232 / 266
冒険の旅
隠里
しおりを挟む
-MkⅣ-
今日も私は浜松であそん、もとい、色々情報を集めていた。
そこへ・・・
「もし、恵里衣さん?恵里衣さんですやろ?」
ん?どっかで聞いた事のある声だな、誰?
振り返るとそこには、MkⅢと行動を共にして居た筈の玉藻ちゃんが居た。
「あれ?玉藻ちゃんどうしたの?MkⅢと一緒に行ったんじゃ無かったっけ?」
「実は、姉妹を探して昨日から別行動しとるんどす。
なんでも皆はん用事が出来てしもたさかいにもう暫く琵琶町に滞在なさると言う事やったので、姉妹の反応を探して飛んで来ましてん。
そしたら、此方にMkⅣはんがおってはると耳にして寄ってみる事にしましてん。」
「成程、で、姉妹は何処に居るの?
私暇だし手伝ってあげようか。」
「ほんまどすか? 助かります~。
寄って見て良かったわぁ~。
えーっと、ここより東の富士樹海言う所で最後に妖力感じ取りました。」
なんと、富士樹海か。
ちなみに余談だけど、この世界の富士山、元居た世界の日本の富士山より高いんだ。
標高4,401mあるっぽい、本体情報で。
「そうかぁ~、樹海だと少し距離有るよねぇ~、まぁ私に掛かれば大した距離では無いけど。
玉藻ちゃんついて来れなくなるし、あれ出すか・・・」
「どうしはりましたん?」
「ちょっと街の外に出ようか、丁度良い乗り物がある。」
距離もそんなにバカ遠くは無いし、ヘリだよな、ここは。
ストレージに入ってるしな、実は。
街の外へ出て広く成った場所を探し、ストレージから召喚する。
「あの、何どすか?これ。」
「これは空飛ぶ魔道具だよ、さ、乗った乗った。」
後部座席を勧める。
「え?あの?と、飛ぶ?ちょ、ま、えぇぇ??」
「大丈夫大丈夫、玉藻ちゃん自身此処まで飛んで来たんでしょ?一緒一緒!」
「あ、あの、そうではなくて、え???」
後部座席に押し込んでソートベルトで固定すると、わたしもさっさと前部座席に座り、エンジンスタート。
「さぁ、しゅっぱーつ!」
飛び始めて暫くすると富士山付近へ到着、さて、裾野の辺りにヘリを降ろして、そこからは徒歩になる。
ヘリを降下させて居て気が付いたのだけど、樹海の真ん中に随分巨大な樹が一本立って居た。
世界樹?って奴かな??
にしては未だ小ぶりな気もするけど・・・
まぁ、当面目指すランドマークとしては有効だろう。
「さて、ここから先が樹海になるようだけど、方向感覚が狂うらしいから気を付けて進むよ、玉藻。
私からあんまり離れない様にしてね。」
「はい、恵里衣さん、とりあえずこの奥から妖気は感じますけど、正確な位置までは、何やここの森は変な感じがしますえ。」
「だろうね、私もなんか普通じゃない感じはしてるよ。」
-------
樹海に入ってから、かれこれ2時間・・・私や玉藻ちゃんの移動速度を持ってしても、未だに、玉藻ちゃんの姉妹にも、例のでかい樹にも辿り着く様子が無い。
これは、あれだな、方向感覚が狂う云々なんて生易しいもんじゃ無いわ、間違いなく魔法的な力で捻じ曲げられてると思う。
「時空間魔法を使った結界の一種かしらね。
だけど、私以外にこんな物が使えるってどんな奴よ?」
まぁ良いわ、レジストしたら良いんでしょう?
既にハイエルフへと昇華している私のマナを放出してやれば大概の物はレジスト出来ると思うのよ、どの程度のエリアに展開した広範囲結界だかは知らないけど、私のマナ量を舐めて貰っちゃ困るわよ、スタンピードの鎮静化でかなりレベルが上がってるから、既に100万masを超えて居るんだからね。
ってか、ハイエルフに成ってからのマナ量の上昇率はそれ迄を遥かに凌駕する状態だったんだ。
逆にHPはあんまり増えて無いんだけどね。
「んじゃ、いっちょレジストして見るとしようか。」
「レジストって、何かの結界ですやろか?」
「うん、多分ね、しかも玉藻ちゃんの姉妹の子はその結界の内側にどうやったか知らないけど居るらしい。
だから私達もその中へ入る必要性が有るんだ。」
「でも、どうやってレジストするんどす?」
「こうやるのよ。」
そう言ってマナを放出してオーラ全開状態にする。
「え、恵里衣はん、ちょっとそれ・・・」
「暫くきついかも知れないけど、この状態であの気へ向かって歩けば、あ、ほら、あそこ、景色が歪んでる、あそこだわ、行くよ。」
「は、はい。」
結界を超えたのを確認出来たので、放出を止める。
「これは、あれだわ、あの樹が張って居たようね、この結界は。」
すると、あの樹がユグドラシル?
じゃあ、この先はエルフの里?
もしくは、ハイエルフの里?
樹へ向かって歩いて行くと。
「お前、何者?」
ん?なんかこの喋り方、一時よく聞いてた気がする。
「そんな所に隠れて居ないで、出て来たら?
私は逃げも隠れもしないわよ。
それに、見ての通り、何も武器になりそうな物を携帯して居ないでしょう?
ね、怖く無いわよ?」
すると、ザッと草を搔き分けるように、1人の弓を携えたエルフと思しき少年に見える者が現れた。
「お前、何者?
自力で結界を超えて来るとは。」
「初めまして、私は旅のハイエルフ。
今回、私のツレの妖狐の姉妹がこの結界内に閉じ込められているのを察知したので入らせて頂いたの。」
「は、ハイエルフ様!?」
「そうよ、私はハイエルフ。
ハイエルフのエリー・ナカムラです。」
「さ、先程は御無礼致しました、僕は、集落の戦士で、リンドレスガイアスと申します。長いのでリンドウとお呼びください。」
リンドウが立膝を突いて頭を下げる。
「良いわよ、頭を上げなさい、それより、このツレと同じ顔をした妖狐を里へ連れて行って居ないかしら、里へ案内してくれない?」
「はい、お任せ下さい、ハイエルフ様であれば全面的に信頼に値いたします。
ではこちらへ。」
リンドウの後を着いて行く事、10分、大木の幹が見えて来た。
ここが、エルフの里か・・・
今日も私は浜松であそん、もとい、色々情報を集めていた。
そこへ・・・
「もし、恵里衣さん?恵里衣さんですやろ?」
ん?どっかで聞いた事のある声だな、誰?
振り返るとそこには、MkⅢと行動を共にして居た筈の玉藻ちゃんが居た。
「あれ?玉藻ちゃんどうしたの?MkⅢと一緒に行ったんじゃ無かったっけ?」
「実は、姉妹を探して昨日から別行動しとるんどす。
なんでも皆はん用事が出来てしもたさかいにもう暫く琵琶町に滞在なさると言う事やったので、姉妹の反応を探して飛んで来ましてん。
そしたら、此方にMkⅣはんがおってはると耳にして寄ってみる事にしましてん。」
「成程、で、姉妹は何処に居るの?
私暇だし手伝ってあげようか。」
「ほんまどすか? 助かります~。
寄って見て良かったわぁ~。
えーっと、ここより東の富士樹海言う所で最後に妖力感じ取りました。」
なんと、富士樹海か。
ちなみに余談だけど、この世界の富士山、元居た世界の日本の富士山より高いんだ。
標高4,401mあるっぽい、本体情報で。
「そうかぁ~、樹海だと少し距離有るよねぇ~、まぁ私に掛かれば大した距離では無いけど。
玉藻ちゃんついて来れなくなるし、あれ出すか・・・」
「どうしはりましたん?」
「ちょっと街の外に出ようか、丁度良い乗り物がある。」
距離もそんなにバカ遠くは無いし、ヘリだよな、ここは。
ストレージに入ってるしな、実は。
街の外へ出て広く成った場所を探し、ストレージから召喚する。
「あの、何どすか?これ。」
「これは空飛ぶ魔道具だよ、さ、乗った乗った。」
後部座席を勧める。
「え?あの?と、飛ぶ?ちょ、ま、えぇぇ??」
「大丈夫大丈夫、玉藻ちゃん自身此処まで飛んで来たんでしょ?一緒一緒!」
「あ、あの、そうではなくて、え???」
後部座席に押し込んでソートベルトで固定すると、わたしもさっさと前部座席に座り、エンジンスタート。
「さぁ、しゅっぱーつ!」
飛び始めて暫くすると富士山付近へ到着、さて、裾野の辺りにヘリを降ろして、そこからは徒歩になる。
ヘリを降下させて居て気が付いたのだけど、樹海の真ん中に随分巨大な樹が一本立って居た。
世界樹?って奴かな??
にしては未だ小ぶりな気もするけど・・・
まぁ、当面目指すランドマークとしては有効だろう。
「さて、ここから先が樹海になるようだけど、方向感覚が狂うらしいから気を付けて進むよ、玉藻。
私からあんまり離れない様にしてね。」
「はい、恵里衣さん、とりあえずこの奥から妖気は感じますけど、正確な位置までは、何やここの森は変な感じがしますえ。」
「だろうね、私もなんか普通じゃない感じはしてるよ。」
-------
樹海に入ってから、かれこれ2時間・・・私や玉藻ちゃんの移動速度を持ってしても、未だに、玉藻ちゃんの姉妹にも、例のでかい樹にも辿り着く様子が無い。
これは、あれだな、方向感覚が狂う云々なんて生易しいもんじゃ無いわ、間違いなく魔法的な力で捻じ曲げられてると思う。
「時空間魔法を使った結界の一種かしらね。
だけど、私以外にこんな物が使えるってどんな奴よ?」
まぁ良いわ、レジストしたら良いんでしょう?
既にハイエルフへと昇華している私のマナを放出してやれば大概の物はレジスト出来ると思うのよ、どの程度のエリアに展開した広範囲結界だかは知らないけど、私のマナ量を舐めて貰っちゃ困るわよ、スタンピードの鎮静化でかなりレベルが上がってるから、既に100万masを超えて居るんだからね。
ってか、ハイエルフに成ってからのマナ量の上昇率はそれ迄を遥かに凌駕する状態だったんだ。
逆にHPはあんまり増えて無いんだけどね。
「んじゃ、いっちょレジストして見るとしようか。」
「レジストって、何かの結界ですやろか?」
「うん、多分ね、しかも玉藻ちゃんの姉妹の子はその結界の内側にどうやったか知らないけど居るらしい。
だから私達もその中へ入る必要性が有るんだ。」
「でも、どうやってレジストするんどす?」
「こうやるのよ。」
そう言ってマナを放出してオーラ全開状態にする。
「え、恵里衣はん、ちょっとそれ・・・」
「暫くきついかも知れないけど、この状態であの気へ向かって歩けば、あ、ほら、あそこ、景色が歪んでる、あそこだわ、行くよ。」
「は、はい。」
結界を超えたのを確認出来たので、放出を止める。
「これは、あれだわ、あの樹が張って居たようね、この結界は。」
すると、あの樹がユグドラシル?
じゃあ、この先はエルフの里?
もしくは、ハイエルフの里?
樹へ向かって歩いて行くと。
「お前、何者?」
ん?なんかこの喋り方、一時よく聞いてた気がする。
「そんな所に隠れて居ないで、出て来たら?
私は逃げも隠れもしないわよ。
それに、見ての通り、何も武器になりそうな物を携帯して居ないでしょう?
ね、怖く無いわよ?」
すると、ザッと草を搔き分けるように、1人の弓を携えたエルフと思しき少年に見える者が現れた。
「お前、何者?
自力で結界を超えて来るとは。」
「初めまして、私は旅のハイエルフ。
今回、私のツレの妖狐の姉妹がこの結界内に閉じ込められているのを察知したので入らせて頂いたの。」
「は、ハイエルフ様!?」
「そうよ、私はハイエルフ。
ハイエルフのエリー・ナカムラです。」
「さ、先程は御無礼致しました、僕は、集落の戦士で、リンドレスガイアスと申します。長いのでリンドウとお呼びください。」
リンドウが立膝を突いて頭を下げる。
「良いわよ、頭を上げなさい、それより、このツレと同じ顔をした妖狐を里へ連れて行って居ないかしら、里へ案内してくれない?」
「はい、お任せ下さい、ハイエルフ様であれば全面的に信頼に値いたします。
ではこちらへ。」
リンドウの後を着いて行く事、10分、大木の幹が見えて来た。
ここが、エルフの里か・・・
10
お気に入りに追加
122
あなたにおすすめの小説
箱庭から始まる俺の地獄(ヘル) ~今日から地獄生物の飼育員ってマジっすか!?~
白那 又太
ファンタジー
とあるアパートの一室に住む安楽 喜一郎は仕事に忙殺されるあまり、癒しを求めてペットを購入した。ところがそのペットの様子がどうもおかしい。
日々成長していくペットに少し違和感を感じながらも(比較的)平和な毎日を過ごしていた喜一郎。
ところがある日その平和は地獄からの使者、魔王デボラ様によって粉々に打ち砕かれるのであった。
目指すは地獄の楽園ってなんじゃそりゃ!
大したスキルも無い! チートも無い! あるのは理不尽と不条理だけ!
箱庭から始まる俺の地獄(ヘル)どうぞお楽しみください。
【本作は小説家になろう様、カクヨム様でも同時更新中です】
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
(完)なにも死ぬことないでしょう?
青空一夏
恋愛
ジュリエットはイリスィオス・ケビン公爵に一目惚れされて子爵家から嫁いできた美しい娘。イリスィオスは初めこそ優しかったものの、二人の愛人を離れに住まわせるようになった。
悩むジュリエットは悲しみのあまり湖に身を投げて死のうとしたが死にきれず昏睡状態になる。前世を昏睡状態で思い出したジュリエットは自分が日本という国で生きていたことを思い出す。還暦手前まで生きた記憶が不意に蘇ったのだ。
若い頃はいろいろな趣味を持ち、男性からもモテた彼女の名は真理。結婚もし子供も産み、いろいろな経験もしてきた真理は知っている。
『亭主、元気で留守がいい』ということを。
だったらこの状況って超ラッキーだわ♪ イケてるおばさん真理(外見は20代前半のジュリエット)がくりひろげるはちゃめちゃコメディー。
ゆるふわ設定ご都合主義。気分転換にどうぞ。初めはシリアス?ですが、途中からコメディーになります。中世ヨーロッパ風ですが和のテイストも混じり合う異世界。
昭和の懐かしい世界が広がります。懐かしい言葉あり。解説付き。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
アラヒフおばさんのゆるゆる異世界生活
ゼウママ
ファンタジー
50歳目前、突然異世界生活が始まる事に。原因は良く聞く神様のミス。私の身にこんな事が起こるなんて…。
「ごめんなさい!もう戻る事も出来ないから、この世界で楽しく過ごして下さい。」と、言われたのでゆっくり生活をする事にした。
現役看護婦の私のゆっくりとしたどたばた異世界生活が始まった。
ゆっくり更新です。はじめての投稿です。
誤字、脱字等有りましたらご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる