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冒険、捜索、情報収集
全身義体4
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‐一夜明けて‐
私は冒険者ギルドのロビーで非常に居心地の悪い思いをしていた。
「ねぇねぇ、私達のパーティーに入らない?」
「いや、俺の所に来い、歓迎するぞ。」
「やっぱ入るならうちのパーティーっしょ。」
「流石、ハイエルフ様。」
「お願いっ!うちのパーティーに入って下さいっ!」
なんか途中に変なの混じってた気がするけど私は何処にも入りません!
熊討伐で私は強いって噂になっちゃってこのありさまだった。
今頃カイエンさんは家族水入らずで楽しんでるんだろうな。
って言ってもこの世界でどんな娯楽が有るのかなんか知らないけどね。
きっとお買い物とかそんなのじゃ無いのかな?
「あーもうお前らうっさい!
私に一撃入れられたら入ってやるからパーティー毎で掛かって来いよ、メンドクセエな、ったく!」
もうヤケクソだ、全員潰す!
とは言ってもまさかミニ・ガンで薙ぎ払う訳にも行かないので、私のスキルの”武器マスター”を信じて木槍で対戦する事にした。
魔法は存在して居ない訳だし、これで何とか成るんじゃないかな?
結果・・・
何とが撃退には成功したものの、もう動けません・・・
うんシマッタね、運動不足がたたっている。
疲れたのでギルド食堂で唯一のスイーツのハニーカステラみたいな焼き菓子と、この界隈で唯一見るケツメイシ茶のセットを注文して食べています。
ケツメイシ茶は苦みが強く美味しく無いし、ハニーカステラっぽい焼き菓子はパサパサだし、イマイチだ。
今度スイーツは自分で作ってストレージに大量に仕舞っておこう。
大好きなプリンやイチゴのショートケーキとかガトーフロマージュとか、モンブラン辺りが良いかな。
この間の熊討伐の時に自生してるお茶を見つけたので緑茶や紅茶、作れそうだしそっちも株ごと持って来てどっかで育てようかな。
等と思いを巡らせて居ると、カイエンさんが家族総出でやって来た。
「すまん、待たせたか?
睡眠はしっかり取ったし、俺の家族も俺の手術を見届けるってついて来たので今からお願いしたいのだが。」
「待ちくたびれたよ、でも今から始めるのは問題ない。
ただ、奥さんはまだしも子供達に見せるのは少し問題無いの?
多分かなりスプラッターだぞ?」
「大丈夫、問題ない。
この子達は俺の血を引いた子達だし、角ウサギを解体する所なんかも見慣れている。」
「まぁ、そう言うならば良いが、獣や魔獣の解体と人の解剖じゃ意識的に違いが、まして自分の父親が解剖されるっていい気はしないと思うのだが・・・」
「大丈夫だ、この子らにはよく説明した、それを聞いてそのうえで納得して立ち会うと言ってるんだ。」
「知らないよー、失神したりするやも知れないよ。」
「それも自己責任と言う事で頼む。」
「はぁ、判ったよ、じゃあ、始めようか。」
こうして、手術がようやく始まる。
私は冒険者ギルドのロビーで非常に居心地の悪い思いをしていた。
「ねぇねぇ、私達のパーティーに入らない?」
「いや、俺の所に来い、歓迎するぞ。」
「やっぱ入るならうちのパーティーっしょ。」
「流石、ハイエルフ様。」
「お願いっ!うちのパーティーに入って下さいっ!」
なんか途中に変なの混じってた気がするけど私は何処にも入りません!
熊討伐で私は強いって噂になっちゃってこのありさまだった。
今頃カイエンさんは家族水入らずで楽しんでるんだろうな。
って言ってもこの世界でどんな娯楽が有るのかなんか知らないけどね。
きっとお買い物とかそんなのじゃ無いのかな?
「あーもうお前らうっさい!
私に一撃入れられたら入ってやるからパーティー毎で掛かって来いよ、メンドクセエな、ったく!」
もうヤケクソだ、全員潰す!
とは言ってもまさかミニ・ガンで薙ぎ払う訳にも行かないので、私のスキルの”武器マスター”を信じて木槍で対戦する事にした。
魔法は存在して居ない訳だし、これで何とか成るんじゃないかな?
結果・・・
何とが撃退には成功したものの、もう動けません・・・
うんシマッタね、運動不足がたたっている。
疲れたのでギルド食堂で唯一のスイーツのハニーカステラみたいな焼き菓子と、この界隈で唯一見るケツメイシ茶のセットを注文して食べています。
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今度スイーツは自分で作ってストレージに大量に仕舞っておこう。
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この間の熊討伐の時に自生してるお茶を見つけたので緑茶や紅茶、作れそうだしそっちも株ごと持って来てどっかで育てようかな。
等と思いを巡らせて居ると、カイエンさんが家族総出でやって来た。
「すまん、待たせたか?
睡眠はしっかり取ったし、俺の家族も俺の手術を見届けるってついて来たので今からお願いしたいのだが。」
「待ちくたびれたよ、でも今から始めるのは問題ない。
ただ、奥さんはまだしも子供達に見せるのは少し問題無いの?
多分かなりスプラッターだぞ?」
「大丈夫、問題ない。
この子達は俺の血を引いた子達だし、角ウサギを解体する所なんかも見慣れている。」
「まぁ、そう言うならば良いが、獣や魔獣の解体と人の解剖じゃ意識的に違いが、まして自分の父親が解剖されるっていい気はしないと思うのだが・・・」
「大丈夫だ、この子らにはよく説明した、それを聞いてそのうえで納得して立ち会うと言ってるんだ。」
「知らないよー、失神したりするやも知れないよ。」
「それも自己責任と言う事で頼む。」
「はぁ、判ったよ、じゃあ、始めようか。」
こうして、手術がようやく始まる。
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