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学園編
秘薬は秘密
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アレクの髪の毛によって作られたエリクサーはフラン先生の手によって分析され、効果も確認された。
ちなみに髪の毛をたくさん刈り取られたアレクはエリクサーの被験者となり再び毛が生えたという。
エリクサーにも毛生え薬としての効果はあったようだ。
フラン先生はアーシェラに研究成果を報告すると本当にやったのかと鎮痛の面持ちで頭を抱えた。
「あなた、本当にエリクサーのためにアレク王子の髪の毛を使ったのね」
「はい、本当は爪とか指とかでも良かったんですけどー、残念ながら断られました」
「・・・それはそうでしょう。はあ、もし本当に指を切っていたら今頃あなたは牢屋に入っていたでしょうね」
「大丈夫ですよー、エリクサーでまた指を生やすので証拠は残りませんよー」
「あなたねえ、アレク王子の証言以外にその場にいた生徒たちの証言があれば有罪確定なのよ?エリクサーがあれば身体を刻んでも良いとあれば、ほとんどの魔法師たちが犯罪に手を染めるかもしれないし、魔塔主たちが何をしでかすかもわからないわ。多分あなたと同じことを考える狂乱者が今後続々出てくるでしょうね」
「そんなー、指とか切ったぐらいで狂乱者だなんて、人を殺すわけでもないのに言い過ぎですよー」
フランはご冗談をとばかりにケラケラと笑う。
「あら、それじゃあ明日にでもあなたを連れて王城で公開裁判でもしましょうか。国王陛下ならびに重鎮たちに判断をしていただければ狂乱者のあなたでも罪を自覚できるかもしれないわね」
「ひっ!そ、そんなぁ、わ、わたし、何もしてませんよぉ」
アーシェラの一言でフランの表情が一瞬にして曇った。
「今はね。でもエリクサーの研究成果を読む限り、この製法は危険です。もし公開すればアレク王子は人体実験の対象としてあなただけではなく他の魔法師たちにも狙われるかもしれません。また他の魔法師の中にはエリクサーを使えば何回でも人体実験できると考える者が現れてもおかしくないわね。魔塔に住む魔法師たちが禁忌を犯すことになればその時はもう王国は大混乱になるわ」
アーシェラが真剣な面持ちで語るとフランの顔は益々青褪めた。
「そ、そんなー、い、言い過ぎじゃないですか?」
「あら、それなら明日わたしと一緒に王城に行きましょうか」
「い、いえ、わ、わかりました。もう言いません」
「このエリクサーの製法は秘匿とし実験は失敗したと魔塔主、ならびに国王陛下に報告します。また国王陛下には秘匿する理由も報告しておきますからね」
「そ、それじゃあ、エリクサー制作は・・・」
「制作方法は秘匿にすること。ただしアレク王子には定期的にエリクサーを制作してもらいます。くれぐれも暴走してアレク王子で人体実験をしないこと。もしわたしの言うことが聞けないということであれば、今からあなたを処罰しなくてはならないわね」
「ひっ!そ、そんな!」
「わかった?」
「わ、わかりましたぁ!」
「くれぐれも研究内容を他の魔法師たちには知られてはいけませんよ?わかったわね?」
「は、はぃ!」
哀れ、フランはアーシェラ学園長の判断によって志半ばエリクサー制作の発表を断念するのであった。
この後、アーシェラは弟アレクサンドル国王に向けて手紙を書いた。
翌日に手紙を受け取ったアレクサンドル国王は手紙を読んで吃驚すると急ぎ魔塔主たちに向けてエリクサー制作に関する緘口令を出すのであった。
♢
《王妃マグダ視点》
「アレクはなぜあんなにも問題ばかり起こすのだろうか」
夫の不意に溢した一言。
「あら、アレクがどうかしましたの?」
その事を聞き逃すことはなく、わたくしは事の詳細を求めました。
寝所にて夫の様子が不安定だった事もあり、アレクがまた学園で何かやらかしたのだろうことはわたくしにも容易に理解できました。
あの子が学園に入学してからというもの、これまでにアレクの「やらかした」ことの詳細はわたくしの耳にもいくつか届いていました。
一つは魔力判定の時には大きな竜巻で修練場を破壊したこと。他の生徒、特に男子生徒たちも竜巻によって見ぐるみ剥がされたせいで身も心も傷を負ったそうです。
もう一つは魔法の授業では巨大な水を作り出して校内に甚大な洪水災害を引き起こしたこと。
校内が水浸しになっただけではなく、激しい濁流に呑み込まれて溺れるなど被害に遭った学生はかなりいたとのこと。元凶である当の本人アレクも被害者の一人らしく、自分で作り出した洪水に巻き込まれて自分も溺れたそうです。
その話を聞いた時には、さすがにわたくしも何の冗談かと思いましたわ。
こうして問題ばかり起こしていたアレクでしたが、唯一、秘薬エリクサーの制作に成功したことだけは本当に胸がすく思いでした。
しかし、そのエリクサーが次の災いのタネになるとは思いもしませんでした。
「学園の教師がエリクサー制作の際にアレクの髪の毛を使用したそうだ。どうやら全属性魔力を持つアレクの身体の一部を用いる事で他の者でもエリクサーを作り出すことができるらしい。今回はその研究成果を秘匿すると姉上の手紙に書いてあった。もし研究成果を公開したならばアレクは人体実験の対象となる恐れがあるらしい」
人体実験という言葉にわたくしは心乱され不覚にも混乱いたしました。
「な、なんですって!?アレクは王族ですよ!?そ、そんなことが許されるはずかないではありませんか!」
ああ神よ、これは何の試練なのでしょう。
秘薬の奇蹟をして、わたくしたちに何を求めておられるのでしょうか。
アレクはこれからどうなるのでしょうか。
混乱したわたくしを見て夫はそっと抱き寄せて話の続きをしてくださいました。
「そんなことなどありえんよ。しかし魔法師の中には手段を選ばない者もいるらしい。その者たちがアレクを実験対象にする可能性は充分にあり得るそうだ。そういう理由でエリクサー制作の発表は無し。唯一アレクだけがエリクサーを制作できるということだけ公開するそうだ」
夫の言にわたくしはホッと息を吐いて胸を撫で下ろしました。
「今回の研究を担当したフラン女史には特に罰することはせず、引き続き研究を続けさせてやってほしいと書いてある。もし罰することがあればエリクサー制作に関する情報が漏れるかもしれないとのことだ。はは、姉上らしいな」
「あなた、本当に問題ありませんの?」
「まあ大丈夫だろう。姉上の言うことだ。ここまで言ってくるにはおそらくフラン女史を守るため、相当に可愛がっておるのだろう」
「アレクは大丈夫なのですか?」
「まあ姉上に任せておけば大丈夫だろう。何かあればすぐ連絡がくるであろうしな。幸いエリクサーはこちらの手にある。もしよからぬ事を考える者がいたとしてもいくらでも手の打ちようはある」
「そうですか。では安心して今夜は眠れますわね」
「もう眠りにつくのか?まだ夜は早いぞ?」
「あら、アレクの事でまた何かありますの?」
「私たちだけの対話があるではないか。さあ、今宵も互いに愛を語ろうぞ」
「まあ、夜が長くなりそうですわね」
「まだまだ眠りにつくには早い。存分に夜を愉しもうではないか」
「うふふ、そうですわね」
この後わたくしたちは存分に愉しい夜を過ごしました。
♢
アレクの両親がイチャイチャしている頃、
学園ではあの美丈夫が自身の研究室に一人こもっていた。
「フフフ、エリクサーの研究ですか。とても面白そうですね」
彼はローズマリアから届いた報告書を読んでいる。報告書には今回のエリクサー研究の詳細が記されていた。
「しかし、アレク王子の髪の毛を使うことで他の者でもエリクサーが作れるとは驚きですね。この星の神はどのような因果をこの地にもたらしたのでしょうか」
男は机に向かって人差し指をコンコンと一定のリズムで叩く。
すると壁にモニターのような光輝く画面が出現し、そこに口髭を蓄えた厳つい褐色の男の姿が現れた。
『クレメンスよ、何かあったのか?』
「レギス将軍、そこに殿下はいらっしゃいますか?」
『殿下は今は眠りにつかれておる。ワシでよければ話を聞こう』
「そうですね。では殿下にこの国の王子が万能薬の制作を成功させたとお伝えください」
『な、なんとっ!?そこに万能薬があるというのか!?』
「はい、まだ手に入れてはおりませんが、いずれ入手いたします。また開発者の身体の一部を用いれば他の者でも万能薬を作ることが可能だそうです」
『ならばその者を連れてこい!』
「それができれば良いのですが、一国の王子を攫うとあれば私一人では手に余ります」
『うむ、ならばこちらから一人用意しておこう。必ずや万能薬を入手せよ』
「はい、殿下のご復活のためにも、必ずや成し遂げてみせましょう」
『うむ、頼んだぞ』
モニターは消滅し、部屋は暗闇に戻る。
クレメンスはローズマリアからの手紙を焼却処分し、しばし黙考する。
(万能薬エリクサーですか。もしそれを培養させることができればあの方を復活させることができるはずです。失敗は許されませんし、まあ少し強引な手でも打っておきましょうか)
クレメンスは月夜に照らされた窓に目を向けると窓の外には暗闇の空が歪み出し、突如楕円形の姿をした何かが現れた。
「フフフ、楽しみですねえ。全属性魔法。研究し甲斐があります」
クレメンスは口角を上げて呟くと一瞬にして彼の姿は闇に溶け込むように消えていった。
ちなみに髪の毛をたくさん刈り取られたアレクはエリクサーの被験者となり再び毛が生えたという。
エリクサーにも毛生え薬としての効果はあったようだ。
フラン先生はアーシェラに研究成果を報告すると本当にやったのかと鎮痛の面持ちで頭を抱えた。
「あなた、本当にエリクサーのためにアレク王子の髪の毛を使ったのね」
「はい、本当は爪とか指とかでも良かったんですけどー、残念ながら断られました」
「・・・それはそうでしょう。はあ、もし本当に指を切っていたら今頃あなたは牢屋に入っていたでしょうね」
「大丈夫ですよー、エリクサーでまた指を生やすので証拠は残りませんよー」
「あなたねえ、アレク王子の証言以外にその場にいた生徒たちの証言があれば有罪確定なのよ?エリクサーがあれば身体を刻んでも良いとあれば、ほとんどの魔法師たちが犯罪に手を染めるかもしれないし、魔塔主たちが何をしでかすかもわからないわ。多分あなたと同じことを考える狂乱者が今後続々出てくるでしょうね」
「そんなー、指とか切ったぐらいで狂乱者だなんて、人を殺すわけでもないのに言い過ぎですよー」
フランはご冗談をとばかりにケラケラと笑う。
「あら、それじゃあ明日にでもあなたを連れて王城で公開裁判でもしましょうか。国王陛下ならびに重鎮たちに判断をしていただければ狂乱者のあなたでも罪を自覚できるかもしれないわね」
「ひっ!そ、そんなぁ、わ、わたし、何もしてませんよぉ」
アーシェラの一言でフランの表情が一瞬にして曇った。
「今はね。でもエリクサーの研究成果を読む限り、この製法は危険です。もし公開すればアレク王子は人体実験の対象としてあなただけではなく他の魔法師たちにも狙われるかもしれません。また他の魔法師の中にはエリクサーを使えば何回でも人体実験できると考える者が現れてもおかしくないわね。魔塔に住む魔法師たちが禁忌を犯すことになればその時はもう王国は大混乱になるわ」
アーシェラが真剣な面持ちで語るとフランの顔は益々青褪めた。
「そ、そんなー、い、言い過ぎじゃないですか?」
「あら、それなら明日わたしと一緒に王城に行きましょうか」
「い、いえ、わ、わかりました。もう言いません」
「このエリクサーの製法は秘匿とし実験は失敗したと魔塔主、ならびに国王陛下に報告します。また国王陛下には秘匿する理由も報告しておきますからね」
「そ、それじゃあ、エリクサー制作は・・・」
「制作方法は秘匿にすること。ただしアレク王子には定期的にエリクサーを制作してもらいます。くれぐれも暴走してアレク王子で人体実験をしないこと。もしわたしの言うことが聞けないということであれば、今からあなたを処罰しなくてはならないわね」
「ひっ!そ、そんな!」
「わかった?」
「わ、わかりましたぁ!」
「くれぐれも研究内容を他の魔法師たちには知られてはいけませんよ?わかったわね?」
「は、はぃ!」
哀れ、フランはアーシェラ学園長の判断によって志半ばエリクサー制作の発表を断念するのであった。
この後、アーシェラは弟アレクサンドル国王に向けて手紙を書いた。
翌日に手紙を受け取ったアレクサンドル国王は手紙を読んで吃驚すると急ぎ魔塔主たちに向けてエリクサー制作に関する緘口令を出すのであった。
♢
《王妃マグダ視点》
「アレクはなぜあんなにも問題ばかり起こすのだろうか」
夫の不意に溢した一言。
「あら、アレクがどうかしましたの?」
その事を聞き逃すことはなく、わたくしは事の詳細を求めました。
寝所にて夫の様子が不安定だった事もあり、アレクがまた学園で何かやらかしたのだろうことはわたくしにも容易に理解できました。
あの子が学園に入学してからというもの、これまでにアレクの「やらかした」ことの詳細はわたくしの耳にもいくつか届いていました。
一つは魔力判定の時には大きな竜巻で修練場を破壊したこと。他の生徒、特に男子生徒たちも竜巻によって見ぐるみ剥がされたせいで身も心も傷を負ったそうです。
もう一つは魔法の授業では巨大な水を作り出して校内に甚大な洪水災害を引き起こしたこと。
校内が水浸しになっただけではなく、激しい濁流に呑み込まれて溺れるなど被害に遭った学生はかなりいたとのこと。元凶である当の本人アレクも被害者の一人らしく、自分で作り出した洪水に巻き込まれて自分も溺れたそうです。
その話を聞いた時には、さすがにわたくしも何の冗談かと思いましたわ。
こうして問題ばかり起こしていたアレクでしたが、唯一、秘薬エリクサーの制作に成功したことだけは本当に胸がすく思いでした。
しかし、そのエリクサーが次の災いのタネになるとは思いもしませんでした。
「学園の教師がエリクサー制作の際にアレクの髪の毛を使用したそうだ。どうやら全属性魔力を持つアレクの身体の一部を用いる事で他の者でもエリクサーを作り出すことができるらしい。今回はその研究成果を秘匿すると姉上の手紙に書いてあった。もし研究成果を公開したならばアレクは人体実験の対象となる恐れがあるらしい」
人体実験という言葉にわたくしは心乱され不覚にも混乱いたしました。
「な、なんですって!?アレクは王族ですよ!?そ、そんなことが許されるはずかないではありませんか!」
ああ神よ、これは何の試練なのでしょう。
秘薬の奇蹟をして、わたくしたちに何を求めておられるのでしょうか。
アレクはこれからどうなるのでしょうか。
混乱したわたくしを見て夫はそっと抱き寄せて話の続きをしてくださいました。
「そんなことなどありえんよ。しかし魔法師の中には手段を選ばない者もいるらしい。その者たちがアレクを実験対象にする可能性は充分にあり得るそうだ。そういう理由でエリクサー制作の発表は無し。唯一アレクだけがエリクサーを制作できるということだけ公開するそうだ」
夫の言にわたくしはホッと息を吐いて胸を撫で下ろしました。
「今回の研究を担当したフラン女史には特に罰することはせず、引き続き研究を続けさせてやってほしいと書いてある。もし罰することがあればエリクサー制作に関する情報が漏れるかもしれないとのことだ。はは、姉上らしいな」
「あなた、本当に問題ありませんの?」
「まあ大丈夫だろう。姉上の言うことだ。ここまで言ってくるにはおそらくフラン女史を守るため、相当に可愛がっておるのだろう」
「アレクは大丈夫なのですか?」
「まあ姉上に任せておけば大丈夫だろう。何かあればすぐ連絡がくるであろうしな。幸いエリクサーはこちらの手にある。もしよからぬ事を考える者がいたとしてもいくらでも手の打ちようはある」
「そうですか。では安心して今夜は眠れますわね」
「もう眠りにつくのか?まだ夜は早いぞ?」
「あら、アレクの事でまた何かありますの?」
「私たちだけの対話があるではないか。さあ、今宵も互いに愛を語ろうぞ」
「まあ、夜が長くなりそうですわね」
「まだまだ眠りにつくには早い。存分に夜を愉しもうではないか」
「うふふ、そうですわね」
この後わたくしたちは存分に愉しい夜を過ごしました。
♢
アレクの両親がイチャイチャしている頃、
学園ではあの美丈夫が自身の研究室に一人こもっていた。
「フフフ、エリクサーの研究ですか。とても面白そうですね」
彼はローズマリアから届いた報告書を読んでいる。報告書には今回のエリクサー研究の詳細が記されていた。
「しかし、アレク王子の髪の毛を使うことで他の者でもエリクサーが作れるとは驚きですね。この星の神はどのような因果をこの地にもたらしたのでしょうか」
男は机に向かって人差し指をコンコンと一定のリズムで叩く。
すると壁にモニターのような光輝く画面が出現し、そこに口髭を蓄えた厳つい褐色の男の姿が現れた。
『クレメンスよ、何かあったのか?』
「レギス将軍、そこに殿下はいらっしゃいますか?」
『殿下は今は眠りにつかれておる。ワシでよければ話を聞こう』
「そうですね。では殿下にこの国の王子が万能薬の制作を成功させたとお伝えください」
『な、なんとっ!?そこに万能薬があるというのか!?』
「はい、まだ手に入れてはおりませんが、いずれ入手いたします。また開発者の身体の一部を用いれば他の者でも万能薬を作ることが可能だそうです」
『ならばその者を連れてこい!』
「それができれば良いのですが、一国の王子を攫うとあれば私一人では手に余ります」
『うむ、ならばこちらから一人用意しておこう。必ずや万能薬を入手せよ』
「はい、殿下のご復活のためにも、必ずや成し遂げてみせましょう」
『うむ、頼んだぞ』
モニターは消滅し、部屋は暗闇に戻る。
クレメンスはローズマリアからの手紙を焼却処分し、しばし黙考する。
(万能薬エリクサーですか。もしそれを培養させることができればあの方を復活させることができるはずです。失敗は許されませんし、まあ少し強引な手でも打っておきましょうか)
クレメンスは月夜に照らされた窓に目を向けると窓の外には暗闇の空が歪み出し、突如楕円形の姿をした何かが現れた。
「フフフ、楽しみですねえ。全属性魔法。研究し甲斐があります」
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