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13.魔法の練習が始まりました(すでに問題発生です)②
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廊下が騒がしくなってきたわ。
「マリー大丈夫かい?!」
お父様が帰って来てくれたのね。やっと解放されるわ。
アーサーがお父様に状況を説明し、お父様が魔法で私の魔力の流れを診てくれている。
「マリー原因が分かったよ。危険な病気ではないから安心して。だけどね…。」
お父様がとても言いにくそうにこちらを見ている。
「原因は何だったんですか?」
「魔力の道が普通の人の半分の太さなんだよ。だから沢山の魔力を一度に放出しようとすると、その圧に、体が耐えられないんだろうね。」
「えっ、本を浮かせただけですよ。(そうめん流すレベルですよ)」
「話を聞くと、アーサーの魔力もくっついた状態で放出したようだから、少し多かったんだろうね。マリーのペースでゆっくり、少しずつ出せば大丈夫だよ。」
「私のペースで?それでも魔法は正しく使えますか?」
「もちろんだよ。魔力の道の病気ではないから安心して。どう言えばいいのかな?人の倍の時間がかかるだけで、全く同じことができるよ。」
「人の倍…よくわかりました。」
それから私は少しの間一人にして欲しいとお願いしたの。色々と頭の中を整理したいと思ったから。
一度に放出できる魔力量はたぶん平均の人の半分くらいの量。
でも私の体の中の魔力量はとっても多いのよね。
「大丈夫じゃないかしら?問題ない気がしてきたわ。」
私は安心して大きな独り言を呟いた。
だって私からは魔力量が多すぎてずっと魔力が漏れ出ているらしいから、その魔力を例のどくろ型魔道具に沢山ためて、ストックを沢山作っておけば、いつでも魔法を使いたい放題にできるもの。良かったわ。お兄様を救える…。あとは光魔法を私がどのくらい扱えるかだけど、とりあえず、魔道具を五つくらい用意してもらって貯めながら練習しないと間に合わないわね。
だけど、学園での魔法学の授業だけはどうすることもできないわね。魔道具を持ち込むわけにもいかないし、魔力量は多い癖にと、馬鹿にされそうね。まぁ、お兄様を救えるんだから、それくらい我慢しましょう。そういえば、ゲームの中のマリーが、デビュタントで魔力暴走を起こしても、令嬢がちょっと浮くくらいで終わったことが不思議だったのよね。一度に沢山の魔力を放出できないなら当たり前よね。何だか理由が分かってすっきりしたわ。
私は侍女のサリーにお兄様を呼んでもらい、例の魔道具を用意してもらえるか聞いてみたわ。お兄様はすぐに七つ持ってきてくれて、明後日までには、五つくらいならできると言ってくれたの。多いに越したことはないと思ったから、そちらもお願いしたわ。ただサリーは魔道具が相当怖かったようで、
「大・中・小どくろが七つ…。」
と何かの呪文のようにぶつぶつ言っていて怖かったわ。サリー、お兄様の為よ、我慢して…。次の五個はアーサーに花柄でお願いするから。私だってどくろに囲まれて寝るのはちょっと怖いのよ。ちなみに大きさが違っても魔力の吸収量は変わらないんですって、じゃあ、なんであえて大きいサイズを作ったのよ!怖いじゃない。
お兄様は魔道具がなんでそんなにいるのか全く聞いてこなかった。最初はなんで聞いてこないのか?不思議に思っていたけれど、私が沢山魔力を放出できないことで落ち込んでいると思ったみたい…。サリーまでいつもより優しかったし。お兄様さえ救えれば、前世を思い出した私は魔力なんてそんなに気にしないのだけど。この世界ではそれくらい魔力が使えないってことは大変なことなのね。それなのにお兄様は、
「マリーが魔法に興味を持ってくれただけで嬉しいよ。」
と、言ってくれたの。お兄様大好き。この国で、貴族が魔法を使えないと言うのは一族の恥。それも公爵家ともなれば一大事。公爵家の恥と言われて追い出されてもおかしくないのに、お兄様は本当に優しいわ。それから詳しい使い方も教えてくれたの。
基本、体に触れてさえいれば魔力は魔道具に吸収される。触れていなくても私のように溢れ出ている場合はそばに置いて置くだけで吸収してくれる。使う時は手の上に置いてイメージするだけ。魔道具が吸収した人の属性なら、基本は誰でも使える。流石お兄様…。なんて素晴らしい魔道具なんでしょう。
「お兄様、使い方はとても簡単ですね。私でも使えそうです。」
「そりゃそうだよ、マリーが使えなきゃ意味ないでしょ。僕の魔道具はすべて簡単にしてあるから安心して。」
得意げに言われたけど、なんかちょいちょいひっかかること言ってくるわよね。たしかにありがたいんだけど。
これからは昼間に魔法の練習をするから、今まで見たいに魔力がちょろちょろとあふれ出してくれるかは分からないし、やっぱり魔道具が直接体に触れる必要がありそうね。
結局今日は、あれから魔法の練習はさせてもらえず、代わりにお兄様がこの国の歴史や魔法について少し教えてもらったの。今はそれを寝る前に書き出しているところ。
・この国の人間なら、誰でも少しは魔力はある(火と水の属性が多い)
・平民でも生活魔法程度は使える
・動物にも少量の魔力はある
・魔の森には魔獣がいる。時々村に出てきて危害を加える
・王都には国王が結界を張り続けてくれているから、魔獣は入ってこれない
・お兄様はいつか国全体に魔獣が入ってこれない結界を魔道具を使って張るのが夢
「はぁ、やっぱりお兄様はこの国に必要な人だわ。絶対に助けなきゃ。」
私は決意を新たに、どくろ型魔道具の大きいのを二つ抱えて、小さいのはこっそりつけている腹巻に一つ入れて、中くらいのは四つベッドの周りに置いて寝たの。魔力が沢山貯まりますように!
「マリー大丈夫かい?!」
お父様が帰って来てくれたのね。やっと解放されるわ。
アーサーがお父様に状況を説明し、お父様が魔法で私の魔力の流れを診てくれている。
「マリー原因が分かったよ。危険な病気ではないから安心して。だけどね…。」
お父様がとても言いにくそうにこちらを見ている。
「原因は何だったんですか?」
「魔力の道が普通の人の半分の太さなんだよ。だから沢山の魔力を一度に放出しようとすると、その圧に、体が耐えられないんだろうね。」
「えっ、本を浮かせただけですよ。(そうめん流すレベルですよ)」
「話を聞くと、アーサーの魔力もくっついた状態で放出したようだから、少し多かったんだろうね。マリーのペースでゆっくり、少しずつ出せば大丈夫だよ。」
「私のペースで?それでも魔法は正しく使えますか?」
「もちろんだよ。魔力の道の病気ではないから安心して。どう言えばいいのかな?人の倍の時間がかかるだけで、全く同じことができるよ。」
「人の倍…よくわかりました。」
それから私は少しの間一人にして欲しいとお願いしたの。色々と頭の中を整理したいと思ったから。
一度に放出できる魔力量はたぶん平均の人の半分くらいの量。
でも私の体の中の魔力量はとっても多いのよね。
「大丈夫じゃないかしら?問題ない気がしてきたわ。」
私は安心して大きな独り言を呟いた。
だって私からは魔力量が多すぎてずっと魔力が漏れ出ているらしいから、その魔力を例のどくろ型魔道具に沢山ためて、ストックを沢山作っておけば、いつでも魔法を使いたい放題にできるもの。良かったわ。お兄様を救える…。あとは光魔法を私がどのくらい扱えるかだけど、とりあえず、魔道具を五つくらい用意してもらって貯めながら練習しないと間に合わないわね。
だけど、学園での魔法学の授業だけはどうすることもできないわね。魔道具を持ち込むわけにもいかないし、魔力量は多い癖にと、馬鹿にされそうね。まぁ、お兄様を救えるんだから、それくらい我慢しましょう。そういえば、ゲームの中のマリーが、デビュタントで魔力暴走を起こしても、令嬢がちょっと浮くくらいで終わったことが不思議だったのよね。一度に沢山の魔力を放出できないなら当たり前よね。何だか理由が分かってすっきりしたわ。
私は侍女のサリーにお兄様を呼んでもらい、例の魔道具を用意してもらえるか聞いてみたわ。お兄様はすぐに七つ持ってきてくれて、明後日までには、五つくらいならできると言ってくれたの。多いに越したことはないと思ったから、そちらもお願いしたわ。ただサリーは魔道具が相当怖かったようで、
「大・中・小どくろが七つ…。」
と何かの呪文のようにぶつぶつ言っていて怖かったわ。サリー、お兄様の為よ、我慢して…。次の五個はアーサーに花柄でお願いするから。私だってどくろに囲まれて寝るのはちょっと怖いのよ。ちなみに大きさが違っても魔力の吸収量は変わらないんですって、じゃあ、なんであえて大きいサイズを作ったのよ!怖いじゃない。
お兄様は魔道具がなんでそんなにいるのか全く聞いてこなかった。最初はなんで聞いてこないのか?不思議に思っていたけれど、私が沢山魔力を放出できないことで落ち込んでいると思ったみたい…。サリーまでいつもより優しかったし。お兄様さえ救えれば、前世を思い出した私は魔力なんてそんなに気にしないのだけど。この世界ではそれくらい魔力が使えないってことは大変なことなのね。それなのにお兄様は、
「マリーが魔法に興味を持ってくれただけで嬉しいよ。」
と、言ってくれたの。お兄様大好き。この国で、貴族が魔法を使えないと言うのは一族の恥。それも公爵家ともなれば一大事。公爵家の恥と言われて追い出されてもおかしくないのに、お兄様は本当に優しいわ。それから詳しい使い方も教えてくれたの。
基本、体に触れてさえいれば魔力は魔道具に吸収される。触れていなくても私のように溢れ出ている場合はそばに置いて置くだけで吸収してくれる。使う時は手の上に置いてイメージするだけ。魔道具が吸収した人の属性なら、基本は誰でも使える。流石お兄様…。なんて素晴らしい魔道具なんでしょう。
「お兄様、使い方はとても簡単ですね。私でも使えそうです。」
「そりゃそうだよ、マリーが使えなきゃ意味ないでしょ。僕の魔道具はすべて簡単にしてあるから安心して。」
得意げに言われたけど、なんかちょいちょいひっかかること言ってくるわよね。たしかにありがたいんだけど。
これからは昼間に魔法の練習をするから、今まで見たいに魔力がちょろちょろとあふれ出してくれるかは分からないし、やっぱり魔道具が直接体に触れる必要がありそうね。
結局今日は、あれから魔法の練習はさせてもらえず、代わりにお兄様がこの国の歴史や魔法について少し教えてもらったの。今はそれを寝る前に書き出しているところ。
・この国の人間なら、誰でも少しは魔力はある(火と水の属性が多い)
・平民でも生活魔法程度は使える
・動物にも少量の魔力はある
・魔の森には魔獣がいる。時々村に出てきて危害を加える
・王都には国王が結界を張り続けてくれているから、魔獣は入ってこれない
・お兄様はいつか国全体に魔獣が入ってこれない結界を魔道具を使って張るのが夢
「はぁ、やっぱりお兄様はこの国に必要な人だわ。絶対に助けなきゃ。」
私は決意を新たに、どくろ型魔道具の大きいのを二つ抱えて、小さいのはこっそりつけている腹巻に一つ入れて、中くらいのは四つベッドの周りに置いて寝たの。魔力が沢山貯まりますように!
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