなものか。
とにかく監査で中を見極める必要がある。明日の朝一番に監査チームを派遣することにするか)
と考えていたのであった。
「イナ君、来週に監査チームを派遣する。日程は後日連絡させよう」
「わかりました」
ハドリとオイゲンの会談が終わり、オイゲンがOP社を後にする。
オイゲンが去った後、ハドリは社長室に戻った。窓の外を見ながらハドリは考える。
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