ストランディング・ワールド(Stranding World) ~不時着した宇宙ステーションが拓いた地にて兄を探す~

空乃参三

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第一章

登場キャラクター・組織

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【人物】
セス・クルス
 本作の主人公。
 職業学校で発電技術を学んでおり、卒業と同時にECN社に就職する予定だったが、受験さえすれば受かると言われていたECN社の採用試験に落ちてしまう。
 先天的に循環器系に障害を抱えており、車椅子での生活を余儀なくされている。
 生き別れの兄がいる。

オイゲン・イナ
 ECN社社長。最近、亡くなった父から社を引き継いだ。
 眼鏡をかけていること以外特徴らしい特徴のない青年。

ウォーリ・トワ
 ECN社上級チームマネージャー。上級チームマネージャーはECN社では役員に次ぐ地位である。
 血気盛んな性格で、上と衝突することもしばしば。

メイ・カワナ
 ECN社社長秘書。
 極度の人見知りで、社長のオイゲン以外とはほとんど会話ができない。

トニー・シヴァ
 ECN社経営企画室副長。
 
ロビー・タカミ
 セスの親友にして職業学校の同級生。セスと同じくECN社の採用試験に失敗した。
 背の高い青年で面倒見の良い性格。
 社会人経験があるため、セスより二つ年上。

タカシ・モリタ
 セスの親友にして職業学校の同級生。セスと同じくECN社の採用試験に失敗した。
 こちらも長身だが、横幅も広い体型。
 やや気弱で、難事からは距離を置きたがる傾向がある。

エイチ・ハドリ
 OP社社長。
 小柄だが闘犬を思わせる風貌で、相手をひれ伏させる何かがある。
 しかし、その外見は一般にはあまり知られていない。

ヴィリー・アイネス
 メディット副院長。

【組織】
職業学校
 企業で活躍する企業人を育成するためにエクザロームの企業が資金を出し合って設立した教育機関。
 中等学校を出た十五歳で入学するのが一般的だが、一度社会に出た者が学びなおすケースもある。
 三年制のコースと五年制のコースが存在し、多くの学生は三年制のコースを選択している。

ECN (アース・コミュニケーション・ネットワーク)社
 エクザローム第二の規模を持つ企業。
通信とコンピュータ機器の製造をメインとしているが、その事業分野は多岐に渡る。

OP (オーシャン・パワース)社
 エクザローム最大の企業。
 海流を用いた発電と送電を主力事業としており、強引なM&Aで急速に規模を拡大してきている。

メディット
 エクザローム最大の医療機関であり、医療従事者育成機関でもある。

EMエクザロームいのちの守護者の会
 エクザロームの未来を担う子供たちを守るために設立された慈善団体。
 会員の寄付などにより、数多くの孤児院や学校などを運営している。
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