5 / 53
♯1
渡界人―とかいじん―
しおりを挟む
イズナは急いでパンツを穿き直した。
だが、後ろ(尻尾を外に出すための穴部分)のボタンを留めるさいに、尻尾の毛も一緒に巻き込まれてしまい、
「いだだだだだだだっ!」
「……大丈夫か?」
「――大丈夫じゃないわよ!」
「……スマン」
涙目で声を張り上げる彼女の勢いに、海斗は思わず謝ってしまった。
「はぁ――落ち着いて、ゆっくりやればいい」
などと海斗が声をかけてしまうほどに、イズナの慌てふためく姿は、凄まじかった。
「うぅ、ううぅ……」
涙声になりながらも、やっとの思いでパンツを穿いたイズナ。
「あ、あれ? あれ、あれ――」
だが、今度はベルトをうまく通すことができないようだ。
「だから落ち着け。もうパンツは穿けているのだから。あとは別に慌てる必要はないだろうが」
「……うん」
イズナは素直に頷き、慎重にベルトをパンツに通していく。
そして、最後にバックルの金具を留めて、ミッションコンプリート。
「よし。それでいい」
「ねぇ……ちょっといい?」
深く沈んだ恨みがましそうな彼女の声。
「……なんだ?」
「………………どこまで、見た?」
「なに?」
イズナはキッと海斗を睨むと、勢いよく海斗に噛み付いてきた。
「なに? じゃないわよ! あたしのし、しし、下を、どこまで見たって訊いてるのよ!?」
「ど、どこまでって……」
「――ま、まさか、変なところ見たりしてないでしょうね!?」
「……変なのか?」
「変じゃないわよ! このバカ! ヘンタイ! あたしにこんな格好させておいて、なんてこと言うのよ!」
「バ、バカだと……言うに事欠いて貴様が、この俺を、バカだと! この――」
はたと気づき、唇まで出かかった言葉を飲み込む。
これでは、また同じことの繰り返しになる。冷静さを失って同じ轍を踏むのは、それこそバカのやることだ。 相手の言葉にいちいち乗っかって、無意味な問答をする気はさらさらないのだ。
海斗は一つ咳払いすると、イズナを刺激しないよう。穏やかな口調を心がけた。
「俺は、貴様のその無駄にでかい尻と尻尾の付け根以外は見ていない。これは誓って本当だ――まぁ、それを信じるか信じないかは、貴様の自由だが」
先ほどまでとは打って変わって淡々とした物言い。
まるで人が変わってしまったかのような海斗の態度に、イズナは困惑してしまう。
「え? あ、あの?」
「本当にすまなかった。貴様の身体に許可なく触ってしまったことは素直に謝罪する。言い訳になってしまうが、
突然こんなわけのわからん場所で目が覚めて、気が動転してたんだ。だから、許せ、とまでは言うつもりはない。だがそれでも、人を簡単に殴っていい理由にはならないし、言い訳に口調を荒立てるのもどうかと、俺は思うがな……」
「は、はい……」
突然の海斗の変貌についていけないイズナは、彼の言葉に対して、ただただ頷くことしかできなかった。
「それと、今の貴様の言い方だと、まるで俺が露出を迫ったように聴こえたが、よ~く思い出してみろ。尻尾の確認――『付け根』まで見せると言い出したのは、他ならない貴様自身だろうが……」
「…………? ――――――あ」
わずかに考える素振りをしたあと、自分の発言を思い出したのか、間の抜けた声を発したイズナ。
「わかったか? 俺も間違い、貴様も間違えたのだ。であれば、今回の一件はお互い様ということだ。どちらか一方が謝罪すればいい、という話ではあるまい?」
「むぅうううううううううううう――」
頬を膨らませ唸り声を上げるイズナ。
「それで、返答は?」
「――っ! わ、わかったわよ! 悪かったわねっ、イキナリ殴ったりして!」
「うむ。謝るべきときは、きちんと謝らねばな」
上から目線で、海斗は先ほどイズナに言われたこととほぼ同じ台詞せりふを返してやった。
「く、くぅぅぅぅぅぅぅ――っ!」
悔しそうに両の拳を握り締めて唸るイズナ。
だが、安易に相手を殴り飛ばしてしまったのは事実。その点は反省すべきと思ったのか、イズナは無理やり自分を納得させたようだ。
「さて、これでこの話は終わりだな」
「――っ! まだ終わってないわよ! そもそもあなた、なんでこんなところにいるのよ!? ここは許可証ライセンスがないと入っちゃいけない場所なのよ!」
「ライセンス? なんだかよくわからんが、それは俺が聞きたいぞ。なぜ俺はこんな場所で寝てたんだ?」
「知らないわよっ、そんなこと!」
「感情的になるな。そんなことだから先ほどのような事態になるではないか」
「……そ、それも……そうね。ごめんなさい」
今度は素直に自分の非を認めるイズナ。おそらく根が純粋すぎるがゆえにすぐに感情が表に出てしまうタイプなのだろう。
「よし。ではまず確認だが、ここは日本か?」
「ニッポン? なにそれ?」
こくりと首を傾げるケモノ耳の少女。その反応に、海斗はさらに説明を付け加えた。
「日本は、俺が生まれた国の名前だ。大体、さっきから貴様も俺も、ずっと日本語で話しているではないか」
「え、にほんご? あたしたちが今話してるのは『セレファイズ語』よ」
「せれふぁいず? なんだそれは?」
ここにきて、再び話の雲行きが怪しくなる。
「この『セレファイズ大陸』の共通言語よ。あなただって使っているじゃない」
「……そんなバカな」
海斗は思わず自分の口を押さえる。
「バカもなにも、事実じゃない」
「そんなわけがあるか! どこの国とも知れない言葉を、ほいほい使っているなどと!」
「あ、あたしに怒らないでよ!」
今度は立場が逆転して海斗が感情的になってしまっていた。
だが それも無理ないのかもしれない。
いきなり自分が聞いたこともない他国の言語で話しているなどと聞かされて、冷静でいられるほうがおかしいというものだろう。
「くそっ、本当になにがどうなっている」
見知らぬ場所で目覚めたと思えば、いきなり殴られるわ。自分がわけの分からない別の言語を話していると聞かされるわ。
もう、海斗の頭はパニック状態だった。
「……ねぇ、もしかしてあなた、記憶喪失だったりしないのかな?」
「仮にそうだったとしたら、俺が自分の出身を答えられると思うか?」
記憶喪失にもいくつかあり、思い出――エピソード記憶というものだ――を忘れても、社会的な常識は残っているというケースもあるにはある。
だが、今回の件についていえばそれはない。古い記憶をたどれば、海斗がまだ幼稚園に通っていたころにまで遡ることができるのだから。
「そっか。……でもそうなると、他に可能性は……――あ」
と、なにかに気づいた様子のイズナは、あごに手を当てて考え込み始めた。
どうでもいいことだが、まったく似合っていないな。そのポーズ。
「――もしかして……でも、可能性としてなら……あるのかしら?」
「なんだ? なにか思いつくことでもあるのか?」
海斗は、藁にでも縋りたくなるような思いで、彼女に問いかける。
「えっ? う、う~ん。あるにはあるけど、それだってこんなことになるなんて聞いたことないし……」
「なんでもいい。今はとにかく情報が欲しい」
歯切れが悪い返事をする少女に、海斗はさらに詰め寄った。
「う~ん……でも……今度は怒ったりしないでよ」
「内容によるだろうが、善処する」
「……ホントに?」
疑り深く目を細めるイズナ。
「わかった。怒らない。絶対だ。約束しよう」
海斗がそこまで言って、ようやくイズナは語り始めた。
「――うん。実はこの世界には、別世界から呼ばれた人たちが存在しているの。彼らをあたしたちはこう呼んでる――『渡界人』ってね」
は? ……この女はなにを急にトチ狂ったことを抜かしているのだろうか。
「……つまりあれか、ここは『俺がいた世界』ではないと? そう言っているのか?」
「う~んと……そういうことに、なるんだよね? この場合……」
「おい、自分で言ったんだろうが。なぜそこで疑問符を浮かべる」
「いやだって、あたしが聞いてた話となんか違うっていうか……でも、それ以外に可能性がないっていうか――――うん?」
そこで言葉を切ると、イズナは急に視線を右に動かし、ケモノ耳をせわしなく左右に揺らし始めた。
「要領をえんな。つまり貴様はなにが言いたいんだ?」
怒らないと誓ったばかりだが、すでに苛立ちが声に出始めてしまい、イズナの様子が変わったことに海斗は気づいていない。
「え? あぁ、ごめんなさい。今はちょっと話しかけないでもらえる?」
「……………………(ビキビキッ)」
緩やかだった海斗の怒りボルテージが急上昇し始める。
「いい加減にしろよ、どこまで訳のわからんことを――」
「来る!」
海斗の怒りが頂点を迎えよとしていたその瞬間――、
背後で爆音が轟いた。
だが、後ろ(尻尾を外に出すための穴部分)のボタンを留めるさいに、尻尾の毛も一緒に巻き込まれてしまい、
「いだだだだだだだっ!」
「……大丈夫か?」
「――大丈夫じゃないわよ!」
「……スマン」
涙目で声を張り上げる彼女の勢いに、海斗は思わず謝ってしまった。
「はぁ――落ち着いて、ゆっくりやればいい」
などと海斗が声をかけてしまうほどに、イズナの慌てふためく姿は、凄まじかった。
「うぅ、ううぅ……」
涙声になりながらも、やっとの思いでパンツを穿いたイズナ。
「あ、あれ? あれ、あれ――」
だが、今度はベルトをうまく通すことができないようだ。
「だから落ち着け。もうパンツは穿けているのだから。あとは別に慌てる必要はないだろうが」
「……うん」
イズナは素直に頷き、慎重にベルトをパンツに通していく。
そして、最後にバックルの金具を留めて、ミッションコンプリート。
「よし。それでいい」
「ねぇ……ちょっといい?」
深く沈んだ恨みがましそうな彼女の声。
「……なんだ?」
「………………どこまで、見た?」
「なに?」
イズナはキッと海斗を睨むと、勢いよく海斗に噛み付いてきた。
「なに? じゃないわよ! あたしのし、しし、下を、どこまで見たって訊いてるのよ!?」
「ど、どこまでって……」
「――ま、まさか、変なところ見たりしてないでしょうね!?」
「……変なのか?」
「変じゃないわよ! このバカ! ヘンタイ! あたしにこんな格好させておいて、なんてこと言うのよ!」
「バ、バカだと……言うに事欠いて貴様が、この俺を、バカだと! この――」
はたと気づき、唇まで出かかった言葉を飲み込む。
これでは、また同じことの繰り返しになる。冷静さを失って同じ轍を踏むのは、それこそバカのやることだ。 相手の言葉にいちいち乗っかって、無意味な問答をする気はさらさらないのだ。
海斗は一つ咳払いすると、イズナを刺激しないよう。穏やかな口調を心がけた。
「俺は、貴様のその無駄にでかい尻と尻尾の付け根以外は見ていない。これは誓って本当だ――まぁ、それを信じるか信じないかは、貴様の自由だが」
先ほどまでとは打って変わって淡々とした物言い。
まるで人が変わってしまったかのような海斗の態度に、イズナは困惑してしまう。
「え? あ、あの?」
「本当にすまなかった。貴様の身体に許可なく触ってしまったことは素直に謝罪する。言い訳になってしまうが、
突然こんなわけのわからん場所で目が覚めて、気が動転してたんだ。だから、許せ、とまでは言うつもりはない。だがそれでも、人を簡単に殴っていい理由にはならないし、言い訳に口調を荒立てるのもどうかと、俺は思うがな……」
「は、はい……」
突然の海斗の変貌についていけないイズナは、彼の言葉に対して、ただただ頷くことしかできなかった。
「それと、今の貴様の言い方だと、まるで俺が露出を迫ったように聴こえたが、よ~く思い出してみろ。尻尾の確認――『付け根』まで見せると言い出したのは、他ならない貴様自身だろうが……」
「…………? ――――――あ」
わずかに考える素振りをしたあと、自分の発言を思い出したのか、間の抜けた声を発したイズナ。
「わかったか? 俺も間違い、貴様も間違えたのだ。であれば、今回の一件はお互い様ということだ。どちらか一方が謝罪すればいい、という話ではあるまい?」
「むぅうううううううううううう――」
頬を膨らませ唸り声を上げるイズナ。
「それで、返答は?」
「――っ! わ、わかったわよ! 悪かったわねっ、イキナリ殴ったりして!」
「うむ。謝るべきときは、きちんと謝らねばな」
上から目線で、海斗は先ほどイズナに言われたこととほぼ同じ台詞せりふを返してやった。
「く、くぅぅぅぅぅぅぅ――っ!」
悔しそうに両の拳を握り締めて唸るイズナ。
だが、安易に相手を殴り飛ばしてしまったのは事実。その点は反省すべきと思ったのか、イズナは無理やり自分を納得させたようだ。
「さて、これでこの話は終わりだな」
「――っ! まだ終わってないわよ! そもそもあなた、なんでこんなところにいるのよ!? ここは許可証ライセンスがないと入っちゃいけない場所なのよ!」
「ライセンス? なんだかよくわからんが、それは俺が聞きたいぞ。なぜ俺はこんな場所で寝てたんだ?」
「知らないわよっ、そんなこと!」
「感情的になるな。そんなことだから先ほどのような事態になるではないか」
「……そ、それも……そうね。ごめんなさい」
今度は素直に自分の非を認めるイズナ。おそらく根が純粋すぎるがゆえにすぐに感情が表に出てしまうタイプなのだろう。
「よし。ではまず確認だが、ここは日本か?」
「ニッポン? なにそれ?」
こくりと首を傾げるケモノ耳の少女。その反応に、海斗はさらに説明を付け加えた。
「日本は、俺が生まれた国の名前だ。大体、さっきから貴様も俺も、ずっと日本語で話しているではないか」
「え、にほんご? あたしたちが今話してるのは『セレファイズ語』よ」
「せれふぁいず? なんだそれは?」
ここにきて、再び話の雲行きが怪しくなる。
「この『セレファイズ大陸』の共通言語よ。あなただって使っているじゃない」
「……そんなバカな」
海斗は思わず自分の口を押さえる。
「バカもなにも、事実じゃない」
「そんなわけがあるか! どこの国とも知れない言葉を、ほいほい使っているなどと!」
「あ、あたしに怒らないでよ!」
今度は立場が逆転して海斗が感情的になってしまっていた。
だが それも無理ないのかもしれない。
いきなり自分が聞いたこともない他国の言語で話しているなどと聞かされて、冷静でいられるほうがおかしいというものだろう。
「くそっ、本当になにがどうなっている」
見知らぬ場所で目覚めたと思えば、いきなり殴られるわ。自分がわけの分からない別の言語を話していると聞かされるわ。
もう、海斗の頭はパニック状態だった。
「……ねぇ、もしかしてあなた、記憶喪失だったりしないのかな?」
「仮にそうだったとしたら、俺が自分の出身を答えられると思うか?」
記憶喪失にもいくつかあり、思い出――エピソード記憶というものだ――を忘れても、社会的な常識は残っているというケースもあるにはある。
だが、今回の件についていえばそれはない。古い記憶をたどれば、海斗がまだ幼稚園に通っていたころにまで遡ることができるのだから。
「そっか。……でもそうなると、他に可能性は……――あ」
と、なにかに気づいた様子のイズナは、あごに手を当てて考え込み始めた。
どうでもいいことだが、まったく似合っていないな。そのポーズ。
「――もしかして……でも、可能性としてなら……あるのかしら?」
「なんだ? なにか思いつくことでもあるのか?」
海斗は、藁にでも縋りたくなるような思いで、彼女に問いかける。
「えっ? う、う~ん。あるにはあるけど、それだってこんなことになるなんて聞いたことないし……」
「なんでもいい。今はとにかく情報が欲しい」
歯切れが悪い返事をする少女に、海斗はさらに詰め寄った。
「う~ん……でも……今度は怒ったりしないでよ」
「内容によるだろうが、善処する」
「……ホントに?」
疑り深く目を細めるイズナ。
「わかった。怒らない。絶対だ。約束しよう」
海斗がそこまで言って、ようやくイズナは語り始めた。
「――うん。実はこの世界には、別世界から呼ばれた人たちが存在しているの。彼らをあたしたちはこう呼んでる――『渡界人』ってね」
は? ……この女はなにを急にトチ狂ったことを抜かしているのだろうか。
「……つまりあれか、ここは『俺がいた世界』ではないと? そう言っているのか?」
「う~んと……そういうことに、なるんだよね? この場合……」
「おい、自分で言ったんだろうが。なぜそこで疑問符を浮かべる」
「いやだって、あたしが聞いてた話となんか違うっていうか……でも、それ以外に可能性がないっていうか――――うん?」
そこで言葉を切ると、イズナは急に視線を右に動かし、ケモノ耳をせわしなく左右に揺らし始めた。
「要領をえんな。つまり貴様はなにが言いたいんだ?」
怒らないと誓ったばかりだが、すでに苛立ちが声に出始めてしまい、イズナの様子が変わったことに海斗は気づいていない。
「え? あぁ、ごめんなさい。今はちょっと話しかけないでもらえる?」
「……………………(ビキビキッ)」
緩やかだった海斗の怒りボルテージが急上昇し始める。
「いい加減にしろよ、どこまで訳のわからんことを――」
「来る!」
海斗の怒りが頂点を迎えよとしていたその瞬間――、
背後で爆音が轟いた。
0
お気に入りに追加
175
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
俺は人間じゃなくて竜だった
香月 咲乃
ファンタジー
偉大な功績を残した英雄竜に憧れる人間の少年ロディユは、おかしな青年ポセと出会う。
行動を共にするようになった二人は、幻の山を目指すことに。
そこに辿り着いた二人は、自分たちの星が存続の危機にあることを知る。
そして、その元凶は、神だということも……。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
異世界でダンジョンと過ごすことになりました
床間信生
ファンタジー
主人公の依田貴大(イダタカヒロ-26)は幼い頃より父と母の教え通りに真面目に生きてきた。
学問もスポーツも一生懸命挑んできただけあって、学生時代も優秀な成績をおさめ大学も一流大学を卒業後は一流企業に勤める毎日を送る。
ある日、自身の前で車に轢かれそうになる幼い少女を見つけた彼は、その性格から迷う事なく助ける事を決断した。
危険を承知で車道に飛び込んだ彼だったが、大した策も無いままに飛び込んだだけに彼女を助け出すどころか一緒に轢かれてしまう。
そのまま轢かれてしまった事で自分の人生もこれまでと思ったが、ふと気づくと見知らぬ世界に飛ばされていた。
最初は先程までの光景は夢なのではないかと疑った主人公だったが、近くには自分が助けようとした少女がいることと、自分の記憶から夢ではないと確信する。
他に何か手掛かりは無いかとあたりを見回すと、そこには一人の老人がいた。
恐る恐る話しかけてみると、老人は自分の事を神だと言って次々に不思議な事象を主人公に見せつけてくる。
とりあえず老人が普通の人間だと思えなくなった主人公は、自分の事を神だと言い張る老人の事を信じて、何故自分が今ここにいるのかをたずねて見たところ…
どうやら神様のミスが原因で自分がここにいるというのが分かった。
納得がいかない主人公だったが、何やら元の世界へと生き返る方法もあると言うので、先ずはその老人の言う通り少女と三人で異世界に行く事を了承する。
異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる