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東のダンジョン
東のダンジョン 増殖の魔法陣破壊
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ライラたちはハクホウカブトの指した方向を進み。
時に戦いながら進んで森が円状に開けたところにたどり着いた。
そこには目的であるものを見つけた。
「あっさり見つかっちゃった」
「ハクホウカブトに感謝ですね」
「まさか、ハクホウカブトが目的地である畑の位置を教えてくれるとはのう」
ハクホウカブトが指した方向に目的地であった畑があった。
ハクホウカブトが何のために畑の位置を教えてくれたのかはわからない。
本当に教えたのかどうかわからない。
しかし、実際にあった以上、5人はハクホウカブトに感謝した。
5人は畑と周辺を調べ始めた。
ベカズと冥土は畑で栽培されいるものをスキルで鑑定した。
「グリューンだと。これは栽培方法が確立されていないのに何でこれの畑があるんだ」
「わかりません。何者かが栽培方法を思いつき試しているのではないでしょうか」
「グリューンにゲルプこれらが栽培されている理由は思いつくか」
「いいえ、思いつきません」
「俺もだ。誰がいったい何のために?」
ベカズと冥土はグリューンとゲルプ他3種の毒草を使って霊薬エリクシールできることを知らなかった。
元々、生産者というわけではないので知らないのはしかたがない。
ライラ、エリン、ヒルロップはというと、周りに増殖の魔法陣がないか探していた。
増殖の魔法陣はどこにもなかった。
これまでの経験から隠し部屋が近くにあった。
今回もそう思っていた。しかし、ここは森が開けた場所、隠し部屋がありそうな場所がどこにもなかった。
ライラたちは増殖の魔法陣はいったいどこにあるのかわからないため怪しい場所を片っ端から探すのだった。
一方、中央の大部屋からBOSS軍団と交戦せず、逃げているテレサはというと、今も蟻たちから逃げている。
北東ブロックの蟻たちはサムライアント系ばかり、攻撃してきてリンクでさらに仲間を集めてくる。
テレサが逃げた先にサムライアントソルジャー、サムライアントウォーリア、サムライアントナイトなどがいて逃げるのを阻んでくる。
「さすがに多すぎだ!!!」
俺はこれでもかと出てくるサムライアントたち、今は逃げに徹して目的地に行って、増殖の魔法陣を破壊するのが先だ。
まぁ、本当にあるかどうかはわからないけど、いや、絶対にある。走れどこまでも。
そうやって俺は前と進んでいく。
しかし、逃げている状態で冷静かと聞かれたら俺は冷静ではなかった。
この時の蟻たちは上下左右見渡す限りにいた。
これだけ多くいるとはっきり言って気持ち悪い。
Gがかわいく思えてくるぐらい多い。
そのような状態から早く抜け出したいが、暴れると生き埋めになってしまう可能性があるため下手に暴れられない。
これがとにかく苦痛だった。
早くこのダンジョンの異常をどうにかしないと。
そうやって走って逃げている。
俺は地図通り逃げていると思っていた。
逃げてたどり着いた場所は行き止まりだった。
後ろにはサムライアントたち、逃げ場はない。完全に積んだ。
くそ、いったいどうしたら・・・。
下手に暴れると天井が崩れて・・・。
いや、天井が崩れないように戦えばいいだけか、そうすると殲滅力低くなる。
そうすると相手の数に圧倒される。それも俺は死なないけど、精神的に嫌だ。
どうすればいいか。
そう思っているうちにサムライアントたちが迫って攻撃してくる。
攻撃をかわして戦う。
銃で撃って上から前からくるサムライアントたちを攻撃する。しかし、数が多いためちまちま倒しても横から抜けられる。
近づいてきたサムライアントソルジャーを斬って捨てて、さらに攻撃してきたサムライアントウォーリアを回避して思いっきり横に蹴り飛ばす。
蹴り飛ばしたサムライアントウォーリアは壁に当たり、壁が少し崩れた。
そこで俺はピンときた。横穴が掘られていることを思い出した。
それだけ壁が弱くなっている。
壁を破壊して逃げ道を確保すればいいんだ。ただし天井が崩れないように気を付けたうえでの話だけど。
壁が薄いと思われそうな場所を勘で蟻たちを蹴り飛ばして開けようとする。
運よく当たって横穴が開いた。何度か天井から埃が落ちてきたがなんもなかった。
俺はその横穴に逃げ込んだ。
それから、また蟻たちとの追いかけっこが始まった。
今、自分がいる場所がわからない以上、地図を見たところで今いる場所はわからない。そうなったら兎に角逃げる。
それが最善の手だ。
一度行き止まりまで行ったの良かったのか逃げている方向に蟻たちがいなかった。
つまりはあの行き止まりに集まっていたということか、よし、逃げろ逃げろ!
逃げて、また行き止まりついてしまった。勘で壁を蹴り抜いた。
壁を蹴り抜いた先には、さなぎがいた。
さなぎの下には魔法陣が敷かれていた。この魔法陣は何なのか見に行ったら、王都の下水の隠し部屋にあったの同じものだった。
つまりはこのダンジョンのモンスターの大量発生の原因、増殖の魔法陣があった。
俺は速攻で増殖の魔法陣を破壊した。
この時、さなぎに攻撃が当たらなかった。
「しまった。さなぎに攻撃が外れた」
壊れたのは増殖の魔法陣だけ、さなぎは倒せなかった。
増殖の魔法陣が壊れてから、さなぎの様子がおかしくなった。
......おや!?さなぎの様子が......!
さなぎの背中が割れ、そこから虫の翅らしきものが出て来た。
翅はしおれていたような状態からどんどんとまっすぐと延びる。
さらにさなぎから胴体らしきものが出て来た。
胴体は人の形をしていた。
どうやらこのさなぎは妖精のさなぎだったのか。
というか妖精ってさなぎからなるものなの?
この世界の神秘か。
俺は追われているのを忘れて、妖精の羽化を見続けた。
時に戦いながら進んで森が円状に開けたところにたどり着いた。
そこには目的であるものを見つけた。
「あっさり見つかっちゃった」
「ハクホウカブトに感謝ですね」
「まさか、ハクホウカブトが目的地である畑の位置を教えてくれるとはのう」
ハクホウカブトが指した方向に目的地であった畑があった。
ハクホウカブトが何のために畑の位置を教えてくれたのかはわからない。
本当に教えたのかどうかわからない。
しかし、実際にあった以上、5人はハクホウカブトに感謝した。
5人は畑と周辺を調べ始めた。
ベカズと冥土は畑で栽培されいるものをスキルで鑑定した。
「グリューンだと。これは栽培方法が確立されていないのに何でこれの畑があるんだ」
「わかりません。何者かが栽培方法を思いつき試しているのではないでしょうか」
「グリューンにゲルプこれらが栽培されている理由は思いつくか」
「いいえ、思いつきません」
「俺もだ。誰がいったい何のために?」
ベカズと冥土はグリューンとゲルプ他3種の毒草を使って霊薬エリクシールできることを知らなかった。
元々、生産者というわけではないので知らないのはしかたがない。
ライラ、エリン、ヒルロップはというと、周りに増殖の魔法陣がないか探していた。
増殖の魔法陣はどこにもなかった。
これまでの経験から隠し部屋が近くにあった。
今回もそう思っていた。しかし、ここは森が開けた場所、隠し部屋がありそうな場所がどこにもなかった。
ライラたちは増殖の魔法陣はいったいどこにあるのかわからないため怪しい場所を片っ端から探すのだった。
一方、中央の大部屋からBOSS軍団と交戦せず、逃げているテレサはというと、今も蟻たちから逃げている。
北東ブロックの蟻たちはサムライアント系ばかり、攻撃してきてリンクでさらに仲間を集めてくる。
テレサが逃げた先にサムライアントソルジャー、サムライアントウォーリア、サムライアントナイトなどがいて逃げるのを阻んでくる。
「さすがに多すぎだ!!!」
俺はこれでもかと出てくるサムライアントたち、今は逃げに徹して目的地に行って、増殖の魔法陣を破壊するのが先だ。
まぁ、本当にあるかどうかはわからないけど、いや、絶対にある。走れどこまでも。
そうやって俺は前と進んでいく。
しかし、逃げている状態で冷静かと聞かれたら俺は冷静ではなかった。
この時の蟻たちは上下左右見渡す限りにいた。
これだけ多くいるとはっきり言って気持ち悪い。
Gがかわいく思えてくるぐらい多い。
そのような状態から早く抜け出したいが、暴れると生き埋めになってしまう可能性があるため下手に暴れられない。
これがとにかく苦痛だった。
早くこのダンジョンの異常をどうにかしないと。
そうやって走って逃げている。
俺は地図通り逃げていると思っていた。
逃げてたどり着いた場所は行き止まりだった。
後ろにはサムライアントたち、逃げ場はない。完全に積んだ。
くそ、いったいどうしたら・・・。
下手に暴れると天井が崩れて・・・。
いや、天井が崩れないように戦えばいいだけか、そうすると殲滅力低くなる。
そうすると相手の数に圧倒される。それも俺は死なないけど、精神的に嫌だ。
どうすればいいか。
そう思っているうちにサムライアントたちが迫って攻撃してくる。
攻撃をかわして戦う。
銃で撃って上から前からくるサムライアントたちを攻撃する。しかし、数が多いためちまちま倒しても横から抜けられる。
近づいてきたサムライアントソルジャーを斬って捨てて、さらに攻撃してきたサムライアントウォーリアを回避して思いっきり横に蹴り飛ばす。
蹴り飛ばしたサムライアントウォーリアは壁に当たり、壁が少し崩れた。
そこで俺はピンときた。横穴が掘られていることを思い出した。
それだけ壁が弱くなっている。
壁を破壊して逃げ道を確保すればいいんだ。ただし天井が崩れないように気を付けたうえでの話だけど。
壁が薄いと思われそうな場所を勘で蟻たちを蹴り飛ばして開けようとする。
運よく当たって横穴が開いた。何度か天井から埃が落ちてきたがなんもなかった。
俺はその横穴に逃げ込んだ。
それから、また蟻たちとの追いかけっこが始まった。
今、自分がいる場所がわからない以上、地図を見たところで今いる場所はわからない。そうなったら兎に角逃げる。
それが最善の手だ。
一度行き止まりまで行ったの良かったのか逃げている方向に蟻たちがいなかった。
つまりはあの行き止まりに集まっていたということか、よし、逃げろ逃げろ!
逃げて、また行き止まりついてしまった。勘で壁を蹴り抜いた。
壁を蹴り抜いた先には、さなぎがいた。
さなぎの下には魔法陣が敷かれていた。この魔法陣は何なのか見に行ったら、王都の下水の隠し部屋にあったの同じものだった。
つまりはこのダンジョンのモンスターの大量発生の原因、増殖の魔法陣があった。
俺は速攻で増殖の魔法陣を破壊した。
この時、さなぎに攻撃が当たらなかった。
「しまった。さなぎに攻撃が外れた」
壊れたのは増殖の魔法陣だけ、さなぎは倒せなかった。
増殖の魔法陣が壊れてから、さなぎの様子がおかしくなった。
......おや!?さなぎの様子が......!
さなぎの背中が割れ、そこから虫の翅らしきものが出て来た。
翅はしおれていたような状態からどんどんとまっすぐと延びる。
さらにさなぎから胴体らしきものが出て来た。
胴体は人の形をしていた。
どうやらこのさなぎは妖精のさなぎだったのか。
というか妖精ってさなぎからなるものなの?
この世界の神秘か。
俺は追われているのを忘れて、妖精の羽化を見続けた。
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