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3話
初陣!
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・・・・勝昌初めての軍議が開かれる。
援軍大将、政信が口を開く、
「ガハハハハ。当主が逃げようとしただと!笑えるわい!」
勝昌は、顔を引きつり無理やり笑って見せた。
「まぁその事は一旦置いといて、どう攻めるかだなー?ガハハハハー。」
「逃げた者に聞くことではないが?一応作戦とかあるかな。ガハハー。」
知識がないながらにも色々思考を巡らす勝昌は、ある事を思い出した。
(こういう時はな、兵糧攻めで勝てるんやで!)
そう、戦国ゲーム好きの、友達が言っていた言葉である。これしかないと、勝昌は思った。
「部隊を本隊と別働隊に分け、本隊は目の前の敵と睨み合いを続け、その間に別働隊に敵の領地内にある兵糧を奪い、燃やし、敵が弱るのを待ちましょう!腹が減っては戦はできぬ!と言いますし。」
急に流暢に喋りだす勝昌にその場にいる全員が驚きはしたものの、作戦自体は理にかなってる為、
異論を唱える者は1人も居なかった。
皆のお腹が満たさせれていたのであれば、
その様な卑怯な手は使わぬと、言い出す者もいたかも知れなかったが、実際それどころではなかったからだろう。
政信も、
「正面からぶつかり合うのが好きではあるが、其方らの、状況を考えるとワシも得策ではないとは、思っておった。意外と才能あるではないか。」
と、褒めるほどであった。
「本陣にはまだまだ体力のあるワシらが多めに残ってやろう。別働隊の指揮は勝昌殿がされよ。あっ、今度は、逃げるでないぞ?ガハハハハ~~~。」
勝昌は、苦笑いをした。
敵側も援軍が来るとは思っていなかった為睨み合いが数日続く事になり・・・・
軍議から3日目早朝・・
「ザッザッザッザッ」
「ヴォ~~~」
勝昌が合図をする。
「かっかっかかれー!」
見事に敵軍領地に、回り込むことができ、兵糧攻めを行う事ができた。
敵軍は、この騒ぎを把握した途端慌てふためいた。
「まっまずい。すぐに引き返すぞ!」
政信と相対していたのを忘れて背を向ける。
「それを待っておったのだー。上手くやりおったかあの頼りない勝昌よ。」
政信はそう言葉を発すると目の前で背を向けた敵軍に襲いかかった。
敵軍はみるみるうちに総崩れとなる。
「〇〇様!討死!」
「〇〇様!討死!」
そこへ、勝昌も、兵糧攻めを終えて戻ってくる。
その横を敵軍大将がボロボロの姿で通る。
勝昌のそばにいた兵士が声を上げる。
「勝昌様!敵大将です。討ち取られませ。」
勝昌は、ビビリ倒しながらも刀を抜く。
「ヤーーーーヤーーーー」
恐怖から身体の目の前で、振り回す。
「バシュ!!」
敵将が倒れる。まさかの急所を突くことができていたのだ!
「勝昌様が!敵将討ち取ったりー!」
「ワーワー。」
「オーーー!」
勝昌の初陣は、まさかの形で締めくくられるのであった。
援軍大将、政信が口を開く、
「ガハハハハ。当主が逃げようとしただと!笑えるわい!」
勝昌は、顔を引きつり無理やり笑って見せた。
「まぁその事は一旦置いといて、どう攻めるかだなー?ガハハハハー。」
「逃げた者に聞くことではないが?一応作戦とかあるかな。ガハハー。」
知識がないながらにも色々思考を巡らす勝昌は、ある事を思い出した。
(こういう時はな、兵糧攻めで勝てるんやで!)
そう、戦国ゲーム好きの、友達が言っていた言葉である。これしかないと、勝昌は思った。
「部隊を本隊と別働隊に分け、本隊は目の前の敵と睨み合いを続け、その間に別働隊に敵の領地内にある兵糧を奪い、燃やし、敵が弱るのを待ちましょう!腹が減っては戦はできぬ!と言いますし。」
急に流暢に喋りだす勝昌にその場にいる全員が驚きはしたものの、作戦自体は理にかなってる為、
異論を唱える者は1人も居なかった。
皆のお腹が満たさせれていたのであれば、
その様な卑怯な手は使わぬと、言い出す者もいたかも知れなかったが、実際それどころではなかったからだろう。
政信も、
「正面からぶつかり合うのが好きではあるが、其方らの、状況を考えるとワシも得策ではないとは、思っておった。意外と才能あるではないか。」
と、褒めるほどであった。
「本陣にはまだまだ体力のあるワシらが多めに残ってやろう。別働隊の指揮は勝昌殿がされよ。あっ、今度は、逃げるでないぞ?ガハハハハ~~~。」
勝昌は、苦笑いをした。
敵側も援軍が来るとは思っていなかった為睨み合いが数日続く事になり・・・・
軍議から3日目早朝・・
「ザッザッザッザッ」
「ヴォ~~~」
勝昌が合図をする。
「かっかっかかれー!」
見事に敵軍領地に、回り込むことができ、兵糧攻めを行う事ができた。
敵軍は、この騒ぎを把握した途端慌てふためいた。
「まっまずい。すぐに引き返すぞ!」
政信と相対していたのを忘れて背を向ける。
「それを待っておったのだー。上手くやりおったかあの頼りない勝昌よ。」
政信はそう言葉を発すると目の前で背を向けた敵軍に襲いかかった。
敵軍はみるみるうちに総崩れとなる。
「〇〇様!討死!」
「〇〇様!討死!」
そこへ、勝昌も、兵糧攻めを終えて戻ってくる。
その横を敵軍大将がボロボロの姿で通る。
勝昌のそばにいた兵士が声を上げる。
「勝昌様!敵大将です。討ち取られませ。」
勝昌は、ビビリ倒しながらも刀を抜く。
「ヤーーーーヤーーーー」
恐怖から身体の目の前で、振り回す。
「バシュ!!」
敵将が倒れる。まさかの急所を突くことができていたのだ!
「勝昌様が!敵将討ち取ったりー!」
「ワーワー。」
「オーーー!」
勝昌の初陣は、まさかの形で締めくくられるのであった。
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