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冒険の旅
番外編12.旅路にて。(ジ・アース)その4
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「本当に、こんな素晴らしい人格者の方々を罠に嵌めただなんて。私の不徳と致す所、大変申し訳ありませんでしたっ!」
又土下座してるよこの人は・・・
「あぁ~・・・あの、さぁ、モミジさんよぉ、そんなに畏まられてもさ、そんなに大したこっちゃねーんだから気にすんなって。」
なんかね、申し訳ないと思ってくれるのは有り難いんだけどさ、いちいち顔合わす度にこれじゃぁコッチが疲れるんだよね・・・
とっとと復興終らせて旅を再開したい・・・
「ちょっとキース?
又早く出発したいとか考えてたでしょう?
そんな考えたって終らないわよ、作業してよね~。」
両肩に丸太2本を担いだクリスに諭された。
スゲーよな、こいつの怪力もここに極まった感じだ。
宿の番頭をしていた男性も鬼だった、大嶽と言う名だった、どこかで聞いた気がすると思ったら、この村に入る時にマカンヌさんが話して居た鬼の名前だったので、まさかそのままの名の鬼人がまだ存在して居たと言う事に成るのかと、少々驚いている。
「しかし、あなた方は一体何者なんです?何で貴人の我々よりも重い丸太とか楽そうに運んでるんですか?
あんなの普通運べませんよ?」
だよな、クリスのあの怪力はどうやって生み出されて居るのだろう、エリーもそうだったが、出鱈目すぎるだろ。
電脳にノウハウが有るので解ってはいるのに納得出来ない自分が居るんだよな。
俺にも出来るのも判っちゃ居るんだが。
ただ俺の場合、この義手が普通の腕よりも、新型で軽量化されたとは言っても未だ多少重いのだそうで、そのバランスを取る為に常に微弱な身体強化が掛かった状態になって居ると言うので、クリスのそれと比べればあそこまでの劇的強化は出来ないとも言って居たっけ。
まぁ、十分だけどな、既にこのパワーならな。
しかし、驚くべき速さで建物が再現されて行く。
材木を切ったり、組み合わせて張りを作ったりの作業は、スパイダーがやって居るが、その作業の速さが半端じゃ無い、お陰で材木の原料の丸太を運ぶ作業に俺達がフルに動く羽目になって居る訳なんだけど、兎に角休んでいる暇が無いほど振り回されている。
でも、そろそろ休憩時間を挟んで食事を取らないといい加減腹減って来たしな、良し、この辺で休憩だろ。
「おーい、皆そろそろ昼休憩だ~、スパイダー5号機も一旦作業停止、給仕に廻ってくれ。」
2,3,4号機はそのまま作業を続けている。
ほぼ永久に動き続けられるとか言ってたよな、エリーの奴。
どんな魔道具だよ全く。
一人づつ、オートクッカーで食べたい物を選んで取り出す。
俺は最近、カレーって奴が気に入ってて、今日はカツを乗せたカツカレーに決めた。
カレーライスの上に乗ってるカツの肉は、ハンマーヘッドオックスの肉で、ビーフカツと言うらしい。
ポークカツも好きだが、今日はこっちの気分だ。
「キースったら又カレーなの?
良く連続で食べてて飽きないわよね~。」
クリスに突っ込まれたけど、気に入ってしまった物は仕方ない。
「ああ、最近気に入ってるんだよ、この辛さとかさ、何て言うかな、辛い中にも色んな野菜や肉の味が溶け込んでて深いって言うかな、最近、美味い物食ってるから舌が肥えて来たかも知れないな。」
「ああ、それは解る~、私も最近魚の美味しさが判って来たもの、今日は私はサバの味噌煮よ。」
「おお、それ、何気に旨いよな、俺も好きだぜ。」
「あらぁ~、クリスちゃんもサバ味噌なのね~、私も~。」
「お、キースはカレーか、俺は今此奴がお気に入りだ。」
カイエンは唐揚げを山盛りにして持って来ていた。
「もう、お父さんは唐揚げばっかりで野菜何も乗って無いじゃない!
ちゃんと食べて!? ハイこれ、サラダ持って来たわよ。」
娘のカレイラに怒られるとタジタジなカイエンさん、奥さんに怒られたらどんなに遜るのだろう。
「へぇ~、カレイラは今日はお寿司かぁ~。」
「はい、お魚の美味しさに目覚めました。」
「へぇ~、女性陣は皆魚じゃん、で、おっさんと俺は肉系か。」
「皆さんすみません、私たちまでこんなおいしい物を。」
又土下座してる、ソロソロやめて欲しいのだけどな・・・
又土下座してるよこの人は・・・
「あぁ~・・・あの、さぁ、モミジさんよぉ、そんなに畏まられてもさ、そんなに大したこっちゃねーんだから気にすんなって。」
なんかね、申し訳ないと思ってくれるのは有り難いんだけどさ、いちいち顔合わす度にこれじゃぁコッチが疲れるんだよね・・・
とっとと復興終らせて旅を再開したい・・・
「ちょっとキース?
又早く出発したいとか考えてたでしょう?
そんな考えたって終らないわよ、作業してよね~。」
両肩に丸太2本を担いだクリスに諭された。
スゲーよな、こいつの怪力もここに極まった感じだ。
宿の番頭をしていた男性も鬼だった、大嶽と言う名だった、どこかで聞いた気がすると思ったら、この村に入る時にマカンヌさんが話して居た鬼の名前だったので、まさかそのままの名の鬼人がまだ存在して居たと言う事に成るのかと、少々驚いている。
「しかし、あなた方は一体何者なんです?何で貴人の我々よりも重い丸太とか楽そうに運んでるんですか?
あんなの普通運べませんよ?」
だよな、クリスのあの怪力はどうやって生み出されて居るのだろう、エリーもそうだったが、出鱈目すぎるだろ。
電脳にノウハウが有るので解ってはいるのに納得出来ない自分が居るんだよな。
俺にも出来るのも判っちゃ居るんだが。
ただ俺の場合、この義手が普通の腕よりも、新型で軽量化されたとは言っても未だ多少重いのだそうで、そのバランスを取る為に常に微弱な身体強化が掛かった状態になって居ると言うので、クリスのそれと比べればあそこまでの劇的強化は出来ないとも言って居たっけ。
まぁ、十分だけどな、既にこのパワーならな。
しかし、驚くべき速さで建物が再現されて行く。
材木を切ったり、組み合わせて張りを作ったりの作業は、スパイダーがやって居るが、その作業の速さが半端じゃ無い、お陰で材木の原料の丸太を運ぶ作業に俺達がフルに動く羽目になって居る訳なんだけど、兎に角休んでいる暇が無いほど振り回されている。
でも、そろそろ休憩時間を挟んで食事を取らないといい加減腹減って来たしな、良し、この辺で休憩だろ。
「おーい、皆そろそろ昼休憩だ~、スパイダー5号機も一旦作業停止、給仕に廻ってくれ。」
2,3,4号機はそのまま作業を続けている。
ほぼ永久に動き続けられるとか言ってたよな、エリーの奴。
どんな魔道具だよ全く。
一人づつ、オートクッカーで食べたい物を選んで取り出す。
俺は最近、カレーって奴が気に入ってて、今日はカツを乗せたカツカレーに決めた。
カレーライスの上に乗ってるカツの肉は、ハンマーヘッドオックスの肉で、ビーフカツと言うらしい。
ポークカツも好きだが、今日はこっちの気分だ。
「キースったら又カレーなの?
良く連続で食べてて飽きないわよね~。」
クリスに突っ込まれたけど、気に入ってしまった物は仕方ない。
「ああ、最近気に入ってるんだよ、この辛さとかさ、何て言うかな、辛い中にも色んな野菜や肉の味が溶け込んでて深いって言うかな、最近、美味い物食ってるから舌が肥えて来たかも知れないな。」
「ああ、それは解る~、私も最近魚の美味しさが判って来たもの、今日は私はサバの味噌煮よ。」
「おお、それ、何気に旨いよな、俺も好きだぜ。」
「あらぁ~、クリスちゃんもサバ味噌なのね~、私も~。」
「お、キースはカレーか、俺は今此奴がお気に入りだ。」
カイエンは唐揚げを山盛りにして持って来ていた。
「もう、お父さんは唐揚げばっかりで野菜何も乗って無いじゃない!
ちゃんと食べて!? ハイこれ、サラダ持って来たわよ。」
娘のカレイラに怒られるとタジタジなカイエンさん、奥さんに怒られたらどんなに遜るのだろう。
「へぇ~、カレイラは今日はお寿司かぁ~。」
「はい、お魚の美味しさに目覚めました。」
「へぇ~、女性陣は皆魚じゃん、で、おっさんと俺は肉系か。」
「皆さんすみません、私たちまでこんなおいしい物を。」
又土下座してる、ソロソロやめて欲しいのだけどな・・・
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