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6章 要塞
#35 古い記憶
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その頃レンとベティは建物の2階まで降りてきていた。勿論、アルルとツバサが捕まったことなど予想もしていない。
「人が減った?」
「みたいね」
外に飛び出した螺旋階段を見つけ、2人は建物の外へと出た。2階ならば、いざと言う時に飛び降りることも可能な高さである。ベティが先頭になって2人は階段をかけ降りた。
「ツバサ達は大丈夫かしら」
「分からない。……ベティはツバサから聞いていないか」
「何を?」
「彼の身の上のこととか。名字は知ってるか?」
「……名字?そう言われてみれば……でも、よく考えたら私チームメンバー全員の名字は知らな……レン!!」
ベティが振り向いて叫んだ時は既に遅かった。襲撃者はレンとベティに体当たりをして、途端に魔術を発動させた。襲撃者の手からドロドロとした紫色の液体が零れ、それが一斉に辺りに弾けたと思うとレンの肩とベティの腕に付着した。体当たりをされた時にレンは体勢を崩し、ベティに向かって倒れた。ベティが衝突した柵は反動で破壊され、ベティは体が宙に放り出された。
「うう……っ!!」
何とか片手で柵の破片を掴んだが、その片手はドロドロを受けた方の手だった。紫色の物体は皮膚の中に入り込んだ。ベティは痛みに悲鳴を上げた。
レンも肩を押さえて痛みに堪えた。ベティを助ける暇は彼にはなかった。目の前の敵と向かい合い、意識を集中させた。ベティは空いている方の手でローブのポケットをゆっくり漁った。中からハネハネを取り出した瞬間、ベティは柵から手を離した。ハネハネの上に腰から落ちると、慌ててハンドルを握り立ち上がった。
ベティはハネハネからさっきの敵に向かって攻撃をしようとしたが、腕が負傷しているせいか魔術が全く発動できない。直後、別の塔から飛んできた光線が頬をかすめた。ベティは建物から離れ、街の方へと飛んでいった。
「……レン・グレイ!こんな簡単に出会えるとはね!いくら面を被っていても匂いでわかるよ……会えて光栄だ。俺はカーター・サングスター。覚えてから死んでくれ」
あらためてその名字を聞いて、心臓がバクバクとした。殺したい。こいつを殺したくて仕方が無い。そんな恐ろしい衝動に駆られる。レンの様子を見て、カーターは笑いながら言った。
「お前は俺の仲間を何人も殺してきた。そしてお前は男だ。男には容赦しない主義でね。ごめんね?」
「……そうか」
カーターはレンの態度に対して舌打ちをすると、一気に顔つきが豹変した。カーターは魔術で周りの風景を見えなくした。暗闇の中にレンとカーターは2人だけになった。ある意味では暗闇はレンにとってラッキーな場所だった。闇術士にとって、暗闇ほど力がみなぎる場所は無い。
相手の姿はすぐに見つけることが出来た。カーターの目は銀色に光り、何かが背後でうごめいていた。うごめいているものは、真っ黒な大蛇だった。カーターの体にまとわりついてレンに威嚇するように牙を見せた。レンは自分の肩に付着した液体が変色して皮膚の下に入り込んでいるのを見て、途端にはっとした。
「毒術士か……!!」
「……そうさ……蛇は目があまり良くない。だが鼻だけは良いんだ……どんなにすばやく動こうとも、お前の位置も動きも読める。お前の魔術は俺には通用しない。残念だったな、闇術士」
「お兄ちゃん、お腹空いたよ」
それは確か凍えるような冬の日のことだった。ただでさえひんやりとしている別世界は、冬という季節がやって来ると外を歩くだけで人々はガタガタと震えていた。母と兄姉を亡くしたツバサとアスカは孤児院で暮らしていた。保母に頼まれたものを買いに行った帰り道、アスカはそうぼそりと言ったのだ。
当時、ツバサはまだ12歳だった。孤児院の他の子ども達とも仲良くできず、話せる相手と言えばアスカくらいしか居なかった。保母もよく孤児院の外へ行かせるような頼みをツバサに言いつけていた。
「腹減ったって言われても……おつかいのお金しか持っていないよ、俺」
「ドーナツ食べたいの、甘いやつ、イチゴの」
「帰ってから、作ってくれって頼めば良いじゃん。アスカが甘えれば大抵のことはやってくれるだろ、あの人達」
「……美味しくなかったんだもん、おばさん達のドーナツ。だからお店のドーナツ食べたいの」
ドーナツの話をしていたら自分までお腹がすいてきてしまった。ツバサはため息をついて、アスカの手を引っ張った。もう片方の手はおつかいの買い物袋で塞がっていた。
「あっあれ美味しそう!」
「おいおい……」
視界に入らないように歩いていたツバサの努力は簡単に崩れ、アスカはドーナツが並んでいるお店のウィンドウに張りついた。それはサンプルで本物ではなかったが、美味そうだ、とツバサも思った。
「……ここのドーナツ屋、アース人の店なんだな」
「これ、このイチゴのやつ、絶対美味しいよ!」
「……この、イチゴのやつか。アスカちょっと荷物持ってて」
ツバサは買い物袋をアスカに持たせ、ここで待っているように言った。ツバサが店の中に入ると、アース人の店員がいらっしゃい、と声をかけた。
「……このイチゴのやつ2つください」
「はいよ。……2つで400だよ」
ツバサは空っぽ同然のローブのポケットに手を突っ込み何かを探す素振りを見せながら、店員がドーナツを袋に入れているのをうかがっていた。ドーナツが袋に入り包まれたところで、ツバサは右手から黒い光線を店員に当てた。店員の動きは一瞬固まり、そして笑顔でツバサに包を渡した。
「毎度あり」
「ありがとう、お兄さん」
ツバサが包を持って店から出てくると、アスカは満面の笑みになった。保母にバレないように、2人は帰る前にそのイチゴのドーナツを食べた。
「お兄ちゃん、魔術使ったの?どんな魔術?何て魔術?どうやってやるの?」
「アスカはまだやっちゃダメだ。あれは俺にしか出来ないんだから」
その後もおつかいに行かされる度にアスカはついてきた。その度にツバサはアース人が営んでいる食べ物屋に行っては、支払いの直前に記憶を消す魔術をかけて支払いを済ませたと店員に思い込ませた。何度も何度も、そんなことをした。しまいには他に客が居てもバレることは無かった。
「皆やれば良いのに。そうすればただでお菓子が食べれるのにな」
「お兄ちゃんはどこで覚えたの?その魔術」
「父さんがよく、姉さんや兄さんにかけて……」
そこまで言ってツバサは何故か鳥肌が立った。自分はいつの間にかあの父親と同じことをしている。でもこのことくらいしか楽しいことが無いのもまた事実だった。つまらない孤児院。保母からも他の子どもから避けられているような感覚。助けてくれる人なんて居ない。
「俺、早く孤児院から出たい。早く、大人になりたい」
ある日、またツバサはアスカを連れて商店に入った。アスカがお菓子を選んでいる間、ふらふらと店内を歩いていたツバサは他にも客が居ることに気付いた。
「このアイスとこのアイスだったらこっちの方が喜ぶかしら」
「どっちでも変わらないよ。お母さんって本当優柔不断だよね」
赤毛の親子だ。その子どもはツバサと同い年くらいの少女だった。一目見て直感した。綺麗だ。きっと美しい女性になる。ツバサはその少女に見とれてしばらく突っ立っていた。もちろん相手はツバサが見ていることなど気づきもしない。
「ちょっとお兄ちゃん、どうしたの?」
「……な、何でもない」
買い物かごを持ったアスカと一緒にレジに向かうと、ツバサはいつも通り魔術をかけようと右手を伸ばした。
しかし、その右手を後ろから誰かが掴んだ。一瞬にして背中に冷や汗をかいた。おそるおそる振り向くと、さっきの少女の母親が居た。
「何をしようとしたの?君」
「な、何って……」
「魔術、かけようとしたのよね?何の魔術をかけようとした?」
あの、と困ったように声をかける店員に向かって女性は私が払います、と自分のカゴも一緒に押しつけた。おどおどとしていたアスカは赤毛の少女と目が合った。少女は笑って見せた。アスカはそれを見て少し安心した。しかし兄はまだ右手を掴まれたままだった。
「何の魔術をかけようとしたの?怒らないから。貴方達が欲しいお菓子も私が買ったから外で後でちゃんと渡してあげる。だから言いなさい。何の魔術をかけようとしたの?」
「……記憶を、記憶を消す……魔術」
ツバサが小さな声で答えると、ようやくその右手は解放された。買い物袋は少女が持っていて、ツバサはもう今更逃げる気にもならなかった。女性はうつむくツバサの頭をわさわさとかきむしって言った。
「魔術はそういう悪い事のために使うものじゃありません。ましてや、他人の記憶を消す魔術だなんて……そんな魔術、絶対に使ってはいけない。一体誰から教わったの」
「父さんがよく、使ってて……それで……その……あの……」
ツバサがアスカの前で涙を見せたのはそれが2回目だった。しかし1回目とは違う泣き方だった。声もあげず、ただ涙だけがとめどなく流れた。
「ごめんなさい……もう、やりません……」
「……良し。君、名前はなんて言うの?」
「俺はツバサ・サングスター。……こっちは妹のアスカです」
「お家はどこ?」
「……俺達、孤児院で暮らしてて。今おつかいの途中で。だから、帰らなくちゃ。そのお菓子はいりません。……行こう、アスカ」
「ツバサ君、待って。2人とも、私の城で働かない?貴方達きっと、優秀な魔術士になるわ」
その女性の名前はリア。そして娘はアルルだった。
「人が減った?」
「みたいね」
外に飛び出した螺旋階段を見つけ、2人は建物の外へと出た。2階ならば、いざと言う時に飛び降りることも可能な高さである。ベティが先頭になって2人は階段をかけ降りた。
「ツバサ達は大丈夫かしら」
「分からない。……ベティはツバサから聞いていないか」
「何を?」
「彼の身の上のこととか。名字は知ってるか?」
「……名字?そう言われてみれば……でも、よく考えたら私チームメンバー全員の名字は知らな……レン!!」
ベティが振り向いて叫んだ時は既に遅かった。襲撃者はレンとベティに体当たりをして、途端に魔術を発動させた。襲撃者の手からドロドロとした紫色の液体が零れ、それが一斉に辺りに弾けたと思うとレンの肩とベティの腕に付着した。体当たりをされた時にレンは体勢を崩し、ベティに向かって倒れた。ベティが衝突した柵は反動で破壊され、ベティは体が宙に放り出された。
「うう……っ!!」
何とか片手で柵の破片を掴んだが、その片手はドロドロを受けた方の手だった。紫色の物体は皮膚の中に入り込んだ。ベティは痛みに悲鳴を上げた。
レンも肩を押さえて痛みに堪えた。ベティを助ける暇は彼にはなかった。目の前の敵と向かい合い、意識を集中させた。ベティは空いている方の手でローブのポケットをゆっくり漁った。中からハネハネを取り出した瞬間、ベティは柵から手を離した。ハネハネの上に腰から落ちると、慌ててハンドルを握り立ち上がった。
ベティはハネハネからさっきの敵に向かって攻撃をしようとしたが、腕が負傷しているせいか魔術が全く発動できない。直後、別の塔から飛んできた光線が頬をかすめた。ベティは建物から離れ、街の方へと飛んでいった。
「……レン・グレイ!こんな簡単に出会えるとはね!いくら面を被っていても匂いでわかるよ……会えて光栄だ。俺はカーター・サングスター。覚えてから死んでくれ」
あらためてその名字を聞いて、心臓がバクバクとした。殺したい。こいつを殺したくて仕方が無い。そんな恐ろしい衝動に駆られる。レンの様子を見て、カーターは笑いながら言った。
「お前は俺の仲間を何人も殺してきた。そしてお前は男だ。男には容赦しない主義でね。ごめんね?」
「……そうか」
カーターはレンの態度に対して舌打ちをすると、一気に顔つきが豹変した。カーターは魔術で周りの風景を見えなくした。暗闇の中にレンとカーターは2人だけになった。ある意味では暗闇はレンにとってラッキーな場所だった。闇術士にとって、暗闇ほど力がみなぎる場所は無い。
相手の姿はすぐに見つけることが出来た。カーターの目は銀色に光り、何かが背後でうごめいていた。うごめいているものは、真っ黒な大蛇だった。カーターの体にまとわりついてレンに威嚇するように牙を見せた。レンは自分の肩に付着した液体が変色して皮膚の下に入り込んでいるのを見て、途端にはっとした。
「毒術士か……!!」
「……そうさ……蛇は目があまり良くない。だが鼻だけは良いんだ……どんなにすばやく動こうとも、お前の位置も動きも読める。お前の魔術は俺には通用しない。残念だったな、闇術士」
「お兄ちゃん、お腹空いたよ」
それは確か凍えるような冬の日のことだった。ただでさえひんやりとしている別世界は、冬という季節がやって来ると外を歩くだけで人々はガタガタと震えていた。母と兄姉を亡くしたツバサとアスカは孤児院で暮らしていた。保母に頼まれたものを買いに行った帰り道、アスカはそうぼそりと言ったのだ。
当時、ツバサはまだ12歳だった。孤児院の他の子ども達とも仲良くできず、話せる相手と言えばアスカくらいしか居なかった。保母もよく孤児院の外へ行かせるような頼みをツバサに言いつけていた。
「腹減ったって言われても……おつかいのお金しか持っていないよ、俺」
「ドーナツ食べたいの、甘いやつ、イチゴの」
「帰ってから、作ってくれって頼めば良いじゃん。アスカが甘えれば大抵のことはやってくれるだろ、あの人達」
「……美味しくなかったんだもん、おばさん達のドーナツ。だからお店のドーナツ食べたいの」
ドーナツの話をしていたら自分までお腹がすいてきてしまった。ツバサはため息をついて、アスカの手を引っ張った。もう片方の手はおつかいの買い物袋で塞がっていた。
「あっあれ美味しそう!」
「おいおい……」
視界に入らないように歩いていたツバサの努力は簡単に崩れ、アスカはドーナツが並んでいるお店のウィンドウに張りついた。それはサンプルで本物ではなかったが、美味そうだ、とツバサも思った。
「……ここのドーナツ屋、アース人の店なんだな」
「これ、このイチゴのやつ、絶対美味しいよ!」
「……この、イチゴのやつか。アスカちょっと荷物持ってて」
ツバサは買い物袋をアスカに持たせ、ここで待っているように言った。ツバサが店の中に入ると、アース人の店員がいらっしゃい、と声をかけた。
「……このイチゴのやつ2つください」
「はいよ。……2つで400だよ」
ツバサは空っぽ同然のローブのポケットに手を突っ込み何かを探す素振りを見せながら、店員がドーナツを袋に入れているのをうかがっていた。ドーナツが袋に入り包まれたところで、ツバサは右手から黒い光線を店員に当てた。店員の動きは一瞬固まり、そして笑顔でツバサに包を渡した。
「毎度あり」
「ありがとう、お兄さん」
ツバサが包を持って店から出てくると、アスカは満面の笑みになった。保母にバレないように、2人は帰る前にそのイチゴのドーナツを食べた。
「お兄ちゃん、魔術使ったの?どんな魔術?何て魔術?どうやってやるの?」
「アスカはまだやっちゃダメだ。あれは俺にしか出来ないんだから」
その後もおつかいに行かされる度にアスカはついてきた。その度にツバサはアース人が営んでいる食べ物屋に行っては、支払いの直前に記憶を消す魔術をかけて支払いを済ませたと店員に思い込ませた。何度も何度も、そんなことをした。しまいには他に客が居てもバレることは無かった。
「皆やれば良いのに。そうすればただでお菓子が食べれるのにな」
「お兄ちゃんはどこで覚えたの?その魔術」
「父さんがよく、姉さんや兄さんにかけて……」
そこまで言ってツバサは何故か鳥肌が立った。自分はいつの間にかあの父親と同じことをしている。でもこのことくらいしか楽しいことが無いのもまた事実だった。つまらない孤児院。保母からも他の子どもから避けられているような感覚。助けてくれる人なんて居ない。
「俺、早く孤児院から出たい。早く、大人になりたい」
ある日、またツバサはアスカを連れて商店に入った。アスカがお菓子を選んでいる間、ふらふらと店内を歩いていたツバサは他にも客が居ることに気付いた。
「このアイスとこのアイスだったらこっちの方が喜ぶかしら」
「どっちでも変わらないよ。お母さんって本当優柔不断だよね」
赤毛の親子だ。その子どもはツバサと同い年くらいの少女だった。一目見て直感した。綺麗だ。きっと美しい女性になる。ツバサはその少女に見とれてしばらく突っ立っていた。もちろん相手はツバサが見ていることなど気づきもしない。
「ちょっとお兄ちゃん、どうしたの?」
「……な、何でもない」
買い物かごを持ったアスカと一緒にレジに向かうと、ツバサはいつも通り魔術をかけようと右手を伸ばした。
しかし、その右手を後ろから誰かが掴んだ。一瞬にして背中に冷や汗をかいた。おそるおそる振り向くと、さっきの少女の母親が居た。
「何をしようとしたの?君」
「な、何って……」
「魔術、かけようとしたのよね?何の魔術をかけようとした?」
あの、と困ったように声をかける店員に向かって女性は私が払います、と自分のカゴも一緒に押しつけた。おどおどとしていたアスカは赤毛の少女と目が合った。少女は笑って見せた。アスカはそれを見て少し安心した。しかし兄はまだ右手を掴まれたままだった。
「何の魔術をかけようとしたの?怒らないから。貴方達が欲しいお菓子も私が買ったから外で後でちゃんと渡してあげる。だから言いなさい。何の魔術をかけようとしたの?」
「……記憶を、記憶を消す……魔術」
ツバサが小さな声で答えると、ようやくその右手は解放された。買い物袋は少女が持っていて、ツバサはもう今更逃げる気にもならなかった。女性はうつむくツバサの頭をわさわさとかきむしって言った。
「魔術はそういう悪い事のために使うものじゃありません。ましてや、他人の記憶を消す魔術だなんて……そんな魔術、絶対に使ってはいけない。一体誰から教わったの」
「父さんがよく、使ってて……それで……その……あの……」
ツバサがアスカの前で涙を見せたのはそれが2回目だった。しかし1回目とは違う泣き方だった。声もあげず、ただ涙だけがとめどなく流れた。
「ごめんなさい……もう、やりません……」
「……良し。君、名前はなんて言うの?」
「俺はツバサ・サングスター。……こっちは妹のアスカです」
「お家はどこ?」
「……俺達、孤児院で暮らしてて。今おつかいの途中で。だから、帰らなくちゃ。そのお菓子はいりません。……行こう、アスカ」
「ツバサ君、待って。2人とも、私の城で働かない?貴方達きっと、優秀な魔術士になるわ」
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