66 / 158
太陽の国ミヅホ編
無茶苦茶な修行
しおりを挟む 目の前に前世でも見たであろう光景が広がっている。
淡い色の花弁が一斉に散りゆく、美しくも儚い光景。
ミヅホにも桜があったとは。前世同様人々から親しまれているようで、ちらほらと花見を楽しんでいる人達がいる。
『花より団子』という言葉がミヅホにもあるのかもしれない。花見客の騒がしい声になぜか懐かしさを覚えながら、そんなことを考えていた。
「すごい景色だな。花びらがこんなに」
「綺麗だね」
「ああ」
僕達は茶屋の縁台に腰掛けて花見を楽しんでいる。
食べ歩きをしてる時に偶然見つけた店で、ふたりともここの団子にハマってしまい定期的に通っている。
「ふたりは桜を見るの初めて?綺麗だよね」
茶屋の看板娘が話しかけてくれた。黒目黒髪、典型的なミヅホの国民だ。生き生きとした表情から、元気で明るい彼女の性格が伝わってくる。
「コハルお茶ありがとう」
「すまない」
「常連さんにはサービスしないとね!」
「これは団子を注文したら無料でもらえる分でしょ」
「やっぱり騙せないか!」
「常連だからね」
これくらいの軽口をたたくようになったのは最近になってからだ。
団子を食べ終わって桜を見ながら落ち着いていると、コハルが真剣な顔で相談を持ちかけてきた。
「ルカは冒険者で魔法使いなんだよね」
「そうだけど。誰から聞いたの」
「常連さんからちょっとね。ルカ達は銅級の中でも強い方だって聞いた」
「兄さんが強いから。僕の魔法使いとしての実力は下の方だよ」
「でも私より年下なのに銅級冒険者なのはすごいことだと思う。だからあの子もルカの言葉なら聞いてくれるかも」
「あの子?」
「私の親友でね。聖属性の適性持ちなんだ。でも魔法が全然上手くいかないらしくて、いつも無茶な修行をしてる。周りが修行をやめるように説得しても聞いてくれなくて。でもルカならいけるかもしれない」
「親友の説得でも無理なら僕なんてもっと難しいと思うけど」
「年下だけど銅級冒険者で魔法使い、地元の人でもないから軽い気持ちで話を聞いてくれるかもしれない。一回だけヒスイと話をしてほしいの。もちろんお礼も用意する。お願いします、ヒスイを止めて下さい」
コハルが深々と頭を下げた。親友はヒスイという名前なのか。
無茶な魔法の修行を止めたい、か。耳が痛い。それは魔法使いの宿命というやつだ。僕が話をするとして止めるどころか煽ってしまう可能性もある。
「わかった。一回だけね。止められなくても文句言わないでよ」
「ありがとう!文句なんて言うわけない!思い切って相談してよかった」
「引き受けるからさ、教えてほしいことがあるんだけど」
「何?どうしたの?」
「僕のことコハルに話したの誰?ギルドの人?」
「……うん。ギルドの職員さん」
コハルがばつの悪そうな顔をしている。証言をもらえたので、ギルドの職員には後で文句を言ってやる。
犯人がわかったのでヒスイを説得する必要はなくなった。さすがに僕も鬼ではない。引き受けたからにはちゃんと仕事をするつもりだ。
翌日、僕達はコハルに教えてもらった場所へ朝から向かっていた。
「周りが止めるほどの修行か。想像つかないや」
「そうだな」
「コハルが行けばわかるって言ってたけど、ヒスイの顔もわからないしすぐ見つかるかな?」
その心配は杞憂だった。確かにあれはすぐにわかる。
大木のそばにその女性はいた。女性は拳から血が出るのも厭わず、ひたすら大木を殴り続けていた。
そして怪我が酷くなったタイミングで自身の手を回復し、また大木を殴り始めた。
いつからそれをやっていたのだろう。大木の一部が赤く染まっている。
もしかして一日中それを繰り返しているのか?何のために?
想像以上の修行風景に言葉を失った。僕の様子を見て、兄さんが女性に声をかけてくれた。
「少しいいか?聞きたいことがある」
「私にですか?」
僕達がここに来た経緯を話すと、ヒスイが頭を下げて謝罪してきた。
「そうですかコハルが……ごめんなさい。ルカさん達にご迷惑をおかけしました」
「これくらい迷惑でもないよ。むしろヒスイの話が聞きたい」
「私のですか?」
「何でそんな修行してるの?」
「それは……」
しばらく躊躇っていたが、やがてヒスイが重い口を開いてくれた。
ヒスイの実家は国内でも有数の商家で、ヒスイはそこの次女として誕生した。でも商売の才能が全くないせいで、ヒスイは実家でいないものとして扱われていた。
そんなヒスイに転機が訪れた。12歳の時に聖属性の適性があるとわかったのだ。
ヒスイはその適性を活かすため、『癒しの巫女』になることを決めた。
「癒しの巫女って?」
「ミヅホ独自の呼称で、癒しの能力に特化した女性のことです」
癒しの巫女は人々から尊敬されていて、ミヅホ出身の女の子なら一度は憧れる存在らしい。
各地を渡りながら人々を癒すことに尽力する姿に心を動かされる人が多く、ヒスイもそのひとりだった。
「聖属性の適性があるとわかった瞬間、癒しの巫女になることを決めました。今は癒しの巫女候補として修行に励んでいます」
正式に癒しの巫女となるまでは候補者として扱われ、巫女の補佐をしながら空いた時間に修行に励む日々を送っているそうだ。
「私は魔法の才能もなくて。落ちこぼれなんです。それでも私は決めました。この能力を使って人々を救いたい、救ってみせる」
「それであんな無茶を?」
「癒しの魔法を使う回数を増やせばその分能力が上がる気がして。怪我をした人を探すよりも効率がいいので自分の手を痛めつけてます」
どうしよう。止められる気がしない。本人の覚悟が既に決まっている。
でもあの修行に意味がないのは事実だ。回復の魔法は、回数をこなすだけで能力が上がるものではない。多少魔力の消費効率がよくなるだけだ。
回復魔法の能力は、その人の才能に左右されるというのがこの世界の常識だ。
つまり後天的に回復の能力が上がることは滅多にないと信じられている。
それでもヒスイは諦めきれなかったのだろう。自身の手を犠牲にして毎日修行をしている。いつか人々を救う巫女になることを信じて。
この感じ、思い出した。ヒスイってミゲルに似てる。人々のためにと覚悟を決めた目がそっくりだ。
癒しの巫女はミヅホ独自の立場だからメトゼナリア教は関係ないし、少し力を貸すくらい問題ないだろう。
思えばメトゼナリア教会に一生軟禁されることを恐れて国外に逃げたのがこの旅の始まりだったな。すごく懐かしい。
「回復魔法を上達させる方法、僕が教えようか?」
「えっ?ルカさんが?」
「信じられないならそれでいいよ。この話は終わりにする」
「教えて下さい!お願いします!実は修行に行き詰まっていて……何でもします!だから」
「おい、ルカから離れろ」
「あっ……ごめんなさい」
僕に縋りつこうと近づいたヒスイを兄さんが引き剥がした。彼女もそれだけ必死なのだろう。
ここは大木がぽつんと1本だけ立っている原っぱだ。立ち話では疲れるだろう。地面に座ってもいいがこれくらいはサービスだ。
僕は魔法で椅子を作り、兄さんとヒスイに座るよう促した。
淡い色の花弁が一斉に散りゆく、美しくも儚い光景。
ミヅホにも桜があったとは。前世同様人々から親しまれているようで、ちらほらと花見を楽しんでいる人達がいる。
『花より団子』という言葉がミヅホにもあるのかもしれない。花見客の騒がしい声になぜか懐かしさを覚えながら、そんなことを考えていた。
「すごい景色だな。花びらがこんなに」
「綺麗だね」
「ああ」
僕達は茶屋の縁台に腰掛けて花見を楽しんでいる。
食べ歩きをしてる時に偶然見つけた店で、ふたりともここの団子にハマってしまい定期的に通っている。
「ふたりは桜を見るの初めて?綺麗だよね」
茶屋の看板娘が話しかけてくれた。黒目黒髪、典型的なミヅホの国民だ。生き生きとした表情から、元気で明るい彼女の性格が伝わってくる。
「コハルお茶ありがとう」
「すまない」
「常連さんにはサービスしないとね!」
「これは団子を注文したら無料でもらえる分でしょ」
「やっぱり騙せないか!」
「常連だからね」
これくらいの軽口をたたくようになったのは最近になってからだ。
団子を食べ終わって桜を見ながら落ち着いていると、コハルが真剣な顔で相談を持ちかけてきた。
「ルカは冒険者で魔法使いなんだよね」
「そうだけど。誰から聞いたの」
「常連さんからちょっとね。ルカ達は銅級の中でも強い方だって聞いた」
「兄さんが強いから。僕の魔法使いとしての実力は下の方だよ」
「でも私より年下なのに銅級冒険者なのはすごいことだと思う。だからあの子もルカの言葉なら聞いてくれるかも」
「あの子?」
「私の親友でね。聖属性の適性持ちなんだ。でも魔法が全然上手くいかないらしくて、いつも無茶な修行をしてる。周りが修行をやめるように説得しても聞いてくれなくて。でもルカならいけるかもしれない」
「親友の説得でも無理なら僕なんてもっと難しいと思うけど」
「年下だけど銅級冒険者で魔法使い、地元の人でもないから軽い気持ちで話を聞いてくれるかもしれない。一回だけヒスイと話をしてほしいの。もちろんお礼も用意する。お願いします、ヒスイを止めて下さい」
コハルが深々と頭を下げた。親友はヒスイという名前なのか。
無茶な魔法の修行を止めたい、か。耳が痛い。それは魔法使いの宿命というやつだ。僕が話をするとして止めるどころか煽ってしまう可能性もある。
「わかった。一回だけね。止められなくても文句言わないでよ」
「ありがとう!文句なんて言うわけない!思い切って相談してよかった」
「引き受けるからさ、教えてほしいことがあるんだけど」
「何?どうしたの?」
「僕のことコハルに話したの誰?ギルドの人?」
「……うん。ギルドの職員さん」
コハルがばつの悪そうな顔をしている。証言をもらえたので、ギルドの職員には後で文句を言ってやる。
犯人がわかったのでヒスイを説得する必要はなくなった。さすがに僕も鬼ではない。引き受けたからにはちゃんと仕事をするつもりだ。
翌日、僕達はコハルに教えてもらった場所へ朝から向かっていた。
「周りが止めるほどの修行か。想像つかないや」
「そうだな」
「コハルが行けばわかるって言ってたけど、ヒスイの顔もわからないしすぐ見つかるかな?」
その心配は杞憂だった。確かにあれはすぐにわかる。
大木のそばにその女性はいた。女性は拳から血が出るのも厭わず、ひたすら大木を殴り続けていた。
そして怪我が酷くなったタイミングで自身の手を回復し、また大木を殴り始めた。
いつからそれをやっていたのだろう。大木の一部が赤く染まっている。
もしかして一日中それを繰り返しているのか?何のために?
想像以上の修行風景に言葉を失った。僕の様子を見て、兄さんが女性に声をかけてくれた。
「少しいいか?聞きたいことがある」
「私にですか?」
僕達がここに来た経緯を話すと、ヒスイが頭を下げて謝罪してきた。
「そうですかコハルが……ごめんなさい。ルカさん達にご迷惑をおかけしました」
「これくらい迷惑でもないよ。むしろヒスイの話が聞きたい」
「私のですか?」
「何でそんな修行してるの?」
「それは……」
しばらく躊躇っていたが、やがてヒスイが重い口を開いてくれた。
ヒスイの実家は国内でも有数の商家で、ヒスイはそこの次女として誕生した。でも商売の才能が全くないせいで、ヒスイは実家でいないものとして扱われていた。
そんなヒスイに転機が訪れた。12歳の時に聖属性の適性があるとわかったのだ。
ヒスイはその適性を活かすため、『癒しの巫女』になることを決めた。
「癒しの巫女って?」
「ミヅホ独自の呼称で、癒しの能力に特化した女性のことです」
癒しの巫女は人々から尊敬されていて、ミヅホ出身の女の子なら一度は憧れる存在らしい。
各地を渡りながら人々を癒すことに尽力する姿に心を動かされる人が多く、ヒスイもそのひとりだった。
「聖属性の適性があるとわかった瞬間、癒しの巫女になることを決めました。今は癒しの巫女候補として修行に励んでいます」
正式に癒しの巫女となるまでは候補者として扱われ、巫女の補佐をしながら空いた時間に修行に励む日々を送っているそうだ。
「私は魔法の才能もなくて。落ちこぼれなんです。それでも私は決めました。この能力を使って人々を救いたい、救ってみせる」
「それであんな無茶を?」
「癒しの魔法を使う回数を増やせばその分能力が上がる気がして。怪我をした人を探すよりも効率がいいので自分の手を痛めつけてます」
どうしよう。止められる気がしない。本人の覚悟が既に決まっている。
でもあの修行に意味がないのは事実だ。回復の魔法は、回数をこなすだけで能力が上がるものではない。多少魔力の消費効率がよくなるだけだ。
回復魔法の能力は、その人の才能に左右されるというのがこの世界の常識だ。
つまり後天的に回復の能力が上がることは滅多にないと信じられている。
それでもヒスイは諦めきれなかったのだろう。自身の手を犠牲にして毎日修行をしている。いつか人々を救う巫女になることを信じて。
この感じ、思い出した。ヒスイってミゲルに似てる。人々のためにと覚悟を決めた目がそっくりだ。
癒しの巫女はミヅホ独自の立場だからメトゼナリア教は関係ないし、少し力を貸すくらい問題ないだろう。
思えばメトゼナリア教会に一生軟禁されることを恐れて国外に逃げたのがこの旅の始まりだったな。すごく懐かしい。
「回復魔法を上達させる方法、僕が教えようか?」
「えっ?ルカさんが?」
「信じられないならそれでいいよ。この話は終わりにする」
「教えて下さい!お願いします!実は修行に行き詰まっていて……何でもします!だから」
「おい、ルカから離れろ」
「あっ……ごめんなさい」
僕に縋りつこうと近づいたヒスイを兄さんが引き剥がした。彼女もそれだけ必死なのだろう。
ここは大木がぽつんと1本だけ立っている原っぱだ。立ち話では疲れるだろう。地面に座ってもいいがこれくらいはサービスだ。
僕は魔法で椅子を作り、兄さんとヒスイに座るよう促した。
115
お気に入りに追加
1,076
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。

愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア

ある日、人気俳優の弟になりました。
雪 いつき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。顔良し性格良し真面目で穏やかで王子様のような人。そんな評判だったはずが……。
「俺の命は、君のものだよ」
初顔合わせの日、兄になる人はそう言って綺麗に笑った。とんでもない人が兄になってしまった……と思ったら、何故か大学の先輩も優斗を可愛いと言い出して……?
平凡に生きたい19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の三角関係のお話。
主人公の兄になったなんて知らない
さつき
BL
レインは知らない弟があるゲームの主人公だったという事を
レインは知らないゲームでは自分が登場しなかった事を
レインは知らない自分が神に愛されている事を
表紙イラストは マサキさんの「キミの世界メーカー」で作成してお借りしています⬇ https://picrew.me/image_maker/54346

弟のために悪役になる!~ヒロインに会うまで可愛がった結果~
荷居人(にいと)
BL
BL大賞20位。読者様ありがとうございました。
弟が生まれた日、足を滑らせ、階段から落ち、頭を打った俺は、前世の記憶を思い出す。
そして知る。今の自分は乙女ゲーム『王座の証』で平凡な顔、平凡な頭、平凡な運動能力、全てに置いて普通、全てに置いて完璧で優秀な弟はどんなに後に生まれようと次期王の継承権がいく、王にふさわしい赤の瞳と黒髪を持ち、親の愛さえ奪った弟に恨みを覚える悪役の兄であると。
でも今の俺はそんな弟の苦労を知っているし、生まれたばかりの弟は可愛い。
そんな可愛い弟が幸せになるためにはヒロインと結婚して王になることだろう。悪役になれば死ぬ。わかってはいるが、前世の後悔を繰り返さないため、将来処刑されるとわかっていたとしても、弟の幸せを願います!
・・・でもヒロインに会うまでは可愛がってもいいよね?
本編は完結。番外編が本編越えたのでタイトルも変えた。ある意味間違ってはいない。可愛がらなければ番外編もないのだから。
そしてまさかのモブの恋愛まで始まったようだ。
お気に入り1000突破は私の作品の中で初作品でございます!ありがとうございます!
2018/10/10より章の整理を致しました。ご迷惑おかけします。
2018/10/7.23時25分確認。BLランキング1位だと・・・?
2018/10/24.話がワンパターン化してきた気がするのでまた意欲が湧き、書きたいネタができるまでとりあえず完結といたします。
2018/11/3.久々の更新。BL小説大賞応募したので思い付きを更新してみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる