47 / 274
冒険、捜索、情報収集
ミッション:阿保貴族を阻止せよ!1
しおりを挟む
「うん、あんたはこの騎士団の団長さん?
出立と良い恐らくそうかなと思ったけど?」
私が口を開くと、
「ああ、俺はこの騎士団の団長で、オスカル・ジャルジェ、これでも一応、永代でこそ無いが騎士爵なので貴族ではある。
まぁ平民出なので余り貴族と言われるのもアレなので気にしないで良い。
君、お願いだ、あの阿保を止められるのは多分君だけなのだろ?」
あれ?どっかで聞いたような名前だけど人違いだよね?
ってか、太古の漫画のキャラクターそのものだよね、名前・・・
まさかこの人自身も、”ベルサ〇ユのばら”のままで本当は女性とかではないよね?
「それは指名依頼と取っても良いのかな?
一応ここは冒険者のギルドだからね、それとも私に対しての命令?
それと、さっきからずっと私の名前周りから飛び出してるんだから君では無く名前を呼んで頂けると助かる、これだけ人が多いと私を呼ばれて居るのかそうで無いのかの判断が難しいからね。」
「いや、君・・・や、すまん、エリー君と一戦交えても手も足も出ない事は既に理解済みだ、命令などじゃ無く、依頼する。」
「判った了解、じゃあ今、縄を解くよ。」
縄を解くと言うと、ギルマスはお気に召さなかったようで。
「ちょっと待て!
縄を解いてまた暴れられては困る!」
「なに?心配? ギルマスの癖して肝っ玉小さいんじゃない?
大丈夫だって、聞いての通りあのクソ男爵に命令されて居ただけで逆にあの阿保を止めて欲しいと言う依頼までして来たし、暴れる筈が無い。
それとも、ギルドでは依頼者をふん縛って置く習わしでもあるとか?」
「ああ、言われればその通りだ、すまん、少し気が起っていた、解いてやれ。」
縄を解くと。
「ああ、有り難い、君達の事を害する気は無いのだ、済まなかった。」
「それでは、エリーさんへの指名依頼の手続きを此方でお受けいたします。」
すげぇ機械的な事務作業だな、この混乱下に置いてその妙な冷静さはどこから来るんだ?
いつ寝てるかも謎だし、私の中では君のあだ名はAIアンドロイドって勝手な認識で固定しちゃうぞ、サリーちゃん。
-----------------------
「はい、これで手続が全て完了となります、では、前金で小金貨5枚頂きます、この後成功報酬で後日小金貨8枚の請求が届きますのできっちりお支払いお願いしますね。
さて、お待たせしましたエリーさん、支度金の小金貨2枚です、成功報酬は後日、小金貨4枚で合計小金貨6枚となります。」
うん、なんか冒険者ギルドの暴利を見た気がする。
まぁ良いけどね。
「さぁ、それじゃ行って来るね、パーティーの始まりだよっ!」
キースが出鼻を挫くように一言つぶやいた。
「酷い事に成る予感しかしねぇな・・・」
あのねぇ、さすがの私でもそんな惨い事にはしないってば。
出立と良い恐らくそうかなと思ったけど?」
私が口を開くと、
「ああ、俺はこの騎士団の団長で、オスカル・ジャルジェ、これでも一応、永代でこそ無いが騎士爵なので貴族ではある。
まぁ平民出なので余り貴族と言われるのもアレなので気にしないで良い。
君、お願いだ、あの阿保を止められるのは多分君だけなのだろ?」
あれ?どっかで聞いたような名前だけど人違いだよね?
ってか、太古の漫画のキャラクターそのものだよね、名前・・・
まさかこの人自身も、”ベルサ〇ユのばら”のままで本当は女性とかではないよね?
「それは指名依頼と取っても良いのかな?
一応ここは冒険者のギルドだからね、それとも私に対しての命令?
それと、さっきからずっと私の名前周りから飛び出してるんだから君では無く名前を呼んで頂けると助かる、これだけ人が多いと私を呼ばれて居るのかそうで無いのかの判断が難しいからね。」
「いや、君・・・や、すまん、エリー君と一戦交えても手も足も出ない事は既に理解済みだ、命令などじゃ無く、依頼する。」
「判った了解、じゃあ今、縄を解くよ。」
縄を解くと言うと、ギルマスはお気に召さなかったようで。
「ちょっと待て!
縄を解いてまた暴れられては困る!」
「なに?心配? ギルマスの癖して肝っ玉小さいんじゃない?
大丈夫だって、聞いての通りあのクソ男爵に命令されて居ただけで逆にあの阿保を止めて欲しいと言う依頼までして来たし、暴れる筈が無い。
それとも、ギルドでは依頼者をふん縛って置く習わしでもあるとか?」
「ああ、言われればその通りだ、すまん、少し気が起っていた、解いてやれ。」
縄を解くと。
「ああ、有り難い、君達の事を害する気は無いのだ、済まなかった。」
「それでは、エリーさんへの指名依頼の手続きを此方でお受けいたします。」
すげぇ機械的な事務作業だな、この混乱下に置いてその妙な冷静さはどこから来るんだ?
いつ寝てるかも謎だし、私の中では君のあだ名はAIアンドロイドって勝手な認識で固定しちゃうぞ、サリーちゃん。
-----------------------
「はい、これで手続が全て完了となります、では、前金で小金貨5枚頂きます、この後成功報酬で後日小金貨8枚の請求が届きますのできっちりお支払いお願いしますね。
さて、お待たせしましたエリーさん、支度金の小金貨2枚です、成功報酬は後日、小金貨4枚で合計小金貨6枚となります。」
うん、なんか冒険者ギルドの暴利を見た気がする。
まぁ良いけどね。
「さぁ、それじゃ行って来るね、パーティーの始まりだよっ!」
キースが出鼻を挫くように一言つぶやいた。
「酷い事に成る予感しかしねぇな・・・」
あのねぇ、さすがの私でもそんな惨い事にはしないってば。
20
お気に入りに追加
124
あなたにおすすめの小説

加工を極めし転生者、チート化した幼女たちとの自由気ままな冒険ライフ
犬社護
ファンタジー
交通事故で不慮の死を遂げてしまった僕-リョウトは、死後の世界で女神と出会い、異世界へ転生されることになった。事前に転生先の世界観について詳しく教えられ、その場でスキルやギフトを練習しても構わないと言われたので、僕は自分に与えられるギフトだけを極めるまで練習を重ねた。女神の目的は不明だけど、僕は全てを納得した上で、フランベル王国王都ベルンシュナイルに住む貴族の名門ヒライデン伯爵家の次男として転生すると、とある理由で魔法を一つも習得できないせいで、15年間軟禁生活を強いられ、15歳の誕生日に両親から追放処分を受けてしまう。ようやく自由を手に入れたけど、初日から幽霊に憑かれた幼女ルティナ、2日目には幽霊になってしまった幼女リノアと出会い、2人を仲間にしたことで、僕は様々な選択を迫られることになる。そしてその結果、子供たちが意図せず、どんどんチート化してしまう。
僕の夢は、自由気ままに世界中を冒険すること…なんだけど、いつの間にかチートな子供たちが主体となって、冒険が進んでいく。
僕の夢……どこいった?

世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる