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二年目 二〇五八年
45:第四五回 一月一二日 出場登録━━オルト・ノイテス選手の場合━━
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こんにちは、レスコス・テラーサです。
まずは担当している選手の出場結果からお伝えします。
オルト・ノイテス選手 (〇五二-一一)
一月一〇日 (木)第四競技 (Eランク競技・バーサス) 五位/一一名 一ポイント
一月一一日現在ランキングポイント 六
ナルティス・ライズ選手 (〇四九-〇三)
一月 五日 (土)第八競技イセタ賞 (Bランク競技・カット) 八位/一六名 〇ポイント
一月 九日 (水)第五競技 (Eランク競技・クロス) 二位/九名 六ポイント
一月一一日現在ランキングポイント 六
ノイテス選手は二戦連続でポイントを獲得し、ランキングポイントを六に伸ばしました。今月中にもう一度ポイントを獲得したいところ。
ライズ選手は初戦八位とポイント獲得なりませんでしたが、二戦目で二位に入り六ポイントをゲット。こちらもランキングポイントは六となりました。
ノイテス選手ですが、来週は二回出場予定です。
一月一五日 (火)第八競技 (Eランク競技・スピード)
一月一六日 (水)第六競技 (Eランク競技・カット)
一方のライズ選手の来週の出場予定は一回です。
一月一八日 (金)第七競技 (Dランク競技・ストレート)
さて、今回は選手がどのように出場する競技を決めるかについてお話しします。
ノイテス選手ですが、彼はドラリス国際空港近くのスーパーマーケット「イグファ」に勤務しています。
職場はリーラス優先で、いつでも好きな競技に出場してよいと言ってくれているそうです。
ですが可能な限りスーパーの仕事に影響を出したくないということで、本人からは入荷や検品が多い時間帯の競技を避けて出場したいという要望がありました。
そのため、火曜から木曜の第三~第七競技を中心に出場するスケジュールを考えています。
また、火曜日に限っては第八競技も問題ないとこのことでした。
ちなみに出場できる回数は、選手のクラスごとに厳密に定められています。
今年から少しルールが変わったのですが、クラスⅣのノイテス選手の場合は次の通りです。
Eランク競技 最大六四回/年
Dランク競技 最大一六回/年
Cランク競技 最大一〇回/年
Bランク競技 最大 二回/年
Aランク競技 出場不可
Sランク競技を除く年間最大出場数七二回
説明すると、各ランクの競技には定められている最大の回数まで出場可能ですが、年間の総出場回数は七二回までにしなさい、ということになります。
Sランク競技はこの場合の総出場回数にカウントされません。また、クラスⅣの選手でも条件を満たせばSランク競技への出場は可能です。
これとは別に、クラスごとに出場登録しなければならない競技数というのも決められています。
こちらについては後程説明します。
出場登録ですが、日曜日から土曜日までの競技について、前週の水曜日に行います。
例外として、一月一週の出場登録については前年の一二月二一日です。
水曜日の九時から一四時の間に第一次出場登録を行います。ここで○日の第○競技に出場を希望する、という登録をします。
出場登録できるのはネット、またはドラリス・リーラス・アリーナの出場登録センターです。
私は水曜の午前は大抵出勤しているので出場登録センターで登録をすることになります。
一四時に出場登録をいったん締め切って、一五時半に第一次出場リストが決定します。
一四時の時点で最大出場者数 (通常は一六名)に達している競技についてはここで出場登録が締め切られ、出場者とブース番号が確定します。
最大出場者数を上回っている競技については抽選が行われ、抽選に通った選手が出場可能となります。
一六時から第二次出場登録が可能となります。ここでは、第一次登録で最大出場者数に満たなかった競技のみ出場登録を受け付けます。
こちらは先着順で、一六時四五分まで登録を受け付けます。
一六時四五分で締め切って、一八時に最終的な出場リストが決定します。この時点で全競技の出場者とブース番号が確定します。
さて、先ほどもお話しした通り、クラスごと出場登録しなければならない競技数というのがあります。
クラスⅣのノイテス選手の場合は次の通りです。
Eランク競技 最低三六回/年
Dランク競技 最低 八回/年
Cランク競技 最低 四回/年
これは抽選で外れて出場できなかった場合も登録回数には数えられますので、最低何回出場しなければならない、という意味ではありません。
最低出場登録数を満たさないとペナルティがありますので、注意が必要なところです。
具体的には足りなかった回数に応じたランキングポイントの減点です。かなり痛いので皆、登録数を満たそうと必死になります。
ちなみに病気療養とかのやむを得ない理由で長期間出場できないときは、予め申請しておけばペナルティを回避できます。
ノイテス選手の出場登録の方針ですが、「火曜から木曜の第三~第七競技を中心に出場」ですので、この条件で各ランクの登録数を満たす必要があります。
その一方で、ランキングポイントを稼ぐためには出場者数の少ない競技を狙うのが得策です。
金土日と比較すると火曜から木曜は組まれているEランクの競技数が少ないので、登録者数が多くなるケースがあります。
登録状況を見ながら少しでもランキングポイントを稼ぎやすい競技を見つけて登録する、というのがマネージャーの腕の見せどころでもあります。
幸いノイテス選手は出場する競技の種別は私に任せてくれていますので、登録者数の少ない競技を狙って登録を行うようにしています。
次回はナルティス・ライズ選手の出場登録について書いてみたいと思います。では!
まずは担当している選手の出場結果からお伝えします。
オルト・ノイテス選手 (〇五二-一一)
一月一〇日 (木)第四競技 (Eランク競技・バーサス) 五位/一一名 一ポイント
一月一一日現在ランキングポイント 六
ナルティス・ライズ選手 (〇四九-〇三)
一月 五日 (土)第八競技イセタ賞 (Bランク競技・カット) 八位/一六名 〇ポイント
一月 九日 (水)第五競技 (Eランク競技・クロス) 二位/九名 六ポイント
一月一一日現在ランキングポイント 六
ノイテス選手は二戦連続でポイントを獲得し、ランキングポイントを六に伸ばしました。今月中にもう一度ポイントを獲得したいところ。
ライズ選手は初戦八位とポイント獲得なりませんでしたが、二戦目で二位に入り六ポイントをゲット。こちらもランキングポイントは六となりました。
ノイテス選手ですが、来週は二回出場予定です。
一月一五日 (火)第八競技 (Eランク競技・スピード)
一月一六日 (水)第六競技 (Eランク競技・カット)
一方のライズ選手の来週の出場予定は一回です。
一月一八日 (金)第七競技 (Dランク競技・ストレート)
さて、今回は選手がどのように出場する競技を決めるかについてお話しします。
ノイテス選手ですが、彼はドラリス国際空港近くのスーパーマーケット「イグファ」に勤務しています。
職場はリーラス優先で、いつでも好きな競技に出場してよいと言ってくれているそうです。
ですが可能な限りスーパーの仕事に影響を出したくないということで、本人からは入荷や検品が多い時間帯の競技を避けて出場したいという要望がありました。
そのため、火曜から木曜の第三~第七競技を中心に出場するスケジュールを考えています。
また、火曜日に限っては第八競技も問題ないとこのことでした。
ちなみに出場できる回数は、選手のクラスごとに厳密に定められています。
今年から少しルールが変わったのですが、クラスⅣのノイテス選手の場合は次の通りです。
Eランク競技 最大六四回/年
Dランク競技 最大一六回/年
Cランク競技 最大一〇回/年
Bランク競技 最大 二回/年
Aランク競技 出場不可
Sランク競技を除く年間最大出場数七二回
説明すると、各ランクの競技には定められている最大の回数まで出場可能ですが、年間の総出場回数は七二回までにしなさい、ということになります。
Sランク競技はこの場合の総出場回数にカウントされません。また、クラスⅣの選手でも条件を満たせばSランク競技への出場は可能です。
これとは別に、クラスごとに出場登録しなければならない競技数というのも決められています。
こちらについては後程説明します。
出場登録ですが、日曜日から土曜日までの競技について、前週の水曜日に行います。
例外として、一月一週の出場登録については前年の一二月二一日です。
水曜日の九時から一四時の間に第一次出場登録を行います。ここで○日の第○競技に出場を希望する、という登録をします。
出場登録できるのはネット、またはドラリス・リーラス・アリーナの出場登録センターです。
私は水曜の午前は大抵出勤しているので出場登録センターで登録をすることになります。
一四時に出場登録をいったん締め切って、一五時半に第一次出場リストが決定します。
一四時の時点で最大出場者数 (通常は一六名)に達している競技についてはここで出場登録が締め切られ、出場者とブース番号が確定します。
最大出場者数を上回っている競技については抽選が行われ、抽選に通った選手が出場可能となります。
一六時から第二次出場登録が可能となります。ここでは、第一次登録で最大出場者数に満たなかった競技のみ出場登録を受け付けます。
こちらは先着順で、一六時四五分まで登録を受け付けます。
一六時四五分で締め切って、一八時に最終的な出場リストが決定します。この時点で全競技の出場者とブース番号が確定します。
さて、先ほどもお話しした通り、クラスごと出場登録しなければならない競技数というのがあります。
クラスⅣのノイテス選手の場合は次の通りです。
Eランク競技 最低三六回/年
Dランク競技 最低 八回/年
Cランク競技 最低 四回/年
これは抽選で外れて出場できなかった場合も登録回数には数えられますので、最低何回出場しなければならない、という意味ではありません。
最低出場登録数を満たさないとペナルティがありますので、注意が必要なところです。
具体的には足りなかった回数に応じたランキングポイントの減点です。かなり痛いので皆、登録数を満たそうと必死になります。
ちなみに病気療養とかのやむを得ない理由で長期間出場できないときは、予め申請しておけばペナルティを回避できます。
ノイテス選手の出場登録の方針ですが、「火曜から木曜の第三~第七競技を中心に出場」ですので、この条件で各ランクの登録数を満たす必要があります。
その一方で、ランキングポイントを稼ぐためには出場者数の少ない競技を狙うのが得策です。
金土日と比較すると火曜から木曜は組まれているEランクの競技数が少ないので、登録者数が多くなるケースがあります。
登録状況を見ながら少しでもランキングポイントを稼ぎやすい競技を見つけて登録する、というのがマネージャーの腕の見せどころでもあります。
幸いノイテス選手は出場する競技の種別は私に任せてくれていますので、登録者数の少ない競技を狙って登録を行うようにしています。
次回はナルティス・ライズ選手の出場登録について書いてみたいと思います。では!
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