13 / 19
13
しおりを挟む
「サラセニア・オブシディアン、今からカフェテリアで話せないか?」
午後の講義が終了したと同時に僕は鞄を抱きかかえて走り出そうとしていた。
「今日は用事があるから、明日でも構わないだろうか?」
僕をキッと睨む名無し君に言う。僕は光の速さで帰宅しなければいけないんだ。そして契約書の確認、焼滅という仕事が待っている。
「駄目だ。今から行くぞ!」
名無し君は僕の腕を掴んで引っ張った。意外にも強い力で振り払うことが出来ない。マジかよ。
僕とそんなに体格違わないよね。鍛えてるの?脱いだらムキムキとか?興味ないけどね!
「ちょっ、痛いって!行く、行くから手を放して!」
名無し君はまた僕を睨んだ。
「こんな軟弱な奴に…」
「軟弱なのは認めるから、優しくして?ね?」
僕がそういうと、何とか手を放してもらえた。多分腕に手型ついたと思う。マジ痛いもん。
無言のままカフェテリアに到着すると、椅子に座るよう促され、名無し君は僕の正面に座った。
これから尋問ですか?
「オブシディアン君、君はレシュノルティア様とはどういう関係なのだ?」
「どういう関係も何も、僕にもわからない」
名無し君にはまだ婚約のことは知られていないようだな。
「分からないことはないだろう。今朝の…あんな破廉恥な…しかも昼休みにわざわざ迎えに来られたんだぞ?君は一体何なんだ!」
破廉恥とか言わないでよ。僕が一番の被害者だぞ!そして五月蝿いから叫ばないでよ!
「今朝のは挨拶のキスだよ。ちなみに僕が思っていた挨拶のキスとはかけ離れていたからね。レシュノルティア基準だから、僕に非はないから!そこ間違えないでね!」
「あんな破廉恥な挨拶のキスがあってたまるか!ふざけるな!」
「だから、レシュノルティアが勝手にしてきたんだって!」
「レシュノルティア様を呼び捨てにするな!」
「僕には呼び捨てにする権利があるんだよ!」
疎らに人がいるカフェテリアに、二人の声が響き渡った。
僕はハッ!として、口を両手で塞いだ。
「権利があるとは、どういうことだ」
名無し君も我に返ったのか、声のボリュームを下げると、僕に顔を寄せて言う。
「どうせ知られるから教えるけど、レシュノルティアと僕、どうやら婚約したみたいなんだ」
「えっっ!!!」
名無し君からまた大きな声が出た。
「どういった経緯でそうなったんだ?」
名無し君は一度深呼吸をすると、片手で口元を覆いながら僕に詰め寄ると、僕と名無し君の上に影が出来た。
「わたくしにも、その経緯を教えていただけますか?」
声に弾かれた様に顔を上げると、猫目で凛とした女の子が立っていた。
「……誰?」
誰か分からず呟くと、名無し君に頭を叩かれた。
「スティルバイト侯爵家のキティシス嬢ですね」
こ、侯爵家の令嬢が、何の御用でしょうか?
「わたくし達、本日よりクラスメイトになりましてよ?まだ初日ですので仕方ありませんが、仲良くしてくださるかしら?」
「えっ…無理で…痛っ!」
僕が無理だと言おうとしたら、名無し君にまた頭を叩かれた。もう!馬鹿になったらどうしてくれるんだ!
「もちろんです。な?」
名無し君は僕を肘でつついて同意を求める。
いくらクラスメイトといっても、正直侯爵家とは関わりたくない。ラフィオレピスだけで十分。
僕のお嫁さん候補になってくれるというなら仲良くしたいけど、家格が釣り合ってない。それをいうならリビアングラス家とも無理なんだけどね。
「僕と仲良くしても何の得もありませんよ?」
「そんなことはありません。先程お二人がお話されていた件と少し関係があることでお願いがありますの」
…そうかそうか、レシュノルティアのことが好きなのか。どうぞどうぞ、お譲りしますよ。侯爵家の令嬢ならばお似合いじゃないか。僕は全力で応援しますよ。
「どのようなお願いでしょうか?」
「次の天の日に夜会が催されますよね?」
夜会…?次の天の日は7日後だっけ?夜会って?
「何の夜会ですか?」
僕がそう言うと、キティシス嬢はギョっとした表情でこちらを見た。
「こちらには招待状がきておりますが、手違い…ではないと思いますが…」
キティシス嬢が狼狽えながら僕を見る。
僕に関係がある夜会とか?
「キティシス嬢、夜会とは、何の夜会ですか?学園に関係のある夜会は特に予定されていないと思いますが?」
僕が訊く前に名無し君が訊いてくれるとは、仕事が出来るね。でも名無し君も知らなくて学園関係でもない夜会の招待状に僕が何か関係あるの?
「辺境伯以上の貴族には招待状が送られているはずですよ?」
キティシス嬢が困った顔で言う。
意味が分からず困っているのはこちらですよ。
「だから何のでしょうか?」
「リビアングラス公爵家のレシュノルティア様とオブシディアン伯爵家のサラセニア様、お二人の婚約式ですよ?」
!!!!!えっ!!!???えぇ?ん?はぁ??
「僕、今ここで、初めてききましたけど、お間違いでは?」
「そんなことありません。三ヶ月以上前に招待状は送られてきております」
「………」
僕と名無し君は絶句した。とりあえず名無し君の家は子爵辺りかな?それとも男爵かな?
って、名無し君のことはどうでも良いんだけど、婚約式だと?
レシュノルティアは何も言ってきてないぞ?そもそもお茶会ですら1度しか参加したことないのに、夜会?無理無理。夜会に着ていく服もないよ。7日後でしょ?本当に無理だって。準備出来ない。
仮に、仮に準備出来たとして、僕がその夜会に参加するわけないじゃん。
婚約を解消したいのに、婚約を認めるような、周囲に婚約を周知させるような夜会に行く意味?ないない。
「多分その夜会は開催されませんよ。当人が知らないのですから。ですがその夜会にキティシス嬢は何の関係が?」
「開催していただかなければ困ります。ドレスも特注なんですよ。それに…」
キティシス嬢が体を少し屈めて、手を添えて照れたような小さな声で僕に耳打ちした。
「夜会に、わたくしのお慕いしている方がいらっしゃいますの」
…レシュノルティアの事が好きなわけじゃないのか。僕はスンとした顔になってしまった。
すると、何故か全身に寒気がした。えっ?何?
「サラ、これは浮気…かな?」
聞いたことのある声より、更に低く怒りを孕んだ声が僕の耳に届いた。
バッ!と顔を上げるとレシュノルティアが腕を組んで立っていた。
キティシス嬢との浮気を疑っているのか?お前には名無し君の姿が見えていないのか?
内緒話くらいで浮気とか、チャンチャラおかしい。
「そう思われるのであれば、婚約を解消していただいても構いませんよ」
僕は冷静に、そして強気に発言した。
気に入らないのなら、婚約を解消したらいい。僕の生活も平穏に戻るし、レシュノルティアだって精神的に安定するんじゃない?
「解消はしない。だがサラセニア、君には俺の婚約者であることを自覚してもらわなければならない」
レシュノルティアは僕の腕を掴むと、強引に立ち上がらされた。
「いった!」
大げさに抗議の声を上げてレシュノルティアを睨んでも、華麗に無視される。
「スティルバイト侯爵令嬢と…そこの君、サラをもう連れて行くから。君たちには今後少し距離感を考えてもらいたいな。2度目はないからね。じゃあ」
レシュノルティアはキティシス嬢と名無し君を睨むように牽制し、僕の腕を掴んだまま引き摺るようにカフェテリアから退場させられた。
結局キティシス嬢のお願いと名無し君の名前がわからないままなんですけど!
凄く困惑した顔で僕を見る二人の姿が小さくなっていく…
「サラ、今日は家に帰してあげられそうにないから」
「ひっ…」
僕を引きずるレシュノルティアが振り返って満面の笑みを僕に向けた。
えっ…僕今から何されるの?
キティシス嬢と喋っただけですが?
いや、マジちょっと、はなして!怖いから!
レシュノルティアの指を剥がそうとすると、手により強く力が込められて歩く速度を上げられた。
僕、明日も生きてるかな……?
午後の講義が終了したと同時に僕は鞄を抱きかかえて走り出そうとしていた。
「今日は用事があるから、明日でも構わないだろうか?」
僕をキッと睨む名無し君に言う。僕は光の速さで帰宅しなければいけないんだ。そして契約書の確認、焼滅という仕事が待っている。
「駄目だ。今から行くぞ!」
名無し君は僕の腕を掴んで引っ張った。意外にも強い力で振り払うことが出来ない。マジかよ。
僕とそんなに体格違わないよね。鍛えてるの?脱いだらムキムキとか?興味ないけどね!
「ちょっ、痛いって!行く、行くから手を放して!」
名無し君はまた僕を睨んだ。
「こんな軟弱な奴に…」
「軟弱なのは認めるから、優しくして?ね?」
僕がそういうと、何とか手を放してもらえた。多分腕に手型ついたと思う。マジ痛いもん。
無言のままカフェテリアに到着すると、椅子に座るよう促され、名無し君は僕の正面に座った。
これから尋問ですか?
「オブシディアン君、君はレシュノルティア様とはどういう関係なのだ?」
「どういう関係も何も、僕にもわからない」
名無し君にはまだ婚約のことは知られていないようだな。
「分からないことはないだろう。今朝の…あんな破廉恥な…しかも昼休みにわざわざ迎えに来られたんだぞ?君は一体何なんだ!」
破廉恥とか言わないでよ。僕が一番の被害者だぞ!そして五月蝿いから叫ばないでよ!
「今朝のは挨拶のキスだよ。ちなみに僕が思っていた挨拶のキスとはかけ離れていたからね。レシュノルティア基準だから、僕に非はないから!そこ間違えないでね!」
「あんな破廉恥な挨拶のキスがあってたまるか!ふざけるな!」
「だから、レシュノルティアが勝手にしてきたんだって!」
「レシュノルティア様を呼び捨てにするな!」
「僕には呼び捨てにする権利があるんだよ!」
疎らに人がいるカフェテリアに、二人の声が響き渡った。
僕はハッ!として、口を両手で塞いだ。
「権利があるとは、どういうことだ」
名無し君も我に返ったのか、声のボリュームを下げると、僕に顔を寄せて言う。
「どうせ知られるから教えるけど、レシュノルティアと僕、どうやら婚約したみたいなんだ」
「えっっ!!!」
名無し君からまた大きな声が出た。
「どういった経緯でそうなったんだ?」
名無し君は一度深呼吸をすると、片手で口元を覆いながら僕に詰め寄ると、僕と名無し君の上に影が出来た。
「わたくしにも、その経緯を教えていただけますか?」
声に弾かれた様に顔を上げると、猫目で凛とした女の子が立っていた。
「……誰?」
誰か分からず呟くと、名無し君に頭を叩かれた。
「スティルバイト侯爵家のキティシス嬢ですね」
こ、侯爵家の令嬢が、何の御用でしょうか?
「わたくし達、本日よりクラスメイトになりましてよ?まだ初日ですので仕方ありませんが、仲良くしてくださるかしら?」
「えっ…無理で…痛っ!」
僕が無理だと言おうとしたら、名無し君にまた頭を叩かれた。もう!馬鹿になったらどうしてくれるんだ!
「もちろんです。な?」
名無し君は僕を肘でつついて同意を求める。
いくらクラスメイトといっても、正直侯爵家とは関わりたくない。ラフィオレピスだけで十分。
僕のお嫁さん候補になってくれるというなら仲良くしたいけど、家格が釣り合ってない。それをいうならリビアングラス家とも無理なんだけどね。
「僕と仲良くしても何の得もありませんよ?」
「そんなことはありません。先程お二人がお話されていた件と少し関係があることでお願いがありますの」
…そうかそうか、レシュノルティアのことが好きなのか。どうぞどうぞ、お譲りしますよ。侯爵家の令嬢ならばお似合いじゃないか。僕は全力で応援しますよ。
「どのようなお願いでしょうか?」
「次の天の日に夜会が催されますよね?」
夜会…?次の天の日は7日後だっけ?夜会って?
「何の夜会ですか?」
僕がそう言うと、キティシス嬢はギョっとした表情でこちらを見た。
「こちらには招待状がきておりますが、手違い…ではないと思いますが…」
キティシス嬢が狼狽えながら僕を見る。
僕に関係がある夜会とか?
「キティシス嬢、夜会とは、何の夜会ですか?学園に関係のある夜会は特に予定されていないと思いますが?」
僕が訊く前に名無し君が訊いてくれるとは、仕事が出来るね。でも名無し君も知らなくて学園関係でもない夜会の招待状に僕が何か関係あるの?
「辺境伯以上の貴族には招待状が送られているはずですよ?」
キティシス嬢が困った顔で言う。
意味が分からず困っているのはこちらですよ。
「だから何のでしょうか?」
「リビアングラス公爵家のレシュノルティア様とオブシディアン伯爵家のサラセニア様、お二人の婚約式ですよ?」
!!!!!えっ!!!???えぇ?ん?はぁ??
「僕、今ここで、初めてききましたけど、お間違いでは?」
「そんなことありません。三ヶ月以上前に招待状は送られてきております」
「………」
僕と名無し君は絶句した。とりあえず名無し君の家は子爵辺りかな?それとも男爵かな?
って、名無し君のことはどうでも良いんだけど、婚約式だと?
レシュノルティアは何も言ってきてないぞ?そもそもお茶会ですら1度しか参加したことないのに、夜会?無理無理。夜会に着ていく服もないよ。7日後でしょ?本当に無理だって。準備出来ない。
仮に、仮に準備出来たとして、僕がその夜会に参加するわけないじゃん。
婚約を解消したいのに、婚約を認めるような、周囲に婚約を周知させるような夜会に行く意味?ないない。
「多分その夜会は開催されませんよ。当人が知らないのですから。ですがその夜会にキティシス嬢は何の関係が?」
「開催していただかなければ困ります。ドレスも特注なんですよ。それに…」
キティシス嬢が体を少し屈めて、手を添えて照れたような小さな声で僕に耳打ちした。
「夜会に、わたくしのお慕いしている方がいらっしゃいますの」
…レシュノルティアの事が好きなわけじゃないのか。僕はスンとした顔になってしまった。
すると、何故か全身に寒気がした。えっ?何?
「サラ、これは浮気…かな?」
聞いたことのある声より、更に低く怒りを孕んだ声が僕の耳に届いた。
バッ!と顔を上げるとレシュノルティアが腕を組んで立っていた。
キティシス嬢との浮気を疑っているのか?お前には名無し君の姿が見えていないのか?
内緒話くらいで浮気とか、チャンチャラおかしい。
「そう思われるのであれば、婚約を解消していただいても構いませんよ」
僕は冷静に、そして強気に発言した。
気に入らないのなら、婚約を解消したらいい。僕の生活も平穏に戻るし、レシュノルティアだって精神的に安定するんじゃない?
「解消はしない。だがサラセニア、君には俺の婚約者であることを自覚してもらわなければならない」
レシュノルティアは僕の腕を掴むと、強引に立ち上がらされた。
「いった!」
大げさに抗議の声を上げてレシュノルティアを睨んでも、華麗に無視される。
「スティルバイト侯爵令嬢と…そこの君、サラをもう連れて行くから。君たちには今後少し距離感を考えてもらいたいな。2度目はないからね。じゃあ」
レシュノルティアはキティシス嬢と名無し君を睨むように牽制し、僕の腕を掴んだまま引き摺るようにカフェテリアから退場させられた。
結局キティシス嬢のお願いと名無し君の名前がわからないままなんですけど!
凄く困惑した顔で僕を見る二人の姿が小さくなっていく…
「サラ、今日は家に帰してあげられそうにないから」
「ひっ…」
僕を引きずるレシュノルティアが振り返って満面の笑みを僕に向けた。
えっ…僕今から何されるの?
キティシス嬢と喋っただけですが?
いや、マジちょっと、はなして!怖いから!
レシュノルティアの指を剥がそうとすると、手により強く力が込められて歩く速度を上げられた。
僕、明日も生きてるかな……?
12
お気に入りに追加
240
あなたにおすすめの小説
【完結・BL】DT騎士団員は、騎士団長様に告白したい!【騎士団員×騎士団長】
彩華
BL
とある平和な国。「ある日」を境に、この国を守る騎士団へ入団することを夢見ていたトーマは、無事にその夢を叶えた。それもこれも、あの日の初恋。騎士団長・アランに一目惚れしたため。年若いトーマの恋心は、日々募っていくばかり。自身の気持ちを、アランに伝えるべきか? そんな悶々とする騎士団員の話。
「好きだって言えるなら、言いたい。いや、でもやっぱ、言わなくても良いな……。ああ゛―!でも、アラン様が好きだって言いてぇよー!!」
転生したら、ラスボス様が俺の婚約者だった!!
ミクリ21
BL
前世で、プレイしたことのあるRPGによく似た世界に転生したジオルド。
ゲームだったとしたら、ジオルドは所謂モブである。
ジオルドの婚約者は、このゲームのラスボスのシルビアだ。
笑顔で迫るヤンデレラスボスに、いろんな意味でドキドキしているよ。
「ジオルド、浮気したら………相手を拷問してから殺しちゃうぞ☆」
同室の奴が俺好みだったので喰おうと思ったら逆に俺が喰われた…泣
彩ノ華
BL
高校から寮生活をすることになった主人公(チャラ男)が同室の子(めちゃ美人)を喰べようとしたら逆に喰われた話。
主人公は見た目チャラ男で中身陰キャ童貞。
とにかくはやく童貞卒業したい
ゲイではないけどこいつなら余裕で抱ける♡…ってなって手を出そうとします。
美人攻め×偽チャラ男受け
*←エロいのにはこれをつけます
ヒロイン不在の異世界ハーレム
藤雪たすく
BL
男にからまれていた女の子を助けに入っただけなのに……手違いで異世界へ飛ばされてしまった。
神様からの謝罪のスキルは別の勇者へ授けた後の残り物。
飛ばされたのは神がいなくなった混沌の世界。
ハーレムもチート無双も期待薄な世界で俺は幸せを掴めるのか?
周りが幼馴染をヤンデレという(どこが?)
ヨミ
BL
幼馴染 隙杉 天利 (すきすぎ あまり)はヤンデレだが主人公 花畑 水華(はなばた すいか)は全く気づかない所か溺愛されていることにも気付かずに
ただ友達だとしか思われていないと思い込んで悩んでいる超天然鈍感男子
天利に恋愛として好きになって欲しいと頑張るが全然効いていないと思っている。
可愛い(綺麗?)系男子でモテるが天利が男女問わず牽制してるためモテない所か自分が普通以下の顔だと思っている
天利は時折アピールする水華に対して好きすぎて理性の糸が切れそうになるが、なんとか保ち普段から好きすぎで悶え苦しんでいる。
水華はアピールしてるつもりでも普段の天然の部分でそれ以上のことをしているので何しても天然故の行動だと思われてる。
イケメンで物凄くモテるが水華に初めては全て捧げると内心勝手に誓っているが水華としかやりたいと思わないので、どんなに迫られようと見向きもしない、少し女嫌いで女子や興味、どうでもいい人物に対してはすごく冷たい、水華命の水華LOVEで水華のお願いなら何でも叶えようとする
好きになって貰えるよう努力すると同時に好き好きアピールしているが気づかれず何年も続けている内に気づくとヤンデレとかしていた
自分でもヤンデレだと気づいているが治すつもりは微塵も無い
そんな2人の両片思い、もう付き合ってんじゃないのと思うような、じれ焦れイチャラブな恋物語
猫が崇拝される人間の世界で猫獣人の俺って…
えの
BL
森の中に住む猫獣人ミルル。朝起きると知らない森の中に変わっていた。はて?でも気にしない!!のほほんと過ごしていると1人の少年に出会い…。中途半端かもしれませんが一応完結です。妊娠という言葉が出てきますが、妊娠はしません。
転生したので異世界でショタコンライフを堪能します
のりたまご飯
BL
30歳ショタコンだった俺は、駅のホームで気を失い、そのまま電車に撥ねられあっけなく死んだ。
けど、目が覚めるとそこは知らない天井...、どこかで見たことのある転生系アニメのようなシチュエーション。
どうやら俺は転生してしまったようだ。
元の世界で極度のショタコンだった俺は、ショタとして異世界で新たな人生を歩む!!!
ショタ最高!ショタは世界を救う!!!
ショタコンによるショタコンのためのBLコメディ小説であーる!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる