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自分の工房を目指して(クリエイターズへ)
酒場で
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プレートの更新が終わるまで俺とライラは酒場で待つことにした。
空いている席を探すとヒルロップを見つけた。
なんでここにいるのだろうか。そう思い近づいたて聞きに行った。
「よう。ヒルロップ」
「嬢ちゃんたちか。なんかようかのう」
「なんでここにいるのか思って声をかけた」
「何待っているのじゃよ」
「待っている?」
「プレートができるのを」
どうやらヒルロップも俺たちと同じくプレートができるのを待っている。
そこで俺は思いついた。俺たちは女だけのパーティだ。これだと他のパーティになめられるかもしれない。変に絡まれてその度に力を示していたらなんていわれるかわかったものじゃない。なら軍にいたことがあるヒルロップがいればなめられて近づくやつがいなくなるかもしれない。そうと決まれば勧誘しよう。
「なあ、ヒルロップ。今、パーティって組んでる」
「いや、まだ誰とも組んでいないが」
「ちょうどよかった。俺たちとパーティを組まないか」
ヒルロップは勧誘の話をすると考え始めた。
色んな事を質問された。
今いるパーティの人数、勧誘する理由、パーティの目的を聞かれた。
パーティの人数は俺とライラだけと答えたら、より思案した。
勧誘する理由を答えたら、それ自分じゃなくてもよくないかといわれたが、冒険者の知り合いいないため、知っている人で同じ奴隷経験があるヒルロップなら信頼できると思った。本人は照れた顔をされた。
パーティの目的、この国を出ていって東に行き『クリエイターズ』の工房に行きこれまでの『ナンバーズ』の愚行を訴えに行くためと伝えた。
「そんなこと相手は取り合ってくれんぞ」
「『クリエイターズ』必ず取り合う」
「なぜそう思うのじゃ」
「俺たちのパーティ名は『凰牙』、あいつらの主と同じ名前を使用している。ほかの誰かが何と言おうと『クリエイターズ』の方から取り合ってくれる」
驚いた顔された。さらに喧騒に包まれた酒場が一気に静かになった。
そこから周りから馬鹿な真似はよせと言われた。
過去に同じ名前のパーティがあって『クリエイターズ』の逆鱗に触れて全員殺されたことがあるという。
それ以降も同じパーティ名のパーティが出たが、話を聞いてすぐに変えたところが多い。
だからやめて他のパーティ名に変えた方がいいといわれた。
「要はそいつら逆鱗に触れるようなことをしたのが全員殺された原因だろ。名前が原因なわけないじゃん。逆に懇切丁寧に説明すれば納得されるんじゃないか」
「何言ってやがる!死にたいのか『クリエイターズ』に狙われるだけじゃなくて『ナンバーズ』にも狙われるぞ」
『凰牙』を名乗ると『ナンバーズ』にも狙われるのか、あいつら強いからってやりたい放題の集団だな。
あいつらに文句を言うことが増えたじゃないか。
いっそうのこと壊滅させた方がこの世界のためじゃないかな。ライラはそのことをどう思っているんだろう。
「全員殺された『凰牙』のリーダーは自分のことを『クリエイターズ』の主、凰牙の生まれ変わりだといった。そして、『クリエイターズ』は全員自分の配下になれと迫った。そいつは内心、『クリエイターズ』が配下になればこの世界の支配者になれるとでも思ったのだろうか。そう思ったのならアホの一言でいいでしょう。そいつは『クリエイターズ』と主の絆を甘く見ていた。結果は『クリエイターズ』の逆鱗に触れて殺された」
これまで黙っていたライラが口を開いた。
それもなぜ殺されたパーティのことを知っているのか。それも見ていたみたいに。
「ライラ、見たことがあるみたいに」
「その場を見ていたらかわかるのよ。主との絆というより、『クリエイターズ』の主を名乗ったのに従者の名前をも違えている時点で主じゃないことバレバレよ」
名前を間違えた時点で主ではないのはバレバレだな。もしかして10さんを”テン”と呼ばず、”じゅう”と呼んでしまったとか、星王を”スターオー”と呼ばず、そのまま読んでしまったか、全員表示の名前と呼び方が違うかそのまま読んでしまうと間違えるんだよな。それに人前だとそこから愛称になるからわからないかも知れない。でも10さんぐらいわかれよ。10さんのフルネームの10Pointぐらい読んでもらわないと俺の偽物を名乗るなんて片腹痛いわ。
「ライラとか言ったか。お前ってもしかして」
「私は転生者よ。近くにいたら巻き添えをくらって死んでしまったの」
転生者とそんな簡単にカミングアウトしていいものなのか?近くにいて巻き添えくらって死んだってそんなこと信じられるのか。
「そうか転生者か。あいつら強さには定評があるから期待させてもらうぜ」
「よし、転生者の新たな生に乾杯だ」
そうやってまた喧騒が戻ってきた。でも、まだパーティ名が『凰牙』にするのを止められるのは変わらないのではないか?
そう思っているところにギルドマスターがこっちに来た。
「『凰牙』についてはそういう噂があるだけだ。ちゃんと理由を言えば大丈夫だで、テレサ君、理由は?」
「決まっている。カッコイイからだ」
カッコイイからだ。決め台詞として言ってみたい言葉だよな。
「それだけかい」
「それだけだ」
言いきったらギルドマスターに爆笑された。
俺も大見得を切った以上、笑われるのは予想していたけど実際に笑われるとイラッとくる。
「すまない。君と同じ理由で『凰牙』を名乗った理由パーティがいたから思い出した」
「その人とは気が合いそうだ。もし出会うことがあれば話し合いたいものだ」
「それちょっと無理だな」
「なぜ?」
「そいつらもう解散してしまったんだ」
「そうか、残念だな。でもどこかで会えるだろう」
旅をすればどこかで会えるだろう。
「会えるといいな。そういう理由なら『クリエイターズ』は干渉してこない。『クリエイターズ』と出会って聞かれたらそういえばいい」
「わかりました。ありがとうございます」
「お礼が、言えて結構。これを渡そう」
そう言ってポケットから3枚のプレートを取り出した。
どうやら更新が終わったようだ。
でも、ギルドマスターが持ってくるようなものか?呼ばれたら受付に行くのに。なぜだろう?
それからギルドマスターはライラとヒルロップにプレートを渡し戻っていった。
結局ヒルロップはパーティに入るか入らないか聞いた。結果は入ってくれることになった。
受付に行ってパーティの追加メンバーの書類をもらい書いて提出した。
書いている際、ヒルロップのランクを見て驚いた。なんとランクが特B級だった。
ほとんど変わらないタイミングでギルドに登録したのに何で?
ヒルロップは前職が軍人で長年勤めていたこともあり特B級となった。
ライラは転生者なのだから特B級じゃダメなのかと聞くと転生者だからといって、野営とかの経験があるわからないためできないとのこと。
こういうのは軍にいたことがあるのと、いた年数によって決まる。その結果、ヒルロップは特B級で登録されたのだ。
俺もライラも軍にいたことがないためそれは無理だ。
でもヒルロップが入ってくれたおかげで俺たちは国を出て東に行ける。
今日は旅に出る準備をして、明日東へ旅立とう。
空いている席を探すとヒルロップを見つけた。
なんでここにいるのだろうか。そう思い近づいたて聞きに行った。
「よう。ヒルロップ」
「嬢ちゃんたちか。なんかようかのう」
「なんでここにいるのか思って声をかけた」
「何待っているのじゃよ」
「待っている?」
「プレートができるのを」
どうやらヒルロップも俺たちと同じくプレートができるのを待っている。
そこで俺は思いついた。俺たちは女だけのパーティだ。これだと他のパーティになめられるかもしれない。変に絡まれてその度に力を示していたらなんていわれるかわかったものじゃない。なら軍にいたことがあるヒルロップがいればなめられて近づくやつがいなくなるかもしれない。そうと決まれば勧誘しよう。
「なあ、ヒルロップ。今、パーティって組んでる」
「いや、まだ誰とも組んでいないが」
「ちょうどよかった。俺たちとパーティを組まないか」
ヒルロップは勧誘の話をすると考え始めた。
色んな事を質問された。
今いるパーティの人数、勧誘する理由、パーティの目的を聞かれた。
パーティの人数は俺とライラだけと答えたら、より思案した。
勧誘する理由を答えたら、それ自分じゃなくてもよくないかといわれたが、冒険者の知り合いいないため、知っている人で同じ奴隷経験があるヒルロップなら信頼できると思った。本人は照れた顔をされた。
パーティの目的、この国を出ていって東に行き『クリエイターズ』の工房に行きこれまでの『ナンバーズ』の愚行を訴えに行くためと伝えた。
「そんなこと相手は取り合ってくれんぞ」
「『クリエイターズ』必ず取り合う」
「なぜそう思うのじゃ」
「俺たちのパーティ名は『凰牙』、あいつらの主と同じ名前を使用している。ほかの誰かが何と言おうと『クリエイターズ』の方から取り合ってくれる」
驚いた顔された。さらに喧騒に包まれた酒場が一気に静かになった。
そこから周りから馬鹿な真似はよせと言われた。
過去に同じ名前のパーティがあって『クリエイターズ』の逆鱗に触れて全員殺されたことがあるという。
それ以降も同じパーティ名のパーティが出たが、話を聞いてすぐに変えたところが多い。
だからやめて他のパーティ名に変えた方がいいといわれた。
「要はそいつら逆鱗に触れるようなことをしたのが全員殺された原因だろ。名前が原因なわけないじゃん。逆に懇切丁寧に説明すれば納得されるんじゃないか」
「何言ってやがる!死にたいのか『クリエイターズ』に狙われるだけじゃなくて『ナンバーズ』にも狙われるぞ」
『凰牙』を名乗ると『ナンバーズ』にも狙われるのか、あいつら強いからってやりたい放題の集団だな。
あいつらに文句を言うことが増えたじゃないか。
いっそうのこと壊滅させた方がこの世界のためじゃないかな。ライラはそのことをどう思っているんだろう。
「全員殺された『凰牙』のリーダーは自分のことを『クリエイターズ』の主、凰牙の生まれ変わりだといった。そして、『クリエイターズ』は全員自分の配下になれと迫った。そいつは内心、『クリエイターズ』が配下になればこの世界の支配者になれるとでも思ったのだろうか。そう思ったのならアホの一言でいいでしょう。そいつは『クリエイターズ』と主の絆を甘く見ていた。結果は『クリエイターズ』の逆鱗に触れて殺された」
これまで黙っていたライラが口を開いた。
それもなぜ殺されたパーティのことを知っているのか。それも見ていたみたいに。
「ライラ、見たことがあるみたいに」
「その場を見ていたらかわかるのよ。主との絆というより、『クリエイターズ』の主を名乗ったのに従者の名前をも違えている時点で主じゃないことバレバレよ」
名前を間違えた時点で主ではないのはバレバレだな。もしかして10さんを”テン”と呼ばず、”じゅう”と呼んでしまったとか、星王を”スターオー”と呼ばず、そのまま読んでしまったか、全員表示の名前と呼び方が違うかそのまま読んでしまうと間違えるんだよな。それに人前だとそこから愛称になるからわからないかも知れない。でも10さんぐらいわかれよ。10さんのフルネームの10Pointぐらい読んでもらわないと俺の偽物を名乗るなんて片腹痛いわ。
「ライラとか言ったか。お前ってもしかして」
「私は転生者よ。近くにいたら巻き添えをくらって死んでしまったの」
転生者とそんな簡単にカミングアウトしていいものなのか?近くにいて巻き添えくらって死んだってそんなこと信じられるのか。
「そうか転生者か。あいつら強さには定評があるから期待させてもらうぜ」
「よし、転生者の新たな生に乾杯だ」
そうやってまた喧騒が戻ってきた。でも、まだパーティ名が『凰牙』にするのを止められるのは変わらないのではないか?
そう思っているところにギルドマスターがこっちに来た。
「『凰牙』についてはそういう噂があるだけだ。ちゃんと理由を言えば大丈夫だで、テレサ君、理由は?」
「決まっている。カッコイイからだ」
カッコイイからだ。決め台詞として言ってみたい言葉だよな。
「それだけかい」
「それだけだ」
言いきったらギルドマスターに爆笑された。
俺も大見得を切った以上、笑われるのは予想していたけど実際に笑われるとイラッとくる。
「すまない。君と同じ理由で『凰牙』を名乗った理由パーティがいたから思い出した」
「その人とは気が合いそうだ。もし出会うことがあれば話し合いたいものだ」
「それちょっと無理だな」
「なぜ?」
「そいつらもう解散してしまったんだ」
「そうか、残念だな。でもどこかで会えるだろう」
旅をすればどこかで会えるだろう。
「会えるといいな。そういう理由なら『クリエイターズ』は干渉してこない。『クリエイターズ』と出会って聞かれたらそういえばいい」
「わかりました。ありがとうございます」
「お礼が、言えて結構。これを渡そう」
そう言ってポケットから3枚のプレートを取り出した。
どうやら更新が終わったようだ。
でも、ギルドマスターが持ってくるようなものか?呼ばれたら受付に行くのに。なぜだろう?
それからギルドマスターはライラとヒルロップにプレートを渡し戻っていった。
結局ヒルロップはパーティに入るか入らないか聞いた。結果は入ってくれることになった。
受付に行ってパーティの追加メンバーの書類をもらい書いて提出した。
書いている際、ヒルロップのランクを見て驚いた。なんとランクが特B級だった。
ほとんど変わらないタイミングでギルドに登録したのに何で?
ヒルロップは前職が軍人で長年勤めていたこともあり特B級となった。
ライラは転生者なのだから特B級じゃダメなのかと聞くと転生者だからといって、野営とかの経験があるわからないためできないとのこと。
こういうのは軍にいたことがあるのと、いた年数によって決まる。その結果、ヒルロップは特B級で登録されたのだ。
俺もライラも軍にいたことがないためそれは無理だ。
でもヒルロップが入ってくれたおかげで俺たちは国を出て東に行ける。
今日は旅に出る準備をして、明日東へ旅立とう。
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