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冒険、捜索、情報収集
聖女の教会訪問3
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そうこうしてるうちに、商業ギルドにポーションを鑑定して貰いに行ってたシスターが帰って来た。
「たたたたたいへんですぅ~~~! ほほほほほほ本物の神の祝福を受けた神薬に違いありません!」
神の祝福の神薬だぁ?そんな大それたもんじゃぁ・・・
あ、でも神父がこれから作るのだとしたらその位の強い気持ちで作って貰わないとダメなのか。
マナを注いで貰わなきゃいけないんだしね。
「信用して頂けたようですね、では、そろそろ神父様にも私の祝福(笑)が馴染んで来てるはずなので、作り方をお教えしましょう。」
そう言って裏にあるこの教会の子供達の食糧確保に使われて居る畑に、根を傷つけないように抜いて来たナズナを一本植えて見せると。
「こ、これは雑草ではないか・・・」
神父が怪訝そうな顔でボソッとつぶやく。
「そうです、これはナズナと言う何処にでも生えている雑草、ですが、祝福を与えると・・・。」
と言って少しだけ魔素を集めてやると、この世界でこれまで薬草と呼ばれて居る物に変化する。
「こ、これは・・・。」
「そうです、これは薬草と呼ばれていますよね、さらに・・・」
もう一度魔素を集めてやると、ナズナは根をしっかりと畑に根付かせ、又変化を始める、根治草と呼ばれるものに。
「な!これは!」
「ええ、根治草と呼ばれて居る物です、痛み止めになる薬草ですね、ですがさらに・・・」
もう一度魔素を集める前に、しっかりと水やりをしてやる。
「いきますよ。」
魔素が高濃度に集まって、元ナズナであったそれに吸収されて行く、そして、ついにその変化は起こった。
淡く青白く輝き始めた。
「こ、これはどう言う・・・」
「鑑定をすると、これは祝福の薬草となります。
これがポーションの材料です、これを抜いて根ごと刻み、十分な水に投入し、煮出せば完成です。
水分量が少なすぎると飲み難くはなると思いますが、効果の高い物になります、ですが煮出さないとポーションにはならないので、しっかりと煮出して下さい。
目を離して焦がしてはいけませんよ。
この後の作業は、神父様、実際にやってみて下さい。」
「わ、わかりました。」
そして、手順通りに煮出した液体は、ポーションとなった、水分量が少し多かったようで品質は少し劣るようだったけどまぁ始めはこんな感じで良いんじゃ無いかな?
私の場合はこの工程ゴッソリ省いていきなりポーションになるわ瓶も錬成されて勝手に瓶詰めまでされて出て来るので多分こうだろうなって言う勘で作り方教えたんだけどさぁ、当たってたね。
ん?人に教える作り方をやっても見ずに勘で教えるなって?
もう煩いなぁ、出来たんだから良いじゃん。
そして瓶には、私の出したポーションの瓶底についてた紋章みたいのを彫り込んで置く、あれは劣化防止の魔法陣になってる、そう鑑定出来るので疑いようも無い。
ので、それは同じ物を取り入れるべきだ。
ちなみにこの世界には私の知っている素材は全てある上に、金属等もそれ以上の性能を発揮出来る物も多くあり、タングステンよりも固い金属なんてのも存在して居る為に、ガラスの瓶にこの程度の文様を彫るにもあまり力を要しないでも彫れる工具なんてのが存在して居たのでそんな道具を自作して置いたのである。
あれ?まて?
劣化防止の魔法陣になってるって言う鑑定が出来るって事はだ、既に瓶自体が魔道具になるって事かな?
私もしかして無意識的に魔道具作ってるんかな・・・
まぁ良し!
って事で、瓶底に魔法陣を彫るところも教えて、瓶に詰めて完成。
「あの、この文様はどうして彫るのでしょう?」
「ええ、これはこの瓶に劣化防止の加護を付与する為の紋章です。」
「これをしないとどうなりますか?」
「おそらく3日程度で劣化して只の水になってしまうと思いますよ?試されますか?」
「いえ、ではその文様を覚えておきます、此方の羊皮紙に記していただけると助かります。」
「判りました、では。」
魔法陣の文様をサラッと書いて羊皮紙を差し出すと、神父は大事そうに抱えて、子供達にナズナを集めて来るようにと命じ、根を大事に抜いて来なさいとも指示していた。
シスター達は大急ぎで瓶を買いに職人の元へと走って行ったようだ。
「聖女様、本当にありがとうございます。」
「私に礼は要りません、これからはもっと神を信仰して下さい、私に課せられた使命は信仰心を育む事ですから。」
「はい、聖職者たる私めが率先して信仰せずにはなりませんね、これからはもっと精進致す所存です。」
上手く行ったみたいだねぇ。
「今回、急ごしらえの必要性から、バルデウス様の神力をお借りして強引に育ててしまいましたが、畑でじっくり育てて頂いた方が品質も安定しますし、水分も不足する事は無い筈なのでそのようにして下さい。
ちなみに畑で育てる時ですが、幾日か賭けて少しづつ、じっくり育てて下さいね。」
この注意事項を言わないと、神父がマナ切れ起こしてダウンしちゃうと大変だ。
「それでは、私は次の教会のある地へ行かねばなりません、これで失礼いたします。」
と言って踵を返すと。
「あ、聖女様、お送りします。
義父うさん、ちょっと聖女様を送りに行ってきます。」
キース君とクリスちゃん、そしてザインちゃんが私に続くようにして教会を後にしたのだった。
あぁ~・・・むっちゃ疲れたぁ~。
「たたたたたいへんですぅ~~~! ほほほほほほ本物の神の祝福を受けた神薬に違いありません!」
神の祝福の神薬だぁ?そんな大それたもんじゃぁ・・・
あ、でも神父がこれから作るのだとしたらその位の強い気持ちで作って貰わないとダメなのか。
マナを注いで貰わなきゃいけないんだしね。
「信用して頂けたようですね、では、そろそろ神父様にも私の祝福(笑)が馴染んで来てるはずなので、作り方をお教えしましょう。」
そう言って裏にあるこの教会の子供達の食糧確保に使われて居る畑に、根を傷つけないように抜いて来たナズナを一本植えて見せると。
「こ、これは雑草ではないか・・・」
神父が怪訝そうな顔でボソッとつぶやく。
「そうです、これはナズナと言う何処にでも生えている雑草、ですが、祝福を与えると・・・。」
と言って少しだけ魔素を集めてやると、この世界でこれまで薬草と呼ばれて居る物に変化する。
「こ、これは・・・。」
「そうです、これは薬草と呼ばれていますよね、さらに・・・」
もう一度魔素を集めてやると、ナズナは根をしっかりと畑に根付かせ、又変化を始める、根治草と呼ばれるものに。
「な!これは!」
「ええ、根治草と呼ばれて居る物です、痛み止めになる薬草ですね、ですがさらに・・・」
もう一度魔素を集める前に、しっかりと水やりをしてやる。
「いきますよ。」
魔素が高濃度に集まって、元ナズナであったそれに吸収されて行く、そして、ついにその変化は起こった。
淡く青白く輝き始めた。
「こ、これはどう言う・・・」
「鑑定をすると、これは祝福の薬草となります。
これがポーションの材料です、これを抜いて根ごと刻み、十分な水に投入し、煮出せば完成です。
水分量が少なすぎると飲み難くはなると思いますが、効果の高い物になります、ですが煮出さないとポーションにはならないので、しっかりと煮出して下さい。
目を離して焦がしてはいけませんよ。
この後の作業は、神父様、実際にやってみて下さい。」
「わ、わかりました。」
そして、手順通りに煮出した液体は、ポーションとなった、水分量が少し多かったようで品質は少し劣るようだったけどまぁ始めはこんな感じで良いんじゃ無いかな?
私の場合はこの工程ゴッソリ省いていきなりポーションになるわ瓶も錬成されて勝手に瓶詰めまでされて出て来るので多分こうだろうなって言う勘で作り方教えたんだけどさぁ、当たってたね。
ん?人に教える作り方をやっても見ずに勘で教えるなって?
もう煩いなぁ、出来たんだから良いじゃん。
そして瓶には、私の出したポーションの瓶底についてた紋章みたいのを彫り込んで置く、あれは劣化防止の魔法陣になってる、そう鑑定出来るので疑いようも無い。
ので、それは同じ物を取り入れるべきだ。
ちなみにこの世界には私の知っている素材は全てある上に、金属等もそれ以上の性能を発揮出来る物も多くあり、タングステンよりも固い金属なんてのも存在して居る為に、ガラスの瓶にこの程度の文様を彫るにもあまり力を要しないでも彫れる工具なんてのが存在して居たのでそんな道具を自作して置いたのである。
あれ?まて?
劣化防止の魔法陣になってるって言う鑑定が出来るって事はだ、既に瓶自体が魔道具になるって事かな?
私もしかして無意識的に魔道具作ってるんかな・・・
まぁ良し!
って事で、瓶底に魔法陣を彫るところも教えて、瓶に詰めて完成。
「あの、この文様はどうして彫るのでしょう?」
「ええ、これはこの瓶に劣化防止の加護を付与する為の紋章です。」
「これをしないとどうなりますか?」
「おそらく3日程度で劣化して只の水になってしまうと思いますよ?試されますか?」
「いえ、ではその文様を覚えておきます、此方の羊皮紙に記していただけると助かります。」
「判りました、では。」
魔法陣の文様をサラッと書いて羊皮紙を差し出すと、神父は大事そうに抱えて、子供達にナズナを集めて来るようにと命じ、根を大事に抜いて来なさいとも指示していた。
シスター達は大急ぎで瓶を買いに職人の元へと走って行ったようだ。
「聖女様、本当にありがとうございます。」
「私に礼は要りません、これからはもっと神を信仰して下さい、私に課せられた使命は信仰心を育む事ですから。」
「はい、聖職者たる私めが率先して信仰せずにはなりませんね、これからはもっと精進致す所存です。」
上手く行ったみたいだねぇ。
「今回、急ごしらえの必要性から、バルデウス様の神力をお借りして強引に育ててしまいましたが、畑でじっくり育てて頂いた方が品質も安定しますし、水分も不足する事は無い筈なのでそのようにして下さい。
ちなみに畑で育てる時ですが、幾日か賭けて少しづつ、じっくり育てて下さいね。」
この注意事項を言わないと、神父がマナ切れ起こしてダウンしちゃうと大変だ。
「それでは、私は次の教会のある地へ行かねばなりません、これで失礼いたします。」
と言って踵を返すと。
「あ、聖女様、お送りします。
義父うさん、ちょっと聖女様を送りに行ってきます。」
キース君とクリスちゃん、そしてザインちゃんが私に続くようにして教会を後にしたのだった。
あぁ~・・・むっちゃ疲れたぁ~。
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