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♯4
死が隣人となる日
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イズナと微妙な空気になってから五日。
海斗はクリーチャー討伐作戦まで、必要な準備を進めていた。
とはいっても、イズナから怪我の応急手当を指南してもらった程度だが。
しかし、これができるかできないかの差は大きい。
戦場で怪我をしないものは、まずいない。それは小さいものから、命が危うくなるほど大きいものまでさまざまだ。とくに後者は、応急手当を受けるか受けないかで、生存率が二倍近くは変わってくると云われている。時間の経過と共に、それは顕著に現れてしまう。
ゆえに、応急救護の技術を習得することは、必然だった。
しかし、その過程はひどく淡白なものだった。
イズナは淡々と、止血のやり方や人工呼吸の方法を海斗に伝えた。
お互いの距離は数日前から開いたまま、両者ともよそよそしい。
海斗はそれが自然だといわんばかりに普段と変わらなかったが、イズナは時折、眉を寄せて不機嫌な表情を浮かべることがあった。
そんな二人の様子に頭を痛めていたのは、アルフだった。
彼女は機会を見ては、二人の仲を修正しようと試みたが――ことごとく失敗。
海斗は――「ヘンに気を遣わなくてもいい。もしあいつとの関係がこのままでも、特別困るわけでもなし……」と皮肉を口にするし、
イズナも――「なんであたしが怒っているのか、海斗がそれをちゃんと理解するまで、許すつもりはありません」と強固な姿勢を崩さない。
アルフは、完全にお手上げ……万歳である。
そうなると、もう成り行きを見守るしない、と傍観を決め込むことにした。
今回はイズナも意地になっているようなので、あまりツツきすぎて、かえって逆効果になるかもしれない。
どうにかしようとして関係を悪化させては、目も当てられない。
よって、これ以上は干渉せず、アルフは二人を見守ることにした。
そして、さらに二日が経過した、早朝四時……
ついに、クリーチャー掃討のための作戦が決行された。
海斗は、人生で初めての戦場に赴くことになったのである。
そこで待っていた現実は、『竜機兵』を用いた圧倒的に有利な戦局(もの)ではなく、
――圧倒的な『地獄』だった。
活躍を期待されていた『竜機兵』は、なんと出撃しなかったのである。
いわく、『竜機兵』の装備は、あまりにも威力が強すぎるため、街の外壁に近すぎるクリーチャーを攻撃すれば、壁にも被害が出てしまうというのだ。飛び道具を使おうが、近接武器を使おうが、いずれにしろ壁への被害は免れない。
最悪、壁を貫通してノルンの街にまで被害が及ぶ可能性もあるのだ。
せめて、クリーチャーと外壁の距離が一キロ以上離れていたのなら、戦闘は可能だった。
しかし、それはもうあとの祭りだった。どれだけ嘆こうが、もはやクリーチャーを遠ざける手段は現状、ない。
前線に出る予定だった者たちは、この事実に絶望の表情を浮かべた。
ノルンに『竜機兵』があることは周知の事実だった。ゆえに、誰もがそれを当てにしていたのだ。
だが蓋を開けてみれば、現実は無情にも彼らの思惑とはまったく別の方向へと向かってしまった。
最強の兵器に頼れないとすれば、あとは自分たちで戦うほかない。
しかし、二百ものクリーチャーの群に対し、この戦いは、無謀というほかなかった。
「……なんだ、これは……?」
海斗は、目の前の光景に、放心してしまっていた。
交代で戦場から帰ってくる戦士たち。
その場の誰もが、苦痛に顔を歪ませていた。
ある者は頭から血を大量に流し、ある者は胴体の肉を引き裂かれ、ある者は四肢が欠損し、ある者は内臓が飛び出していた。
「カイト! ぼうっとしてないでこっち手伝いな!! 止血が間に合わなかったら、こいつ死んじまうよ!!」
「っ!?」
アルフの怒声に、海斗は我に返った。
アルフは次から次へと送られてくる怪我人を、回復スキルを使って片っ端から治療している。
しかし、同時に複数の怪我人の相手ができるわけではない。怪我の重いものから優先的に治療しているとはいえ、待ってもらっているその間に、失血量が限界を迎えたり、心停止する者が後を絶たなかった。そんな中、海斗が応急手当をするかしないかで、その者たちの運命が決定的に変わる。
――呆けている暇など、とてもありはしなかった。
「くそっ……!」
海斗は一人の軍人のもとに駆け寄り、傷口を圧迫し、止血を始めた。わき腹から大量の血液が流れ出て、綺麗だった石畳は、徐々に真紅に染まっていく。
「あ、ありが……ぁ、ぁぁ……と……」
「喋るな、今、回復のスキルが使える奴のところに連れて行ってやる。もう少しだけ耐えろ」
「ぅ、あぁっ…………あ、ん……ぐう……」
「……っ」
苦しむ軍人から目を逸らすように、海斗は顔を上げ、周囲に視線を向けた。
しかし、その目に映ったものは、
「――っ!?」
溢れかえる、怪我人、怪我人、怪我人!
その奥では、有志で集まった一般人が、手に木箱を抱えながら、右に左にと、忙しく動き回っていた。
彼らに向かって、海斗はこっちを手伝ってくれ! と叫びたくなった。
しかし、あの者たちもまた、そんなは余裕はない。
物資の遅れは、戦局を左右し、戦う者の生存率さえ変えてしまうのだ。彼らは戦士たちに武具を届けることで、生存確率を上げなければならない。丸腰のままクリーチャーを相手にできる者などほとんどいないのだ。
それに、彼らが運んでいるのは武器に限らない。
海斗達がいる戦場。怪我人が溢れたこの場には、多くの医療品が必要だ。包帯、ガーゼ、消毒液に清潔なタオルや水。これらが手元にあるかないかでも、人命が救われるのか、失われるのかが決まってしまう。
ゆえに、海斗は唇を噛み、目の前の軍人を必死に手当てした。
しかし、
「ぁ……ぁぁ……お、おれ、は……まだ、死に、たく………………」
「っ!? 待て! 今にアルフの治療を受けられる! だからっ、もう少し――!」
「………………………………………………………………」
「おい! おい!! ~~~~~~~~っ!!」
また一人、命が、消えた……
これで、何度目になるかもからない。
たった数時間の間に、海斗はあまりにも多くのヒトの死を目撃した。
そして、たった今、一人の軍人が、海斗の手のなかで、息を引き取った。
「うぅ……ぐ」
海斗は口元を手で押さえた。
胃の奥から競りあがってくる酸味。それを抑えようと、海斗は必死に口を塞ぐが、
「おええええええええ!」
堪えきれなくなり、指の隙間からと吐瀉物が撒き噴き出してくる。
すでに何度も吐いている海斗から出てくるのは、胃液のみ。
すえた臭いと鉄くさい血臭が混ざり合い、強烈な悪臭へと変わっていく。
「くそっ……くそっ、くそっ、くそっ!」
海斗は、無力な己を呪った。
戦場という非現実な世界の中では、海斗という存在は、ひどくちっぽけで、矮小で、無能だった。
そんな中、海斗の脳裏に、一人の少女が思い浮かぶ。
ケモノの耳と、大きな尻尾を持った、イズナという名の少女。
彼女は、今も壁の向こうで、クリーチャーと戦っているのだろう。
それを思った瞬間、海斗の胸が、悲鳴を上げるのではと錯覚しそうなほど、
――強烈に締め付けられた。
海斗はクリーチャー討伐作戦まで、必要な準備を進めていた。
とはいっても、イズナから怪我の応急手当を指南してもらった程度だが。
しかし、これができるかできないかの差は大きい。
戦場で怪我をしないものは、まずいない。それは小さいものから、命が危うくなるほど大きいものまでさまざまだ。とくに後者は、応急手当を受けるか受けないかで、生存率が二倍近くは変わってくると云われている。時間の経過と共に、それは顕著に現れてしまう。
ゆえに、応急救護の技術を習得することは、必然だった。
しかし、その過程はひどく淡白なものだった。
イズナは淡々と、止血のやり方や人工呼吸の方法を海斗に伝えた。
お互いの距離は数日前から開いたまま、両者ともよそよそしい。
海斗はそれが自然だといわんばかりに普段と変わらなかったが、イズナは時折、眉を寄せて不機嫌な表情を浮かべることがあった。
そんな二人の様子に頭を痛めていたのは、アルフだった。
彼女は機会を見ては、二人の仲を修正しようと試みたが――ことごとく失敗。
海斗は――「ヘンに気を遣わなくてもいい。もしあいつとの関係がこのままでも、特別困るわけでもなし……」と皮肉を口にするし、
イズナも――「なんであたしが怒っているのか、海斗がそれをちゃんと理解するまで、許すつもりはありません」と強固な姿勢を崩さない。
アルフは、完全にお手上げ……万歳である。
そうなると、もう成り行きを見守るしない、と傍観を決め込むことにした。
今回はイズナも意地になっているようなので、あまりツツきすぎて、かえって逆効果になるかもしれない。
どうにかしようとして関係を悪化させては、目も当てられない。
よって、これ以上は干渉せず、アルフは二人を見守ることにした。
そして、さらに二日が経過した、早朝四時……
ついに、クリーチャー掃討のための作戦が決行された。
海斗は、人生で初めての戦場に赴くことになったのである。
そこで待っていた現実は、『竜機兵』を用いた圧倒的に有利な戦局(もの)ではなく、
――圧倒的な『地獄』だった。
活躍を期待されていた『竜機兵』は、なんと出撃しなかったのである。
いわく、『竜機兵』の装備は、あまりにも威力が強すぎるため、街の外壁に近すぎるクリーチャーを攻撃すれば、壁にも被害が出てしまうというのだ。飛び道具を使おうが、近接武器を使おうが、いずれにしろ壁への被害は免れない。
最悪、壁を貫通してノルンの街にまで被害が及ぶ可能性もあるのだ。
せめて、クリーチャーと外壁の距離が一キロ以上離れていたのなら、戦闘は可能だった。
しかし、それはもうあとの祭りだった。どれだけ嘆こうが、もはやクリーチャーを遠ざける手段は現状、ない。
前線に出る予定だった者たちは、この事実に絶望の表情を浮かべた。
ノルンに『竜機兵』があることは周知の事実だった。ゆえに、誰もがそれを当てにしていたのだ。
だが蓋を開けてみれば、現実は無情にも彼らの思惑とはまったく別の方向へと向かってしまった。
最強の兵器に頼れないとすれば、あとは自分たちで戦うほかない。
しかし、二百ものクリーチャーの群に対し、この戦いは、無謀というほかなかった。
「……なんだ、これは……?」
海斗は、目の前の光景に、放心してしまっていた。
交代で戦場から帰ってくる戦士たち。
その場の誰もが、苦痛に顔を歪ませていた。
ある者は頭から血を大量に流し、ある者は胴体の肉を引き裂かれ、ある者は四肢が欠損し、ある者は内臓が飛び出していた。
「カイト! ぼうっとしてないでこっち手伝いな!! 止血が間に合わなかったら、こいつ死んじまうよ!!」
「っ!?」
アルフの怒声に、海斗は我に返った。
アルフは次から次へと送られてくる怪我人を、回復スキルを使って片っ端から治療している。
しかし、同時に複数の怪我人の相手ができるわけではない。怪我の重いものから優先的に治療しているとはいえ、待ってもらっているその間に、失血量が限界を迎えたり、心停止する者が後を絶たなかった。そんな中、海斗が応急手当をするかしないかで、その者たちの運命が決定的に変わる。
――呆けている暇など、とてもありはしなかった。
「くそっ……!」
海斗は一人の軍人のもとに駆け寄り、傷口を圧迫し、止血を始めた。わき腹から大量の血液が流れ出て、綺麗だった石畳は、徐々に真紅に染まっていく。
「あ、ありが……ぁ、ぁぁ……と……」
「喋るな、今、回復のスキルが使える奴のところに連れて行ってやる。もう少しだけ耐えろ」
「ぅ、あぁっ…………あ、ん……ぐう……」
「……っ」
苦しむ軍人から目を逸らすように、海斗は顔を上げ、周囲に視線を向けた。
しかし、その目に映ったものは、
「――っ!?」
溢れかえる、怪我人、怪我人、怪我人!
その奥では、有志で集まった一般人が、手に木箱を抱えながら、右に左にと、忙しく動き回っていた。
彼らに向かって、海斗はこっちを手伝ってくれ! と叫びたくなった。
しかし、あの者たちもまた、そんなは余裕はない。
物資の遅れは、戦局を左右し、戦う者の生存率さえ変えてしまうのだ。彼らは戦士たちに武具を届けることで、生存確率を上げなければならない。丸腰のままクリーチャーを相手にできる者などほとんどいないのだ。
それに、彼らが運んでいるのは武器に限らない。
海斗達がいる戦場。怪我人が溢れたこの場には、多くの医療品が必要だ。包帯、ガーゼ、消毒液に清潔なタオルや水。これらが手元にあるかないかでも、人命が救われるのか、失われるのかが決まってしまう。
ゆえに、海斗は唇を噛み、目の前の軍人を必死に手当てした。
しかし、
「ぁ……ぁぁ……お、おれ、は……まだ、死に、たく………………」
「っ!? 待て! 今にアルフの治療を受けられる! だからっ、もう少し――!」
「………………………………………………………………」
「おい! おい!! ~~~~~~~~っ!!」
また一人、命が、消えた……
これで、何度目になるかもからない。
たった数時間の間に、海斗はあまりにも多くのヒトの死を目撃した。
そして、たった今、一人の軍人が、海斗の手のなかで、息を引き取った。
「うぅ……ぐ」
海斗は口元を手で押さえた。
胃の奥から競りあがってくる酸味。それを抑えようと、海斗は必死に口を塞ぐが、
「おええええええええ!」
堪えきれなくなり、指の隙間からと吐瀉物が撒き噴き出してくる。
すでに何度も吐いている海斗から出てくるのは、胃液のみ。
すえた臭いと鉄くさい血臭が混ざり合い、強烈な悪臭へと変わっていく。
「くそっ……くそっ、くそっ、くそっ!」
海斗は、無力な己を呪った。
戦場という非現実な世界の中では、海斗という存在は、ひどくちっぽけで、矮小で、無能だった。
そんな中、海斗の脳裏に、一人の少女が思い浮かぶ。
ケモノの耳と、大きな尻尾を持った、イズナという名の少女。
彼女は、今も壁の向こうで、クリーチャーと戦っているのだろう。
それを思った瞬間、海斗の胸が、悲鳴を上げるのではと錯覚しそうなほど、
――強烈に締め付けられた。
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