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ラウリア王国編
転機
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——ある少年の夢物語で俺はただの奴隷からバーナデットという名の人間になった。
「お前、槍の英雄バーナデットみたいなやつだな!決めた。俺が成人したらお前を俺の配下にする」
「はぁ」
「もっと喜べよ!この国の第三王子がお前を引き抜くんだぞ!お前のような強い奴が部下になったら俺の地位も上がる。俺が王になるのも夢じゃない」
「喜んで受けます?」
「なんで疑問系なんだよ!」
「礼儀がわからなくて」
「俺の配下になるんだからそこも勉強しとけ!また来る」
その後も殿下との交流は続いた。会話ができる時間は僅かだったが、それでも俺にとってバーナデットという人間になれる尊い時間だった。
しかし5年後、この国の王が変わった。当時の王弟が奴隷制廃止を訴え王位を簒奪したのだ。
殿下が15歳で処刑されたと聞いて、一緒に死にたいと思った。でも俺が死んだら殿下がこの世から本当にいなくなってしまうと思い、なんとなく生きてしまった。
今まで王族に対し恨みはあれど、復讐する気は起きなかった。しかし第三王子の成人祝いが盛大に行われると知った時、燻っていた憎しみが一気に噴き出した。殿下は成人を迎えられなかったのに、同じ第三王子であるあいつはなんで。それは逆恨みだったが、己を止められなかった——
「奴隷から解放されても、俺はずっと奴隷のままだった。殿下と一緒に死ねる場所を探していた。お願いします。俺を殺してください。お願いします、お願いします」
バーナデットが静かに泣きながら、第三王子の殺害計画と動機を語ってくれた。
計画はお粗末なもので、むしろよくここまで進めたなと感心するほどだった。
途中まで上手くいったのは、バーナデットの語りを興味深そうに聞いている第三王子が、警戒もせずにのこのこついてきたせいだ。
第三王子にバーナデットについて行った理由を聞いても「なんとなく?」としか答えてくれなかった。
もしかしたら本人なりに深い理由があるのかもしれないが、巻き込まれた僕達からしたら、たまったものではない。
王族襲撃の共犯にされるかもという不安が減った今、落ち着いて第三王子を観察できた。
なんというか、見た目と態度がちぐはぐなのだ。見た目だけだと軽薄そうな兄ちゃんという印象だ。服装も全身で遊び人ですとアピールしているように見える。飄々とした表情もそれを後押ししている。
でも僕達の前で見せる態度と口調は落ち着いているから違和感がすごい。普段はもっと砕けた口調なのかもしれないが、どっちが素なのやら。
そんな第三王子はバーナデットの「自分を殺してくれ」という懇願を涼しい顔で無視していた。それからのんびりと、まるで世間話をするようにバーナデットに語りかける。
「主人を亡くして心が死んでしまったんだね、可哀想に。それなら私が拾ってあげよう。お前は今から盾だ。命をかけて私を守れ。それじゃあよろしく」
「……え?」
「察しが悪いな。これは命令だ。バーナデット、私の盾になれ。楽に死ねると思うなよ」
「……命に代えてお守りします」
バーナデットは事態を飲み込めていないのか、混乱した様子で返事をしていた。
目の前の会話に戦慄を覚える。バーナデットは第三王子殺害を画策した張本人だ。罰のつもりかもしれないがそんな人物をわざわざ側に置くなんて、第三王子が何を考えているのか全く理解できない。
一市民が王族の考えを完全に理解できるなんて、そんな大それたことは思ってないけど恐ろしすぎる。これ以上このふたりと関わるのは絶対によくない。
「さてお前達に褒美をやらないとな。どうする?ああ、礼儀は気にするな。いらないなんてつまらないことは言うなよ。望みのまま答えよ」
なぜそれを僕に聞く。普通は兄さんに聞くよね。第三王子は僕達の関係をこの短時間でどう判断したのだろうか。
「目立つことのない範囲で褒賞金を賜れればと存じます」
「お前達の強さは目を見張るものがあった。私が取り立ててやろうかと思ったが」
「褒賞は私どもが初めからこの場にいなかったことにして頂ければ」
「冗談だ。冒険者ギルドで褒賞金を受け取ってくれ。手配しておく。心苦しいがお前達の希望だからな。怪しまれない程度の額にしておこう」
「ひとかたならぬご高配を賜り、深謝申し上げます」
あー、怖かった。褒賞金を受け取ったら即この国を去ろう。そしてしばらくこの国に行くのはやめよう。
僕の様子に普段とは違うものを感じたのだろう。第三王子からは見えない角度で兄さんが頭を撫でてくれた。
かなり緊張していたようだ。固く握られた拳が徐々に開いていくのを感じた。
兄さんは僕の頭を軽く撫でた後、バーナデットに声をかけ小さな袋を渡した。
「預かっていたものだ。返す」
「もうこの手に戻らないと覚悟していた。ありがとう」
バーナデットが水晶の入った袋を大事そうに握りしめて顔を綻ばせる。彼の自然な笑顔を見るのは初めてかもしれない。
バーナデットの笑みを第三王子が食い入るような眼差しで見ている。その瞳に熱を感じるのは気のせいだろうか。恐ろしいのでこのふたりの関係を、これ以上考えるのはやめておこう。
最終的に何事もなく今回の襲撃事件は解決した。しかし、それでも僕は完全にバーナデットを許すことができない。一つ間違えば処刑もあり得るような事態だった。
バーナデットはそのことについて深く考えていなかったようで、処刑の可能性もあったと話したら顔を青くして何度も謝ってきた。
バーナデットが僕達をここに配置した理由は、僕と兄さんの関係が気に入ったからだと教えてくれた。かつての王子殿下と自分を見ているようで、僕達と会うたびに懐かしく思っていたらしい。
失礼極まりない。僕と兄さんは主従の関係ではない。一生の相棒だ。さすがに腹が立ったので、バーナデットの目の前に強い光を当てたところすかさず頭を下げて謝罪された。
バーナデットは第三王子だけを殺すつもりだったと言っていた。なんとなくだけど、彼は心のどこかで僕達に第三王子殺しを止めてほしいと思っていたのかもしれない。
許せないからと仕返しするのも、なんか違うような気がする。話していてわかったが、バーナデットは図体が大きい子どもだ。衝動的な行動が多く、年齢に比べて精神的に未熟な印象を受ける。
そのせいでどうしてもバーナデットに報復する気が起こらない。だから、この件に関してはもう終わりにしようと思う。
バーナデット、新しい主人の下でお幸せに。この出会いが君の人生にとって良い転機となりますように。
「お前、槍の英雄バーナデットみたいなやつだな!決めた。俺が成人したらお前を俺の配下にする」
「はぁ」
「もっと喜べよ!この国の第三王子がお前を引き抜くんだぞ!お前のような強い奴が部下になったら俺の地位も上がる。俺が王になるのも夢じゃない」
「喜んで受けます?」
「なんで疑問系なんだよ!」
「礼儀がわからなくて」
「俺の配下になるんだからそこも勉強しとけ!また来る」
その後も殿下との交流は続いた。会話ができる時間は僅かだったが、それでも俺にとってバーナデットという人間になれる尊い時間だった。
しかし5年後、この国の王が変わった。当時の王弟が奴隷制廃止を訴え王位を簒奪したのだ。
殿下が15歳で処刑されたと聞いて、一緒に死にたいと思った。でも俺が死んだら殿下がこの世から本当にいなくなってしまうと思い、なんとなく生きてしまった。
今まで王族に対し恨みはあれど、復讐する気は起きなかった。しかし第三王子の成人祝いが盛大に行われると知った時、燻っていた憎しみが一気に噴き出した。殿下は成人を迎えられなかったのに、同じ第三王子であるあいつはなんで。それは逆恨みだったが、己を止められなかった——
「奴隷から解放されても、俺はずっと奴隷のままだった。殿下と一緒に死ねる場所を探していた。お願いします。俺を殺してください。お願いします、お願いします」
バーナデットが静かに泣きながら、第三王子の殺害計画と動機を語ってくれた。
計画はお粗末なもので、むしろよくここまで進めたなと感心するほどだった。
途中まで上手くいったのは、バーナデットの語りを興味深そうに聞いている第三王子が、警戒もせずにのこのこついてきたせいだ。
第三王子にバーナデットについて行った理由を聞いても「なんとなく?」としか答えてくれなかった。
もしかしたら本人なりに深い理由があるのかもしれないが、巻き込まれた僕達からしたら、たまったものではない。
王族襲撃の共犯にされるかもという不安が減った今、落ち着いて第三王子を観察できた。
なんというか、見た目と態度がちぐはぐなのだ。見た目だけだと軽薄そうな兄ちゃんという印象だ。服装も全身で遊び人ですとアピールしているように見える。飄々とした表情もそれを後押ししている。
でも僕達の前で見せる態度と口調は落ち着いているから違和感がすごい。普段はもっと砕けた口調なのかもしれないが、どっちが素なのやら。
そんな第三王子はバーナデットの「自分を殺してくれ」という懇願を涼しい顔で無視していた。それからのんびりと、まるで世間話をするようにバーナデットに語りかける。
「主人を亡くして心が死んでしまったんだね、可哀想に。それなら私が拾ってあげよう。お前は今から盾だ。命をかけて私を守れ。それじゃあよろしく」
「……え?」
「察しが悪いな。これは命令だ。バーナデット、私の盾になれ。楽に死ねると思うなよ」
「……命に代えてお守りします」
バーナデットは事態を飲み込めていないのか、混乱した様子で返事をしていた。
目の前の会話に戦慄を覚える。バーナデットは第三王子殺害を画策した張本人だ。罰のつもりかもしれないがそんな人物をわざわざ側に置くなんて、第三王子が何を考えているのか全く理解できない。
一市民が王族の考えを完全に理解できるなんて、そんな大それたことは思ってないけど恐ろしすぎる。これ以上このふたりと関わるのは絶対によくない。
「さてお前達に褒美をやらないとな。どうする?ああ、礼儀は気にするな。いらないなんてつまらないことは言うなよ。望みのまま答えよ」
なぜそれを僕に聞く。普通は兄さんに聞くよね。第三王子は僕達の関係をこの短時間でどう判断したのだろうか。
「目立つことのない範囲で褒賞金を賜れればと存じます」
「お前達の強さは目を見張るものがあった。私が取り立ててやろうかと思ったが」
「褒賞は私どもが初めからこの場にいなかったことにして頂ければ」
「冗談だ。冒険者ギルドで褒賞金を受け取ってくれ。手配しておく。心苦しいがお前達の希望だからな。怪しまれない程度の額にしておこう」
「ひとかたならぬご高配を賜り、深謝申し上げます」
あー、怖かった。褒賞金を受け取ったら即この国を去ろう。そしてしばらくこの国に行くのはやめよう。
僕の様子に普段とは違うものを感じたのだろう。第三王子からは見えない角度で兄さんが頭を撫でてくれた。
かなり緊張していたようだ。固く握られた拳が徐々に開いていくのを感じた。
兄さんは僕の頭を軽く撫でた後、バーナデットに声をかけ小さな袋を渡した。
「預かっていたものだ。返す」
「もうこの手に戻らないと覚悟していた。ありがとう」
バーナデットが水晶の入った袋を大事そうに握りしめて顔を綻ばせる。彼の自然な笑顔を見るのは初めてかもしれない。
バーナデットの笑みを第三王子が食い入るような眼差しで見ている。その瞳に熱を感じるのは気のせいだろうか。恐ろしいのでこのふたりの関係を、これ以上考えるのはやめておこう。
最終的に何事もなく今回の襲撃事件は解決した。しかし、それでも僕は完全にバーナデットを許すことができない。一つ間違えば処刑もあり得るような事態だった。
バーナデットはそのことについて深く考えていなかったようで、処刑の可能性もあったと話したら顔を青くして何度も謝ってきた。
バーナデットが僕達をここに配置した理由は、僕と兄さんの関係が気に入ったからだと教えてくれた。かつての王子殿下と自分を見ているようで、僕達と会うたびに懐かしく思っていたらしい。
失礼極まりない。僕と兄さんは主従の関係ではない。一生の相棒だ。さすがに腹が立ったので、バーナデットの目の前に強い光を当てたところすかさず頭を下げて謝罪された。
バーナデットは第三王子だけを殺すつもりだったと言っていた。なんとなくだけど、彼は心のどこかで僕達に第三王子殺しを止めてほしいと思っていたのかもしれない。
許せないからと仕返しするのも、なんか違うような気がする。話していてわかったが、バーナデットは図体が大きい子どもだ。衝動的な行動が多く、年齢に比べて精神的に未熟な印象を受ける。
そのせいでどうしてもバーナデットに報復する気が起こらない。だから、この件に関してはもう終わりにしようと思う。
バーナデット、新しい主人の下でお幸せに。この出会いが君の人生にとって良い転機となりますように。
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