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番外編 後日談
22. 魔法の真理
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~ある老人Side~
長年魔法についての真理を追い求めた。しかしどうしてもすべてを理解することが出来なかった。あと少しで真理に辿り着けそうなのだが、どうしてもそこから先が霞がかかったようになって想像できないのだ。
魔法を極めてくると、自分の魔力の衰えが分かってしまう。ここ最近になって魔素を取り込む能力が急激に下がってきているのが分かる。もうわしも長くないのだろう。
わしの後継者は未だにわしのことを世界最高峰の魔法使いと言っておる。しかし実際にはすでに魔法自体についてはわしを超えていると思っていいだろう。
ただし、魔法の真理の追求についてはわしを超えるものはいない。そしてわし以上の知識を持ったものももういない・・・。
わしの同士達もすでに全員逝ってしまった。対等に会話の出来るものがいなくなると言うのは悲しいものじゃ。
コンコン。
「失礼します。」
長年勤めてきた執事が、ドアから入ってきた。
「旦那様・・・お客様がお見えです。」
「まだわしのところに来るものがおるのか。誰だろうと断るように言っておいたはずじゃ。」
引退してからも連日やってくる人間が多く、すべてを断っていた。今はわしに確認するまでもなくすべて断るように言っておいたはずなんじゃが・・・。
「それが、旦那様のブローチを持った者達がやって来たのです。本人確認もすませております。」
「なんじゃと?あれを渡したものはすでにみんな他界したはず・・・
・・・いや、まて、あの二人は・・・まさか!!」
わしの考えていることが分かったのか、それを肯定するようにほほえんでいた。
「私の記憶でも本人達としか思えませんが、いかがいたしましょうか?」
「わかった・・・、会おう。」
あの二人じゃと?まさか・・・。
部屋に行くと若い二人が席に着いていた。
「「ジョニーファン様、お久しぶりです!!」」
二人から同時に挨拶を受ける。どういうことじゃ?確かに記憶にある二人じゃが・・・当時から全く変わっていないでは無いか。
しかしブローチにも間違いないという話じゃし、わしの記憶にも間違いは無い。
「い、生きておったのか・・・。」
「はい、時代を超えてやって来たという感じです。」
そこからの説明は驚くことだった。確かに時間を超えてきたと言われたらつじつまが合う。まさか本当にまた会えるとは・・・。
しばらく話をした後、二人の口から告げられた言葉が衝撃じゃった。なんと二人は別の世界からやって来たと言うことだった。
絶対に他には言わないと約束した後で告げられたことだが、そこでは魔法ではなく科学が進歩した世界だったようだ。その知識で魔法の解明を行ったのが二人の知識の根底だったようだ。
その日から二人から科学についての知識を教えてもらった。なるほど、魔法とは魔素を使ったものだが、その原理はこのような科学の内容に沿ったものじゃったのか。
魔力は衰えていったが、頭は若い頃のようにはっきりとしていた。
楽しい日々だった。しかしその日々も長くは続かなかった。
ただわしにはもう後悔することはない。知りたかった真理の一つにたどり着けたのだから・・・。
~執事Side~
我が家に突然訪問客がやって来た。すべての訪問は断っているのだが、ハクセンの有力貴族達からの紹介とあっては私が対応するしかなかった。
訪問客の二人に会うとかなり違和感を受けた。私はこの二人に会ったことがあるのだろうか?確かに記憶にはあるのだが、そんなはずはないだろう。
そう思っていたのだが、彼らから提示されたのは旦那様のブローチだった。まさか、本当に?そして間違いなく本人であることが証明された。
旦那様に話をすると驚きはしたが会うことになった。やはり例の二人で間違いがなかったようだ。
大事な話があるからと席を外すことになったのだが、このあと見かけた旦那様は昔のように輝いて見えた。最後の炎を燃やすような数日が過ぎたが、長くは続かなかった。しかし旦那様の最後の顔は幸せそうだった。
旦那様は国葬で見送られることとなった。旦那様からの遺言もあり、二人にも葬儀の最前列に参加してもらった。他の人々は首をかしげていたが、旦那様直筆の指示を見せれば納得するしか無かったようだ。
参列者の数名は二人を見て少し驚きの表情をしていた。本人とまでは思っていないようだが、あの二人の関係者とは思ったのかもしれない。
~~~~
ルイアニアさんからジョニーファンさんの近況について聞いた。
情報はほとんど公開されていないのだが、おそらくそう長くはないという話しだった。事前の話しでは引退して悠々自適に魔法の研究をしているという話しだったのだが、実情は違っていたようだった。
アルモニア国に入ってからまっすぐ王都へと向かい、ジョニーファンさんの屋敷を訪問した。屋敷には門番が立っているだけで面会等はすべて断られているようだった。
ルイアニアさんとラザニアさんに書いてもらった手紙を渡して確認を取ってもらったところ、執事のジャクマーさんと会うことが出来た。前に何度か会ったことはあるのだが、覚えているのだろうか?ブローチを見せると納得してもらい、ジョニーファンさんに伺ってもらえることになった。
ジョニーファンさんからどうしても魔法の真理を知りたいという懇願に負けて話をした。誰にも明かさないという約束をしてもらったが、神様は許してくれるだろうか?
かなり体力は落ちていたようだが、目は生き生きとしていた。そしてある程度理解が出来たと思った頃に満足して眠るように亡くなった。看取ったのは自分たちと執事の三人だけだった。
北の大賢者と言うこともあり、アルモニアの国葬となった。遺言にあったみたいで自分たちも葬儀に参列することが出来たが、周りからは変な目で見られていた。まあよく分からない二人が最前列で国葬に参加していたらそう思うだろうな。
参列している人たちの中には見覚えのある人たちもいたが、さすがに話しかけなかった。もしかしたら自分たちのことは分かっていたかもしれないけどね。
葬儀の後はすぐに出発することにした。
「最後に会えてよかったね。」
「ええ。まさかそこまで体調が悪くなっているとは思わなかったからね。」
「あれからそれなりに時間は経ったけど、とりあえず処罰とかはないと思っていいのかな?例外的に許してくれたのかなあ。」
「まあ、そこまで確認していないだけかもしれないわよ。そもそも転移魔法でこの世界に来たこと自体がまずそうだけどね。」
「まあ、たしかにそうだね。」
~~あとがき~~
次で後日談の最終話となります。本日中にアップします。
長年魔法についての真理を追い求めた。しかしどうしてもすべてを理解することが出来なかった。あと少しで真理に辿り着けそうなのだが、どうしてもそこから先が霞がかかったようになって想像できないのだ。
魔法を極めてくると、自分の魔力の衰えが分かってしまう。ここ最近になって魔素を取り込む能力が急激に下がってきているのが分かる。もうわしも長くないのだろう。
わしの後継者は未だにわしのことを世界最高峰の魔法使いと言っておる。しかし実際にはすでに魔法自体についてはわしを超えていると思っていいだろう。
ただし、魔法の真理の追求についてはわしを超えるものはいない。そしてわし以上の知識を持ったものももういない・・・。
わしの同士達もすでに全員逝ってしまった。対等に会話の出来るものがいなくなると言うのは悲しいものじゃ。
コンコン。
「失礼します。」
長年勤めてきた執事が、ドアから入ってきた。
「旦那様・・・お客様がお見えです。」
「まだわしのところに来るものがおるのか。誰だろうと断るように言っておいたはずじゃ。」
引退してからも連日やってくる人間が多く、すべてを断っていた。今はわしに確認するまでもなくすべて断るように言っておいたはずなんじゃが・・・。
「それが、旦那様のブローチを持った者達がやって来たのです。本人確認もすませております。」
「なんじゃと?あれを渡したものはすでにみんな他界したはず・・・
・・・いや、まて、あの二人は・・・まさか!!」
わしの考えていることが分かったのか、それを肯定するようにほほえんでいた。
「私の記憶でも本人達としか思えませんが、いかがいたしましょうか?」
「わかった・・・、会おう。」
あの二人じゃと?まさか・・・。
部屋に行くと若い二人が席に着いていた。
「「ジョニーファン様、お久しぶりです!!」」
二人から同時に挨拶を受ける。どういうことじゃ?確かに記憶にある二人じゃが・・・当時から全く変わっていないでは無いか。
しかしブローチにも間違いないという話じゃし、わしの記憶にも間違いは無い。
「い、生きておったのか・・・。」
「はい、時代を超えてやって来たという感じです。」
そこからの説明は驚くことだった。確かに時間を超えてきたと言われたらつじつまが合う。まさか本当にまた会えるとは・・・。
しばらく話をした後、二人の口から告げられた言葉が衝撃じゃった。なんと二人は別の世界からやって来たと言うことだった。
絶対に他には言わないと約束した後で告げられたことだが、そこでは魔法ではなく科学が進歩した世界だったようだ。その知識で魔法の解明を行ったのが二人の知識の根底だったようだ。
その日から二人から科学についての知識を教えてもらった。なるほど、魔法とは魔素を使ったものだが、その原理はこのような科学の内容に沿ったものじゃったのか。
魔力は衰えていったが、頭は若い頃のようにはっきりとしていた。
楽しい日々だった。しかしその日々も長くは続かなかった。
ただわしにはもう後悔することはない。知りたかった真理の一つにたどり着けたのだから・・・。
~執事Side~
我が家に突然訪問客がやって来た。すべての訪問は断っているのだが、ハクセンの有力貴族達からの紹介とあっては私が対応するしかなかった。
訪問客の二人に会うとかなり違和感を受けた。私はこの二人に会ったことがあるのだろうか?確かに記憶にはあるのだが、そんなはずはないだろう。
そう思っていたのだが、彼らから提示されたのは旦那様のブローチだった。まさか、本当に?そして間違いなく本人であることが証明された。
旦那様に話をすると驚きはしたが会うことになった。やはり例の二人で間違いがなかったようだ。
大事な話があるからと席を外すことになったのだが、このあと見かけた旦那様は昔のように輝いて見えた。最後の炎を燃やすような数日が過ぎたが、長くは続かなかった。しかし旦那様の最後の顔は幸せそうだった。
旦那様は国葬で見送られることとなった。旦那様からの遺言もあり、二人にも葬儀の最前列に参加してもらった。他の人々は首をかしげていたが、旦那様直筆の指示を見せれば納得するしか無かったようだ。
参列者の数名は二人を見て少し驚きの表情をしていた。本人とまでは思っていないようだが、あの二人の関係者とは思ったのかもしれない。
~~~~
ルイアニアさんからジョニーファンさんの近況について聞いた。
情報はほとんど公開されていないのだが、おそらくそう長くはないという話しだった。事前の話しでは引退して悠々自適に魔法の研究をしているという話しだったのだが、実情は違っていたようだった。
アルモニア国に入ってからまっすぐ王都へと向かい、ジョニーファンさんの屋敷を訪問した。屋敷には門番が立っているだけで面会等はすべて断られているようだった。
ルイアニアさんとラザニアさんに書いてもらった手紙を渡して確認を取ってもらったところ、執事のジャクマーさんと会うことが出来た。前に何度か会ったことはあるのだが、覚えているのだろうか?ブローチを見せると納得してもらい、ジョニーファンさんに伺ってもらえることになった。
ジョニーファンさんからどうしても魔法の真理を知りたいという懇願に負けて話をした。誰にも明かさないという約束をしてもらったが、神様は許してくれるだろうか?
かなり体力は落ちていたようだが、目は生き生きとしていた。そしてある程度理解が出来たと思った頃に満足して眠るように亡くなった。看取ったのは自分たちと執事の三人だけだった。
北の大賢者と言うこともあり、アルモニアの国葬となった。遺言にあったみたいで自分たちも葬儀に参列することが出来たが、周りからは変な目で見られていた。まあよく分からない二人が最前列で国葬に参加していたらそう思うだろうな。
参列している人たちの中には見覚えのある人たちもいたが、さすがに話しかけなかった。もしかしたら自分たちのことは分かっていたかもしれないけどね。
葬儀の後はすぐに出発することにした。
「最後に会えてよかったね。」
「ええ。まさかそこまで体調が悪くなっているとは思わなかったからね。」
「あれからそれなりに時間は経ったけど、とりあえず処罰とかはないと思っていいのかな?例外的に許してくれたのかなあ。」
「まあ、そこまで確認していないだけかもしれないわよ。そもそも転移魔法でこの世界に来たこと自体がまずそうだけどね。」
「まあ、たしかにそうだね。」
~~あとがき~~
次で後日談の最終話となります。本日中にアップします。
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