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芋掘り大会なのじゃ

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 馬ゆる秋というが、妾も秋の味覚は好きな物が多い。
 しかし、馬は肥えても許されるが、帝国の姫が、しかも次代の皇帝が顔パツンパツンでは威厳もないからの。
 毎年、この季節は我慢なのじゃ。

 とはいえ、この広大な畑を見よ!
 青空の下、向こう側が見えぬほどに緑色の畑がどこまでも広がっておる。
 一番目の兄の宮殿からそう遠くない場所に、妾たちが日々かてとしている畑と果樹園がある。
 もちろん牧場もあるぞ。
 いろいろな作物が植えられた畑が延々と続いておる様は、なかなかに圧巻じゃ。

 妾たちは、今日、ここで!
 芋掘り大会を開催する!

 五人の兄と三人の姉、そして妾。
 九人の皇子と姫が揃い踏みじゃ。
 じゃが、父上はやはり忙しいとのことで、今年も欠席なされる。
 母君たちもじゃ。
 父上には、一人の正妃と四人の側妃がおる。
 妾の母上は一番若い側妃なのじゃが、病気のため外に出ることはできないらしい。
 妾も母上に会いたいが、病気が悪くなるといけないので会うことは許されておらぬ。
 前にお会いしたのは、三年も前になる。
 侍女たちの話では、母上も妾に会いたいと言っていると聞いた。
 妾の誕生日には必ず贈り物をくださり、手紙も時々やり取りしておる。
 少し寂しいが、妾は十分に愛されておるのじゃ。

 こほん、ちょっぴりセンチなお話をしてしもうた。
 そう、芋掘り大会に話を戻そう。
 五人の兄と三人の姉は、それぞれ自分の畑を持っておる。
 妾ももちろん素敵な畑がある。
 いつもは専属の庭師たちがその畑を管理してくれておるのじゃが、必ず五列ほどのうねに芋を育てることになっておる。
 そして秋の空高く真っ青な空の下、共に芋掘りをして兄姉きょうだいで芋の出来具合を競うのじゃ!
 ツルを引っこ抜き、真っ赤なさつまいもを掘り出して、誰のさつまいもが大きくて重くて立派かを競う。

 ヌハハハハ!
 妾なんと、ここ二年負けなしなのじゃ!

 さっそく妾は茶色のモンペ姿で芋畑に立つ。
 侍女のミンミンとヤンヤン、それに妾の宮で働く者たちが同じく畑に並ぶ。
 隣ーーーといっても、そこそこ遠いがーーーには、五番目の兄の畑があり、妾たちのように準備万端待っておる。
 一帯に鼓笛こてきの音が鳴り響く。
 侍女の一人が懐中時計を見ながら澄んだ声で宣言した。

「では、午前十時になりました。これより、芋掘り大会を始めます! みなさま、掘り始めてください!」

 一斉に畑に広がる緑色のツルを手に取る侍女、侍従、料理人、庭師、下働きの者たち。
 ちなみに体力自慢の護衛の騎士たちは参加不可なのじゃ。
 すぐに全部引っこ抜いてしまうからの。
 それぞれの皇子や姫の宮で働く者たちが総出で、芋のツルを手に力を込める。

「ングググググッ!」
「ふんっ!」
「や~~ん、これ硬いわ~~」

 などなど、声が飛び交う。
 妾も軍手をはめると、ツルを一束手に取り、思い切り引っ張った。

「んぬぬぬぬ!」

 ピンと張ったツルは頑丈で千切れもせず、芋どころか土くれも動かぬ。

「うんぬぬぬぬぬ!」

 さらに目一杯引っ張ってみる。
 隣で別のツルを引っ張っていたヤンヤンが手助けにきた。

「ひめ様、わたしにお任せを」

 二人して同じツルを力の限り引っ張っる。
 それを見たミンミンもやって来て、今度は三人で。

「うぬぬぬぬぬ!」
「う~~~~ん!」
「あ~~~~ン、硬いわ~~!」
「ミンミン、変な声出さないでよ」
「変な声なんて出してないわよ~」

 侍女二人がツルを引っ張りながら喧嘩を始める。
 妾はちょっと力を抜くと、辺りを見回した。
 みんな土を掘り返したり、ツルを引っ張って、がんばっておる。
 ヤンヤンとミンミンに任せると、妾はこっそりその場を離れていく。
 後ろ足で、そろりそろり。
 ちょうどいい具合に、騎士たちも芋掘りをしている者たちを懸命に応援していて、妾に気づいていないようじゃ。
 みんなが見ていないのを確認すると、妾はサッと走り出した。
 今日はスカートではなく、ふんわりしたズボンのようなモンペを履いているので走りやすい。
 タッタカタッタカ走っていくと、隣の芋掘りをしている集団に近づいた。
 五番目の兄であるフェニックス・リベリア・ドラゴニアの畑じゃ。

 フェニックスは十四歳。
 妾の二つ上の兄で、兄姉の中では一番年が近い。
 じゃが、あまり接する機会がない。
 なぜならーーー。

「あれ? バーミリオンじゃないか」

 芋掘りもせず、フェニックスは侍従が用意したらしい大きなビロードの長ソファに座り、紅茶を飲みながら妾を見た。
 畑で必死に芋掘りしておるのは、フェニックスの奴隷たちじゃ。
 それぞれ長い耳があったり、ふかふかの毛に体が覆われておる。
 そう、獣人たちじゃ。
 フェニックスは自分の宮殿で、下働きとして獣人たちを雇っておる。
 別にそれはいい。
 じゃが、畑で動いている獣人たちは、みな手足と首に重そうなかせを付けていて、なんだか息苦しそうに見える。
 妾はこれを見ると、いつもちょっぴり胸がキュッとするのじゃ。

「おぬし、芋掘りはせぬのか?」
「芋掘り? おれが? ハハッ、まさか」

 フェニックスは手招きをして隣に座るよう促す。
 三人がけくらいの大きなソファなので、妾は隣にお邪魔した。

「久しぶりだね、バーミリオン。春の狩猟大会以来じゃないか?」
「うむ。フェニックス兄じゃは、その後学園に戻ってしもうたからの」

 フェニックスは帝国の誇る国立魔導学園に通っておるのじゃ。
 全寮制のため自分の宮に帰って来るのは年に数回。
 それ以外は学園の敷地内にある寮で暮らしておる。
 七歳の時からなので、かれこれ七年はそんな暮らしじゃ。
 妾と会う機会がそうそう無いのも仕方がない。

「バーミリオンもうちの学園に来ればいいのに。面白いよ」
「妾はここの方がいいのぉ」
「つまんなくない?」
「そうでもないぞ。妾、毎日忙しくしておる」

 フェニックスは、ふ~んと返事をしながら妾を見た。
 妾もそれとなくフェニックスを見返す。
 質の良い紺色のスーツにピカピカの革靴。
 どう見ても芋掘りの格好ではない。
 少しクセのある赤毛は、妾に似てなくもないが、フェニックスの母君は妾とは違うので異母兄になる。

「友だちが欲しくないのか?」
「友だちならミンミンとヤンヤンがいるからの」
「それは侍女じゃないか。友だちとは違うぞ」

 妾は生まれてこの方、王宮の敷地から出たことがない。
 同じ年の子供になら、誕生会やら新年の挨拶など、なんだかんだでパーティーで会うが、友だちと呼べる者はいない。
 じゃが、それが何か不都合があるかと訊かれると、別にそうでもない。
 妾には身の回りの世話をする者たちがいて、勉強の師がいて、家族もいる。
 なんら問題はないし、寂しくもないのじゃ。

「バーミリオン、たまには外の世界に行くことも大事だとオレは思うぞ。見ろ、あの奴隷たちを」

 獣人たちが芋を掘っているのを妾も見た。

「あいつらはオレのおかげで毎日メシを食える。オレが宮にいない間、あいつらは何してると思う?」
「さてな。わからぬ」

 妾は奴隷を持っておらぬし、宮を開けることもないので見当もつかない。

「あいつらは、オレが学園に行っている間、下町の学校に通って勉強し、それ以外の時間は宮で下働きとして働いている」
「ほう」
「オレが奴隷商人に支払った金額をあいつらが稼いだとき、あいつらは自由になる。宮から出て行って商人になるもいいし、冒険者になるもいい。何より学があれば、働き口には困らないだろう。オレはあいつらに投資し、あいつらはこの国のために働くんだ」

 妾はフェニックスの言葉をよくよく考えた。
 奴隷制度については勉強していたが、フェニックスのようなことは考えたこともなかった。
 そう知ってから獣人たちを見ると、彼らにはおそらく明るい未来があるのだろうと思えた。

「フェニックス兄じゃは、学園で友だちを作って、そういう勉強をしておるのじゃな」
「そうだ。おれはこの国のために自分を育てている。バーミリオン、おまえもそうすべきだ。宮に閉じこもっていたら、この国の表面的なことしか学べないからな」
「じゃが、妾は・・・・・・」

 フェニックスは忘れておるのかもしれぬ。
 妾は宮の外には出てはならぬのに。
 妾は呪われし九番目の子。
 みな、妾が外に出ることを許さぬじゃろう。
 特に父上はーーー。
 妾はふいに、自分の首にも奴隷と同じような枷があるように思えて息苦しくなった。

「・・・・・・そうじゃの。妾も学園に行くのも良いかもしれぬな」

 妾はにっこりして、席を立った。
 フェニックスは機嫌良く頷いておったが、後で従者に妾が外に出れぬことを聞かされるはずじゃ。
 家族はみなーーー父上以外ーーー妾の呪いを恐れてはおらぬが、外の人たちは違う。
 呪いとは他者に不幸を呼び寄せるものじゃからな。

 妾が自分の畑に戻ると、ミンミンとヤンヤンがカンカンになって怒っておった。(別にダジャレではないぞ)
 護衛の騎士たちも畑の周りを探しておったらしい。
 妾が芋掘りで土に埋もれたのではないかと、そこら中を掘り返したらしく、ちょうどいい具合に芋は全部掘れたみたいじゃ。

「それで、他の兄姉に勝てそうな大きな芋はあったんじゃろうな?」
「はい、これです」
「わたしが見つけたんですよ」
「ミンミンったら、掘ったのはわたしでしょ!」

 ミンミンとヤンヤンから赤紫色のどでかい芋を見せられ、妾はニマッと笑った。

 なんと、妾の顔より大きな芋じゃ!
 今年も芋掘り大会は妾の勝ちじゃな!

 そのとき、大きな鼓笛の音が鳴り響いた。
 畑の脇に積み上げられた大量の芋と、一番大きな芋を、王宮の料理人たちが集めに来る。
 一番大きな芋ははかりにかけられ、優勝した者には父上から褒賞がもらえるのじゃ。

「ひめ様、今年は何がいただけるのでしょうね」

 ヤンヤンがもう勝ったつもりで聞いてきたので、妾は頷いた。

「うむ。去年は庭に東屋あずまやを造っていただいたからの。今年は新しい花壇がいいかもしれぬな」
「まあ、ひめ様ったら。どうせなら希少な宝石などがいいのではありませんか?」
「そうですよ。ひめ様も二年後には成人としての披露パーティーがありますから、それに合わせたティアラなどがいいのでは?」

 ミンミンとヤンヤンの提案はありがたいが、妾は首を振った。

「芋を作ったのは庭師たちじゃ。褒賞は彼らに使うぞ」
「そうですか」
「仕方ありませんね」

 二人も納得したようじゃ。
 妾はそれにしても、とフェニックスの方の畑を見た。
 フェニックスはちょうど十四歳で、今年が成人の義。
 すでに夏前に終わっておるが、学園から帰還して慌ただしく準備やら挨拶やら動き回っておった。
 妾も二年後にあれをすると思うとゲンナリする。
 それに、妾は他の兄姉たちとは違う。
 呪われておるからな。
 父上が披露パーティーをしてくださるかもわからぬ。

 ちょっとばかり、しょんもりしておると、また一帯に鼓笛の音が響き渡った。

「結果が出たようですね」
「当然、ひめ様が優勝です!」

 ヤンヤンとミンミンと同じく、妾も胸をドキドキさせて待つ。

「一番大きな芋を掘り出したのはーーー」

 優勝じゃ!
 優勝して今年も父上にお会いするのじゃ!

「ーーーバーミリオン様の燃えさかる炎ノ宮バーニングパレス!!」

 朗々と響く声を聞いた途端、ミンミンとヤンヤンが抱きついてきた。

「やりましたね!」
「さすがひめ様です!」

 妾は二人に羽交締めにされながら、周りを見回す。
 芋を掘った宮の者たちと、庭師たち、護衛の騎士たちが拍手している。
 なんだか目がうるるんとしてきたが、しきりにパチパチしてごまかしておいた。

「わ、妾の宮の者たちが一番優秀であることが証明されたの。当然の結果じゃ。しかし、これで満足してはいかんぞ。来年も必ず優勝して、他の宮の者たちをギャフンと言わせるのじゃ!」
「「「はい、ひめ様!」」」

 妾はえっへん! と胸を張って、歩き出す。
 ふと、隣のフェニックスの畑を見ると、彼らもちょうど引き上げるところのようだった。

「やあ、バーミリオン。おめでとう。今年も優勝なんてすごいじゃないか」
「ふふふん」
「これからは芋王と呼ぼうか?」
「それはイヤじゃ」

 ダサいことこの上ないではないか。
 フェニックスは一度口をキュッと結ぶと、真顔になった。

「・・・・・・バーミリオン、さっきの話ちゃんと考えておいてくれよ」
「さっきの?」
「学園のことだよ」
「妾は・・・・・・」
「わかってる。だけど、何も心配はいらないよ。学園にはオレがいるし、兄上たちもいる。おまえを傷つけるヤツなんかいない。もしいたら、全員消してやる」
「・・・・・・」

 妾が怖いのはーーー。
 フェニックスに言うことはできなかった。
 ーーー傷つけられるより傷つける方が、とは・・・・・・。

 芋掘り大会は優勝したが、妾は日記を書きながら迷っておる。
 学園に行ってみたい気持ちはある。
 じゃが、この宮を出るのは怖い。
 父上と母上はどう思うじゃろう。
 怒るかもしれぬ。
 妾はまだ考えがまとまらぬ。
 誰かに相談してみようかの。
 とりあえず芋掘り大会は優勝した。
 今日はその余韻に浸りながら、良い夢でも見よう。
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