22 / 77
幼少期編
アイリーン
しおりを挟む
お茶会が終わった後、アイリーンは王都にある辺境伯家の屋敷へと戻った。
そして部屋に入るなり軽い足取りで姿見の鏡の前へと立ち、今日のお茶会のために用意したドレスのスカートを摘んで優雅にくるりとターン、横に一回転すると同時にスカートがふわりと宙を舞った。
そして優雅な姿勢で鏡の前で丁寧なお辞儀をする。その姿勢仕草はダンスを踊った後の相手への敬意と感謝を込めたお辞儀そのものであった。
「うふふ♡」
アイリーンは鏡に映った自分の美しい顔立ちを見て満たされた顔で微笑む。
「ああ、楽しいお茶会でしたわ」
今回お茶会の主催たる王族側からすれば主役たるアレク王子の気絶(自滅)事件で下手を打てば大惨事となるやもしれなかった。だが、晴れて第一王子の婚約者となったアイリーンにとってお茶会自体は成功だったと言わんばかりに上機嫌である。
辺境伯家の可憐で清楚なお嬢様。
アイリーン・サラトム
お歳はアレクと同じ11歳である。
美しい顔立ちに白い肌、
ぱっちりとした大きな目に愛くるしい唇、
小柄ながらもスラリとした体躯、
このような美少女が王都の街中を呑気に歩こうものなら街ゆく人々の視線の全て集めることになるだろう。
そして誰もが囁くのだ。
あの美しい令嬢は誰だろうと。
アイリーンは空想の中で目の前にいる街の人々が自分に対して羨望と渇望に満ちた目で見てくる姿を思い描いた。
そしてスカートを摘むとまたくるりと回りだす。
次の動作はカーテシー、
彼女は鏡の前で丁寧なお辞儀をした。
「ふふ♪わたくしは誰でしょうか♪」
アイリーンは微笑む。
彼女は自身に対する他人の評価を理解している。自己評価もそれなりに高い。
アイリーン・サラトム、
辺境伯家の可憐で清楚なお嬢様、・・・・・・ではなく、
可愛い容姿に似合わぬほど少しクセの強い女の子だった。
♢
《アイリーン視点》
わたくし、今回のお茶会を楽しみにしていましたの。
第一王子との婚約は今の自分にとって大事な目標のための過程のひとつですわ。
今日のお茶会を振り返っても、
国王陛下からの感触は良し、
王妃と王女からの反応も良し、
アレク王子からの反応はすぐ気絶したのでよくわからない結果となりましたけど、でもわたくしを見つめる眼差しは明らかに好意的でした。それよりも、少し熱っぽい、恋焦がれるような眼差しにも見えましたわ。
「うふふ♡」
成果は上々。
「次はアレク様との婚約発表と舞踏会ですわね」
楽しみ♡
次の王城で開催されるアレク王子との婚約発表と舞踏会でのダンスの事を考えると期待で胸が熱くなりますわ。
「アレク王子は剣術と魔法に秀でていらっしゃるそうですけど、ダンスの腕前はいかほどかしら」
強い方は好き。
お祖父様は強く賢い方でわたくしの憧れ。
アレク様もお祖父様のように強い方かしら。
「ああ、学園に入った時が楽しみですわ」
アレク様の剣術の腕前はわたくしのお祖父様と仲の良いボルト団長様が褒めていらっしゃったとお聞きしました。魔法の才もあり、ガスタル様の評価では今の歳であっても王宮魔法師となれるほどと評されておられました。だからこそ、わたくしは殿下の凡庸な顔立ちなど一切気になりませんの。むしろ自分の美しさが引き立つのであれば喜んで受け入れる覚悟はできています。
まあ、お父様とお兄様は第一王子との婚約に反対でしたけど、当主たるお祖父様がこの婚約に賛同してくださるのですから、いまのところ何の問題もありませんわね。
ただ一つ心配なことを除けば、・・・ですけど。
「お母様が今のところ何も言ってこないのが恐ろしいですわね」
わたくしのお母様、
キャサリン・サラトム。
もともとお母様は王都の貴族の出であり辺境の地に嫁いだことにいつも不満を漏らしていましたの。でもお兄様アランが学園に行かれることになったことをチャンスと捉えて、それ以来お父様と共に王都の屋敷に移り住んでいますわ。
わたくしはお祖父様と一緒にいたいからとお母様たちに着いていかず辺境伯領地に残りましたけど、
今でも自身の判断が間違っていたとは思っていませんわ。むしろお母様と一緒でなくて本当に良かったと思います。
「だって、わたくしが此処にいるのに、全く会いにも来ないだなんて、お母様って本当にわたくしと血がつながっているのかしら?」
もちろん理由はわかっていますけど、
「今回の婚約の件、よほど怒っていらっしゃるのね」
せっかく辺境伯領地から王都の屋敷に入る際にお母様に挨拶に伺ったのに、侍従長から体調が優れないからと門前払いを受けましたわ。
「まあお母様が婚約を反対したところでお祖父様の意向を覆すことは無理でしょうけど」
もうお父様もお母様も無視して、わたくしはやりたいようにやらせていただきましょう。
アイリーンは鏡と空想に飽きたようだ。
早く疲れを癒やしたくなったようで湯浴みをすべく、呼び鈴を鳴らし側使いを呼ぶのであった。
♢
アイリーンはもともと小さい頃から自由奔放な性格で割とお転婆だった。
もちろん母のキャサリンとは性格が合うはずもなくアイリーンは母から淑女になるための躾として厳しく教育を施されることを心底嫌がった。
キャサリンは幼いアイリーンを部屋に閉じ込めて淑女教育を受けさせるのだが、その度アイリーンはこっそり抜け出し、祖父ガスタルのもとに逃げていたのだ。
アイリーンはお爺ちゃん子であった。
末っ子特有の甘え上手で賢いところもあり、ガスタルもアイリーンには甘かった。
そしてガスタルがアイリーンを王都に上京するのを拒んだのも、このままキャサリンとエリックの元に置いておけばアイリーンの良さがダメになってしまうと思ったことが大きい。
そのおかげかアイリーンは表向き、素直で清楚な淑女として見事に成長した。そして家族の中で一番祖父のガスタルの考え方に似ている。
質実剛健、外面ではなく中身が大事。
そして強さこそが全てであるということ。
辺境の地は防衛の要。
ガスタルが若い頃は隣国との小競り合いが多く、頻繁に戦に出ていたのだ。
隣国との戦争はここ数十年なく平和が続いている。しかし、そうはいっても国境を護るために領地を預かっている身である。
甘っちょろい考えでは領地は護れない。
常に己を鍛えて万全の備えをしておかなくてはならないと永らく辺境の領地を治めてきたからこその考え方であった。
そしてアイリーンも小さい頃からずっと領地で育ってきたため、一番にガスタルの影響を受けたのである。
だからこそアイリーンはアレクを選んだのだろう。
それは、アイリーンが求めているものは単純に力、権力が欲しいのだ。
しかし、他の家族はそうではなかった。
キャサリンもそうだが、エリックなんかは結婚してからやたらと中央貴族の機嫌を伺うようになり、外見ばかりを取り繕って肝心の中身が育っていなかった。
もちろんアランも同じである。もともと母であるキャサリンのおかげでひ弱でプライドだけが高く、いつも誰か強い者の側で偉そうにしている狐のような性格になったために後継者としての素質の無さにガスタルは心配していた。
さらに王都の学園に行くようになってからは父と同じように外見ばかりを取り繕うようになり大局的なものの見方ができていなかったためにガスタルもエリックとアランには厳しかった。
そのため、アランもキャサリンもアイリーンだけを可愛がるガスタルを嫌い余程のことがなければ領地に戻ることはなかった。
そうしたものだからアイリーンは新しい王都での学園生活が楽しみではあったものの母の介入が頻繁になることに嫌気がさすのであった。
「アレク様とお会いできるのは嬉しいのですが、そうなればお母様もどこかで介入してくるのでしょうね」
きっと母はこの婚姻に対して頭から否定してくるに違いない。
それでも今回の王太子との婚約は当主の意向であり、王が決めた婚姻にたいして反対などできるはずがない。
愚かな両親と兄にはそれがわからず、いつも第二王子派のことばかり話していた。
アイリーンにとっては学園に行ってからが試練なのだろう。
「負けてはいられませんわね」
将来の王妃に相応しい器となるために。
そして自分の夢を叶えるために。
そして部屋に入るなり軽い足取りで姿見の鏡の前へと立ち、今日のお茶会のために用意したドレスのスカートを摘んで優雅にくるりとターン、横に一回転すると同時にスカートがふわりと宙を舞った。
そして優雅な姿勢で鏡の前で丁寧なお辞儀をする。その姿勢仕草はダンスを踊った後の相手への敬意と感謝を込めたお辞儀そのものであった。
「うふふ♡」
アイリーンは鏡に映った自分の美しい顔立ちを見て満たされた顔で微笑む。
「ああ、楽しいお茶会でしたわ」
今回お茶会の主催たる王族側からすれば主役たるアレク王子の気絶(自滅)事件で下手を打てば大惨事となるやもしれなかった。だが、晴れて第一王子の婚約者となったアイリーンにとってお茶会自体は成功だったと言わんばかりに上機嫌である。
辺境伯家の可憐で清楚なお嬢様。
アイリーン・サラトム
お歳はアレクと同じ11歳である。
美しい顔立ちに白い肌、
ぱっちりとした大きな目に愛くるしい唇、
小柄ながらもスラリとした体躯、
このような美少女が王都の街中を呑気に歩こうものなら街ゆく人々の視線の全て集めることになるだろう。
そして誰もが囁くのだ。
あの美しい令嬢は誰だろうと。
アイリーンは空想の中で目の前にいる街の人々が自分に対して羨望と渇望に満ちた目で見てくる姿を思い描いた。
そしてスカートを摘むとまたくるりと回りだす。
次の動作はカーテシー、
彼女は鏡の前で丁寧なお辞儀をした。
「ふふ♪わたくしは誰でしょうか♪」
アイリーンは微笑む。
彼女は自身に対する他人の評価を理解している。自己評価もそれなりに高い。
アイリーン・サラトム、
辺境伯家の可憐で清楚なお嬢様、・・・・・・ではなく、
可愛い容姿に似合わぬほど少しクセの強い女の子だった。
♢
《アイリーン視点》
わたくし、今回のお茶会を楽しみにしていましたの。
第一王子との婚約は今の自分にとって大事な目標のための過程のひとつですわ。
今日のお茶会を振り返っても、
国王陛下からの感触は良し、
王妃と王女からの反応も良し、
アレク王子からの反応はすぐ気絶したのでよくわからない結果となりましたけど、でもわたくしを見つめる眼差しは明らかに好意的でした。それよりも、少し熱っぽい、恋焦がれるような眼差しにも見えましたわ。
「うふふ♡」
成果は上々。
「次はアレク様との婚約発表と舞踏会ですわね」
楽しみ♡
次の王城で開催されるアレク王子との婚約発表と舞踏会でのダンスの事を考えると期待で胸が熱くなりますわ。
「アレク王子は剣術と魔法に秀でていらっしゃるそうですけど、ダンスの腕前はいかほどかしら」
強い方は好き。
お祖父様は強く賢い方でわたくしの憧れ。
アレク様もお祖父様のように強い方かしら。
「ああ、学園に入った時が楽しみですわ」
アレク様の剣術の腕前はわたくしのお祖父様と仲の良いボルト団長様が褒めていらっしゃったとお聞きしました。魔法の才もあり、ガスタル様の評価では今の歳であっても王宮魔法師となれるほどと評されておられました。だからこそ、わたくしは殿下の凡庸な顔立ちなど一切気になりませんの。むしろ自分の美しさが引き立つのであれば喜んで受け入れる覚悟はできています。
まあ、お父様とお兄様は第一王子との婚約に反対でしたけど、当主たるお祖父様がこの婚約に賛同してくださるのですから、いまのところ何の問題もありませんわね。
ただ一つ心配なことを除けば、・・・ですけど。
「お母様が今のところ何も言ってこないのが恐ろしいですわね」
わたくしのお母様、
キャサリン・サラトム。
もともとお母様は王都の貴族の出であり辺境の地に嫁いだことにいつも不満を漏らしていましたの。でもお兄様アランが学園に行かれることになったことをチャンスと捉えて、それ以来お父様と共に王都の屋敷に移り住んでいますわ。
わたくしはお祖父様と一緒にいたいからとお母様たちに着いていかず辺境伯領地に残りましたけど、
今でも自身の判断が間違っていたとは思っていませんわ。むしろお母様と一緒でなくて本当に良かったと思います。
「だって、わたくしが此処にいるのに、全く会いにも来ないだなんて、お母様って本当にわたくしと血がつながっているのかしら?」
もちろん理由はわかっていますけど、
「今回の婚約の件、よほど怒っていらっしゃるのね」
せっかく辺境伯領地から王都の屋敷に入る際にお母様に挨拶に伺ったのに、侍従長から体調が優れないからと門前払いを受けましたわ。
「まあお母様が婚約を反対したところでお祖父様の意向を覆すことは無理でしょうけど」
もうお父様もお母様も無視して、わたくしはやりたいようにやらせていただきましょう。
アイリーンは鏡と空想に飽きたようだ。
早く疲れを癒やしたくなったようで湯浴みをすべく、呼び鈴を鳴らし側使いを呼ぶのであった。
♢
アイリーンはもともと小さい頃から自由奔放な性格で割とお転婆だった。
もちろん母のキャサリンとは性格が合うはずもなくアイリーンは母から淑女になるための躾として厳しく教育を施されることを心底嫌がった。
キャサリンは幼いアイリーンを部屋に閉じ込めて淑女教育を受けさせるのだが、その度アイリーンはこっそり抜け出し、祖父ガスタルのもとに逃げていたのだ。
アイリーンはお爺ちゃん子であった。
末っ子特有の甘え上手で賢いところもあり、ガスタルもアイリーンには甘かった。
そしてガスタルがアイリーンを王都に上京するのを拒んだのも、このままキャサリンとエリックの元に置いておけばアイリーンの良さがダメになってしまうと思ったことが大きい。
そのおかげかアイリーンは表向き、素直で清楚な淑女として見事に成長した。そして家族の中で一番祖父のガスタルの考え方に似ている。
質実剛健、外面ではなく中身が大事。
そして強さこそが全てであるということ。
辺境の地は防衛の要。
ガスタルが若い頃は隣国との小競り合いが多く、頻繁に戦に出ていたのだ。
隣国との戦争はここ数十年なく平和が続いている。しかし、そうはいっても国境を護るために領地を預かっている身である。
甘っちょろい考えでは領地は護れない。
常に己を鍛えて万全の備えをしておかなくてはならないと永らく辺境の領地を治めてきたからこその考え方であった。
そしてアイリーンも小さい頃からずっと領地で育ってきたため、一番にガスタルの影響を受けたのである。
だからこそアイリーンはアレクを選んだのだろう。
それは、アイリーンが求めているものは単純に力、権力が欲しいのだ。
しかし、他の家族はそうではなかった。
キャサリンもそうだが、エリックなんかは結婚してからやたらと中央貴族の機嫌を伺うようになり、外見ばかりを取り繕って肝心の中身が育っていなかった。
もちろんアランも同じである。もともと母であるキャサリンのおかげでひ弱でプライドだけが高く、いつも誰か強い者の側で偉そうにしている狐のような性格になったために後継者としての素質の無さにガスタルは心配していた。
さらに王都の学園に行くようになってからは父と同じように外見ばかりを取り繕うようになり大局的なものの見方ができていなかったためにガスタルもエリックとアランには厳しかった。
そのため、アランもキャサリンもアイリーンだけを可愛がるガスタルを嫌い余程のことがなければ領地に戻ることはなかった。
そうしたものだからアイリーンは新しい王都での学園生活が楽しみではあったものの母の介入が頻繁になることに嫌気がさすのであった。
「アレク様とお会いできるのは嬉しいのですが、そうなればお母様もどこかで介入してくるのでしょうね」
きっと母はこの婚姻に対して頭から否定してくるに違いない。
それでも今回の王太子との婚約は当主の意向であり、王が決めた婚姻にたいして反対などできるはずがない。
愚かな両親と兄にはそれがわからず、いつも第二王子派のことばかり話していた。
アイリーンにとっては学園に行ってからが試練なのだろう。
「負けてはいられませんわね」
将来の王妃に相応しい器となるために。
そして自分の夢を叶えるために。
11
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる