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エルフの国と闘技大会編
表彰式と打ち上げ
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世界が変わっても変わらないことはある。それは前世の記憶がある僕にとって喜ばしいことでもあり、嘆かわしいことでもある。
闘技大会の表彰式が行われているまさに今
、こんなくだらないことを心の中で考えているくらいには暇だったりする。僕が何を言いたいのかというとすごく単純なことだ。
偉い人の話は長い
世界を超えたあるあるにちょっとした感動を覚える。壇上で話している彼は、役職は忘れてしまったけど獣人の国で有名な人物のようだ。
最初こそ静かに耳を傾けていた観客の皆さんも、終わりの見えないスピーチに飽き飽きしたのか近くにいる人達と話し込んでいる。そのせいで会場がガヤガヤとまとまりのないざわめきに包まれていた。
偉い人が話しているのに騒がしくしてもいいのだろうかと思っていると「ブーイングが起きないなんて今回の観客は大人しいな」と周囲にいる出場者が話していた。偉い人への接し方というのは国によってずいぶん違うらしい。
それでもあの人物は皆から慕われているのだろう。話が終わると惜しみのない盛大な拍手が送られていた。
表彰式はその後何事もなく進んだ。戦士と魔法使い部門の優勝者として賞金と表彰楯を受け取った時は少し緊張したが、なんとか無事に終えることができた。
表彰楯も前世と変わらないなと密かに感激していると、ギルド職員に声をかけられた。初めて登録した時にお世話になった犬獣人の職員さんだ。
彼の話によると明日の昼に冒険者ギルドヨージダム支部長立会の下、銅級昇格の手続きをするから来るようにとのことだ。特に何も言わず了承の返事をすると、職員さんはほっもしたような顔で去って行った。
帰りの混雑を避けるため、兄さんと控え室でのんびりと今後の予定を話す。
「明日の昼にギルドかぁ。せめて一日休みがほしかった……」
「全くだ」
「明日昇格の手続きが終わったら、一週間くらいゆっくりしたいね。久しぶりにお菓子でも作ってみようかな」
「それはいいな。楽しみだ。個人的にチョコの菓子が気になる」
「はいはい」
兄さんの目がキラキラと輝いている。リクエストまでしてくるのが微笑ましい。兄さんを味見係に任命したらどんな顔をするのだろう。
そんなことを考えているとノックの音が聞こえ、入室を許可するとライオネルくんが入ってきた。なぜか表情が強ばっていて威圧感がすごい。
「お疲れ様。どうしたの?」
「今ちょっといいか?」
「うん。まだ打ち上げまで時間あるし」
あまり気乗りしないけどこの後冒険者ギルドの酒場で打ち上げがあるのだ。断ろうとしたが優勝者は強制参加だと言われ渋々承諾した。
「打ち上げか。羨ましい。学生は参加できないと言われてな……だから、今のうちに、その……伝えておきたくて」
「ん?」
珍しいこともあるものだ。こんなに歯切れが悪いライオネルくんは初めて見た。
急かすことなく言葉を待っていると、ライオネルくんが勢いよく頭を下げた。
「すまなかった!ヒョロヒョロとか弱いとか言ってしまって!」
「えっ!あぁ……とりあえず頭上げて」
頭を上げたライオネルくんは申し訳なさそうに眉を寄せている。
そういえば初めて会った日にそんなことを言われたような……。
たしかにあの時は少しだけイラッとしたけどもう気にしてないし、まさか謝ってもらえるとは思ってなかった。
「気にしてないからもういいよ。謝ってくれてありがとう」
僕が笑いながら答えると、ライオネルくんは緊張がとけた様子で肩の力を抜いた。
「よかった!」
「でも急にどうして?」
「オレ、獣人族以外の種族は弱々しいやつらだって今まで見下してた。でも人族なのにオレ以上に強い大剣使いはいるし、魔法使いに吹っ飛ばされるしで考えが変わった。そしたら過去の言動が急に恥ずかしくなってきて……」
「僕のあれは魔法だけどね」
「それは関係ない!見事な盾術だった。身体が大きくなってから吹っ飛ばされたのはルークが初めてだ!アランも、あんな何もできずに終わったのは初めての経験だった」
「ああ、お前も強かった。あんなに戦い辛いと思ったのは久々だ。いい経験になった」
兄さんがそう言うとライオネルくんは嬉しそうな笑みを見せた。
「次は絶対負けない!落ち着いたら手合わせしてくれ!」
「それはまあ、考えておく」
ライオネルくんが満足げな表情を浮かべて手合わせを申し込んだ。兄さんは濁していたけどあの様子だと最終的に押し切られそうだ。
闘技場から移動しライオネルくんと冒険者ギルドの前で別れ入り口の扉を開くと、そこはすでに地獄絵図と化していた。
「なんで開始時間より前なのに人が倒れてるの?しかも上半身裸で」
「向こうでは殴り合いしてるな……絶対近寄るなよ」
「やっと主役がきたぞ!!」
そこからはもう本当に大変だった。とにかく飲ませようとする冒険者、兄さんにしつこく手合わせや素手の殴り合いを申し込む冒険者、自分の一撃を盾で受けてくれと僕に懇願する冒険者、魔法に関する理論を一方的に捲し立てる冒険者などなど……まあ、楽しいんだけど限度というものがある。
「ルーク!お前すごいな!野球拳も山手線ゲームも初めて聞いたけど面白いな」
「うん……盛り上がってくれてなによりだよ」
しつこい絡みにうんざりして軽い気持ちで教えたら、冒険者達のあまりの盛り上がりように恥ずかしくなってきた。
もしこのゲームが後世まで受け継がれたら、前世の記憶持ちはどう思うのだろうか。もっとマシなもの広めておけよと思われそうで怖い。
もっと飲めという誘いを適当にやり過ごしていると、宴会はだいぶ混沌としてきた。ゲームで盛り上がっているグループやひたすら飲みまくっているグループ、しっとりと話し込んでいるグループなど様々だ。
その時ふと近くのテーブルにいる兄さんと目が合って、弾かれたように立ち上がってしまった。
「ルークどうした?」
「ちょっとお手洗いに」
「もう限界か?今日の主役のひとりなんだから早く戻ってこいよ」
「わかった」
皆の目を盗んで冒険者ギルドを出る。酔っ払いの集団から抜け出すのは容易かった。程なくして兄さんも外に出てきた。
「帰るぞ」
「うん」
兄さんが僕の手を取って歩き出す。いつもは僕のペースに合わせて歩いてくれるのに、今は僕を引っ張ってどんどん進んでいく。
でも兄さんを止める気は起きなかった。たぶん僕達は同じ気持ちだろう。
早く、早く、早く
駆け抜けるように帰り道を急ぐ。春になったばかりの夜は風が冷たくて、それが火照った頬にちょうどよかった。
こんな気持ちになったのも何か理由があるのだろう。例えば久しぶりの真剣勝負に血が滾ったとか、戦闘中の兄さんが妙にかっこよく見えたからとか、盾の経験がない魔法使いを全面的に信頼してくれたことへの感謝だとか。
どれも違う気がするし、その全てな気もする。でもそんなこと、この熱の前では考えるだけ無駄なのかもしれない。
ふたりとも一言も話さない。だけど手に伝わる温度がしっかりと想いを語っていた。
玄関の扉を閉めた瞬間、兄さんが僕の両肩を掴んだ。その力強さにドキリとする。
「ルカ」
「待って!」
焦れば焦るほど上手くいかないのはわかっているのに、冷静になれなかった。普段より時間がかかることに苛立たしさを感じる。やっとのことで自分達にかけた魔法を解除できた。
「この目がいい。これじゃないといやだ」
「ああ、俺もだ」
大好きな緑色から目が離せない。その瞳はいつも以上に情欲で潤んでいた。
兄さんの唇が近づきそれを迎え入れる。いつものような性感を煽るようなものではない。舌を重ね吸い唾液を絡ませ交換するだけのそんな行為に、これまでにないほど興奮した。
呼吸すら奪われたのかと錯覚するくらいの長い口づけのあと、僕は荒い息を整えながら兄さんの瞳を見つめる。
「兄さんの全部が欲しい」
「くれてやるから俺にも寄越せ」
兄さんが乱暴な手つきで僕の服を脱がしていく。服が床に落ちる音は、絡み合う唾液の音にかき消されて僕の耳に届くことはなかった。
闘技大会の表彰式が行われているまさに今
、こんなくだらないことを心の中で考えているくらいには暇だったりする。僕が何を言いたいのかというとすごく単純なことだ。
偉い人の話は長い
世界を超えたあるあるにちょっとした感動を覚える。壇上で話している彼は、役職は忘れてしまったけど獣人の国で有名な人物のようだ。
最初こそ静かに耳を傾けていた観客の皆さんも、終わりの見えないスピーチに飽き飽きしたのか近くにいる人達と話し込んでいる。そのせいで会場がガヤガヤとまとまりのないざわめきに包まれていた。
偉い人が話しているのに騒がしくしてもいいのだろうかと思っていると「ブーイングが起きないなんて今回の観客は大人しいな」と周囲にいる出場者が話していた。偉い人への接し方というのは国によってずいぶん違うらしい。
それでもあの人物は皆から慕われているのだろう。話が終わると惜しみのない盛大な拍手が送られていた。
表彰式はその後何事もなく進んだ。戦士と魔法使い部門の優勝者として賞金と表彰楯を受け取った時は少し緊張したが、なんとか無事に終えることができた。
表彰楯も前世と変わらないなと密かに感激していると、ギルド職員に声をかけられた。初めて登録した時にお世話になった犬獣人の職員さんだ。
彼の話によると明日の昼に冒険者ギルドヨージダム支部長立会の下、銅級昇格の手続きをするから来るようにとのことだ。特に何も言わず了承の返事をすると、職員さんはほっもしたような顔で去って行った。
帰りの混雑を避けるため、兄さんと控え室でのんびりと今後の予定を話す。
「明日の昼にギルドかぁ。せめて一日休みがほしかった……」
「全くだ」
「明日昇格の手続きが終わったら、一週間くらいゆっくりしたいね。久しぶりにお菓子でも作ってみようかな」
「それはいいな。楽しみだ。個人的にチョコの菓子が気になる」
「はいはい」
兄さんの目がキラキラと輝いている。リクエストまでしてくるのが微笑ましい。兄さんを味見係に任命したらどんな顔をするのだろう。
そんなことを考えているとノックの音が聞こえ、入室を許可するとライオネルくんが入ってきた。なぜか表情が強ばっていて威圧感がすごい。
「お疲れ様。どうしたの?」
「今ちょっといいか?」
「うん。まだ打ち上げまで時間あるし」
あまり気乗りしないけどこの後冒険者ギルドの酒場で打ち上げがあるのだ。断ろうとしたが優勝者は強制参加だと言われ渋々承諾した。
「打ち上げか。羨ましい。学生は参加できないと言われてな……だから、今のうちに、その……伝えておきたくて」
「ん?」
珍しいこともあるものだ。こんなに歯切れが悪いライオネルくんは初めて見た。
急かすことなく言葉を待っていると、ライオネルくんが勢いよく頭を下げた。
「すまなかった!ヒョロヒョロとか弱いとか言ってしまって!」
「えっ!あぁ……とりあえず頭上げて」
頭を上げたライオネルくんは申し訳なさそうに眉を寄せている。
そういえば初めて会った日にそんなことを言われたような……。
たしかにあの時は少しだけイラッとしたけどもう気にしてないし、まさか謝ってもらえるとは思ってなかった。
「気にしてないからもういいよ。謝ってくれてありがとう」
僕が笑いながら答えると、ライオネルくんは緊張がとけた様子で肩の力を抜いた。
「よかった!」
「でも急にどうして?」
「オレ、獣人族以外の種族は弱々しいやつらだって今まで見下してた。でも人族なのにオレ以上に強い大剣使いはいるし、魔法使いに吹っ飛ばされるしで考えが変わった。そしたら過去の言動が急に恥ずかしくなってきて……」
「僕のあれは魔法だけどね」
「それは関係ない!見事な盾術だった。身体が大きくなってから吹っ飛ばされたのはルークが初めてだ!アランも、あんな何もできずに終わったのは初めての経験だった」
「ああ、お前も強かった。あんなに戦い辛いと思ったのは久々だ。いい経験になった」
兄さんがそう言うとライオネルくんは嬉しそうな笑みを見せた。
「次は絶対負けない!落ち着いたら手合わせしてくれ!」
「それはまあ、考えておく」
ライオネルくんが満足げな表情を浮かべて手合わせを申し込んだ。兄さんは濁していたけどあの様子だと最終的に押し切られそうだ。
闘技場から移動しライオネルくんと冒険者ギルドの前で別れ入り口の扉を開くと、そこはすでに地獄絵図と化していた。
「なんで開始時間より前なのに人が倒れてるの?しかも上半身裸で」
「向こうでは殴り合いしてるな……絶対近寄るなよ」
「やっと主役がきたぞ!!」
そこからはもう本当に大変だった。とにかく飲ませようとする冒険者、兄さんにしつこく手合わせや素手の殴り合いを申し込む冒険者、自分の一撃を盾で受けてくれと僕に懇願する冒険者、魔法に関する理論を一方的に捲し立てる冒険者などなど……まあ、楽しいんだけど限度というものがある。
「ルーク!お前すごいな!野球拳も山手線ゲームも初めて聞いたけど面白いな」
「うん……盛り上がってくれてなによりだよ」
しつこい絡みにうんざりして軽い気持ちで教えたら、冒険者達のあまりの盛り上がりように恥ずかしくなってきた。
もしこのゲームが後世まで受け継がれたら、前世の記憶持ちはどう思うのだろうか。もっとマシなもの広めておけよと思われそうで怖い。
もっと飲めという誘いを適当にやり過ごしていると、宴会はだいぶ混沌としてきた。ゲームで盛り上がっているグループやひたすら飲みまくっているグループ、しっとりと話し込んでいるグループなど様々だ。
その時ふと近くのテーブルにいる兄さんと目が合って、弾かれたように立ち上がってしまった。
「ルークどうした?」
「ちょっとお手洗いに」
「もう限界か?今日の主役のひとりなんだから早く戻ってこいよ」
「わかった」
皆の目を盗んで冒険者ギルドを出る。酔っ払いの集団から抜け出すのは容易かった。程なくして兄さんも外に出てきた。
「帰るぞ」
「うん」
兄さんが僕の手を取って歩き出す。いつもは僕のペースに合わせて歩いてくれるのに、今は僕を引っ張ってどんどん進んでいく。
でも兄さんを止める気は起きなかった。たぶん僕達は同じ気持ちだろう。
早く、早く、早く
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こんな気持ちになったのも何か理由があるのだろう。例えば久しぶりの真剣勝負に血が滾ったとか、戦闘中の兄さんが妙にかっこよく見えたからとか、盾の経験がない魔法使いを全面的に信頼してくれたことへの感謝だとか。
どれも違う気がするし、その全てな気もする。でもそんなこと、この熱の前では考えるだけ無駄なのかもしれない。
ふたりとも一言も話さない。だけど手に伝わる温度がしっかりと想いを語っていた。
玄関の扉を閉めた瞬間、兄さんが僕の両肩を掴んだ。その力強さにドキリとする。
「ルカ」
「待って!」
焦れば焦るほど上手くいかないのはわかっているのに、冷静になれなかった。普段より時間がかかることに苛立たしさを感じる。やっとのことで自分達にかけた魔法を解除できた。
「この目がいい。これじゃないといやだ」
「ああ、俺もだ」
大好きな緑色から目が離せない。その瞳はいつも以上に情欲で潤んでいた。
兄さんの唇が近づきそれを迎え入れる。いつものような性感を煽るようなものではない。舌を重ね吸い唾液を絡ませ交換するだけのそんな行為に、これまでにないほど興奮した。
呼吸すら奪われたのかと錯覚するくらいの長い口づけのあと、僕は荒い息を整えながら兄さんの瞳を見つめる。
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