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アファルータ共和国編
映画鑑賞
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なんだこれ、めちゃくちゃ腰が痛いぞ。
起きた直後にそのようなことを思うのは不健全に感じるけれど、事実は変えようがない。
咄嗟に回復の魔法を発動し腰を癒す。完全に痛みが消え去った後、しまったと後悔した。
これは腰が痛いからと兄さんに全力で甘えるチャンスだったのではないか。なんて情緒のないことをしたのだろう。魔法に侵食された日常を恨めしく思ったのは、これが初めてだ。
兄さんはまだ眠っている。起きる気配もなさそうだ。調査依頼の移動中に率先して魔物討伐を担ってくれたから、疲れが溜まっているのだろう。
兄さんが自然に目を覚ますまで寝かせてあげたくて、起こさないように静かにベッドから降りて身支度を整える。
着替えの際ふと昨夜のことを思い出し、魔法で自分の姿を確認する。予想以上に赤い痕が散っていて、にやけそうになるのをなんとか堪えた。
鎖骨近くにある痕を確かめるように指でなぞると、自然と笑みがこぼれる。兄さんとの情事が目に見える形で残る事に感慨深いものを感じた。
世の中の夫婦や恋人達は、こうして相手の愛情を再確認しているのだろうか。調べてみたい気もするがやめておこう。恐らくこれは、言葉で表現できる類のものではないと思うから。
身体中に残る痕は、そのままにしておいた。皮下出血だから回復魔法を使って綺麗にできるけど、そんな寂しいことはしたくない。先ほどの反省を活かすことができて心が躍る。
こんな日は朝から甘いものを食べよう。兄さんもけっこうな甘党だから喜んでくれるはずだ。
キッチンに移動するまでの間に、朝食のメニューをパンケーキにすると決めた。
残念ながらメープルシロップはないけれど、バターやハチミツ、ジャムがあれば十分だ。
テーブルに背を向けて料理に取り掛かる。そういえばこの世界で対面式キッチンを見たことがないな。
兄さんがご飯を食べる姿を見ながら料理できたら、すごく素敵なのに。今度不動産屋に提案してみようか。
パンケーキを焼いていると、いきなり後ろから抱きつかれた。完成したら起こそうと思っていたのに。寝起きの兄さんは貴重だから少し残念な気持ちになる。
「危ないよ」と言うと兄さんが謝罪の言葉を口にした。
「すまない、思わず」
「どうしたの?泣きそうになってない?」
軽く身を捩って兄さんの頬を撫でる。
「ルカの後ろ姿を見たらどうしようもなく気持ちが溢れて」
兄さんの顔が滲んで見えた。お互い無言のまま顔を近づける。触れるようなキスを繰り返していると、焦げ臭い匂いに気がついて、そこでやっと唇が離れた。
部屋中にパンケーキの香りが広がって食欲が刺激される。バターとハチミツの濃厚な味わいを楽しみながら、対面式キッチンという素晴らしいアイディアを兄さんに説明していたら、パンケーキを完食していた。
もっといろんな味を楽しむつもりだったのに、バターとハチミツのパンケーキを食べただけで満足してしまった。兄さんが聞き上手なのがいけない。
「昨日は本当に申し訳なかった」
朝食後、兄さんが思いつめたような顔で昨夜のことを謝罪してきた。僕の中ではもう解決したことだと思っていたので、突然の出来事に凍りついてしまった。
「それは謝ってもらったからもういいよ。そもそも僕は全然怒ってないし。突然どうしたの?」
あまりにも悲壮な表情に見えたので理由を尋ねると、目覚めた時に僕が隣にいないことが兄さんにとって辛かったようだ。だからいきなり泣きそうな顔で後ろから抱きしめたのかと理由がわかり納得した。
しばらく言葉を尽くして慰めると、ようやく兄さんが笑顔を見せてくれた。
兄さんと昨夜のことについて話している間、僕はこれまでの自分の言動を振り返り反省していた。今まではそうでもなかったくせに、兄さんと恋人になってからは男女問わず親しげに交流をしていた。浮かれていて兄さんへの配慮が足りていなかった。
おそらく昨夜の兄さんの感情の爆発は、長らく抱えていた鬱憤が原因だったのだろう。
昨夜の出来事を通じて、もはや兄弟の延長線上にあるだけの関係ではなくなったことを再認識した。兄さんは僕にとって唯一無二の特別な人だから、そこで思考が止まっていた。恋人という関係を表面的にしか捉えていなかった。
知らず知らずのうちに兄さんに甘えていたみたいだ。これからは恋人としてきちんと向き合うことを心に決めた。
その後朝食の後片付けを済ませ、リビングで今日の予定を話し合っていたら、兄さんが面白いことを言ってきた。
「昨日ルカが話していた、動く絵というのが気になる」
「動画のこと?恥ずかしいから忘れてほしかった……」
「あ、いや、すまない。そういう意味ではなくてだな」
「なんで気になったの?」
「純粋にな、絵が動くというのが想像できなくて」
「なるほどね。実際に見たほうが早いから魔法使うね。でもちょっとだけ時間ちょうだい」
「そんなに難しい魔法なのか?」
「疲れるけど難しくはないよ。ただ」
「ただ?」
「ポップコーン作るから待ってて」
「ポップコーン?」
「動画を見ながら軽くつまむもの。美味しいよ」
「わかった。楽しみにしてる」
どんな動画を見せるか少しだけ悩んだが、前世で好きだった映画のシーンをいくつか兄さんに見せることにした。
映画鑑賞といえばポップコーンがつきものだ。以前依頼で農村に赴いた時、爆裂種のとうもろこしを発見して、魔物の素材と引き換えに譲ってもらったが正解だった。
ポップコーンを作っている間、兄さんは鍛練をするため庭に出た。邪魔になってはいけないので、防音の魔法をしっかりかけておく。せっかくなので大量に作っておこう。
ポップコーンが弾ける音をひとりで楽しんだ後、出来立てを味見してみた。程よく塩味がきいていて、いくらでも食べられそうだ。
「美味そうだな」
鍛練から戻った兄さんが物欲しげな目で僕の手を見つめている。その顔を見たらいくらでも食べさせてあげたくなるから不思議だ。
「はい兄さん、あーん」
兄さんは一瞬驚いた顔をしたがすぐに口を開けた。兄さんの口元にポップコーンを持っていくと、指先に唇が触れた気がした。
「美味い。酒のつまみにもなりそうだ」
「あー……うん」
「どうした?」
「今さら恥ずかしくなってきた」
落ち着かない様子の僕を見て、兄さんが満足そうに笑った。
しばらく味見を楽しんだ後、映画を見るため兄さんと並んでソファに座り、リビングを真っ暗にする。光を出す魔法を応用して映画を再現する。
「ルカの前世にもドラゴンがいたんだな」
「いや、それ創作だから」
「あちらの世界のドラゴンも強そうだ。あの大きさは白金級パーティーが狩るレベルだな」
「あれは偽物だから。昔はいたらしいけど」
「昔いたなら本物ではないか?」
「うん。まあ、そうかな」
説明が難しすぎて面倒くさいので曖昧に濁しておいた。
某恐竜映画のワンシーンを見終わると、兄さんは名残惜しそうに僕の顔を見つめた。
「面白かった。他にはないのか?」
兄さんが好きそうなものか……恋愛映画は興味なさそうだな。僕はけっこう好きだけね。
悩んだらとりあえずこれだろうと、ド派手なアクション映画を兄さんに見せることにした。すると兄さんがとても楽しそうに興奮し、目を輝かせた。兄さんの少年のような一面も好きだなと思わずドキドキしてしまった。
映画の再現は僕の記憶を基にしているからすごく頭を使う。さすがにセリフや音楽など細かいところがあやふやだからお粗末な出来だけど、兄さんが嬉しそうだからそれでいいか。
頭を使うからとにかく糖分が欲しくなって、兄さんがポップコーンを食べてる横でひたすら作り置きのキャラメルを食べていた。次はキャラメルポップコーンを作って兄さんと同じものを食べることにしよう。
兄さんは夢中で映画を見ている。僕のことをちらりとも見ないなんて、なんだか面白くない。いっそのこと、兄さんの足の間に座って驚かせてやろうかと名案を思いついたので、さっそく動くことにする。
さて、兄さんはどんな反応を返してくれるだろうか。僕はソファに寄りかかっていた身体を勢いよく跳ね上げた。
起きた直後にそのようなことを思うのは不健全に感じるけれど、事実は変えようがない。
咄嗟に回復の魔法を発動し腰を癒す。完全に痛みが消え去った後、しまったと後悔した。
これは腰が痛いからと兄さんに全力で甘えるチャンスだったのではないか。なんて情緒のないことをしたのだろう。魔法に侵食された日常を恨めしく思ったのは、これが初めてだ。
兄さんはまだ眠っている。起きる気配もなさそうだ。調査依頼の移動中に率先して魔物討伐を担ってくれたから、疲れが溜まっているのだろう。
兄さんが自然に目を覚ますまで寝かせてあげたくて、起こさないように静かにベッドから降りて身支度を整える。
着替えの際ふと昨夜のことを思い出し、魔法で自分の姿を確認する。予想以上に赤い痕が散っていて、にやけそうになるのをなんとか堪えた。
鎖骨近くにある痕を確かめるように指でなぞると、自然と笑みがこぼれる。兄さんとの情事が目に見える形で残る事に感慨深いものを感じた。
世の中の夫婦や恋人達は、こうして相手の愛情を再確認しているのだろうか。調べてみたい気もするがやめておこう。恐らくこれは、言葉で表現できる類のものではないと思うから。
身体中に残る痕は、そのままにしておいた。皮下出血だから回復魔法を使って綺麗にできるけど、そんな寂しいことはしたくない。先ほどの反省を活かすことができて心が躍る。
こんな日は朝から甘いものを食べよう。兄さんもけっこうな甘党だから喜んでくれるはずだ。
キッチンに移動するまでの間に、朝食のメニューをパンケーキにすると決めた。
残念ながらメープルシロップはないけれど、バターやハチミツ、ジャムがあれば十分だ。
テーブルに背を向けて料理に取り掛かる。そういえばこの世界で対面式キッチンを見たことがないな。
兄さんがご飯を食べる姿を見ながら料理できたら、すごく素敵なのに。今度不動産屋に提案してみようか。
パンケーキを焼いていると、いきなり後ろから抱きつかれた。完成したら起こそうと思っていたのに。寝起きの兄さんは貴重だから少し残念な気持ちになる。
「危ないよ」と言うと兄さんが謝罪の言葉を口にした。
「すまない、思わず」
「どうしたの?泣きそうになってない?」
軽く身を捩って兄さんの頬を撫でる。
「ルカの後ろ姿を見たらどうしようもなく気持ちが溢れて」
兄さんの顔が滲んで見えた。お互い無言のまま顔を近づける。触れるようなキスを繰り返していると、焦げ臭い匂いに気がついて、そこでやっと唇が離れた。
部屋中にパンケーキの香りが広がって食欲が刺激される。バターとハチミツの濃厚な味わいを楽しみながら、対面式キッチンという素晴らしいアイディアを兄さんに説明していたら、パンケーキを完食していた。
もっといろんな味を楽しむつもりだったのに、バターとハチミツのパンケーキを食べただけで満足してしまった。兄さんが聞き上手なのがいけない。
「昨日は本当に申し訳なかった」
朝食後、兄さんが思いつめたような顔で昨夜のことを謝罪してきた。僕の中ではもう解決したことだと思っていたので、突然の出来事に凍りついてしまった。
「それは謝ってもらったからもういいよ。そもそも僕は全然怒ってないし。突然どうしたの?」
あまりにも悲壮な表情に見えたので理由を尋ねると、目覚めた時に僕が隣にいないことが兄さんにとって辛かったようだ。だからいきなり泣きそうな顔で後ろから抱きしめたのかと理由がわかり納得した。
しばらく言葉を尽くして慰めると、ようやく兄さんが笑顔を見せてくれた。
兄さんと昨夜のことについて話している間、僕はこれまでの自分の言動を振り返り反省していた。今まではそうでもなかったくせに、兄さんと恋人になってからは男女問わず親しげに交流をしていた。浮かれていて兄さんへの配慮が足りていなかった。
おそらく昨夜の兄さんの感情の爆発は、長らく抱えていた鬱憤が原因だったのだろう。
昨夜の出来事を通じて、もはや兄弟の延長線上にあるだけの関係ではなくなったことを再認識した。兄さんは僕にとって唯一無二の特別な人だから、そこで思考が止まっていた。恋人という関係を表面的にしか捉えていなかった。
知らず知らずのうちに兄さんに甘えていたみたいだ。これからは恋人としてきちんと向き合うことを心に決めた。
その後朝食の後片付けを済ませ、リビングで今日の予定を話し合っていたら、兄さんが面白いことを言ってきた。
「昨日ルカが話していた、動く絵というのが気になる」
「動画のこと?恥ずかしいから忘れてほしかった……」
「あ、いや、すまない。そういう意味ではなくてだな」
「なんで気になったの?」
「純粋にな、絵が動くというのが想像できなくて」
「なるほどね。実際に見たほうが早いから魔法使うね。でもちょっとだけ時間ちょうだい」
「そんなに難しい魔法なのか?」
「疲れるけど難しくはないよ。ただ」
「ただ?」
「ポップコーン作るから待ってて」
「ポップコーン?」
「動画を見ながら軽くつまむもの。美味しいよ」
「わかった。楽しみにしてる」
どんな動画を見せるか少しだけ悩んだが、前世で好きだった映画のシーンをいくつか兄さんに見せることにした。
映画鑑賞といえばポップコーンがつきものだ。以前依頼で農村に赴いた時、爆裂種のとうもろこしを発見して、魔物の素材と引き換えに譲ってもらったが正解だった。
ポップコーンを作っている間、兄さんは鍛練をするため庭に出た。邪魔になってはいけないので、防音の魔法をしっかりかけておく。せっかくなので大量に作っておこう。
ポップコーンが弾ける音をひとりで楽しんだ後、出来立てを味見してみた。程よく塩味がきいていて、いくらでも食べられそうだ。
「美味そうだな」
鍛練から戻った兄さんが物欲しげな目で僕の手を見つめている。その顔を見たらいくらでも食べさせてあげたくなるから不思議だ。
「はい兄さん、あーん」
兄さんは一瞬驚いた顔をしたがすぐに口を開けた。兄さんの口元にポップコーンを持っていくと、指先に唇が触れた気がした。
「美味い。酒のつまみにもなりそうだ」
「あー……うん」
「どうした?」
「今さら恥ずかしくなってきた」
落ち着かない様子の僕を見て、兄さんが満足そうに笑った。
しばらく味見を楽しんだ後、映画を見るため兄さんと並んでソファに座り、リビングを真っ暗にする。光を出す魔法を応用して映画を再現する。
「ルカの前世にもドラゴンがいたんだな」
「いや、それ創作だから」
「あちらの世界のドラゴンも強そうだ。あの大きさは白金級パーティーが狩るレベルだな」
「あれは偽物だから。昔はいたらしいけど」
「昔いたなら本物ではないか?」
「うん。まあ、そうかな」
説明が難しすぎて面倒くさいので曖昧に濁しておいた。
某恐竜映画のワンシーンを見終わると、兄さんは名残惜しそうに僕の顔を見つめた。
「面白かった。他にはないのか?」
兄さんが好きそうなものか……恋愛映画は興味なさそうだな。僕はけっこう好きだけね。
悩んだらとりあえずこれだろうと、ド派手なアクション映画を兄さんに見せることにした。すると兄さんがとても楽しそうに興奮し、目を輝かせた。兄さんの少年のような一面も好きだなと思わずドキドキしてしまった。
映画の再現は僕の記憶を基にしているからすごく頭を使う。さすがにセリフや音楽など細かいところがあやふやだからお粗末な出来だけど、兄さんが嬉しそうだからそれでいいか。
頭を使うからとにかく糖分が欲しくなって、兄さんがポップコーンを食べてる横でひたすら作り置きのキャラメルを食べていた。次はキャラメルポップコーンを作って兄さんと同じものを食べることにしよう。
兄さんは夢中で映画を見ている。僕のことをちらりとも見ないなんて、なんだか面白くない。いっそのこと、兄さんの足の間に座って驚かせてやろうかと名案を思いついたので、さっそく動くことにする。
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